2018/04/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にリタさんが現れました。
■リタ > ここは貧民区に存在するバー、名前はマスカレード。カウンター席は6、テーブル席は1という、大層こぢんまりとした店だ。
料理の味はそこそこ、酒の質もそこそこ、お勧めは…今から考えるから待って下さいお願いします。
そんな店舗から大きな音がした。慌てて扉を開ける音、金属がぶつかる音、向こう脛を何かにぶつけた音。
「――~~~~~ッ!!!????」
それに加えての声にならない呻き声。盛大に寝過ごした店員が奏でるオープンまでの狂詩曲である。
慌てて店の扉を開け、外に駆け出すも当然人通りも無く…。
向こう脛を摩りながら項垂れる店員。
この際もう一度寝てしまおうかと考えたが、当然明日の準備もあるわけで。
「なーにやってんだろ、私…」
店の前で座り込み、すっごく落ち込む。
■リタ > 寝過ごしてしまったのも理由がある。この所夢見が良い。それも素敵なものばかりで。
夢の世界にずっと居たい、そんな欲望をしっかり叶えてくれるふかふかのベッド。
ベッドの上に置いてあるクッションを抱きながらの微睡は、暖かくなった気候の助けもあって…
二度寝三度寝へ向かってまっしぐら。
「…寝ちゃうよね?」
誰に言っているのか不明だが、とりあえず店員は立ち上がる事にした。
すごすごと店に戻り、恐らく自らがぶつかり散乱させたであろう鍋を拾ってカウンターへ置く。
■リタ > ふと自分の胸元を見ると、ある事に気付く店員。
――貧相だ。
いやそうではなく、ボタンを掛違えている。しかしそれすら直す気力も無かった。
どうせ客が来る時間じゃないのだし…と店員は堕落街道を突っ走る。
大きな欠伸を一つすれば、背中をぼりぼりと掻いた後に背伸びをする。
寝起きで喉が渇いたのか、商品であるビールを一本取り出し、栓を開けると豪快にラッパ飲みを始めた。
もうなんていうか、紛うことなきオッサンである。
■リタ > 「あー…ビールで煮るのも良いよね…牛肉、そろそろ使わないとだし。玉葱、あったっけ…」
ビールを飲みながらも明日の料理を気にする辺り、女は捨てても店員は捨てていないようだ。
というかこれを捨てたら存在意義が霞の如く消えていく。
店員は重い腰をあげるともう一度欠伸と背伸び。掛違えたボタンを直すのも忘れない。
「――さぁて…やりますか。」
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からリタさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にヴィルヘルミーナさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にリタさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からヴィルヘルミーナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にヴィルヘルミーナさんが現れました。
■ヴィルヘルミーナ > 扉が開き、時間外の客の来店。
現れたのはおおよそ街を出歩くことが場違いな格好をしている蛮族。
「やってるか? 腹が減ってしまったので寄らせてもらったのだが。」
どうやら営業時間の表記を見落としてきたようである。
この時点でただの迷惑客。 しかし、そんな自覚のない蛮族は真っ直ぐにカウンターへとやってきては椅子を牽く。
どっしりと腰を落ち着け、女性店員に視線を向ける。
■リタ > 「――へ!?」
いや、まさか本当にこんな時間に客が来るとは思っていなかった。
もう数分彼女が来るのが遅れていたら…少しだけ店員が女を取り戻したようだ。
「い、いらっしゃい…?」
疑問系なのは店を開けた覚えが無いから。鍵を開けたのは店員なのだから、入って来て当たり前なのだが…。
向けられる視線に少しひきつった営業スマイルを向けながら、
「えっと…お腹、ですよね、減ってる…んですよね…んと…ご要望、あります?肉なら牛、魚なら鱒。」
慌てて水と手拭をカウンターへ置いた後、乱れていた服をこっそりと直していた。
■ヴィルヘルミーナ > 「なんだ、ひょっとして入っては不味い時間だったのか?」
首を傾げる蛮族。
どっかりと座っておいてよく聴けたものである。
一応、断られたら出て行くつもりはあるようだ。
「とりあえず、肉を焼いてもらおうか。
一応野菜も頂こう。
それと鱒は塩焼きだな。
あとはビールを二人前用意してもらえるか。」
慌てて服を整えている店員の様子見に眼を向ける。
身体つきをこっそり確かめるのも忘れない。
■リタ > 「――あー…一応、準備中だったもので…でも良いですよ。問題無し。」
注文を受ければその量にほんの少しだけ目を丸くした。
少なくとも彼女は女性で、華奢な体付きからその食欲が相応しくなかったからだ。
それでもお客様はお客様。
「はい、両方、と。野菜も一緒に炒めちゃいますよ?良いです?」
フライパンを熱し始めると同時にビールを注ぎ、2つのグラスを彼女の目の前に置いた。
そして保存庫から肉を取り出して、食べやすいサイズに切りそろえていく。
彼女が見た店員の体付きは…彼女に比べると当然貧相であった。特に胸が。
■ヴィルヘルミーナ > 「準備中だったのか。
すまないことをしたな。」
謝意を口にするが、どうやらお断りされるわけではないようだ。
蛮族はそのまま居座ることにした。
「ああ、いいな。 それは美味そうだ。
それならウインナーもあるか?
一緒に炒めてくれ。」
蛮族は店員と話をしているうちに食欲が増していく。
グラスが二つ出されると、一つを店員の前に置いた。
「さっきまで飲んでたのだろう?
良かったら一緒に飲んでくれるか。」
調理中に差し出す、間の悪い蛮族。
どうやら入店時に酒の匂いを嗅ぎ分けていたようだ。
店員の胸は小ぶりの様だが、胸の大小に蛮族はあまり拘らず。
調理している姿をまじまじと見つめていた。
ショートボブの髪が時々揺れ、可愛らしい印象。
■リタ > 「お気になさらず。――ウィンナーも?良いですよ。」
手早くウィンナーも用意すれば、まずはそれをキャベツ、ニンジン、セロリと一緒に炒めて軽く焦げ目をつけて。
一度焼きあがったウィンナーを皿に上げ、今度は切りそろえられた肉をそのフライパンへ。
肉を焼きながらも慣れた手つきでもう一つのフライパンへ火をつける。
肉の入ったフライパンを時折揺すりながら、保冷庫から開かれた鱒を取り出し、塩を振り…
再度肉だ。箆で肉を返しながらウィンナーと野菜を入れ、ワインを注いで蓋をする。
火を弱めると魚を空いたフライパンへと入れ…慌しい。
「お客さん、戦う関係の人です?こんな時間にこれだけ食べるんだからそうかなぁって思って。」
なんて営業トークをしていると、まずは肉料理の完成。それを彼女の前に置く。
「私の分です?アハハ、ありがとうございます。でもほら、ナイフ持つ手が震えたら困るから…
コレが終わったら頂きます。それで良いです?」
言葉を交わしながらも店員の視線はフライパンの上の魚。
額にうっすら汗を滲ませながら、焦げ付かない様に火加減に注視していた。
■ヴィルヘルミーナ > 「突然入って悪いことをしたが、俺としては当たりのようだな。
店員さんは可愛いし、料理も美味そうだ。」
忙しく料理を続けている店員を肴にビールを楽しむ蛮族。
フライパンを二つも並行で裁く姿に驚いている。
「まあな。 見た目通り荒っぽいことでしか整形の立てられないタイプだ。
では、頂くか。」
ナイフとフォークを使い、まずは肉を頂く。
よく焼けた肉を一口食べた蛮族は、ウインナーや野菜とガツガツ口に入れる。
最初は味わって食べていたはずが気が付けば手も口も止まらないと言った状況。
「いや、流石だな店員さん。 こんなに美味い店があったとはな。」
酒を飲み、上機嫌の蛮族。
思わぬ名店の発見に頬が緩む。
「そうだな。 綺麗な指に傷でもついたら大変だ。
店員さんの都合がいい時に飲んでくれ。」
蛮族は食べるペースが速いようだ。
肉もウインナーも野菜も全て平らげ、魚が出来上がるのを待っている。
「この店はいつも一人でやっているのか?」
■リタ > 「あら、料理は兎も角…ありがとうございます。
――荒っぽい事でもきちんと暮らしていけるだけの力があるって事でしょ?素敵ですよ、それって。」
だらしない格好をしている時で良かった、と胸を撫で下ろしながらも可愛いの言葉にお礼を一つ。
彼女が料理を食べ始めた時、フライパンの上の魚が焼け、蒸れてきていた。
フライパンを傾け、染み出した鱒の脂を匙で味見。うん、美味しい。
「この辺り、お酒の美味しい所たくさんあるし…料理で勝負?気に入ってくれたら嬉しいです。」
ちらりと彼女の食べる所を拝見。速い速い…
自分の作った料理を美味しく食べて貰えるのは、やっぱり嬉しい。自然に顔が緩む店員。
そうこうしている内に鱒の塩焼きが彼女の元へと届けられる。
「そうですよ、一人です。だから毎日開いてる訳じゃないんですよ。それに、治安悪いから色々大変で。」
使い終わったフライパンを洗いながら彼女の質問に答えて。
■ヴィルヘルミーナ > 「どうだろうな。俺は荒事が得意とはいえそれほど強いわけでもないからな。
それにこの辺りは治安が悪すぎて手っ取り早く稼ぐなら荒事に関わるのが一番だからな。
店員さんも時には一枚噛んだりしてるのではないか?」
酒が回り、少し顔を赤くした蛮族は、笑いながら冗談を口にする。
あくまで酔っ払いの戯言。
それが何か深い意味を持っているわけではなかった。
「この辺りでなくてもやっていけるレベルではないか?
ま、俺としては安い方がありがたいが。」
塩焼きの鱒がやってくると、ニコニコ顔で食べる蛮族。
塩がよく効いていて、とても上手い。
やはり鱒は塩焼きに限るとご満悦だ。
「一人か。 どうりで料理捌きも早い訳だ。
洗い終えたら隣にきて飲まないか?
別料金が必要なら喜んで出すぞ。」
酔っ払いは綺麗な店員さんを侍らせて飲みたいようだ。
二人っきりの店内、おまけに酔っている。
隣に来たらセクハラ位はしてきそう。
■リタ > 「アハハ、解ります?私も実はすっごい悪い女で…こうやって…」
彼女に向けて両手を広げ、指を曲げ、がおー、なんて吠えて見せる。
無理に否定するよりはこの方が効果的な事を痛いほど知っている店員は、
冗談っぽく笑いながら彼女の言葉を肯定するのだ。
「んー…料理店の店主程じゃ無いですしね。洒落た料理もムリだし。
真心で勝負?なんて。この年で母の味、とか言われる事もありますしね。」
さて、洗いものが終わった店員はカウンターの上の、彼女が奢ってくれたビールを手に取る。
「別料金?そんなお店じゃ無いですよー、飲むだけでしょ?」
同性相手だし、そこまで危機感は無い。
それに、尻を触ってくるお客様が沢山いらっしゃるこの店ではセクハラも慣れた物。
なんの疑いも無く彼女の横へと進み、座るだろう。
■ヴィルヘルミーナ > 「怖そうだな。 まるで肉食獣みたいだ。」
魔物が吠えるような仕草に笑みを浮かべる蛮族。
大げさに両手で抱えて震えて見せたりする。
「それでも平民地区でやっていけるのでは?
母の味か。 疲れている男達が喜びそうだ。
…すっかり温くなっているのではないか?
俺が飲むから追加で頼んでくれて構わんが。」
蛮族は半分程になっているグラスに口をつける。
「そうか? 俺は男でも女でも遠慮なしに触る方だがな。」
横へ座る彼女の腰へと手を回し、抱き寄せようとする蛮族。
触り方もスキンシップと言うよりは嫌らしい。
ねっとりと、服の上から愛撫するような触り方だ。
店員が嫌がるようであればすんなりと手をひっこめる程度の理性は残っているようだが。
■リタ > 「アハハハ、全然怖そうに見えませんよ?も少し怖いの、考えないといけないかな…」
すっかり温くなってしまったビール。泡も殆ど残っておらず、大抵の客が残すであろうそれ。
店員はそのグラスを持つと、美味しそうに喉を鳴らした。
「ほら、平民地区は…家賃高いから。」
そもそも隠れ蓑的な店なのだから、そこまで家賃を気にしている訳ではなかった。
しかし尤もらしい言い訳。それを彼女に告げながら、
「お客さんの奢りだもの、勿体無いし、全部頂きますよ。――うん、美味し。」
と温くなったビールで喉を潤した。
――と、そこで彼女が大胆にも腰に手を回してきた。
「んもう、そういうお店じゃ無いですよ?というか、ほんとにお客さん、女でも大丈夫な人?
私なんか相手にしなくても、引く手数多って感じ、するんですけど…」
回された手、その甲を軽く抓りながら舌を出しておどけてみせた。
■ヴィルヘルミーナ > 「いやいや、わざわざ怖がらせる必要もないだろう。」
塩焼きも蛮族の口に中に次々消えて行き、しまいには骨だけの姿になっていた。
「なるほど。 この辺りに比べたら高いな。」
しかし、その分この辺りは客の財布が渋いはず。
何か他の理由があるのだろうと思う蛮族。
それを追及することは無いが。
「奢りなのだから新しい物を飲めば良かったのではないか?
俺も後で頼めば良かったのだがな。」
腰に伸ばした手は、皮が伸びる程度に摘ままれてしまう。
アイタタ…と、わざとらしい演技と共に手をひっこめる。
「ああ、俺は女でも男でもいける方だ。
見た目通りの蛮族と言うわけだな。
引く手はあまりないぞ?
店員さんこそ、こんな所でやってると男によく求められるのではないか?
少なくとも胃袋は掴まれてしまうわけだからな。」
出てきた料理はどれも美味かった。
次に来たときは何を頼もうかと迷うほど。
他にどんなものがあるのだろうかと壁などを見ている。
■リタ > 他愛の無い会話をしながらも、彼女のビールの量に注視していた。
それが飲み干されてしまえば、追加のビールを持ってくる用意もできている。
「酔っ払う訳にもいきませんしね。これから市場で買出し、その後明日の用意…
――ほら、もう朝ですし。」
扉から射し込む朝日。店員が今日という日の準備をする時間が迫っているのだ。
「蛮族?そんな感じはしませんけど…淑女…って感じではないですけど、紳士ですし?なんて。
――コレでも私、付き合っている人、居るんですよ。だから丁重にお断りさせて頂いております。」
彼女が壁に目を向けた。恐らく品書きを探しているのだろう。しかしこの店にはそんなものは無い。
表の看板に、今日のお勧めが書いているだけ。後は客の要望に沿って調理する、そんなスタイルなのだ。
■ヴィルヘルミーナ > 「ああ、確かにそのようだな。
まともな人間が動き出す時間か。
…まあ、それをふまえておかわりを要求しよう。」
朝日が昇ろうと蛮族はマイペースであった。
空になったグラスをカウンターに置くと、追加の酒を要求する始末。
「紳士か。 次は紳士らしい恰好で来ればいいのかな?
なんだ。 操を立てているのか。 偉いな。
少しくらいの火遊びなら問題ないように思うがな。
ちなみに私の様な紳士はどうかな?」
酔っている蛮族は今度は視線を店員さんに向ける。
青い瞳でじっと顔を見つめ、止めなければ髪位は触れようとするだろう。
■リタ > 「なんかそう言われると、私達がまともじゃ無い、って聞こえる…」
そんな事を言いながらもビールを注ごうと瓶に手を伸ばす。しかし…すっかり温くなってしまっていた。
保冷庫に入っている冷えたものの方がいいかな、と考えていると、彼女の声。
「少しくらい、がどの位かによりますけどね。お客さんは…素敵だと思いますよ?
でもほら、流石に会ったばかりですし。そうだ、常連さん位になってくれたら考えます。」
見つめられればそっと視線を外し。髪に触れてくれば一度だけ触れさせるも、
ビールを取ろうと客席側から調理側へカウンター越しに体を伸ばし、調理側の下にある保冷庫に手を突っ込んだ。
彼女の前に尻を晒す形になっているのだが、同性という事もあってその辺りは気にしていない様子。
■ヴィルヘルミーナ > 「店員さんは素敵だと思うぞ。
まともではないのは俺の方だな。
朝っぱらから酒を飲んでは店員さんに絡んでいるからな。
数時間後には酔いつぶれて店の外で寝ているかもしれん。」
この辺りではそう珍しくない光景。
自分がそうなることを望んでいるような蛮族。
「口が上手いな、店員さんにそんなことを言われてしまうと
本気になってしまうではないか。
そうだな、俺も気に入ったし時間が合えばちょくちょく寄らせてもらおう。」
その時に上手く開いていることを期待しよう。
髪を楽しそうに触っていた所、冷えたビール瓶を取りに店員さんは
カウンターの向こうにある保冷庫に手を伸ばしていた。
ここぞとばかりに尻を撫でる。
さわさわと柔らかさと確かめてから、割れ目を指先でなぞっていた。
■リタ > 素敵と言われても、彼女が来る前の自分の体たらくを思い浮かべれば…
いや、全然素敵じゃない。彼女よりまともじゃない。ちょっと後悔。
「アハハ、ほら、私、これでも接客業ですしね。次回も宜しくお願いしますね。」
保冷庫を漁りながらの言葉は本当に色気も何もあったものでは無かった。
やっとの事でビールへと手が辿り着く。それを握り締め、体を起こそうとした時。
「きゃッ?!」
小さな悲鳴と同時に瓶の割れる音。彼女が店員の尻に触れたからだ。しかもそれ以上の事まで。
新たなビールを手に取ると慌てて体を起こした。
そして瓶をどん、とカウンターの上に置き、自分の尻に乗っている彼女の手を払い、尻を両手で隠す。
「んもう、酔っ払いのおじさんみたいな事しないの。」
誘う様な格好をした店員が悪い。それを知ってか口調はそれ程厳しいものでは無かった。が、ガードは固くなった様だ。
■ヴィルヘルミーナ > 「俺もこの店の事は気に入ったからな。
空いてる時はまたお邪魔するぞ。」
店員さんがどのように思っているかは知らないが、
ビールを探すべく動くお尻はとても色気があった。
例え素面であったとしても同じことをしていたであろう。
「大丈夫か。 怪我はないか?」
流石に瓶が割れると思わなかったので、咄嗟に手を離し覗き込む。
「俺も似たようなもんだ。
まあ、店員さんは可愛いからな。
酔ってなくても触っていただろう。」
予想以上に迷惑をかけてしまったので、それ以上のセクハラはする気にならず。
後は大人しく酒を楽しむことに。
ベロンベロンになるまで酔っぱらった蛮族は、お詫びの分まで支払うと
千鳥足で店を後にする。
■リタ > 「はい、またいらして下さいね。」
笑顔を向けつつも尻はしっかりガード。怪我を気遣う彼女には大丈夫大丈夫、と両手を振り…またガード。
「なんでお尻、触ってくる人は同じ事言うんだろ…」
可愛いから触る、とはこの店によく来るおじさんの台詞。それを思い浮かべた店員は、妙な共通点を見出したらしい。
とりあえず彼女の印象が紳士からおじさんに変わりつつある店員。先ほどのおじさん臭い自分を遥か彼方の棚に押し上げて。
彼女が残した代金は言い値よりも高かった。きっと詫びも含まれているのあろう。
店員は彼女の残した皿とグラスを片付けながら
「今度来たら一品多く作ってあげようかな…」
なんて思っていた事は彼女には内緒である。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からリタさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からヴィルヘルミーナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にボブさんが現れました。