2018/05/21 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にタマモさんが現れました。
タマモ > 最近、妙に暑かったり肌寒かったりと気温の変化が激しい。
どっちつかずとか、本当に止めて欲しいものである。
お陰で外出が億劫、その結果、少女はしばらく式の邸宅でのんびり過ごしていた。

…がしかし、暇だった。
のんびりとした生活も悪くはないが、刺激が足りない。
この邸宅で悪戯をすると式に怒られる為、気温は我慢して外に出る事にする。
うん、覚悟はしていたのだが、どうやら程よく涼しいようだ?

それならばと、貧民地区の建物の屋根を伝い、夜の散歩を楽しむ事に。
ただの散歩である、多分、きっと…だと良いな?
まぁ…そう、そんな訳がない。
時折、視線は狭い路地や裏通り、人気の無い場所へと向けられている。
もちろん、目的は、あわよくば悪戯して面白そうな相手に悪戯をする事であった。
その手には、以前使った先にこんにゃくが結び付けられている棒を持っているのだ。

タマモ > 「むむむ…こんなに涼しい夜じゃと言うのに、見当たらんのぅ」

ぽつりと呟く少女、手にした棒を振りながら…合わせて揺れるこんにゃくを見ながら、軽く首を傾げる。
いや、と言うか、場所を考えろよ…何て言葉は受け付けない。
どんな場所であろうと、見付けられる時は見付けられるものなのだ。
…まぁ、逆に見付からない時は、逆に見付からないものだが。

だからと言って、それを気にしても仕方ない。
とん、とん、とん、といくつもの屋根を飛び移り、哀れな被害者?を探し続けている。

タマモ > とん、と何度目かの着地。
少し高めの建物の屋根に立てば、周囲を見渡すのだが…

「ふむ…今日は日が悪かったのやもしれんな?
仕方ない、次に期待して今日は戻るとするのじゃ」

結局は、面白そうな相手は見付からなかったらしい。
世の中そんなに都合良くはいかないものだ、まぁ、都合良過ぎるのもあれなのだが。
そんな事を考えながら、とん、と最後に屋根を蹴る音と共に、闇夜から少女の姿は消え去った。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にレアナ・サランサさんが現れました。
レアナ・サランサ > (昔だったら近づきもしなかった貧民地区、そこを赤ん坊を二人抱っこして歩いている。
どこか、子供を預けることのできる場所、教会、孤児院、そういうところを探そうとしている。
子供を養うには稼がないといけなくて、稼ぐために冒険者をしようにも、子供がいてはまともに冒険も出来ないから)

「昔の伝手も頼れないし、普通の場所の教会も孤児院も駄目…よね。
どう見ても訳ありな赤ちゃんを預かってくれないでしょうし…だからと言って、こういうところだと信用が…」

(出来ない、寧ろ赤ん坊を売られてしまうんじゃないかとも思ってしまう。
どうすればいいんだろうと、自分にとっては可愛い大事な赤ん坊を抱っこして貧民地区を歩いていく)

レアナ・サランサ > 「こういうときに、頼れる相手がいないって辛いわね…家の事情もあるから、頼れないっていうこともあるんだけど…」

(自分の家を陥れた貴族はもういないとは言っても、没落した、落ちぶれた自分達に手を貸してくれる人はいないと思う。
母親に、とも一瞬思ったものの、息ずりの男と憎い仇に犯され孕まされた子供、となったらますます精神的にショックを与えて具合を悪くさせてしまう)

「はぁ…神さまでも悪魔でもいいから、助けて欲しいわね…」

(貴族であった頃なら口にしないようなことを言って、歩き疲れてしまって、適当ながれきの上に座りこむ)

レアナ・サランサ > 「ここでこうしててもしょうがない、か。
どこか、子供を預かってくれて詮索しないところ、探してみようっと」

(座り込んでいても始まらない、取りあえず動いて自分の脚で探そう。
ここだとやっぱり不安が残るし怖いし、せめて普通の地区の教会を探してみようと決めて立ち去っていって…)

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からレアナ・サランサさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」にタマモさんが現れました。
タマモ > 人気の無い貧民地区の路地裏、入り組んだ路地の中、てん、てん、と何かを打つような音が響いていた。
もし、その音を聞く事が出来、その音の方へと近付く者がもし居るのならば…
そこに見えるものは、路地を跳ねる手毬。
誰かが落とした手毬が、偶然ここまで、とか考えるだろうか?
まぁ、そもそも、手毬が分かるかどうかもあるが。

だが、更にそこから眺め続けている事があれば、はっきりとした違和感となるだろう。
跳ねる手毬は、何度跳ねても、その高度が落ちる事がない。
同じ高度を保つように、てんてんと路地を跳ね続けているのだ。

向かっている先は、路地の奥だろうか?
この路地を良く知る者ならば、その先は行き止まりの小さな広場と分かるかもしれない。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」にリィンさんが現れました。