2017/12/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区・酒場」にブレイドさんが現れました。
■ブレイド > 「邪魔するぜ」
冷たい風とともに店内にはいるフードの少年。
ここ数日通ってるこの酒場。
少しはこなれただろうが、馴染みの店とはまだいい難い。
「へっへ、今日は果実酒をもらうぜ。りんごのとかあるか?」
今日は少し遠方までお使いをしたおかげで、それなりの報酬を得た。
そのため、少し贅沢。
「食いもんも…そうだな。ソーセージくれ。ぱりっぱりのやつな」
■ブレイド > 最初に顔を出したときよりは、だいぶ話せてる。
何回か通っていたおかげか。
しばらく待てば、店主が奥から果実酒をもってきた。
魔法か、セラーか、もしくは氷室か。
冷えた果実酒がカウンターに置かれる。
「(ひとり上手ってのも悪かねぇか)」
王都に返ってくる前に出会った少女…クウだったかが『誰かと一緒に食べると美味しい』と言っていた。
友人と言える人間はほとんどいないこの町では、食事は廃屋で摂るときもあるのでともかく
酒はほとんど一人で飲んでいた。
だがそれでもやはり、うまいものはうまい。
「(ま、話す相手がいねぇと退屈ってのはわかるが…)」
木製のタンブラーに注いだそれを一口。
甘く爽やかなりんごの味と、酒のしびれが舌を走る。
■ブレイド > 「ちょっと強いか…うめぇけど…」
ちびちびと、場末の酒場にしては洒落た酒を飲みつつ
ソーセージを待つ。
酒で少し熱くなった息を吐きながら待っていれば
程なく、香ばしく焼かれたソーセージが数本、皿に盛られてやってくる。
みっちり肉の詰まっている褐色のものと、ハーブが練り込まれている白いもの
どちらもいい香りだ。
早速一本口に運び、パキリと音を立ててかじる。
「っつ!?」
何だこれ熱い。一瞬言葉を失った。
■ブレイド > 肉汁たっぷりなのはいいが、不用心に食べると痛い目を見るというやつか。
ヒリヒリとする舌先。次は気をつけることにしよう。
少々やけどはしたが、味は格別。
白い方もハーブのお陰であまり癖がない。
「…ふー…うめぇ」
思わず口に出るくらい程度には。
果実酒で口内を洗い流す。
■ブレイド > ソーセージと酒。
食べて飲んでを交互に。
美味い、そして甘い。
そしてふわふわとした感覚。潰れるほど飲むつもりもないが。
それに、ちょっと小金が手に入ったからと言って調子に乗れば
財布ごとスリ取られかねない。
あくまで独り言のレベルに声を抑えつつ、ちょっとだけの贅沢を楽しむ。
■ブレイド > うらびれた酒場で、この時間だ。
新しい客も望めないのかもしれない。
『天使』に会えたら、この前の礼でもしたのだが…
今日は、なかなかに悪くない出会いもあったおかげか、少し気分がいい。
「ふー…サラダもくれ。ちょっと腹減っちまった」
ソーセージが呼び水になったか。
食欲が増していた。
■ブレイド > 酒場での食事を堪能しつつ、少し思う。
自分がミレー族でなければ…
もっと、多くの人と接することができれば
これらの食事ももっと美味く感じるのだろうか?
「はっ…」
そこまで考えて鼻で笑う。
馬鹿らしいとまでは言わないが、らしくはない。
■ブレイド > 肉に野菜に酒。
ちょっとしたどころかけっこうな食事なってしまったか。
だが、まぁ、たまにはいいだろう。
今度は誰かと一緒にというのもいいかもしれない。
誘える相手がいればだが。
■ブレイド > 「ん…ちょっと変な感じになっちまったか…」
飲みすぎだろうか?
食事を終え、酒を飲み干し立ち上がる。
「んじゃ、美味かったぜ」
カウンターに代金を置いて立ち上がる。
酔いざましついでに、共同浴場とかも探してみようか。
狭い風呂に二人で入るのも悪くはないが、たまには足も伸ばしてみたい。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区・酒場」からブレイドさんが去りました。