2018/05/10 のログ
ブレイド > 「平気だって…唾でもつけときゃ治る」

とは言いつつも、エウロペの予想通り。
そうでなければあんなところで座り込んでなんかいないのだし。
ダメージが癒えていく痛痒い感覚と暖かな感触。
本来ならば感謝の言葉を述べるべきだろう。そう思っているのだが素直になれない。
足はアザが多め。こちらも幸い骨は大丈夫のようだ。

エウロペ > 「ふふ、はいこれで大丈夫かしら。
でも、一晩は休んでいきなさい」

素直じゃないブレイドに楽しそうに笑って治療を続ける。
脚はズボンの裾を上げて、これも魔法によりかなり早く痛みが引いていくだろう。
ひとまず目に見える怪我は治したものの、ブレイドに体力が戻ったとは言い難い。
精神的にも参っているなら、一晩でも身体と心を休ませるべきと、泊まっていくように言う。

「…あ、お尻とかにもアザができてたりしない?」

目に見える怪我は治したが、さすがにパンツの中まではチェックしていない。
ということでからかい気味に訪ねてみようか。

ブレイド > 「ん……」

返事とも言えないような声。
だが、おとなしく従うようで、立ち上がって帰ろうとはしない。
座ったまま沈んだ様子のままで。
アザや腫れは引いたものの、どっと疲れた

「ねーよ、そんなとこまで…」

まぁ、そのあたりは大丈夫だった。
尻はともかく急所を一撃されていたら、それこそしばらく酒場の前でのたうち回っていただろうし。

「…………すまね、ありがと…」

少し落ち着いたためか、一言だけ礼を。

エウロペ > 「はい、どういたしまして」

怪我を治し、落ち着いてくるとお礼を言ってくれるブレイド。
それを聞いたエウロペは嬉しそうに返してくれる。
礼を言う、というのは簡単なようで難しい、ましてよく知る相手ともなれば尚更だ。

「それじゃあ休みましょう、お風呂は…明日の朝でもいいかしらね」

一人暮らしなので当然ベッドは一つ…もちろん一人で寝るには大きめなベッドなのはブレイドもよく知るところなので問題はない。
痛みが引き、歩けるようになったであろうブレイドを連れて2階の寝室へ共に向かい。
一緒に寝ることにはなるが、母性が優先されているためかベッドの中でどうのこうのということはエウロペは考えていない様子。
ブレイドが求めるのであれば話は変わるかもしれないが。

ブレイド > 「ん…」

うなずいて応えるのは風呂のことだろう。
連れられてベッドにいけば、やはり思うところがあるのかエウロペからは背を向けて。
今優しく母親のような笑顔を見てしまえば泣いてしまいそうだから。
さすがにそんなのは情けなさ過ぎて。
背を向け堪えるのだった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からブレイドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からエウロペさんが去りました。