2018/01/04 のログ
クウ > そのまま歩き続け、運よく戻れたかそれとも戻れなかったは判らずに…
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からクウさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にティエラさんが現れました。
ティエラ > 今宵も酒場は大盛況であった。
 いつでもどこでも酒場はそんなところである、金のないものが安酒を求めてくる場所が貧民区の酒場。
 酒の質も低く、水増しした物も多いが酔うこと自体はできるから安い金で酒を飲み、いい気分になって騒ぎ立てる。
 出す酒の種類と値段と、あと内装がボロボロという違いだけで、どこにでもある酒場なのだ。
 喧嘩や、殺し合いがない文まだ上等と言える部類なのだろう酒場。
 そんな酒場に安い賃金で踊る女がいる。
 異国情緒溢れた薄絹で作られた衣装を身にまとい、全身に汗のたまをきらりと浮かべて腰を振る。
 ひらりひぃらりと手を振れば、ブレスレットが擦れあって高い音を立て。
 足を上げて見せれば男たちの卑猥な歓声が飛ぶ。
 舞台なんて上等なものがないから、時にはカウンターの上で踊ってみせたりもする。
 フェイスベールに包まれた口元は笑を作り上げながら、客に見せるように己の肢体をくねらせている。

 今宵は、踊り子は仕事をしている夜。

ティエラ > 肌を見せた女が腰を振って男達に踊りを見せる。
 葡萄色の瞳は艶かしく彼らを見ては意味有りげな笑みをフェイスヴェールの下に作り上げてみせる。
 褐色の女の尻に手を伸ばそうとする男の手をするりと避けて甘い残り香を残してみせる。
 音楽はない、酒に酔った彼らの脱げとかのお決まりの文句のみ。
 脱げと言われても、娼婦ではないから脱ぐ積もりはない。
 店の中をあっちに行ったりこっちに行ったり。
 軽やかに女は踊りを見せていく。
 ひとつの演目が終わり、息を上げながら軽くお辞儀。
 そして、少し移動して、マスターが用意してくれた席へ。
 続けるかどうかはマスターの意向次第、とりあえず、水をもらい、それを飲みながら沙汰を待つ。

ティエラ > 今宵はもう大丈夫だそうだ。
 時間も遅いしそろそろ閉めるとのことで、今日の分の賃金を渡される。
 それなら、と女はお金を受け取り、水を飲み干して立ち上がる。
 男どもが今晩の春を求めて声をかけてくるものの、軽く笑って手を振って断ることにする。
 もともとそんなつもりもないし、と何時ものと言えるやり取りをしつつ女は店を出る。
 そのまま、今とっている宿に向かい歩き、去っていくのだった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からティエラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にイヌ/ネコさんが現れました。
イヌ/ネコ > 「……う~ん。なかなか、ないねぇ」

貧民地区、商店立ち並ぶエリアで二匹のミレー族が店を見ては首を振ったりため息をついたりしている。
イヌのミレー族メイドは、少し困った様子だ。

『……っつか。ご主人に聞けばいいんじゃにゃいの?
 冒険者になるための手続きだ勉強だなんだかんだ』

ネコのミレー族メイドは、若干呆れたような様子でそうボヤきつつ、相棒の後ろを付いていく。
言われたイヌメイドは、後ろを振り返り頬を膨らませる。

「だめだよ! 冒険者になって、それから報告して驚かせたいんだもん!」
『へ~へ~。それ、何回も聞きましたよ~。
 まったく。振り回されるアタシの身にもにゃってほしいっつ~』

やいのやいのといいながら商店を見て回る二人。欲しているものは……。
冒険者になるための教本や、冒険者の手引きなどなど。そんなもの、そうやすやす見つかるだろうか?

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にゼナさんが現れました。
ゼナ > 「――――よし…っ。」

気合をいれるかの呟きを小さく漏らし、決意みなぎる硬い表情にて前方を歩く2人のメイドに近付くのは、軽鎧に身を包んだ冒険者と思しき娘である。
所々を金属で補強した革の軽鎧は、豊胸の谷間や臍周り、さらには太腿の付け根などの露出した、非常に寒々しい代物。
それでも、あまりそう感じさせないのは太陽を思わせる金の短髪と南国のイメージ漂う小麦色の肌ゆえか。

「―――――えっと、いきなりすみませんっ。ちょっといいでしょうかっ。」

そんな娘が2人のメイドに声を掛けたのは、手を伸ばせばその身体に触れられるくらいの距離に入ってから。
わざと足音を立てて、近付いたのは敵意や悪意が無いことを示すため。

イヌ/ネコ > 『大体さぁ。冒険者になるって、そんな甘くないと思うけどニャ?』
「でもでも、冒険者になってお金を稼げば、身分を買い戻すのも早くなるかもしれないじゃない!」

いよいよ、店先で意見の違いから口喧嘩勃発の二人。あくまでもドライなネコに対し、イヌは頑なに意志を曲げない。
そうして、店主がそろそろ邪魔だから注意しようか、なんて動こうとした辺りで。
二人は、唐突に声をかけられ。

『んにゃ?』
「は、はい!? すいません、お騒がせして!」

ネコの反応。別にどうともなく。なんじゃろ? くらいの物。
イヌの反応は顕著。店の者に怒られたと思っている。すぐさま頭を下げ始めるが。
比較的冷静なネコがその頭の上下運動を両手でがしっ、と掴んで止める。

『おちつくにゃイヌちゃん。お店の人じゃないみたいだにゃ。
 それどころか、すっげぇエロエロおねーさんにゃ。
 なんか御用でしょうかにゃ? エッチっぽいお姉さん』

相手を見て、即失礼なことを言い始めるネコ。イヌは怒られているのではないとわかると、ネコの頭を叩いてまたぺこぺこ謝罪しつつ。

「す、すみません! この子、悪い子ではないんです!
 で、あの。な、何か御用でしょうか? こんな格好ですけど。
 私たち、特殊なプレイの娼婦とかじゃ、ないんです」

ぺこぺこ。ぺこぺこ。腰から折れて真っ二つになるんじゃないか、という勢いで頭を下げ続けるイヌ。

ゼナ > 「――――っ!?」

ゼナとて己の服装の際どさには多少の自覚はあるのだ。
しかし、冒険中は普段からこの格好なので少々無頓着になってしまっているのは否めない。
それを、同性の愛らしい少女の口からこうまであけすけに指摘され、小麦色の頬がかぁぁ…っと気恥ずかしげな朱を浮かべた。
何気なさを装いつつも、そそくさとマントの合わせを引っ張って、身体の前面を覆い隠したゼナは、そんな猫獣人をフォローするかのように言葉を紡ぎはじめた犬獣人に、あ、気にしてないからといった感じて両手を上げ――――続く言葉に目を丸くして更に頬を赤らめた。

「―――ち、ちちちちち違いますからっ!? わ、わたし、そんなつもりで声を掛けたわけじゃないですからっ!!」

真っ赤に染め上げられた顔で、妙な気まずさをごまかすように軽い咳払いをしてから

「―――え、えっとですね、多分、余計なお世話だとは思うんですけど、あの、ですね、この辺りってあまり治安のいい場所じゃないんです。そんな場所であなた達みたいな可愛い子達が、女の子だけでウロウロしてるっていうのは、かなり危険、ですよ……?」

そういってさりげなく泳がせた蒼瞳が、露天の影からこちらを観察している5人組の男達に向けられる。
彼らは先程から一定の距離を保って二人のメイドの周りをうろついていた。
その動きはメイド達を目立たぬ様に守る護衛のそれではなく、隙あらば路地裏に連れ込んで拐かしてしまおうとする不穏な動き。
その暴力的な意志が、今にも弾けんばかりに高まってきたのを感じたが為、こうして二人に声を掛けたのである。

イヌ/ネコ > 服装を指摘すれば、相手が頬を朱に染め、照れるのが判った。ネコは殴られた頭をさすりながら。ほほぉう……いいですなぁ……なんて考えている。

「あ、そ、そうなんですね!? すみませんすみません!」

相手に逆に失礼なことを言ってしまった、と判り。イヌ、更に謝罪のスピードアップ。
そうして、相手の気遣いを聞けば、ここぞ、とばかりにネコが動く。

『にゃふんっ。これはこれは。お気遣い感謝いたしますにゃ。
 申し遅れましたが。アタシはネコ。こっちの子がイヌ。
 冒険者、セイン=ディバンに使えるメイドですにゃ』

するり、と立ち上がり、恭しく一礼するネコ。イヌも続いて一礼。
そのまま、ネコは相手に近づき……。

『そこいらにいる野蛮な男共の気配には気づいてましたにゃ。
 とはいえ、アタシたちも、自衛以上の実力は無いか弱いメイド。
 見た所、お姉さんは腕に自信がありそうですし……。
 護衛をお願いしたいんですが、いかがですかにゃ?』

上目遣いに媚びるような目線と、まさに文字通りの猫なで声。
そうして相手にすりよれば……ネコは、メイド服の胸元を引き。
……谷間、というにはあまりにも残酷。あまりにも悲しい。
ぺったんこ。な胸を見せ。

『お礼は……アタシたちの身体を好きにしていい、ってことで……』

それまでの様子はどこへやら。ネコは、男を誘う娼婦の目つきで相手にそう囁く。
イヌはといえば、後ろであたふたしていたものの。相手の装備を見て、大きく頷き。

「わ、私からもお願いします! その、出来たら、お話も聞きたいです!」

相手に尊敬のまなざしを向け、そう頼み込む始末だ。

ゼナ > 己とて彼女らと対して変わらぬ年齢の小娘である。
それでも、ひと目で冒険者だとわかる鎧姿と、背負った大剣の無骨さはメイド服の二人に比べればある程度の抑止力を持ち合わせている。
今にも二人に襲いかかろうとしていた暴漢を、今しばらく思いとどまらせるくらいには。
ミレー族はもともと人間に比べて運動能力の高い所もあるし、二人の動きもただの素人とは思えないしなやかさを秘めているので、案外放っておいてもこの程度の脅威ならば彼女らだけで対処出来るのかも知れない。
それでも、眼前にトラブルの迫っている二人を放置することは、お人好しの生娘には出来なかったのだ。

「―――あ、いえ、ご丁寧にっ。わたしはゼナ=エイルホーンといいまして、見ての通りの冒険……ん? え、と……すみません、今、セイン=ディバンとおっしゃいました、か……?」

相手の名乗りに、こちらも慌てて名乗りを返すゼナだったが、その最中、聞き覚えのある名前に言葉を止めて、改めて問い返す。

「―――あ、は、はい。元々そのつもりで声を掛けさせていただいたので……、?」

空気抵抗の少なそうなフラットな胸元を見せつける所作には、小首を傾げ、続く言葉に再び度肝を抜かれた生娘は

「い、いやいやいやいやいやっ、い、いいいいいいいですっ、お、お礼とかそういうのは無しで大丈夫ですのでっ!?」

頬の赤みを再び強め、たわわな乳房が揺れる程の勢いで首を横に振った。
こめかみの辺りから一本垂らした細い三つ編みが、尻尾の如くぱたぱた揺れる。

イヌ/ネコ > そもそも冒険者になるための教本とか。そういうのを探して店を回っていた二人。
そこでタイミングよく冒険者らしき人物に声をかけられたのは。これ以上無い行幸であった。
イヌもネコも、相手に食いつくように近づく。……問題は、二人の目的がそれぞれ違うということ。

『ゼナさんにゃ。可愛い名前ニャ。ん?
 はいにゃ。我々のご主人はセイン=ディバンにゃ?』
「もしかして、ご存知だったりしますか?
 主人の友人は、主人と同格に扱うべし。ディバン家で教わった以上、ゼナさまをご主人様と同様に扱わなくてはなりませんね」

相手が、自分たちの主人の名に反応を示したことにより、ネコとイヌは顔を見合わせる。
主人の知人に粗相をすれば、主人の顔に泥を塗ることになる。とまじめに考えるイヌ。
まーたあの人女喰ったんかい。こりないねー、と内心笑うネコ。

「助かります。では、よろしくお願いいたしますね!」

屈託無く笑うイヌは、ぴとり、と相手に寄り添う。
だが、ネコはうろたえる相手の様子を笑いながら。

『いえいえ、お礼もさせてもらいないなど。ご主人の名に恥じる行為。
 ……ゼナさまに比べれば貧相な身体ですけどにゃ?
 胸も、口も、マンコも、ケツ穴も……ゼナさまの好きにしていいにゃよ?』

と、からかう様に言うが。無論、本心は本気も本気。
セックス大好きなネコとしては、何か理由をつけてこの女性と寝たい、と思っているようで。

ゼナ > 「わぁっ、本当にセインさんのっ! 世間って本当に狭いんですねっ! えっとですね、わたし、以前セインさんとはお風呂でお尻……ん、んんぅッ! ぉ、お風呂でお話したことがあるんですよっ!」

彼女との出会いを思い出すまま言葉を紡いでいたゼナは、恥ずかしいあれこれまで口走りそうになって慌てて当たり障りの無い形に言い直す。
若干赤みを増した顔で

「そういう事ならますます放置は出来ませんし、わたしで良ければお供させていただきますっ。こう見えてもそこそこ強いのでお任せくださいっ!」

そういってぽむんっと叩いた胸元が、たっぷりの弾力性を見せつけるかに弾んだ。
が、そんな得意げな様子も猫娘の淫語丸出しな言葉に再び絶句。

「―――マン…、ケ……っ。」

湯気立たんばかりに小麦の顔を炎熱させた生娘は、再びぶんぶんっと頭を振って脳裏に浮かびそうになる淫らな妄想を散らし

「――――え、えぇと、それじゃあ、少しだけ待っていてくださいね。」

冷や汗伝う赤面で二人に一礼したゼナは、くるりと踵を返し、マントを翻らせながら物陰からこちらを伺っていた五人組にまっすぐ近付いていく。
一瞬たじろいだ彼らだったが、冒険者であることを差し引けばゼナとて彼らのターゲットたりうる小娘に過ぎない。
そんな相手が自分から近付いてくるというカモネギ状態にガラの悪い笑みを浮かべ―――。

「――――お待たせしました。ひとまずの脅威は去りましたし、先程の示威行為でしばらくの間は安全になると思います。」

五人の暴漢はゼナとしばらく言葉を交わした後、激情と共に掴みかかろうとし、舞踊るかの軽やかな動きと共に女戦士の拳を受けて、薄汚れた石畳の上でしばしの間昼寝を楽しむ事となっていた。

イヌ/ネコ > 「そうなのですね。ふふ。主人のご友人の方に会う、というのは。何度経験しても嬉しいものです」
『ほ~……お風呂で。お話。ねぇ?』

相手が本当に主人の知人だとしり、喜ぶイヌ。対するネコは、疑うような視線を向ける。あの女好きの主人が? お風呂で? お話? それだけですむ訳あるまい。そう思っている顔だ。

「あぁ、頼もしいです、ゼナ様。……どうすれば、私も皆様のように……。
 素晴らしい冒険者になれるのでしょうか?」

自信満々、という様子の相手に、憧れの視線を向けたまま、イヌは率直にそう尋ねるのだが。
ネコはといえば、揺れる胸を食いつくように見つめている。
のみならず、小声で。なんじゃあの胸天然物かい。あーやっべ、このねーちゃん犯したいもしくは犯されたいにゃー。なんてアブナイコトを口走っている。

「え、はい?」

赤面したまま、どこかへ向かう相手を見送るイヌとネコ。
しばしの間。怒号。打撲音。何かが吹っ飛ぶ音。何かが倒れる音。
その後、戻ってきた相手を見て、ネコは何かを察し。

『にゃおぉ~ん♪ 仕事が早いにゃあゼナ様♪
 そんなにアタシと、セックスしたいのかにゃー♪
 いいよ……ゼナ様になら。アタシの全部。見せて……。
 あ・げ・る♪』

音から判断するに、男共を倒したのだろうな、と察したネコは。
相手に抱きつき。ドサクサ紛れに胸を揉んだかと思えば。
いきなり、その場でするするとメイド服を脱ぎ始める。
イヌはといえば、相棒のいきなりの行動に混乱し。

「な、何してるのネコちゃんー!?」

と、叫び声を上げるのみ。そうしている間にも、ネコは全裸になり。その場で脚を広げ、綺麗な桜色のそこを、相手に広げて見せていた。

ゼナ > 「―――え……、ぼ、冒険者……ですか……?」

頼もしいなどと言われて「えへへ」と照れ笑いを浮かべていたゼナは、続く問いかけに蒼眼を丸くし、改めて犬娘の、続いてこちらの胸元をガン見する猫娘の姿に目を向けた。

頭半分くらい下にある二人の瞳に蒼眼を向け、改めて獣人メイドの姿を確認する。
エプロンスカートからはみ出した獣尻尾を追いかけるように歩いていた時から思ってはいたのだけれど、この二人はやはりとっても愛らしい。
五人の暴漢達が狙うのも無理はないと思えるだけの華がある。
少々無軌道な所は見受けられるも快活で奔放そうなネコ。
気弱そうだけれど、丁寧で人懐っこい印象のあるイヌ。
タイプは違えど、どちらも美少女。

――――セインさん、冒険者って言ってたけど、随分稼いでるんだなぁ……こんな可愛い子達雇ってるなんて。
という当たり障りのない想像は、すぐに3人の夜の生活へと場面を移す。
あのセインさんの事だ。当然、この二人もあのぶっといペニスでお手つきにされている事だろう。
彼女の野太い物を突っ込まれて、この二人はどんな声で喘ぐんだろう……。
そんな妄想に、豊乳の内側がドキドキしてくる。

―――って、そうじゃないそうじゃない。
猫娘の可愛らしい唇が、小声で呟く内容がなんだかスゴイ事を言っている気がするけれど、とりあえずはそれも気にしないことにしつつ、まずは雑用―――暴漢処理―――を済ませる事にした。
そうして戻ったゼナを出迎えたのは、大胆にすぎる猫娘のストリップ。

「ひゃぁぁああぁああっ!? ちょ、ちょ、ちょ、ちょぉぉおおっ!? な、なななななに、何してるんですかぁっ!? だ、だめっ、だめですよ、こんな所でぇえっ!?」

ぎょっとしつつも、猫娘の未成熟でしなやかな体躯を凝視する貧民達。
一気に膨れ上がる色欲の気配から彼女の裸身を守る様に、抱きつくかの勢いで外したマントで猫娘を覆い、そのまま横抱きに持ち上げると

「イ、イヌさん、ネコさんの服回収っ! そ、それからついてきてくださいぃっ!!」

言うが早いか、脱兎の如く駆け出した。

イヌ/ネコ > 「はい! 私も、ゼナ様みたいに素晴らしい冒険者になりたいんです!
 人を助けて、人の為に働く。そんな冒険者に!」

そう言いながら、イヌは相手の手を握る。瞳をきらきら輝かせ。憧れの先輩の話を聞こう、と真剣な面持ちだ。
一方のネコは……そんな相棒の様子を。冷めた目で見ている。ため息を吐き、呆れてすらいた。

そうして。二人は二人とも、相手の内心の妄想やらなんやらに気づくことは無く。
姿を消した相手をしばし待っていたが。戻ってきた相手の姿に、イヌは笑顔見せていたのだけれども。

『え、何って。そりゃ脱がなきゃできないにゃ? セックス。
 あぁ、もしかしてメイド服着たままがお好みでしたかにゃ?
 それは失礼を、ってうわぁぁお!?』

的外れなことを言っていたネコだが、抱き上げられ、思わずびっくり。
にゃんとも。この人力も強えーにゃあ。なんて思いつつ。
相手のあわてようにクスクス笑う。

「は、はいいぃ!! もー、ネコちゃんったら!!」

イヌは相手の指示に従い、すばやくメイド服を回収すると、走る相手の後ろを追う。
そんな中。抱き上げられたままのネコは、唐突に相手の唇を奪い。

『……にゃふ。抱いてくれねーなら。こっちから抱いちゃおうかにゃ? ……にゃっふっふ。思い出したにゃー。
 ゼナさん、ご主人が言ってたにゃ。ナイスバディで。アナルの味も格別だった、って』

ぐるんっ、と抱かれたまま器用に身体を動かし、相手の顔に抱きつく。
そのまま、見下すように見る瞳は爛々と輝き。ちろり、と覗く赤い舌は、いやにヌメヌメと光っている。

ゼナ > 猫娘の裸身を包む厚マントは、ゼナが冒険の伴として長年愛用している一品である。
そこに染み付いているのは、ちょっと気恥ずかしいくらいに色濃いゼナの匂いと、つい先程まで身につけていた事による人肌の体温。
それが、力強く石畳を蹴る度に揺れる豊乳の感触と共に抱かれた猫娘に伝わるはずだ。
そんなマントに包まれた猫娘からの口付けに、疾風の如き速度で駆ける女戦士は目を丸くして、続く言葉には

「―――んぅ……っ!? ちょ、ちょっと、ネコさん、い、悪戯はやめ……って、セインさんんぅぅうっ!? なんて事話しちゃってるんですかぁぁああぁあっ!!?」

この場にいない狐娘に涙目の絶叫を轟かせるのだ。

「んわぷっ、わ、わわわわかりましたっ、わかりましたからぁっ、ちょ、も、もう少しだけ大人しくしててくださいぃいいっ!」

自分でも何が分かったのか理解せぬまま、逃走のさなかにもあれこれ始めそうな彼女を押しとどめるためだけの言葉を口にしてゼナは駆ける。
ひと一人を抱えているとは到底思えぬ速度で辿り着いたのは、平民街に程近い場所に建てられた一件の宿。
貧民窟での活動の際に拠点として利用させてもらうことも多いその場所で、顔なじみと言っていい店主に借りた二階の部屋にたどり着くと

「―――――はぁぁぁぁぁぁ……。」

肉体的な疲労よりも、精神的な疲れの方が色濃い溜息を長々と吐き出しつつ、マントに包まれた猫娘を床に下ろした。
少し遅れて部屋へと入った犬娘とすれ違いつつ扉の鍵を掛け、部屋に一つだけの木窓を開けて眼下の通りに鋭い視線を向けて追手がいないのを確認する。

イヌ/ネコ > 『……にゃふ♪』

包まれた感触。そしてその暖かさ。ネコのミレー族たるネコには、なかなか心地よく。んにゃにゃ、グッドプレイス、とばかりにもっぞもっぞと動く動く。
その最中キスをすれば、舌をぺろ、と出し悪戯に微笑みつつ。

『悪戯? 心外だにゃ。ネコ、セックスするときはいつも本気にゃ?
 じゃねーと……ツマラナイっしょ?
 にゃふ~♪ ご主人はそういう所口軽いからにゃあ♪』

悪戯、と言われればそれを否定し。どこか冷たい目で相手を見下ろす。
しかし、主人への文句が飛び出せば、ケタケタと笑い、楽しそうにする。
実にきまぐれ。実にネコっぽい行動。

『にゃっふー! 言質取ったぁ!! じゃ、落ち着いたらセックスにゃー!』

そんな凄まじいことを言うネコ。とはいえ、これはまぁ、相手が悪いかもしれない。
わかりました、なんて言わなければ良かったのに。
そのまま宿に飛び込めば、イヌも追いつき、部屋へと入っていく。

「すいません、ゼナ様……ネコちゃん、本当にお馬鹿で……」

相棒のハチャメチャっぷりを謝罪するイヌ。息が切れていないのは、見た目に似合わず運動慣れしているのか。
そうして、降ろされたネコは……相手が窓から外を確認しているのを見ると。
後ろから抱きつき、豊満なバストをもみ始める。

『んにゃ~♪ こんな可愛らしいネコを放っておいて外を見るだにゃんて。
 ゼナ様、いけず、にゃっ♪』

ぐにぐに。たぽんたぽん。胸の感触を楽しむように揉みつつも、マントをするり、と脱ぎ、下腹部を相手のヒップに押し付けるネコ。
既に股間は濡れており、色事への期待が高まっているのは判るだろう。

『さてさて、ゼナ様は犯すのがお好み? それとも犯されるのがお好み?
 ネコはどっちでもいいにゃよ~?』

またまたトンデモナイ事を口にしつつ、ネコは相手の耳へと舌を刺し入れる。
どうやら、本当に事に及ぶつもりらしい。

ゼナ > とりあえず猫娘を落ち着かせるためだけに放った生返事めいた適当な言葉。
それを性行為を受諾する言質として受け止められた生娘は、困惑と羞恥の悲鳴を響かせつつ、それでも脚を緩めること無く宿への逃走を成功させた。
くぐり抜けた扉の脇、申し訳なさそうに言う犬娘は、へたれた獣耳も相まって妙に同情を誘う風情。
『貴女も苦労してるんですね……』なんて目を向けた後、窓際に寄って安全確認。

幸いにして猫娘の突然のストリップを目にした男達も、ここまでは追いかけて来なかったらしい。
ほっと一息付いて室内に身体を

「―――――ひゃぁああっ!?」

向ける事さえ出来なかった。
硬革と薄鋼板からなる胴鎧は、豊乳の乳輪付近から乳房の下半分を隠すだけのビスチェの如く露出の多いデザインの物。
その脇は無防備極まりなく、背後から伸ばされた猫娘の手をあっさりと鎧の内側へと誘い、汗蒸れて熱い乳肉を好き放題にさせてしまう。

「んぁっ、あっ……や、んんぅ…っ、な、何して……あっ、だ、だめぇ……っ!?」

しっとりと濡れた柔肌は吸い付く様に揉み込む手指を呑み込みながら、瑞々しい弾力で押し返しもする。
程なくその先端、ぷっくらと膨れた乳輪の先の尖りが硬さを増して、彼女の指にその存在をはっきりと伝える事となるだろう。
そして彼女の下肢が押し付けられるお尻からは、貞操帯のベルトの硬さと共に、しゅるりと撫でくすぐるようなテンの尻尾の毛並みの感触。
二人の獣人メイドの尻尾とは異なる位置、丸尻の底に近い不自然な位置から突き出た人工的な獣尻尾。

「ちょ……お、犯す、とか……あっ、あぁぁ……っ!? た、助……助けて、イヌ、さんんぅ……っ!?」

経験の浅さとは裏腹に、開発されきったかの淫乱ボディ。
弄ばれればあっさり腰砕けとなる柔胸を揉み混まれ、愉悦に潤む蒼瞳を切なげに犬娘に向け、助けを求める用心棒。

イヌ/ネコ > 何かの娯楽かと言うほど、逃走劇を楽しむネコと反対に、イヌは相手に喰らい付いて離れないのがやっとであった。
息こそ切らしていないけど、疲労していない訳ではないので、尻尾も耳もげんなりぐったり、である。

『わお、いい声♪ こりゃあご主人様がチンポバッキバキに勃起させるわけだにゃあ♪』

自身の行為により上がった悲鳴に、ネコが楽しそうに言う。
そのまま、鎧の下へと侵入した手は豊満に過ぎる乳肉を愛撫していく。
揉み、捏ね、先端を摘み、扱き、引っ張り。まるで男が女を解すかのような、執拗な責め。
洩れた声に、ネコは表情を変え、ひんやりとした声色で語る。

『にゃ、ふっ♪ ご主人から聞いたにゃ? ゼナ様、マンコに入れられるの拒んだ、って。
 もったいないにゃあ。ご主人のバケモノチンポ。生でマンコに入れると気持ちよくて狂っちゃうほどなのににゃあ♪』

実に瑞々しく、張りのある胸を揉みながら囁き、相手の耳を齧るネコ。
胸の先端が硬くなるのに気づけば、なるほど、押しには弱いか、と判断。
そのまま腰をぐりぐり押し付けていたのだが。
……ふと。現われた尻尾が気になり。というのも何か、位置が可笑しいというか?
ネコ、無遠慮にそのシッポを、ぐいいぃっ、と引っ張ってみる。

「……」

助けを求められたイヌではあったが。なんと、憧れる相手を助けるではなく。
じー、っと。見ていた。相棒に犯されつつある相手を、まじまじと見て。
その頬は赤く染まり。内股をこすりつけるようにしてもじもじもじもじ。
その様子は、まあ。ハッキリ言えば。相手の痴態を、見たくて仕方ない、みたいな感じに見えるだろう。

ゼナ > 弄ぶ手指に合わせ、奔放に形を変える小麦の乳塊。
下着めいたデザインの胴鎧から、時に乳輪のピンクをはみ出させるその柔肉は、揉めば揉むほどに張りを増し、熱を高め、弾力を強めていく。

「あぁっ、だめっ、あっ、あっ、あぁあッ、ふあぁぁ、んんぅ……ッ!」

そして彼女の指が、先端をきゅぅうっと潰した瞬間、ジャァアッと胸鎧の内側にて噴き出す生暖かな体液。
柑橘の汗匂に混ざるミルクの匂い。

そんな搾乳快楽の中、淫猥な―――以前己の尻孔を抉った逞しい肉棒をどうしようもなく想起させる猫娘の淫らな言葉と、耳齧りの喜悦。
背筋を震わせながら肩を竦める様に身を強張らせ、それでもどうにか助けを求めて向ける蒼瞳。
そこに映ったのは、先程までの良識溢れる犬娘ではなく、突然の艶事に興味津々な思春期の瞳を向けるむっつりすけべな少女の姿。

「きゃぅぅうぅうぅうう―――ッッ!!?」

にゅぽぽぽぽぽんっ♪
なんて軽快な、それでいて卑猥に液濡れた音と共に薄茶の毛皮が腸液まみれの淫数珠を引きずり出した。
プラムくらいの大きさの淫珠を無数に連ねたそれは、既に尻尾と同じ50cm程の長さを女戦士の排泄孔より覗かせつつも、なお、その終端を体内に呑み込んだまま。
そして、ガクガクガクッと肉付きのいい下肢が生まれたての仔鹿めいた戦慄きを見せたかと思った途端、木くずとささくれの目立つ床板にへたり込んだ生娘は、ちょろろ……と湯気立つ体液にて小さな水たまりを形成してしまった。
搾乳とパール引き抜きによって噴いた潮が、お漏らしの様に貞操帯の隙間から溢れ出したのである。

イヌ/ネコ > 『おぉ、おおぉ♪ これはこれは……。
 ふふふ、これで何人の男を誑かしてきたにゃ?』

揉めば揉むほど。ハリが強くなり、熱を持っていく胸。その感触の虜になったか。ネコはそう言いつつも胸を揉み続け……。
そして、次の瞬間、母乳が溢れ。

『……にゃ~♪ にゃんとにゃんと。ゼナ様、ミルク出ちゃうんだにゃぁ?
 んふ、んふふふふ。何か楽しくなってきたにゃあ~♪』

自身の手を濡らす母乳。その暖かさにテンションが上がったか。ネコは、リズミカルに、きゅ、きゅっ、と搾乳の動きを刻んでいく。
次第に、ネコの表情や言葉は、それまでの悪戯好きなものではなくなっていく。
イヌは、未だに動かず。それどころか、唾を飲みながら、相手の乱れる姿から視線を反らせず……。
もぞり、と。メイド服の中に手を入れたかと思えば。憧れの冒険者の先輩、の色事を見ながら。手淫をし始める。

「あ、はぁ……んくっ……!」

自慰に耽る相棒を冷めた目で見ながら。興味本位で引っ張った尻尾。
それは、ネコの予想通り、ホンモノの尾ではなく。その長い本体を小気味よく引きずり出せば。

『……にゃおん♪ こんなもの入れて街を歩いてるにゃんて……。
 ゼナ様。本当にエロエロでスケベさんなんだ……。
 ふふ、イっちゃう姿も可愛い……。じゃあ……。
 この邪魔なおもちゃ、ぜーんぶ、抜いちゃいましょう……ねっ!!』

相手の体内から出た淫具の正体には驚いたものの、ネコは笑いながら、力無く座り込む相手を見て、その卑猥な様子を楽しむ。
溢れた潮が湯気を立てるのをみれば、もはやガマンなどできぬ、とばかりに。
ネコは、その尻尾を思いっきり引っ張り、相手の腸から全てを引きずり出そうとする。
そうして、偽のシッポを全て引きずり出せたのなら。
ネコは、懐から凶悪な見た目の張り型を取り出し、相手に見せ付けるだろう。

『これ……ちょっと特注で作ってもらった、ご主人様のチンポのディルド♪
 これで、ゼナ様のこと……犯してあげる♪
 あはっ♪ ご主人様がまだ犯せてないマンコを犯したら。あの人悔しがるかなぁ♪』

よくよく見れば、それは双頭ディルドと呼ばれるタイプであることがわかるだろう。
両方が両方とも、凶悪なサイズの張り型。如何様な仕掛けか。びくびくと震えるそれは、まるでホンモノの様でもある。
その片方を、自分の膣口にあて、にゅるり、と入れていくネコ。
すでに蜜は溢れに溢れていたのだろう。難なくソレを受け入れ、付属の紐で腰に固定すると。
残りの先端を、相手のアナル、そして、貞操帯越しに、クレパスへと触れ、なぞっていく。

ゼナ > アヒル座りでへたり込み、丸めた背筋を乱れた呼吸で上下させる中、ゼナの耳に届く衣擦れの音と甘い吐息。
睫毛を震わせる蒼瞳にてそちらを見れば、赤い顔でこちらをじっと見つめつつ自慰に耽る犬娘の姿。
己の痴態が彼女のおかずにされてしまっているという倒錯に、かぁぁ…っと頬を赤くさせるゼナだったが、猫娘に掴まれていた尻尾が更にぐいっと引っ張られれば

「あ゛ぁうッ!? んあぁぁあぁぁぁぁぁあああああ―――ッッ!!」

先程に倍する長さの淫数珠が引きずり出され、再び達する排泄絶頂。
尻尾に引き上げられるかの様に高く突き出したお尻が、貞操帯に開けられた孔と、その奥にてヒク付く腸液滴る肉壁の紅色を見せつける。
小麦の太腿を伝う潮が、黒タイツを色濃く変色させていく。

「ん、ぁ……んぁぁ、ぅ……は、ふぅ……んっ、んんぅ……っ。」

硬革鎧の胸当てから、半分乳輪を覗かせる柔乳を床に押し付け、突き上げたお尻をビクッ、ビクッと戦慄かせる女戦士。
立て続けの絶頂にぼやける視界の中、猫メイドが取り出したのは彼女の腕よりも余程に野太いディルド。

「や、やだ……っ、ちょ、ちょっと待って……だ、だめ……だめですってばぁ……っ!?」

彼女から距離を取ろうとするも、二度の尻孔絶頂に戦慄き続ける下肢は力が入らず、四つん這いでも尚頼りない足取りは寝台に上半身を乗せた辺りで猫娘に追いつかれる。
彼女の下肢は凶悪な形状の太蛇をきっちりと装着し終えていて、人の肉とはまるで異なる硬さの無機質な淫具の先を貞操帯の硬ベルト越しに恥部へと押し付けてくる。

「あぁ……っ、んっ、ふ、ぁ……あぁ、ぁ……っ。」

張り型が押し付けられて貞操帯に包まれた恥肉が潰されるたび、ぐち…にちゅ…とくぐもって響く水音。
下着じみた防具の内側が既にどろどろになっている事は、その卑猥な粘着音からも明らかだろう。
そして、その貞操帯は排泄のしやすさを考えての事なのだろう。
頑丈ではあれ着脱の簡単なボタンでベルトを止めているだけのそれは、猫娘にも簡単にはずせてしまう代物である。
その下に履いた下帯は防御力皆無の横紐タイプ。
腰横の紐を解くなり、股布をずらすなりすれば、後はもう無防備な割目がヒク付く様が悪戯猫の視線にはっきりとさらされる事となるはず。