2018/07/12 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にミゲルさんが現れました。
ミゲル > 貧民地区で比較的治安の良い、商店やギルドの並ぶ通り。
そんな場所にある商店の一つの前、入口の側の壁に背を預けて通りを行き交う人々に目を向ける。
こうして用心棒として雇われて半日立とうとするが流石に雇われている店は平和そのもの。
向かいの店は運悪く押し込みにあい、今は店の中からは店主の女の嬌声が聞こえるので恐らくは物取りのついでとばかりに犯されているのだろう。

「……よくやる……」

確かにこの辺りなら儲けにはなるだろうが人通りも多い。
街の兵士は来ないが一歩通りを出れば他の住人に襲われ奪われる可能性も高い。
きっと今前の店を襲った者たちも直ぐに加害者から被害者に変わる。

そんな事を考えながら眠そうな目で通りを…時折に雇われた店に入る人に目を向けて。

ミゲル > しばらくすれば店からは二人組の男、見覚えがない顔なのでよそ者だろう二人が店から勢いよく出てくる。
周囲の目を集めてはいるが逃げれば大丈夫という考えなのか通行人を押しのけぶつかりながらわき道に駆け込んでいくのが見え。
それを追うようにこの辺りの住人がわき道へと入っていく。

「……どうなるか……」

同じように物取りにあった店にも人は入っていくがあれはこの辺りの元締めの手のもの。
被害状況で店を立て直すか切り捨てるのか考えるのだろう。

そんな光景を眺めていれば、脇道の奥から聞こえる悲鳴。
狩られたなと思いながら…今日も変わらない光景を眺める。

ミゲル > そのまま普段と変わらない時間…それを用心棒という時間で過ごして…
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からミゲルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にイグナスさんが現れました。
イグナス > あつい。ひどく暑い。夜だってのに気温が下がらなくて、汗がだらだらと溢れて、流れてた。
貧民街の表通り、夜の道を歩く男は、ああ、とうめき声を発した。

「くそ、あつい。……ふろがとおい。」

汗を流しにとちょっと遠めの風呂にでも入りに行こう、そう思い立ったのが運の尽きだった。
暑くて、めんどうすぎて、道中で力尽きそう。
ああー、ってもう一回うめいてから、どてん、とその場に座り込む。
石造りの道の冷えた感じがとてもいい。ぐでんと横たわって、そのひんやり感を余計に味わった。
――どうみても不審者だが。ま、人通りもほとんどないのだ、良い。