2018/03/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にボブさんが現れました。
ボブ > (昔の顔馴染みの所に顔を出したら『せっかくだからこっちの仕事を少しだけ手伝っていけよ』と半ば強引に仕事に駆りだされ、
昼飯、夕飯をぶっ飛ばされて手伝いをし、やっと解放された男は腹の上に手のひらを当てつつ)

「はあぁ~~、あいつも調子がいいよなぁ~。
俺が顔を出した事をいい事に溜まってた厄介事を纏めてすっきりさせようだなんて。
まぁ、ある程度は報酬も受け取れたし、あいつから上手い飯を出す店も教えてもらった事だし行かない手はないよな」

(昔馴染みが教えてくれた店を探しあげるように通りを歩いていけば、聞いた通りの名前の看板を出している
酒場を見つければ、いそいそと店内へと入っていって、入り口そばのカウンターの板の上に上体を預けるような肘突きスタイルで…)

「とりあえずビール。 それから腹に貯まるものを一つ出してくれねぇか?」

(とりあえず何か食わせろと暴れそうになっている腹の虫を懐柔する為に入店早々、店の主に声を掛け、
その声はカウンター傍にいる者だったらしかと聞こえるくらいの声の大きさであって…)

ノア > 先に出されたアイスティーのグラスは、店内の熱気に汗をかいていて。其の水滴を指先で拭いながら、料理が来るのを待っていると

「 …………… ? 」

聞き覚えのある声に、ぱち と目を瞬く。声のする方へ視線向ければ、思った通り… 其処には見知った人物が、気怠そうに肘を付いていた。女は2、3個程離れた席から、頬杖を付き

「 ココは魚料理が美味しいよ。」

なんて、声を掛けてみる。

ボブ > (飯抜きで肉体労働をさせられ、文字通り背中と腹がくっつきそうになりそうになっている男は周囲の視線などまったく気にせずに
入店から間を置かずに注文の声を上げれば…男の耳にこの店のお勧め料理を教えてくれる声がし、
首を動かすのも億劫そうな緩慢な動きで声がした方を見ていけば、そこには顔見知りの女性が席に座っていて)

「よ……よぉ…そうなのか? それじゃあ腹減りの俺に合ってそうなお勧め魚料理でも代理注文してくんねぇか、ノア」

(カウンターの上に手のひらを乗せ、自分の身体を支えながら彼女の隣の席まで移動し、
その席に座りながら初めて来たこの店のお勧めを教えてくれないかと頼んでみせていく)

ノア > 座る姿も、振り返った顔も、何だか酷く疲れているようで… ずりずり と席を移る姿に、くす と肩を揺らし。

「 どうしたの ? 」

疲労困憊 といった風の貴方に、其の訳を訊ねつつ… 丁度サラダを持ってきた店主に、 "白身魚の香草塩釜焼き" を注文する。味は勿論、見た目のインパクトもあり オススメの一品。サラダをフォークで突つきながら、隣の顔を覗き込み

「 "三日間何も食べてません" みたいな顔して。塩釜焼き出来るまで、良かったらつまんで。」

と、フォークもサラダも二人の間に置いておく。一食くらい何か口にしておこう と思って来たものの、実際のところ其れ程お腹も空いていなかった。

ボブ > (正直言って、前職並みに食わずに仕事を仕上げた男。
2年間のブランクは相当大きかったらしく、甘ったれた生活に身体が鈍っていたなぁ~と内心で悔いつつも椅子に座り)

「久々に昔馴染みのヤツを尋ねたら口車に乗せられて半日以上ノンストップで働かされた……」

(カウンターのヒンヤリする板の上に額を当てるように突っ伏せながら端的に今の状況を話していって)

「ああ……悪りぃ…この借りはちゃんと返すからよ」

(これだけ心底弱った姿を見せるのはこの男にしては珍しい事で、今の状態だったら彼女ですらこの男を倒せるくらいだろう。
それだけ弱っている状態の男はフォークを握り、二人でシェアしようと差し出してくれたサラダを口にしていき)

「あぁぁ~~、野菜の繊細な味が今だったら分かるよ…」

(ハムッと野菜を口に入れ、ゆっくりと噛み締めながらしみじみと野菜を味わっていく男)

ノア > "味の濃いガッツリ肉料理" が似合う貴方が… 野菜本来の美味しさに気付いた… らしい。あんまり可笑しくて、女は肩を ふるふる震わせたまま。

「 たかがサラダで "借り" だなんて、大袈裟ー 」

続いてカウンターにはビールとムニエルが運ばれ、女が注文した品は全て揃う。ノンアルコールで申し訳ないけれど、取り敢えず とグラスを掲げ

「 ん、お疲れさま。」

柔らかな笑みを浮かべて乾杯を。フォークとナイフを使って一口大に切ったムニエルを、ぱく と口へ運ぶ。途中「 食べる ? 」なんて 貴方の口元へフォークを差し出したりしながら、ゆっくりと食べ進めて。

「 今ならやっつけられそー、 ふふ。」

普段なら絶対勝てない相手だけれど、あまりのくたびれっぷりに 今なら 指先一つでダウン 出来るのでは… なんて思ってしまう。労る気持ちは勿論あるものの、滅多に見れない姿に 悪戯な笑みが堪えきれない。

ボブ > (腹が減りすぎて動きが緩慢な男の今の姿は完全に草食の動物といったイメージが重なるような感じで)

「ノアの仕事って便利屋だろう? 
名前だけ聞いて力仕事なんかを頼んでくるヤツもいるだろうからそん時は無償で手伝うぜ」

(何度か聞いた事のある彼女の仕事…ただし表の…を口に出していき、この男が使える仕事が回ってきた時は手伝うと明言し、
サラダを食べていく男……徐々に野菜から染み出る水っけを吸収し、枯れ木から立派な巨木へと戻っていくのも時間の問題で)

「ああ、本当にお疲れだよ…。 
そっちの方の仕事の具合はどうなんだよ? トラブル無く過ごせているか?」

(ビールがやってきて、軽く乾杯をし、冷えたビールを喉へと流し込めば彼女の仕事の捗り具合を聞いていくが、
弱った姿を晒してしまった男の姿を見て、今なら勝てそうと藁ってみせている彼女の顔を見つめ)

「試してみるか? さすがにここでやり合ったら店に迷惑が掛かるだろうから本気ではやらんがな」

(サラダの水気…そしてビールの炭酸と乾いた男の身体の隅々まで染み渡るのを感じ取りながら一勝負申し出てみるか)

ノア > 「 力仕事は断っちゃうし、基本的には受けないんだけど… 案外キツイのが、 絵のモデル とか。ずっと同じポーズとってなきゃいけないの、報酬はなかなか良いんだけどね。」

なんて、変わった依頼の話をしたり。ここ最近は休業中、なんて近況報告をしたり。他愛もない会話を楽しんでいる内に…

「 えっ、と……… 」

何だか貴方が、生気を取り戻した様子。そうなってしまえば、女に勝ち目などある訳がない。貴方にとっては "ほんの戯れ" でも、女にとっては "不慮の事故により重症" なんて事態になりかねない。よって、

「 疲れてるみたいだし ? 今日のところは勘弁してあげるっ 」

等と、ありがちな捨て台詞を。誤魔化すように最後の一口を頬張ると、代わりに大きな大きな塩釜が運ばれて。店主が其れを小槌で叩くと、割れた塩釜の中から ふっくらと立派な白身魚が登場。塩辛そうな見た目だけれど、案外丁度よく… 魚の甘味が引き立つ程度の塩加減。

「 ね、美味しそうでしょ♡ 」

店主、ナイスタイミング。指先一つでダウン のくだりは無かった事にして、さっさと料理の話題へ。乾いた喉に、アイスティーを流し込んだ。

ボブ > 「絵のモデルかぁ~、身体の動かす方が得意な俺としてはまったく向いていない仕事だな…。
そういった仕事をしっかりとこなしているノアは凄いよ。」

(彼女の近況報告の中に最近は休業中という話題が混じっていて…もしかしたらこの男探しの仕事の報告を先送りにさせた事により
彼女の仕事の速度が遅いと悪評が立ったのでは…と要らない心配を内心でしていた男)

「まぁ、食うものを食えばすぐに立ち直れるさ、単純さが俺の持ち味みたいなものだからな」

(ほんのジョークで持ちかけた男と女の直接対決だが彼女から見逃してあげるという捨て台詞を受けてニヤリと笑みを浮かべていく男。
そして目の前に現れたのは彼女お勧めの魚料理…店主の小粋な演出によって白い塩釜が割れ、
その内側から姿を現わす魚の姿に男は見惚れて)

「おおぉぉ~~、こいつは凄いな。
せっかくなんだし最初の一口……一番美味しい所はノアが先に食べてくれよ。
美味しいと分かってるものだからフォークを付けるのにも躊躇はないだろう?」

(男の手が香草塩釜焼きの皿を二人の間に位置取る様に動かし、今度は彼女に料理を勧めていくか)

ノア > 「 ん、もっと褒めて。」

酒を呑んでいない分、褒め言葉に酔わせてもらおうと調子に乗ってみたり… 最近はすっかり大人しくなってしまった女だけれど、貴方と話している内に笑顔も冗談も増えていった。

「 ふふ、いいの ? 」

最初の一口を勧められる。首を傾げつつも、其の手には既にフォークが握られていて。躊躇う事なく ふわっふわの白身をフォークで一口、あむ と頬張り

「 あつっ…… んま♡ ほら、食べて ? 」

中骨に沿って綺麗に取った上身を、貰った小皿に取り分けて貴方へ。何処で仕入れたのか… というより、どう捕獲したのかと思う程。大きな大きな白身魚が、少しずつ小さくなってゆく。これだけあれば、流石の貴方も満腹だろう と… 我ながら、ナイスチョイス。

「 てゆーか、勝負じゃなくて……… 」

食事中の貴方を ぼんやり眺め… ふと、思い付き

「 基本的な体術… とか、教えてくれない ? 」

唐突な、其れでいて真面目に、そんなお願いを。

ボブ > 「う~ん?もっと褒める為にはもっとノアの事を教えてもらわないとな。
俺から見てまだまだノアは謎多きミステリアスな女だからさ」

(正直、男が彼女について良く知っている事といえば、実に男心を刺激するようないい身体つきをしていて、
そしてベッドでの可愛い姿くらいなもの……、さすがにそれをこういった酒場の中で褒め上げるのは逆効果だと理解し、
もっと彼女自身の事を彼女の口から引き出そうとしていく男)

「ああ、遠慮せずにどうぞ。 
って本当に上手そうに食ってるな。 それじゃあ俺も……美味っ!! ノアのお勧めに間違いなしだな」

(男が勧めるままに白身魚を口に運んだ彼女の笑みを見て、男も白身魚を口に運び、
その美味さに彼女のチョイスに間違い無しと太鼓判を押していく)

「……ん? 勝負じゃなく基本的な体術を知りたいって?
何か荒事に巻き込まれかけたのか? 簡単な護身術程度からそれから派生した技とか色々教えられるが…」

(白身魚に夢中になりかけた男の意識を彼女に向けさせるかのような頼み事に男のフォークが一旦止まり、
真剣な眼差しで彼女の方に向き直れば、女性でも扱える護身術をスタートにさせて、戦える術まで鍛え上げられると保証していく男)

ノア > 「 ミステリアスって響き、なんかいい…♡ 」

言い換えれば "よくわかんねぇ奴" という意味だけれど、単純に 其の響きの良さに上機嫌。更には 自分の勧めた料理を気に入ってくれた様子に、にこり と笑みを深める。けれど、話題が変われば

「 んん…… そういうんじゃない けど、何てゆーか… 」

少し考えながら、ゆっくりと言葉を選んで

「 物騒な世の中、だし… 自分の身くらい自分で守れなくちゃ って。今度、イチから教えて ? 」

あくまでも "身を守る為" と、貴方の指導を請う。いつも悪戯な笑みを浮かべている女が、珍しく… 真剣な面持ち。

ボブ > 「いやいや、いつまでもミステリアスじゃ俺としても困るんだよ。
もうちょっとノアの事色々知りたいしよ……なんか最近、秘密を抱えているような女性とばっか会ってる気がして、
このまんまだと俺、女性不信になりかねないからよ、少しでも知ってる事を増やしたいんだよ」

(男が飾った言い方をしたミステリアスと言う単語に惹かれている様子を見せる彼女に対しツッコミを入れつつ、
最近女性の事が分からなくなってきてるかも…という実情を交えて話していき)

「まぁ、物騒という事に関してはまったくの同意だな。
構わないぜ、それじゃあ近々俺ん所に遊びに来たいって言ってたし、
その時にでも簡単なトレーニングキャンプでもやってみるか?
ウチにいる相棒もノアのトレーニングだったらきっと好意的に協力してくれるだろうしよ」

(護身術の指導依頼に対し、胸を張り、一も二も無しに請け負っていく男。
そのトレーニング場所として男が住む村…男が住むログハウス近辺を使おうと具体的な話まで持ち出していく男)

ノア > 「 ほんと ?? 」

唐突なお願いだったにも関わらず 快く引き受けてくれた貴方に、ぱっ と表情明るくさせて。具体的な提案にも、うんうん と首を縦に振る。ただ… 最後に付け足された "相棒" という言葉には、やたらと気に入られ甘噛みされまくった思い出が蘇り

「 あぁ、そうだっ た… 」

なんて、ぽつりと溢す。ともかく、稽古をつけてくれると決まり上機嫌に。話題は再び、ミステリアスについて…

「 ─── で、 なぁに。他にもミステリアスな女が居るの ? 」

面白そうな話に、ゆるりと首を傾げる。まだ食事中か、其れとも巨大魚を平らげたか… どちらにせよ、貴方の顔を覗き込んで

「 "知らない方が良かった" って、後悔したら ? 自分の全てを晒け出すの って… 案外、怖いことじゃないかな。」

其れは、裏の顔を持っていても いなくても。余程の聖人でもなければ、何もかもを打ち明けるという事は… 其れなりに、勇気が要る事。相手との関係を壊したくないと思えば、尚更。唇に緩やかな弧を描いたまま、まるで他人の事のような口振りで話した。

ボブ > (彼女が男の事を探しに来て男のログハウスで探索していた際に男がけしかけたのが男の相棒…。
その相棒に気に入られている彼女のためなら相棒も尽力すると告げれば、明るかった表情が微妙になっていく彼女の顔を見つめ)

「まぁ、たった一日で技術は身に付かないだろうから、数日は相棒と二人でノアの事を鍛えてやるからな」

(数日間の宿泊もおまけに付けたトレーニングキャンプを提案し上げていった男だったが、
男が口にした彼女以外にもミステリアスな女性が居るという話題に興味を持った彼女が乗り気で聞いてくるのを見て)

「ん? 酒場で出会った女性なんだが、それから後に何度か出会ったんだが名を名乗らないってだけだよ」

(ミステリアスというには何ともお粗末なオチを打ち明けるだけの男)

「まぁ……ノアにはもうすでに知られてはいるが、他の人間に俺も過去はそう簡単に打ち明けられないからな……
その意見には同意の気分もあるが……未知のモノを知りたいという気分もあるからな」

(彼女が言っている全てを詳らかに明かすという事に関して、躊躇せざるを得ないというのは男も分かる。
でもそれでも知りたいという気持ちもある事は話してみせていって)

「まぁ、ひとかけらずつでも直接顔を合わせて認識していくさ……、口では出せない、素のノアの反応とかを見てさ」

(強引に聞き出すという無体な事をして、せっかくの顔見知りを失いたくないという事で男の心情は落ち着き、
自前の調査力で色々知っていくと彼女に正面から堂々と宣言していった)

ノア > 「 んん… 何があったか知らないけど、 今目の前に居るのは "貴方のよく知る 便利屋のノアちゃん" ですよー 」

何を探ろうとしているやら、浮かぶ疑問は胸の内に留めて。表面的には何ら変化を見せぬまま、くす と肩を揺らして笑う。

果たして女が、貴方に全てを打ち明ける日は来るのか ── この先どんな事が起きるのかは、誰にもわからない。

女はただ、今こうして貴方と過ごす時間を目一杯楽しんだ。数分後か、其れとも明け方か、いずれにしても貴方が満足ゆくまで食事とお喋りに付き合って。別れ際まで、其の笑みを絶やす事なく ───

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からノアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からボブさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にリンさんが現れました。
リン > 裏通りで、曇天を見上げながらぼんやりと佇む藍色髪の少年。

「待ちぼうけだな……」

手に提げた荷物。薬の売人のアルバイトを引き受けて
取引相手が現れるのを待っていたのだが……なかなか現れない。
もう少し経っても来ないようならずらかってしまおうか、と考えている。

売る相手は大体は満足に金や仕事のない相手だ。
もちろんこのような仕事は小遣い稼ぎ以上には思っていない。
どうせ誰も彼も何かしらの悪事には手を染めているのだし。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からリンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にノアさんが現れました。
ノア > 数枚のメモを手に、酒場を出る。其処には薬品の精製に必要な植物についてや、其の植物の主な生息地、其処を訪れる際に注意すべき点 等が、さらさらと流れるような字で走り書きしてあり。

「 虫……… 居るよ、 ね… 」

虫も土も大嫌い。この石畳が目的地まで続いていれば良いのに… なんて、気怠げに溜め息吐いた。