2018/04/13 のログ
■ザール > 静かな路地裏に響く金属音に武器が風を切る音。
そして、くぐもった男たちの声。
数が減って来ればさらに形勢は自分へと傾いていく。
否。最初から男の物ではあったが…。
刀を地面に一度つきたててから、地面に置いた酒瓶を拾い上げ鞘に括り付け、刀を再び持ち、声を掛けながら近づいていく。
物陰から出てきたものを鋭い目で見つめる。
メイスを手にするが、相手の服はシスターの服で。
「迷子か… 道案内に使おうと思ってたのだろうが、ついていなかったな…。
だが、見ているだけでは退屈だったろう。
俺と戦いたくないか?」
迷子と告げた相手に男は愉しそうに笑い相手の災難を労い、最後にそんな物騒なお誘いをしつつゆっくりと距離をつめていく。
懐から懐紙を取り出し、刀についた血を拭ってから頭上へと投げれば紙は夜風に乗りふぁさりと舞わしながら、刀を鞘に戻していく。
凶暴な笑みだがそこに悪意も無く、むしろ純粋さが垣間見えるあたりが、さらにヤバい奴に見えるかもしれない。
■イリス > 酒瓶を持つ姿に油断をしているのかと見るが、あれは油断ではなくこちら程度直ぐにどうにでも出来るという余裕だと感じ取る。
いきなり襲って来る事はないだろうが10人を無傷で倒した腕前を見ただけに警戒をしないなどはできず。
武器は握ったままに一応は抵抗はしないという姿を今は見せて。
「全くだ。あんたを付ければ戻れると思ったのが運尽きだっての。
お陰で面倒ごとに巻き込まれたじゃねーか…。
あん?そりゃお前があの連中じゃ物足りねーだけだろ…」
物騒な誘いに退屈はお前だろと一言で切り返し。
剣に付いた血を拭い鞘にしまう姿をじっと見据え、舞う紙に目を向ける余裕は微塵もなく。
「戦って勝てば案内でもしてくれんのか?まあいい、そんじゃ希望通りにやってやるよ!」
凶悪な笑みなら悪意があると判るがそうではない笑みに物騒な誘い。
断ればヤバい目にあわされると感じ取れば腕を下ろしてメイスを構えなおし。
男に向けシスター服を靡かせて一目散と腕を狙いメイスを振りぬく。
■ザール > 此方を警戒しながら見る目は心地よい。
いきなり襲い掛かるなぞ男に取っては面白くも無い事。
「はっはっはっ。 うむうむ。 シスターは大分ツキが無い様だな。
まぁまぁ、面倒ごとに巻き込まれるもなにも…
あぁ…今は確かに一番の面倒ごとが俺だな。
本当にツキがないな。同情するぞ。」
ここまで来たら八割がたが男の精だがそんなことは何処かの棚に上げてしまう。
「勝気な女は非常に好ましいな。」
中々に鋭いメイスのふり抜き。自身の腕を狙えば、巨躯の体からは想像できないほどの鋭い踏み込みでもって男は前に飛び込みメイスを振る腕を抑えると、メイスを握る腕を極め投げ飛ばそうとした。
相手が咄嗟に引けばそこで一度動きを止め、もし投げられれば追撃することなく女が立つのを待つだろう。
■イリス > 「運がないのは今判り切ってるから言うんじゃねーよ。
お前を付けたのが面倒ごとの始まりだっての。
同情すんなら平民地区まで案内しろよな」
男の言葉についイラっとしてしまい。
そう思うなら案内しろと語尾も荒く言葉を吐き捨て。
「そんなこと言われも嬉しくないてんだよ!」
この男なら腕の一本程度やっても問題はないだろうと圧し折るつもりでメイスを振りぬき。
しかしその体にに合わない動きで距離を詰められ腕を抑えられる。
勢いの乗った振り抜きは止めれるモノでもなく腕を極められたままに投げられ背中を打ち付け。
せき込みながらも立ちあがって男を睨みつける。
■ザール > 「いやいや。
愉しいものだぞ。
傷口に塩を塗りこむのも。
あぁ、送り届けよう。」
語尾も荒々しく言葉を吐き捨てる女。
「うんうん。 やはりそうでないとな。」
そして投げ飛ばした相手。
こちらを睨みながら立ち上がって来れば…。
「もう 終わりか?」
そう声を掛けながら男は一歩前へ踏み出し相手の目をじっと見つめ、のぞき込む。
■イリス > 「お前が面白くても私はそうじゃねーっての。
ゆがんだ楽しみ持ってんじゃねー。
約束だからな」
送り届けると言う言葉も胡散臭いが今は信じるしかなく。
「っち、遊んでるだろ。
そんなわけねーだろ!」
一歩踏み出す男に向けてメイスを投げつけ。
それを追いかけるように男へと駆ければ姿勢を低くして足へと蹴りを放つ。
■ザール > 「ではいつか俺以外の男にやってみるといい。
悪戯心は愉しいぞ。」
相手の言葉にんむんむと、楽し気にうなずき。
「遊ぼうといったではないか。」
そんな言葉を返しながら一歩踏み出したところに投げつけられるメイス。
相手の振りかぶる動作を見れば笑みを深めながら腰の刀を鞘ごとベルトから抜き弾き飛ばし。
腰を深く落とし、男の鍛え抜かれた分厚く丸太のような足で受ければ、響く鈍い音。
腕を伸ばし、女の足を男の大きな手で鷲掴むと自身の方へ引き寄せ抱き締めてみようと。
「今のは予備動作を少なく、放り投げる感じでも十分だぞ。
あと、俺の様な男を狙うには金的が良いだろう。」
男の腕から逃げるも、己に囚われるもそんな言葉を向けた。
■イリス > 「私は揶揄うより殴り倒すほうが性にあってんだよ。
絶対楽しくねーって」
楽し気に頷く男に眉をしかめて睨みつけ。
「お前が言ってきたのは戦いたいかだろーがよ。
その余裕な面へこませてやる」
弾き飛ばされるメイスの回収など頭にはなく。
いくら早く、見た目通りの頑丈さがあっても脛を蹴れば堪えるだろと思い切り蹴り抜き。
響く鈍い音に痛んだのは蹴りぬいた自分の脚。
その痛みに一瞬動きが止まった所に足を鷲掴みにとされ。
「そんな事いいから放せ!てめ……わかってやってんだろ!」
男の言う事は確かにその通りだが今は聞く余裕が更にない。
足を掴まれて引き寄せられると言う事は上下さかさまになると言う事。
慌ててスカートを抑えて離せというように暴れる。
■ザール > 「確かに殴り倒すのも楽しいな。」
睨まれてもそんな事を楽し気に呟き。
戦いたいかと問うたのは確かに自分。
「へこますには相当な実力が必要だぞ。」
いたいが、自身の傷に比べれば我慢もできる。
ぐっとこらえたところで捕えてしまえば、そのままあいてを引き寄せる。
自然とさかさまになる相手。
じたばたとされれば、露わになる足。
そのまま相手をさらに引き上げると女の腰を抱き、頭を上にするように回しそのまま腰を抱きしめる
。地面の足をつかない相手はじたばたと続けるだろうか。
「ふむ。 やはりシスターはいい女だな。」
そうつぶやくと男はまじまじと、間近で相手の顔をのぞき込む。
■イリス > 「言っとくがそれを楽しむ趣味はねーぞ」
楽しくてやってないと睨むがあまり意味はない様子。
闘いが遊ぶに変わっている事には流石にイライラが増し。
「それでも痛がってる面ぐらいは拝んでやる」
問題はここまで頑丈ととは思っていなかったこと。
捕まり引き寄せられると顔を真っ赤に染めて。
その姿勢もあり更に顔を赤くして暴れれば白い太ももがはっきりと露わとなり。
腰を抱かれたと思えば回転させられて腰を抱きしめられ逃げれなく。
早く離せと暴れるが足が届かなければ意味もなく。
「な、何だってんだ急によ…」
間近くで顔を覗き込まれて、聞こえる呟きに何だってんだと思わず顔を背けて。
■ザール > 「む。 そうなのか?」
同好の士ではなかったようで少し残念。
イライラが増す様を見れば、それも楽しんでいる男。
「まだまだだな。 俺に痛い顔をさせるのは大変だぞ?」
等と、じたばた笑う相手にそんな言葉を告げ。
己の腕の中にいる女の体。
「ん? 俺はお前さんのような女も好きでな。その顔をこちらに向けてくれないか? もっと近くで見てみたい。」
状況はどうあれ顔を真っ赤にした女が顔をそむけるのを間近で見るのは中々にいい光景。
男は相手の項に唇を寄せキスを落す。
■イリス > 「シスターがそんな趣味持ってるわけねーだろう!」
どうも同類と思われていたことに声を荒げて否定してみせ。
男の言う事成すことがイライラを募らせて。
「次があったら覚悟しとけよ。痛がらせてやるからな」
男に捕まったまま暴れ、その余裕を次はと睨み。
「私はお前みたいなのは嫌いだっての。誰か見せるか悪趣味め……っ!」
男が顔を見て楽しんでいる姿に誰が見せるかと意地になり顔を背け。
項に傷が落とされれば驚きのあまりに硬直して動かなくなる。
■ザール > 「失念していた… すまんな。」
シスターよりかは女戦士の面しか見ていない男。やむを得ない事か。
「ほうほう。 楽しみだ。」
睨んだり顔を逸らしたり暴れたり。
素直で気が強く表情豊かな相手、己を罵る言葉も、さらりと男はきにせずに。
硬直して動かなくなれば、それは男に取って意外な反応。
「悪趣味というわれるよりも、皮肉を込めていい趣味していると言ってほしいものだ。
どうした?シスター。」
男の丸太のような腕が女の腰を抱きしめ、あいた手でシルバーブロンドの髪を撫で耳たぶにキスを落す。
■イリス > 「私を変な趣味持ちにすんじゃねーよ、ったく」
そんな趣味があるように見られたと思い、謝る男に吐き捨て。
楽しみだと余裕な態度に必ずそうして槍と決意して。
男に対し様々に言葉を投げつけるがどれも気にされた様子すらなく。
まさかキスされるなど思いもせずに完全に固まってしまい。
「う、うるせー。お前なんか悪趣味で十分だ。
なんでもねーから早く離せ……っひ!」
太い腕に抱きしめられたまま硬直し、更に髪を撫でられ耳たぶにキスをされ。
先ほどまでの抵抗が嘘のように身を固くして動かなくなってしまう。
■ザール > 「くっくっくっ。 これからは退屈な街の刺激も増えそうだな。」
それはそれで、男に取っての楽しみが増えた。
「うむうむ。 じゃぁ、俺はシスターの事を何と呼ぼうか…
シスター、お嬢、じゃじゃ馬、意地っ張り…」
んむむと、悩ませながら柔らかい体が固くなれば、今度は項にキスを落とし、武骨な手が女の背からお尻へと撫でおろしていく。
「むむ。 大分固くなったな…。」
■イリス > 「その余裕がいつまで続くか楽しみにしてやる」
こうなれば意地でも男に楽しみではなく災難だと思わせてやると憤り。
「知るか、好きに呼べってんだよ。
私はお前としか呼ばねーからな」
男の行いに身を固くしたと思えば逃げようと暴れるを繰り返し。
項にまたキスが落とされ、今度がお尻を撫でられると大きく体が跳ね身体を押し付けて。
「な、何する気だ……」
このままでは貞操の危機、そう感じ取れば羞恥に赤くなった顔で睨みつける。
■ザール > 「手加減は不要だぞ。 まぁするようなシスターでもないだろうがな。」
「ではシスターと呼ぼう。」
そしてお尻を撫でたところで押し付けられる胸と体。
「さて、どうするかな。」
周知に赤くなった顔でにらみつけられれば、尻を撫でていた手は釣り目の目尻を指先で撫で。
男は相手を見詰め唇を重ねようと、ゆっくりと顔を寄せていく。
■イリス > 「あたりめーだ!お前にだけは絶対に手加減なんてしねーよ」
むしろ殺す気でやってやると声を荒げて。
見た目そのままな呼び名にもう少しひねれとは思うが口にはせず。
そういう事は全く未経験な為にキスや触れられるという行為には免疫がなく。
逃れようと暴れれば暴れるほどに身体を押し付けて、そして驚きに硬直をして。
「さ、さっさと離せばいいだろーが…」
お尻から手が離れ目元を指で撫でられ首を振り。
寄せられる顔にそれ以上は許すかと腕を伸ばして抵抗をする。
■ザール > じゃれ付くのを楽しむ男。
相手の荒げられた声を楽しみながら柔らかく相手の尻を撫で、硬直したりじたばた暴れる会相手を楽しみ。
「それは味気ない気がしてな。」
首を振り腕を伸ばされ抵抗されれば楽しそうに笑ったまま今度は相手をお姫様抱っこするかのように抱え。
「では平民地区まで行くか。」
相手の抗議の声等聴きもせずに男は歩きはじめた。
途中女が放ったメイスを回収する事を忘れずに。
■イリス > 完全に弄ばれるようになってしまい。
声を荒げ抵抗をしても楽しませるだけと気が付かずに抵抗し。
お尻を撫でられては硬直して暴れると繰り返す。
「そんな事味気なくていーんだよ!」
散々に触られ唇まで渡すかと抵抗をすれば楽しそうに笑う姿。
そうしてお姫様抱っこのように抱えられ一瞬何がどうなったとぽかんとして。
「こ、この姿でかよ。歩くから下ろせ!」
こんな恥ずかしい格好と暴れるが気にもされずに歩き出す男。
メイスもなんだかだと回収され連れていかれるままに。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からイリスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からザールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にイグナスさんが現れました。
■イグナス > 「んー……お、ンなとこにもあった。」
真昼間な平民地区の路地裏にて、そのまた隅っこの方にうずくまって、地面をゴシゴシと擦ってる男がひとり。
…別に清掃活動してるワケじゃあない。
地面に書かれた赤色の文字を、青色の布でこすり、落とす。
べったりとペンキが如く書かれた文字はそれで消えていくようだった。
「ったく、……やれやれ、面倒なとこに書きまわって、もー。」
ややうんざりとした口調、顛末を思い出していっこ溜息。
たまには街中でのお使いクエストでもよいかと請け負った適当な依頼。
最近退治された悪い魔法使い、それがアジト付近に書き散らかした結界文字の清掃。
――なにせ時折、トラップでモンスターが這い出てくるものだから、普通の掃除夫がやるというワケにはならんのだった。