2018/05/23 のログ
■ミンティ > あ、と声が出そうになる。転びそうになって傾いた姿勢を整えられずに足をよろめかせ、反射的にぎゅっと目をつぶった。
その直前で肩を掴まれて転倒しなくて済んだけれど、身体のこわばりはすぐに抜けきらない。
おそるおそる目を開けて、同じ孤児院の出身者に受け止めてもらったと知る。
ありがとうと伝えたあとに、荷物まで持ってもらってしまい、顔なじみの相手なのに恐縮してしまった。
最初のうちはぺこぺこと頭の下げっぱなしだったけれど、歩きながら会話をしている間に懐かしさも込み上げて、次第に緊張もほぐれていく。
お互いの近況を報告しあったりしながら、しばらくは楽しい時間をすごしたはずで。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からミンティさんが去りました。