2018/01/30 のログ
■セイン=ディバン > この不安は、男が男である以上消えない。
過去の経験。親に捨てられた事実が、男の心に傷を残している。
「く、ははっ。いい声だぜ……。
アラミル、もっと鳴きな……!」
ベッドの上で肉体を跳ねさせる相手。それを見れば、どす黒い支配欲がメラメラと燃え盛る。
吸い付かれれば快楽は体の奥まで。一気に支配欲が、理性を飲み込み、消し去っていく。
「あ、ぎ、ぐ、あ……! す、げ……っ。
いい、ぜ。アラミル。お前、最高だ……。最高だ……!」
達しながら、精を求める姿は見た目と裏腹に、淫靡であり、妖艶である。
腰をたたき付けながら、男は相手の身体の自由を奪い、そして、更に犯していく。
そのまま、唇を奪ったまま、相手を逃がさぬよう、精を放てば。
「お、ぉぉぉぉお……。あ……」
身体から、熱奪われる感覚。注いでいるのか、奪われているのか。
どちらが支配しているのかわからないように、感覚がぐるぐる回る。
少なくとも、相手が喜んでいるのは事実なのだが。
「ま、だ、まだぁ……。オラ、もっかい行くぞ……!
満腹に、してやっからなぁ……」
男の射精により、連続絶頂している相手。しかし男はその相手にも容赦しない。
相手が求める以上、更に腰を振る。胸を揉み、乳首を摘み。
快楽を与えつつ、再度腰を動かせば。先ほどよりも粘ついた水尾とが部屋に響くだろう。
「ん……大胆だよな、アラミルは。
いいぜ。その代わり……もっともっと、味あわせてもらうぜ」
おねだりをされる。ならどうする? 簡単だ。
相手の要望に応えればいい。孕ませるように。壊し、犯し、喰らい、汚す。
更に硬さを増したペニスを、激しく引き抜き、打ち込む男。
相手の首をべろり、と舐めながら。ストロークを激しいものにしていく。
■アラミル > そんな不安を察したのかどうか
激しい行為の途中、きゅ、と優しく腕を回して密着し、温かさを伝える
「うん、うんっ♡、なく、なく、からぁ…♡ひぁ、ひゅ、ぅ…♡、あ、う…せ、ぃん…♡♡」
耳からも、相手を蕩かすような嬌声をあげて
貫かれながら、相手に毒を流し込むように、可愛らしい鳴き声を上げ続ける
「さい、こー…?♡、うれ、し…、せいん、も…んっ、あんっ♡、さいこー、だ、よ…♡
んっ、ん…、ちゅぅ…は、ぷ、ちゅぅ…♡、ん、くぅ…――――…♡」
ふるん、ふるん、と果実を揺らしながら男の好きに蹂躙される
叩きつけられる腰を、迎え越しで受け入れて、犯される
唇を奪われれば嬉しそうに鼻息を漏らし、体を弛緩させて
「お、――――ぁ、ご…♡、あ、つ、♡、は、は…っ、う…♡♡」
男とは違い、ひたすらに体を焼かれる感覚に襲われて
本能なのか、搾り取ろうとする動きが、相手から奪おうとする動きとなって
表情は恍惚としており、明らかに深い絶頂に入ったまま戻れなくなっているようで
「ひっ…♡、も、うごける、の…?♡すごいよ、ひぎゅ、せ、いん…♡、こんな、の、いない…♡
おなか、いっぱい、たぽたぽに、して、ぇ…っ♡ん、や、ぁ…♡♡」
戻れないまま、ただ快感を求めて声を上げ、鳴く
胸に軽く触られただけで体に電流が走ったようで。乳首を摘ままれ、胸を軽く揉まれただけで既に膣がひくん♡、ひくん♡と痙攣してしまう
ぶぢゅ、ぶぢゅ、と…粘ついた音が部屋に響く。部屋の中は雄と雌の混ざり合った匂いが充満していき
「だっへ、♡、せいん、のおいしい、もん…♡
だいじょー、ぶ♡、私もせいん、を…んっ、ぁ…♡、たべちゃう、からぁ…♡わらひも、たべて、ね…ぇ…♡」
動きとしては単純になったものの、武器が凶悪すぎる
雌の本能を直接殴りつけるようなペニス。単純に動いただけでも、何も考えられなくなってしまい
それを打ち込まれれば、どろどろになった膣と子宮口でちゅ、ちゅ、と再び激しく吸い付き
舌が首を這う感覚に相手の体の舌でびくんっ、と体を跳ねさせ…激しい動きをもっと、とねだるように脚を開き、腰を浮かせ…逞しいオスのための、精処理道具となっていく…♡
■セイン=ディバン > 不意に、優しく、暖かく抱きしめられる。
思わず息が止まりそうになる中。男は、相手の顔を見る。
なぜか。無性に泣きたくなっていた。
「あぁ、本当に、イイ声だ……。
可愛いぜ、アラミル……」
耳元で囁かれる、甘い毒。男の中をぐちゃぐちゃにかき乱す、その声。
その声に背を押されるように。男は、更に行為の激しさを増していく。
「ははははは、そりゃうれしい。サイコー、って言って貰えるのは……。
幾つになっても、やっぱり嬉しいもんだなぁ」
目の前で揺れる二つの豊かなバスト。それがまた、男の理性を溶かしていく。
この少女に溺れ、朽ち。ただただ食事を提供するだけの家畜になりたい、とすら思ってしまう。
だが、男はその囁きから逃げ、相手を犯すことを選ぶ。
「ぅ、ぉ……。す、われる……っ。
すげぇ、ぞ、アラミル。お前のマンコ……きゅうきゅう吸い付いて……。オレのを、はなさねぇ……」
注ぐ精を逃さぬようにと、締め付け、吸われる動き。
その動きに激しく快楽を与えられながら。男は、その感触を楽しむ。
並の男ならこの一度で気を失っているかもしれないが。あいにく、この男は性の猛者である。
「そりゃ、もちろん……アラミルみたいな魅力的な子を目の前にして……。
一発で失神、なんざもったいねぇし、男が廃るだろ……。
お、っほぉぉ……胸弄っただけで、マンコの中、びくびくしてんぞ?」
達したままの相手に対し、男は射精が終われば、急速に体力を取り戻している。
この無尽蔵の性的体力こそ、男の武器の一つであるが。流石に、疲労自体はしているのだろう。
言葉で相手を責めつつ、まるで搾乳のように、乳首を交互に引っ張り、相手の豊かな胸をたっぽんたっぽん、と揺らして時間を稼ぐ男。
「おいしい、ってのは良くわからんが……自分の舐めたりしたことねーし……。
でも、食べてもらえるなら、光栄だね。当然……。
もっともっと、味わってやるさ……!」
上下から、前後に動きを変えた男の腰。引き抜く時は、カリ首の先、本当に抜けてしまうのではないか、というほど引き。
突き入れるときは、隙間、薄紙一枚もあけないほど。密着するように奥まで。
そんなロングストロークをしていれば、相手の腰が浮くのを確認し。
男は、腰を両手で掴むと、ぐい、と相手の身体を起こし、抱き寄せる。
対面座位の姿勢になり。今度は、下から上へと突き上げる動きに。
しかも、男は一気に相手を突き上げる動きをスピードアップする。
ごん、ごんっ、と。子宮を壊すつもりなのではないか、という勢いで打ち込まれる肉の杭。ぶるぶると痙攣するそれは、相手の中で、さらにぶくり、と膨らむ。
「んひっ、ひっひっひ……。また注いでやるぞ、アラミル……っ!
ほら、おねだりしてみろ! オレのザー汁注いで欲しいなら……。
いやらしく、中出しおねだりしてみろっ!」
相手の身体を揺さぶりながら笑う男。どうやら、完全に支配欲に突き動かされているようだ。
■アラミル > 行為自体は荒々しく、壊されそうになるもの
しかしそれでもアラミルの力は優しく、甘くセインを包み込む
「あは…♡、じゃ、ぁ…ひ、き、ぁ…♡、もっと、いっぱ、い…な、く…ぅ…♡♡」
そうすれば、男に激しくしてもらえる、と…
耳元で、甘い甘い声を上げ続ける。普段なら我慢したりするところを全て曝け出し、翻弄される雌の声を
「わたしも、うれひ、よ…♡、さいこー、なら、おいし、ごはん、いっぱい、だして、くれる、んっ♡、で、しょ…ぉ…♡♡」
密着すれば、柔らかな感触が直にセインの体に伝わってしまうだろうか
自分の瘴気にも負けず、自分の意志を残したまま、犯してくれる相手に、身体も心も、喚起していて
「はなしたら、ひぁ、もったい、♡、ないの…ぉ…♡
こんな、おっひくて、どろどろの、おいしいの、んっ♡、いっぱい、だしてくれる、の、はなしたくない、のぉ…♡♡」
男にとっては何とも嬉しい言葉を放ちつつ、きゅ、きゅぅ、と精液を飲み込んでいく
童女のように離したくない、と繰り返しながら足を絡ませ、ぎゅ、と一滴も逃さないよう密着し…
これだけ搾り取っても、男は萎える様子を全く見せず…それがまた、アラミルの性欲に火をつけ続ける
「みりょく、てき、?♡、あは、いっかいじゃ、セイン、ぜったい、終わらない、よね♡
んっ、ゃんっ♡、だって、ぇ…♡、さっきから、いき、っぱな、し…っ♡♡」
ひくん、と体を震わせながらもまだ失神はしておらず、相手の様子を窺っていて
疲労こそしているものの、まだまだ余力を残す相手に、淫蕩に笑いかける
言葉で責められればそれだけで全身を舐められているように刺激を感じてしまい…きゅん♡♡、と入ったままのペニスを締め付ける
それは、同時に乳首を責めれば更に顕著で…軽く弄っただけでも、びくん、と体を震わせ、絶頂に晒され続けている様子で…
時間稼ぎは成功し、更にアラミルの具合もよくなるというおまけつき
「おいし、♡、よ、ぉ…♡、ごちそう、だもん…♡
いっぱい、もっと、ひっぱ、い…ぁ、が……たべ、たい…♡
わたしを、あげるから、もっと、ひぐっ…、たべさせ、てぇ…っ♡♡」
動きが変わり…前後に男が動き始めれば…引き抜かれる直前までごちそうが抜けていく感触に、いやいや、と腰を押し付け、追いすがろうとしつつ…
その動きにカウンターを合わせるように突き込まれれば、雌の甲高い声をあげてしまう
腰は当然浮き上がり、玩具のように男に弄ばれて
その状態で…セインからの突き上げばかりではなく、自分の体重も快感に変わる、対面座位の姿勢になってしまえば、体の奥底でくっついてしまったかのような錯覚を覚え…
身体の奥底で、衝撃が広がっていく。普通の女性ならば…子宮が壊され、二度と使い物にならなくなるであろう突き込み
そんな乱暴なストロークにも、精一杯の動きで答え、もっと奥へ奥へと、セインのペニスを誘う
そうして、ぶくり、と…また一回りペニスが大きくなれば、身体でそれを感じ……
「おにぇ、だり♡、ひゃい、わかり、んっ、ぁ、♡、まひ、たぁ…っ♡、せいん…っ♡
せいんの、ざーめん、ざーじる♡、いっぱいわたしに、こわれるくらい、ひゃんっ♡、そそ、いでぇ…っ♡♡
このまま、ぎゅ、って、して、にげられな、いよ、に、して、そそいで、くだひゃ、い…っ♡、♡」
ぶくりと膨らんだペニスをぎゅうう、と膣で抱きしめながら、豊かな肢体を相手に押し付け、自分からも密着して
相すれば自然、顔同士が近づき…快楽で淫らに歪んだ表情を男に見せつけながら、懇願ともいえるおねだりを。それは男の支配欲を最大限煽り立ててしまうか
それに合わせて最奥…子宮口がぱくぱく、と口をぱくつかせ、子種をたくさん注いでほしい、と種付けしてほしい、と体の内と外、どちらからもねだる
■セイン=ディバン > 好意こそ抱いてないでもない。行為こそ、好んで行ってはいるが。
そう優しく抱きしめられては。少し、情が湧いてしまうんだが、と。
男は、その言葉を口には出せなかった。
「おう、鳴け鳴け。その方がオレも楽しいし。
声殺すの、結構つらいだろ。せっかく声出せる宿取ったんだしさ」
耳元に注がれる毒の量は増える一方だ。男の背筋を、ぞくぞくと快楽が走り、ぶるり、と身体を震わせる。
甘い香り。甘い声。熱い身体。すべてが、男を興奮させるための仕組みのようで。
「お、う。そりゃあな。約束だから……。
つっ、っても。あんまり余裕、ねーんだけど……」
触れ合った肌。柔らかい感触。脳が、理性が。どろどろと溶けて融けて、耳の穴辺りから流れ出てしまうような錯覚。
「……あ~。あ~。あ~~~……。
アラミル……可愛い」
ぽろ、と洩れた相手の一言に、男は天井を一瞬見上げながら呻き。
そして、相手の額へとキスを落とす。それは、この場に似合わない触れるだけのキスで。
今までこの少女と重ねてきた、どのキスよりも。純粋で、子供っぽかった。
絡む足の感触に、男は驚いたような表情こそ浮かべるが。その行いを咎めたりはしない。
「おうさ。今日はとことん。夜が明けるまで、だぜ?
感じてくれるのはいいけど、キツかったら言え? 少しペース落とすからさ」
自身が失神するか。相手が失神するか。そこまでの覚悟の男。
少し胸を弄れば。少し腰を動かせば、判りやすくひくつく相手の女性器の感触に、男は優しく言葉をかける。
「ご馳走、ね~……こればっかは良くわからん感覚だな。
そう、がっつきなさんな、って。言われなくてもご馳走してやるし……。
アラミルの味も、じっくり味わいたいしな?」
男の行動に、一々反応を返してくれる相手が愛おしかった。
腰を引けば、追いかけてくる。突き入れれば、嬌声を上げる。
体位変え、更なる密着をすれば、その突きを受け入れてくれる。
膨れ上がる射精感、そして、暖かな感情。
絆されてるな、と自覚しながらも。男はそれについて考えない。
「おう、よく言えました。アラミルはいい子だな。えらいえらい。
じゃあ……もう一発出すから、しっかり味わえよ……、くっ……!
ん、ぐはっ……! オラ、孕め! オレのガキ、孕んでイけっ、アラミル!!」
卑猥なおねだりが耳を侵す。蕩けた表情が目を侵す。
絡みつく膣壁が、性的欲求を侵し。子宮口の感触が、心を侵す。
いよいよ、理性が砕けかけている男が。相手を大きく突き上げ。
ぶわっ、と大きく膨れた肉茎は、噴水のように、二度目の精を放つ。
以前同様、勢いと量衰えぬ精液は、子宮内部へと直接注がれていく。
男は、相手の顔を抱き寄せ、再度、口付けしながら精を注ぎ続ける。
「ん、れぇぇ……。ちゅ、あむっ……。
オラ、子宮で飲めっ……! オレの子種で、着床アクメ決めろっ、オラッ!」
射精しながら、腰を振り、相手を揺らす、揺らす。普段は絶対言わないような、乱暴な言葉を口にしながら、相手の口内を貪る。
射精の途中だというのに、男のペニスは更に膨張し、堅くなる。
これも、相手の瘴気の影響だろうか。そのまま、射精を終えると同時に、男は更に腰を激しく振っていく。
どうやら、三度目の射精も続けて行うつもりらしい。相手の身体への負担など、とうに考えていない。
■アラミル > 成長したとはいえ、そういった人間同士の情というのは未だあまり理解できず
ただ、そうしたかっただけ、という行為だったが…その意味に彼女自身が気づくのはいつになるやら
「う、ん、うん♡、がまん、しひゃく、な、い…♡♡
うれ、し、よ…セイン…♡♡、こえ、いっぱい、だすぅ…っ、♡♡♡」
きっと行為が終わった後もこの声は男の耳をくすぐり続けるのだろう
火照った体を相手に押し付け、自分もまた意識がまた飛びそうなほどの快楽を返されて
「わら、ひ…♡、は…もとから、よゆ、ないよ…♡
せいんの、すご、しゅ、ぎ、て…ぇ…♡」
二人であるにもかかわらず、一つに溶けあってしまいそうな、そんなまぐわい。止まる様子を全く見せず
「かわい、い…♡…、ひ、ぐ、うれ、し…よぉ…♡
せいん、せいん……あいして、んっ♡、もっとぉ…♡」
くすぐったそうに、額にキスを受ける
子供っぽい、そんなキスさえも今は快楽に、いとおしさに変わっていき
お返し、とばかりに、少し体を動かし、相手の頬に同じように、触れるだけのキスを。真似をしたのか、それもまた、子供っぽく、ぎこちないもので
ただ、体は子種を求めてぎゅぅ、としっかりと…奥まで繋がろうと
「さいしょに、ひぎゅ♡、いった、でしょ…♡、おなかいっぱいになっても、愛して、って♡
だからぁ…そんなこと、きにせずに、私を、たべ、んっ♡、てぇ…っ」
彼女もまた、自分が限界になるまでこの相手を食べたい、食べられたい、と思っていて
もはや肌に触れるだけでも達しているのではないかという膣の動き
優しい言葉には、意地悪そうな笑みを浮かべて。同時、ふわ、と…また…先ほどよりは薄い瘴気が漏れ出る
それは遠慮なんて捨ててしまえ、という意思表示であり
「だって、だって、ぇ…♡、こんなの、いっぱい、たべなきゃ、そん、だもん…っ♡♡
せいんも、もっと、もっと、どーぶつ♡、みたい、に…わたしを、たべ、て、いいん、だよ…♡」
あらゆる行動に、敏感に、激しく反応する
男と比べればまだ小さな体で、包み込むような刺激
またぶく、と男のものが膨れればねだるように腰をゆする、貪欲さ
相手の気持ちはわからないが、きっと気持ちよくなってるんだろうななんて
「えら、い…♡、うれ、し、♡やった、ぁ…、ごほ、び…うれ、し…♡
いっぱい、たべる…から、ぜんぶ、だしてぇ…♡…はらま、せて…、はらませてぇ…♡♡」
快感に蕩かされ、孕む体ではないが、雄を興奮させるため、孕ませおねだりをくりかえして
子宮口でぱっくり♡、と咥え込み、奥の奥まで飲み込む準備をはじめ
ずん、という再びの衝撃と共に突き込まれれば…根元から搾り上げるように、膣がひくついて、精を受け止める準備を完全に整える
そうして…また、体の中で、熱がはじける…
どぼ、♡、どぼぉ♡っと…熱く、未だねばつきと量を衰えさせないそれを先ほどのものがたっぷり残っている子宮へ注がれる
唇を奪われ、全てを相手に預けながらまた、思考と体を燃やされていき
「は、ぷ…ちゅ、ちゅぅぅ…♡、えう…ぁ―――♡♡
のみゅ、のみ、ましゅ…♡、せいんの、こ、ちゃくしょ、する…ぅ…♡♡♡」
まるで、しみこまされるように、腰を揺らされてしっかりと種付けされて♡
口内も膣と同じく熱く、離れるその時まで舌を名残惜しそうに絡ませて…
「あ、ぎゅ…♡、まだ、かた、い…ぃ…♡♡
おなか、ふくらん、じゃって♡る、よぉ…♡、でも、ぉ…あ…♡、もっと、そそ、いでぇ…っっ♡♡」
うわごとのように、まだおねだりを繰り返す。
出した直後だというのに膨張し始め、硬ささえ増していくペニスに歓喜の声をあげて
彼女の胎は既にぽこん、と妊娠しているかのように膨らんでしまい…。ただ、以前と違い、まだ意識は失わず、もっと私を食べれるよ、と男を誘う
■セイン=ディバン > そもそも、これだけ激しい交わりを行っている時点で。とうに情は湧いているし。
相手を好ましく思ってしまっている時点で、すっかり虜になっているのだが。
男は、そこを自覚できていない。いや、目をそらしているのだろうか。
「ん、それでいいぜ。アラミルの声、聞いてると心地いいしな……」
どこまでも深く、男を取り込んでいく相手の魅力。
理性のかけらが、表面上の紳士さを演出しているが。行為自体の激しさが、男のオスとしての、ケダモノとしての側面が強く出てしまっていることを象徴するだろう。
「はは、凄すぎる、っても。オレより凄いやつも世の中にはいるぜ?
んっ……あぁ、愛してやるよ。もっともっと、な」
触れるだけのキスに、触れるだけのキスを返されれば、男は頬を赤く染め、照れるのを隠せずに。
それなのに、強く求めている、ということが判る相手の膣の感触。
そのギャップが、酷く男の精神を揺さぶっていく。
「ケダモノみたいに、か。じゃあ……。
こんな感じ、かなっ!」
男の優しさもなんのその。貪欲に精を求める相手に、男は応え。
相手の要望どおり、技巧も何もない、ケダモノじみたピストンを開始する。
水音、肌打つ音を部屋に響かせながら。次の瞬間、子宮口を貫いた感触があれば。
「んおっ、入っちまった、なぁ……。でも、お前が悪いんだぜ、アラミル……。
ここまで火をつけちまったのは、お前なんだから、よ……」
男はそれを意にも解さず、更に突き上げる。ぎゅうぎゅうと、精を搾り取ろう、と蠢く膣の感触に、男は精を溢れさせ。
「んっ、はぁ、んちゅっ……。
ふは、はっ……。決めたぜ、アラミル……。
今日は、お前の子宮に完全に着床するまで、何度でも生で中出ししてやんよ……」
もちろん、相手の正体がわからない以上、着床するかも不明なのだが。
男的には、そういう心構えで夜明けまで犯す、という意味での宣言であった。
口内を犯す舌を引き抜き。更に腰を振ることを続ければ。
「おお、おっ、イくぞ、アラミル。もう一発……!
んぎっ……! オ、ラっ……! アクメ痙攣してる子宮、塗り潰してやる……!
たっぷり味わって、イっちまえっ!」
おねだりされればされただけ。脳が、応えろ。応えねばいけない。
この女性の声に従え、と命令する。
ぐぽんっ、と子宮口から引き抜いたカリを、再度ごちゅっ、と子宮内部へねじ込み。
男の股間は、三度目の吐精を果たす。二度の射精以上の勢いの白濁液は、更に相手の腹部を膨らませることになるだろうが。
男は、射精したまま、相手の体をベッドに寝かせ。ぐるり、と半回転させると、今度は後背位の姿勢で、相手をまさにケダモノの交尾のように犯す。
「は、ひ、んぐっ……まだ、まだまだ、だぞ、アラミル……!
もっと、もっとよがって、乱れてみせろ……!」
血走った目でそう言いながら、欲望を叩きつけ続ける男。
その行為が終わったのは、夜が明けてから。それまで何度精を注いだのか。男自身判らなくなりながら……。
最後は、完全に意識を失ってしまい、男はばったりとベッドに倒れたんだとか……。
■アラミル > そんな相手の気持ちはわかってはいないが種族として、男を誑かすことを目的として作られた存在だ
虜にし、自分の餌する手段は命に刻まれていて
ただ、無自覚な分、たちが悪いのだが
「んっ、きゅ…♡、それなら、いっぱい、きもちよく、なってぇ…♡、鳴く、から、いっぱい、なく、からぁ…♡♡」
段々とけだものになっていく相手をしっかりと受け止めて
紳士さと相まって行くそれは、アラミルにとっても嬉しいもので
「ほかの、んっ♡、はなし、ぁ…♡、なんて、して、ない…♡
せいん、がすごい、っ、のぉ…♡、あ、ひゅ、きて、きてぇ…っ♡♡」
真似をしているだけではあるが、相手の反応を見る限り成功したようで、嬉しさにこちらも頬を緩める
膣は更に愛しそうにペニスを抱きしめ、体でも相手を更に虜にしようと
「ひ、ぁ、が、♡、ぁ、ぎゅぅ、♡♡、そ、う…♡、しゅ、ご…♡す、ごぃ、いい…♡♡」
応えられれば明らかな歓喜の声を上げ…
ケダモノじみたピストンに、体はもう深く、重い絶頂から降りてこられなくなり
目の前がちかちかと点滅し始め、それに呼応して、千切らんばかりに、膣も収縮する
最奥まで迎え入れ、孕む準備はできた、と体で伝えれば…
「う、ん、♡、うん♡、わらしが、わりゅいの、ぉ…♡
だから、もっと、おしおき、して、燃やしてぇ…♡、わたしのからだ、ぜんぶ…ぅ…♡♡」
がくん、がくん、とおもちゃのように体を揺すりつつ…溢れる精を、その身に受け止める
「ん、きゅ、ぁあ…♡♡、ひゃい、いっぱい、なま、でだし、てはりゃませて、くだ、しゃ…♡
せいんの、せいんのこだねで、おにゃか、いっぱい、にして、はらませ、て…ぇ…♡♡」
孕む孕まないではなく、注がれる子種の感触が何よりも気持ちいい
どれだけ激しく乱暴にされようとそれが気持ちいい、と…
舌を引き抜かれればそのままだらん、とだらしない表情を浮かべ…相手の腰の動きに翻弄されるまま、腰を押し付け返す
「ひぎゅっ、あ♡♡、まだ、くりゅ、あついの、いっぱいくるぅ…♡、♡、こんなの、耐えられ、にゃ…♡
しきゅ、いっぱい、♡、せいんの、で…うめつくされ、ひゃう…ぅ…♡♡――――っっ♡♡」
全く衰えない…自分のせいでもあるのだが…射精に、また体を反らせて、達する
目の前が真っ白になり、全てが会館で塗りつぶされて
子宮内部を埋め尽くし、その奥…卵管にまで、逞しいオスの子種が蹂躙を開始する
膣はもちろん埋め尽くされ…先ほどまでよりさらに腹部が膨らみ、臨月のように
そんな体のまま、次は獣のような体勢で犯され始めて…
「ひ、ぁ…が…、う、ぎゅ…♡せい、ん…せいんぅ…♡
もっと、いっぱい、ごはん、ちょ、らいぃ…―――っ♡、♡」
理性が完全に砕かれた雄と雌がひたすらに交わり続ける
終わったときには、日が高く上り…抱き合って眠っていたそうで
注がれた射精の数は優に両手を超え…その日の部屋の清掃担当は悲鳴をあげたそうだが、蛇足だろう
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からセイン=ディバンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からアラミルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 廃屋街」にツァリエルさんが現れました。
■ツァリエル > 夕刻、本来なら夕餉のいい匂いが漂ってくる頃だと言うのに
貧民地区にはそのような人並みの生活臭は漂ってこない。
廃屋街、崩れかけた小屋や建物が立ち並ぶうら寂しい場所である。
王城を抜け出したツァリエルは昔なじみの修道士たちに混じり
貧民地区での炊き出しと慈善事業の手伝いをしていた。
そろそろ人の集まりも途絶え、今日の仕事は終わりとされて修道士たちはみな一様に額の汗を拭った。
ツァリエルも炊き出しの片付けや物資の搬入、老人や子供の面倒を見てくるくるとよく働いたが
もういいと年長の修道士に言われてようやく手を止め休んだ。
人から離れた廃材の上に腰を落ち着けると、ふうとため息をつく。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 廃屋街」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 王都内、気紛れに、そして神出鬼没な少女。
いつもの調子で、気の向くまま風の吹くままに歩みを進め…
正確には、屋根伝いに飛んだり跳ねたりだが、今日はこの貧民地区にやって来ていた。
どうやら、本日は頑張っている冒険者達との遭遇は避けれていたようだ。
人気をなるべく避けた場所へと、とん、と着地をした。
…つもりだったのだが、大して気を張ってなかったのもあってか、側に居るだろう存在には、その瞬間に気付く。
「………おや?」
それにも大して気にした様子もなく、首を傾げながら、そちらへと視線を向けてみる。
■ツァリエル > とん、と屋根の上から下りてきた少女の存在に下で座っていたツァリエルはびっくりしてしまった。
「わ、ぁっ……?!」
まさか人が上から下りてくるとは思わず、声を上げてしまう。
が、よくよく見ればその人物が以前貧民地区で出会った相手であるとわかると
ほっと胸をなでおろしてにこやかに微笑みかけた。
「こんばんは、タマモさん。
今日はこんなところでどうされたんですか?」
お尻の汚れを手で払いながら立ち上がり、彼女の方へ歩み寄る。
■タマモ > うん、どうやら側に居ただろう相手は、大層に驚いていたようだ?
驚きに声を上げるも、己と気付けば、それが挨拶に変わる。
それを聞けば、さすがに相手が見知った相手だと気付くだろう。
「む…おばんじゃな、えーっと…つーちゃん?」
が、少女は少しだけ考える仕草。
挨拶を返す言葉に、僅かに疑問符、自分で付けたはずの呼び名だろうに。
単に、すぐにはっきりと思い出せなかっただけである、酷いとか言わない。
「どうかしたかと問われれば…まぁ、気紛れの散歩じゃ。
しかし、前も貧民地区じゃったのぅ…何じゃ、この辺りに何かあるのか?」
その時の事を思い出すかのように、腕組し、歩み寄る少年に答えて。
■ツァリエル > 「はい、ツァリエルです」
自分の名前を疑問形で呼ばれてしまって少し苦笑しながら頷いた。
異国の人にとっては自分の名前は言いにくいのだろう。
あだ名で呼ばれるのもそう悪い気はしなかった。
「なるほど、散歩中だったんですね。
僕は貧民地区で教会の炊き出しのお手伝いに来ていたんです。
今は仕事が終わってしまって休んでいたところで……。
そう言えば前にあったときもここでしたね。なにか奇妙な縁があるのかな」
偶然とは言え、二度も同じ相手に同じ場所で出くわすと少々なにかあるのかと思わずにはいられない。
実際には特に何もなくとも、なんとなく嬉しいような不思議なような気分になる。
そうだ、と言って一旦タマモの元を離れると炊き出しの後片付けの場所から二つのコップを持ってきた。
中には温かな紅茶が入っている。
「よろしかったらどうぞ、体が温まりますよ」
どうやら教会の修道士たちに振る舞われているらしい。
貧民地区なのでやや薄い紅茶だが、焚き火で沸かしていたため温度は熱々だろう。
■タマモ > 「………そ、そうそう、そうじゃな?」
改めて本人からもう一度、こうして名前を聞かされた訳だが…
うん、やっぱり普通に呼ぶのは無理、そんな雰囲気をありありと見せ付けるように言葉を返す。
「うん?教会?炊き出し?…ふむ、なるほどのぅ。
まぁ、前に会った時は、こうしてゆるりと話せる状況ではなかったがな?」
聞き馴染みの薄い単語に、また思い出すように考える仕草。
そう、確か、己の世界では災害の地とかでやってる行為だった気がした。
場所が場所だ、ここもそうしたものがあるのだろうと、とりあえず納得しておいて。
続く言葉に、にまーっと意地悪そうな笑み。
と、一度離れ、戻って来る相手を眺める。
炊き出し?とやらをしている場所だろう、そこからコップを持って来たようだ。
「ほほぅ…紅茶か、せっかくじゃ、頂くとしよう…?」
と、手を伸ばして受け取ろうとするのだが…ぴたり、と受け取る寸前で手が止まる。
コップから上がる湯気、明らかに、熱そうだからだ。
「む、むむむ…い、頂くのじゃ…頂くのじゃが…」
こう、受け取るのに、どこを持ったら良いのか悩んでいる様子なのが分かるかもしれない。
■ツァリエル > 伸ばしかけた手をタマモが躊躇したのはコップの持ち手を持てなかったためか、
あるいは温度が熱すぎたためか。
なんとなく戸惑っている相手に首を傾げ、あぁと納得がいけば
「ちょっと失礼しますね」
そう言って片方のコップに口を近づけふーふーと息を吹きかけて冷ます。
少し冷めたのならば、わざわざコップを回して取っ手を相手に向けて。
「さ、どうぞ」
そう言って相手の前に再び差し出した。
もしかしたらタマモは猫舌なのかもしれない。
狐のような耳が生えているから狐舌だろうか。
そう考えるとちょっとおかしくてひとりでに微笑んでしまう。
■タマモ > 「ふむ?」
こうか?それともこうか?なんて、まだ手がコップの周りを彷徨う。
そうしていたところで、コップが一度手元を離れる。
息を吹き掛け冷まし、改めて差し出された。
どう見ても、事情を察したような行動だ、うん。
「うぐっ………い、頂くのじゃ」
むぅ、と唸りながらも、手を伸ばし…よし、受け取れた。
先ほどよりも少々引いた感じの湯気に、一度視線を落とし、少年の方へと向ければ…
おかしそうに微笑む少年の表情。
「つーちゃんや、今のは見なかった…そう、見なかったのじゃ。
…分かったな?」
コップを持たぬ空いた手が、少年へと伸びる。
がしっ、と肩を掴めば、ぐいっと引き寄せ、顔を寄せて。
にっこりと作り笑顔を浮かべながら、少年だけに聞こえるような声で囁いた。
■ツァリエル > うろうろとコップの周りをさまようタマモの手、
ツァリエルはにこにこと彼女が納得するまでコップを持って待ち続ける。
ようやくそっと伸ばした手がコップを受け取れば
まるで子供が一人で立ち上がったかのような大仰な感動が沸き起こって思わずニッコリしてしまう。
と、何故か不満なのかタマモが自分の肩を引き寄せこっそりと耳打ちしてくる。
そんなに恥ずかしがらなくてもいいのにな、なんて思いながら
「はい、僕は何も見ていませんとも。
タマモさん熱いのが苦手だったら息を吹きかけて冷ますといいですよ」
いらぬお節介でそう助言してまたにこにこと相手を見つめる。
そろそろ自分の紅茶も丁度飲み頃になった頃だろう。
冷えた両手でコップを包むようにすればじんわりと温もりが伝わる。
一口紅茶をすすると、事前に入れた砂糖の甘さとちょっと薄い茶葉の味がして、
けれどほわりと体を温める美味しい温度がするのだった。
さて、タマモの方はちゃんと飲めるだろうか。
じっと彼女の方へ期待するように視線を注ぐ。
■タマモ > 「つーちゃんや…お主も、存外と意地悪なところがあるようじゃのぅ…」
手にしたコップを揺らしながら、笑顔の少年をじと目で見遣る。
肩から手を離し、頭にぽんと乗せ、わしわしと撫でると言うか、髪を乱すように手を動かした。
冷ましたのもあるし、気温もある、何とかなる程度まで温度の下がった紅茶には、満足そうだが。
が、油断はならない、もう少しだけ息を吹き掛けておいた。
ここまですれば、さすがに猫舌であろうと、何とか飲める。
唇を付け、一口…うん、悪くはない。
飲めると分かれば、そのままコップを傾け飲んでゆく。
そして、ふと向けられる視線に気付いた。
何と言うか…ここまで心配されると、色々と、あれだ…細かい部分は察して貰いたい。
そうなると、一矢報いてやりたいとも考えてしまう次第で。
するりと再び伸びる手が、少年の腰に回される。
ちらりと炊き出しの方へと一瞬視線を、こちらに注意が来てないのを確認してから、そのまま抱き寄せた。
■ツァリエル > わしわしと頭を髪をかき乱すように撫でられれば少しくすぐったそうに笑う。
白金の髪がクシャクシャに揺れてツァリエルの髪はボサボサになってしまったが
それもどこか楽しげにツァリエルは笑みをこぼす。
やっと口をつけてくれたタマモにふと微笑むと、自分もまた一口温まるために飲む。
と、彼女から手を伸ばされ何故か腰に腕を回されてしまった。
なんだろう、これも悪ふざけの一つかな、などと思いながらくすぐったそうに身を捩って
「やだ、タマモさん……どうされたんですか?」
などとくすくすと笑いながらじゃれ合う。
手元の紅茶を取り落とさないように注意しながら逆にこちらは彼女の髪をワシワシと撫でさっきのお返し。
無論、誰も二人の動向には注意を払っていない。
■タマモ > 己の手によって、少年の髪は寝癖のように乱れる。
少々してやった感はあるが、まだまだ足りない。
と言うか、された相手は笑っているままだ、何か悔しい。
とりあえず、紅茶は飲み終え、コップを………置き場に迷い、一旦、袖の中。
大丈夫、後でちゃんと返します。
やはり油断があるのだろう、前回と違い、抱き寄せても楽しんでいるようだ?
どうしてやろうか…と考えている最中、ふと何かに気付き、すん、と鼻を鳴らす。
さっきは紅茶の匂いもあって感じ難かったが、今はそれも飲み終わり、鼻に掛かるのは少年の匂いのみ。
この匂い、男子だけのものではない、近い匂いを嗅いだ事があったから気付けたのだ。
「………つーちゃんや、いつのまに、男子から変わってしまったんじゃ?」
少年の手が己の髪に触れ、お返しに撫でられる。
それを大人しく受けながらも、その耳元に唇を寄せ、ぽつりと囁いた。
その言葉の意味を察せるように、コップを離したもう片方の手も少年の手に回し、身体を密着させながら。
こちらの顔を見るようであれば、目を細め意地悪な笑みを浮かべているのが見えるかもしれない。
■ツァリエル > コップを器用に袖の中へとしまうタマモにまるで手品を見せられたかのように驚いてわぁ、と拍手する。
異国の人のしきたりなのだろうか、そのまましまわれてしまったら困るけれども
タマモのことだろう、あとでちゃんと片付けてくれるのかもしれない。
すん、と鼻を鳴らすタマモに何か犬や猫のような仕草を感じて可愛いと思うものの
自分の匂いを嗅がれればちょっと恥ずかしそうに身を縮こまらせる。
風呂にはキチンと入れてもらっているし、手入れもそれなりにさせてもらっているが、
少女に自分の匂いを気にされると居心地が悪かった。
「えっ……それは、そのっ……」
突如タマモが口にしたずばり核心をついた言葉。
たしかに今のツァリエルは男とも女ともつかぬ曖昧な体であった。
それを匂いだけで言い当てられれば驚いてタマモを見つめた。
密着する体が羞恥に熱くなって、ついには耳まで赤くなる始末。
「た、タマモさん……これには色々あって……
や、ちょっと……離して……」
意地悪な笑みを浮かべるタマモにこれは単なるじゃれ合いでは無いことを悟れば
弱い力で相手の体を押しやった。
しかし少女の体を突き飛ばすことはおろか、乱暴を振るうことさえ難しいツァリエルでは
その動きはじゃれ合いの延長でしか無く。
周りの人も子供同士のふざけあいだと思っているのだろう。
特に何もいいもせず、のんきに大人同士で歓談などしている。
■タマモ > まぁ、実際には手品でも何でもなく、中に入れておくと壊さずに済むから入れてるだけだったりする。
この着付けた着物自体にも妖力が込められており、自在に操れるからだ。
それを知って何がある訳でもない、だから説明もしないが。
それはさて置き、それを問えば、少年の反応の変化が見て取れた。
何とも正直過ぎる反応で、とても分かり易いものだ。
「前に会った時とは違う、雄と…そして、雌の匂い。
確かに色々とあるじゃろうな?…そうでなければ、普通はこうはならん。
して、なぜこんな事になってしまったんじゃろう…のぅ、つーちゃん?」
うんうんと、か弱い抵抗を始める少年に、満足そうに頷く。
が、だからと簡単に解放をしてやる程、己は甘くはない。
はむ、と耳朶を甘噛みし、ふぅっと耳に吐息を吹き掛ける。
問いながら、しっかりと抱き締めれば、少年の体の感触が強まる…もちろん、少年にも同じ事は言えるが。
腰の手は軽く下げられお尻に、膝を少し上げ、股間に触れるように。
そのままお尻を掴むと、ぐいっと腰を突き出させ、股間が膝に擦れるようにしてしまう。
ちゃんと答えないと、もっと進めてしまうぞ、と言わんばかりに。
■ツァリエル > ぎゅ、と抱きしめられ体が密着するに連れてタマモの匂いと柔らかな肢体が
衣服越しにツァリエルへ伝わってきてしまう。
悪ふざけにしては度が過ぎているタマモの意地悪な行為にかぁっと顔を真っ赤に染めて
必死に身を捩って抵抗を繰り返す。
「ぼ、僕にもよくわからなくて……最近、男とは違う体になってしまうことが
あったけど……気がついたらこんな風になってしまっていて……
あっ、やだ……、タマモさん……だめですっ、これ以上は……!」
耳に吐息を吹きかけられ、小尻をわしっとタマモの手で掴まれれば
さすがにじゃれ合いでは通じなくなって慌ててしまう。
他の誰かに助けを求めるように視線を彷徨わせるが、運悪く誰も気づいていない。
女の子にいいようにされていることも恥ずかしいが、股間を膝に擦り付けられようとしているのもひどく恥ずかしい。
しかしこれ以上は答えようがなく、弱りきった目でタマモを見つめてしまう。
■タマモ > 抱き締める体から、少年の反応の強さはより感じ取れる。
もう一度だけ、周囲に注意を向けてはみるも…まだ何も変化はない。
そして、少年の抵抗は相変わらずか弱いもので。
「ふむ…となると、戻る可能性はある訳じゃな。
もっとも、逆にこのまま女子に…なんて可能性も無い事も無いが。
ほれ、あれじゃ、こう言ったのは…満足をした方が、消えてしまうとか、そういうものじゃろう?
男子に戻りたいならば、女子の。
女子へと変わりたいならば、男子の…そう思わぬか?ん?
つーちゃんは、このままで良いとは思っておらんじゃろう?」
それっぽい事を言っているが、実のところ、楽しんでいるだけなのは秘密だ。
その辺りは、少年がそれをどう受け取るか、と言うのもあるだろう。
そんな事を伝えながらも、少年を弄ぶ動きは止まらない。
気付かれてないのをいい事に、お尻を掴む手は揉み始め、押し付ける手は腰を上下に揺らし、股間を膝で擦り続ける。
寄せる身も擦り付ければ、少年の胸に、己の乳房の感触がより強く感じられるだろう。
徐々に強められてゆく刺激、大胆になる動き、だが周囲はまだ気付かない。