2018/01/21 のログ
セイン=ディバン > 結局、男は酒をしこたま飲み。酒場を後にした。
すっきりとしない顔は、まだまだ男が悩みを抱えているのを雄弁に語っていた。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からセイン=ディバンさんが去りました。
ご案内:「貧民地区 廃教会(孤児院)」にバルジリスさんが現れました。
バルジリス > 貧民地区にある廃教会。そこは長らく使われていないのか、外観はかなりボロボロで、居るのは住む場所を奪われた貧民地区の浮浪者くらいだろうと思われるだろう……外観は、だが。

「よぉ、ガキども。生きてるかぁ?」

そう言って、その教会に入っていった男、バルジリス。その腕には、大量のパンが入った紙袋が抱えられていて…

『あ、バルバルだー』
『バルバルー、遊んでー』

そう子供たちの声が、教会内から響くであろう。そう、この教会は、バルジリスの主、ワルセイが独り身の子供のために、孤児院として利用しているのだ。周囲には結界が張られていて、子供に害意のある者は入れないようになっている。子供の数は10人ほど。

「おいおい、飛びつくんじゃねぇよ。パンが落ちるだろぉが。ほら、パン買ってきたから、分けて食うんだぞ」

そう言って、子供たちにパンを分け与えて。
そして、神の像がすべて破壊され、代わりに蛇が十字架に絡みついている絵が描かれた旗が掲げられているのを眺めて…

「じゃあ、ワルセイ様に感謝を込めて食えよ」

そう言って、子供たちがパンをかじるのを、椅子に座って眺めて……

バルジリス > そのまま、子供たちの声を聴きながら、うとうととし始めて…
軽い眠りに落ちるのであった……

ご案内:「貧民地区 廃教会(孤児院)」からバルジリスさんが去りました。