2017/11/26 のログ
ルナシイ > 「....そう、なの。...わかった」

受け取ってしまった。
彼は、フードのセリフを聞いて難しい顔もしている。
無理な要求だと思っていたが...

「...綺麗な髪と...えっと...耳...?」

私にはない、獣耳。
とてもふわふわして...そうだなぁなんて。

「無理言って、ごめんなさい...その、ちょっとね...」

その言葉の途中から、身体が震えているのが見えるかもしれない。
少女は普通に喋っているつもりだが、恐怖を感じているのだろうか。

ブレイド > 「耳ならお互い様だ。人間…とは少し違うから別にいいかってな
まぁ、見ての通り…ミレー族ってやつだな。
状況によっちゃ、恩人であっても素直にはなってやれねぇが…
アンタはそうでもないだろ?」

人の良さにかけてはいるが、割と危険な賭けではあった。
まぁ、危なくなったら逃げればいいだけのことではあるが。

「……あー、わり…言葉遣いは治せねぇ。怖いか?」

震える少女の姿にバツが悪そうに頭を掻き

ルナシイ > 「...私は、種族で判断しない。」

ミレー族でも魔族でも人間でも。関係ない。
私は、どんな種族でも...襲われていた、から。
だからって...私が何もしない人は嫌わない。

「...その...えっと...私は...ばけ、ものだから...」

まだ震えている。まるでそれ以上何か隠しているかのに。

ブレイド > 「王都のヤツって言ってもピンきりだな
オレは別に人間が嫌いとかじゃねーし、身を守るために警戒してるだけだ
危害を加える気がねーなら、人でもそれ以外でも関係ねーな」

それに、そんな化物という彼女は
危害を加えるどころか、むしろ助けてくれたのだ。
ならば、怖がることも、疎むこともない。
むしろ、感謝している。

「バケモノにはみえねーし、バケモノならオレをほっとくなり殺して身ぐるみはぐなりできただろ?
きにすんじゃねーよ。めんどくせー」

最後の言葉は照れ隠しか。それが伝わるかはまた別だが。

ルナシイ > 「そ、そっか...」

優しい。ただでさえ私を見た大半は襲ってくるか、逃げる。
それでも、助けてしまう。私自身そうさせる。
彼のセリフで少し震えが止まった気がした。

「...襲ってきたら、してた。...それに」

危険かもしれないのに、先ほどはフードを取ってくれたのだ。
お願いしたのは私なのだ。...見せた方がいい、か。

「...本当に、化け物にみえない?」

警告なしに、半魔状態を晒してみる事にする。
逃げたら...それはそれだ。一瞬、黒い霧に覆われる。
黒いコウモリの様な翼や、小さい角が生えていて。

ブレイド > 「襲う理由がねぇ。そもそも、そんな体力ねぇよ
パン、もらうぜ?」

パンを受け取り、匂いを嗅ぐ。
異臭はない。無礼とは思うし、悪いとは思うが念のため、だ。
異常はないと判断すればパンを齧り、そして…少女の姿が変わっていくのを見る。
少し目を見開き、驚いた顔をする。
だが…

「で…アンタは、その姿でオレを殺すのか?
金を奪うのか?それとも奴隷商に売るのか?
姿が人と違うってなら、それもお互い様だ」

ルナシイ > 「...うん、食べていいよ」

食べる様子をじーっと見る。
確認する動作に気にする事もなく、一杯食べてと。
やはり、驚かれる。当たり前だ...。

「え...しないっ...しないっ...」

思いっきり首を振る。そもそもここまで話せてるのが奇跡に近い。
そんな事しない、追手の様な連中と同じじゃない。
大体私は襲われる側なのだ。何もしてこない彼が不思議だったが、
体力が無いときっぱり言っていた。

「ブレイド、より...酷い姿だから...ッ」

だから、怖いと。
頭の中が一杯になり、目を背けて。

ブレイド > 気を取り直して、再びパンをかじる。
小麦の香りが香ばしい。上等ではないが、それでも十分だ。

「しねーなら、恐れる理由はねぇな…それに、酷いってなんだよ」

自分の耳を指で弾き、見せても大丈夫だと判断し
黒い尻尾をゆらりと動かして

「人と違うってだけだろ、醜いってわけでもねぇだろーが」

むしろ、美しい少女であるとはおもう。
それは言わないでおくが。

「人と違うのがバケモンならオレもそうだろ」

ルナシイ > 「....あ」
パンを美味しそうに食べている彼を見つめる。
彼の耳、尻尾が揺れている。ふわふわと。
なんだか...可愛いな。

「そ、そう...なの...?」

すごく恥ずかしくなる。
褒められたのだろうかなんて考えてしまう。

「ありがとう...。」

涙目だったが、無意識お礼をして。

ブレイド > 「なんで礼なんて言うんだよ。むしろそりゃオレの方だ…ていっても、もういった後だ
何度も言うのもめんどくせーんでそりゃ置いとくがな」

もひもひと、パンを食べ終える。
空腹はいちばんの調味料。
何もない平凡なパンだったが…美味かった。

「それと、あー…泣くんじゃねぇ、ってか…くそ…」

宿無しな事実は変わらない。礼を言ってここを出るもいいが…
また同じことになりかねない

ルナシイ > 「だってぇ...」

ほんと、美味しそうに食べる人だ。
一杯あるし、上げちゃってもいいかな。

「...ふえ?」

確かに、泣いていたら迷惑だろう。
何とか泣き止んで、落ち着いていく。

ブレイド > 「いや、落ち着いたし、これ以上世話になんのもワリィからな…」

かと言ってあてがあるわけでもないが

「宿を探すのがいちばんなんだがよ、この辺の地理にゃ疎い。
この辺で安い宿とか……」

周囲を見る。
ボロボロの廃屋。
少女を見る。

「いや、わかんねぇか…」

ルナシイ > 「....帰っちゃうの?」

袖をぐいぐいと引っ張ってみる。

「泊まっていって...いいよ?」

辺りを見回しているようだが...。
もう真夜中だ。危険すぎる。
せっかくの優しい人なんだ...返したくない。

「...迷惑じゃないから..ね」

上目づかいでブレイドを見つめる。

ブレイド > 「帰るっていうかやどをさがすってーか…」

袖をひかれると明らかに顔を赤くする。
少し慌て気味。
女性経験の無さからこの様にされるのは…弱い。

「ちょ、ま…お前、オレは男だぞ!?」

少女は言ってしまえば美しいといえる。
意識してしまえば…つまりはそういうことだ。

ルナシイ > 「この辺は、危ない...から...」

事実、怪しい人が多い地区である。
取って食べるわけじゃない。そんな趣味もない。
純粋な気持ちで行ってほしくなかった。

「...なにか、もんだい、ある?」

かくり、と音がなりそうな形で首をかしげている。
確かにこの家はボロボロだが、最低限は修理してる。
気に障る部分があったのだろうか?と考えていた。

ブレイド > 「問題ってか…だからお前…せつめーしねーとわかんねぇか?」

とりあえず掴まれていない方の手で鼻の頭をかく。
問題はない。襲う気はないのだから本来はない。
何か問題があるとしたら少女の危機感の問題か。

「まーなんつーかー、ルナシイ…だったか?てめーはその…女として整った顔だと思う」

後半はやや尻すぼみな言葉だが

「だからその、男を泊めんのは危険だと思わねぇのか?オレに襲われたらどうすんだ?」

ルナシイ > 「...困ってる事、でも、あるの?」

説明?何だろう...見落としてた部分あったかな、と。
出来る事があれば手伝ってあげたい。

「...ぁ..えっ...そ、そうなの...?」

顔が真っ赤になる。褒められてしまった。
ちょっとドキドキする。そう思うと彼だって...。
ここで初めて言葉の意味を理解してくる。
ああ、そう言う事だったのか、なんて。
体中がゾクゾクして、頭が一杯になってくる。
それでも、返したくない。何故だろう。

「ん...でも...襲われたら...返り討ちにするもん...っ」

数人どころではない位には、こなしている。
ただそれは、私の存在が危うい時。つかまってしまう時。
だからこそ出来た事。
でも今は違う...私が助けて、会話もしっかりと出来た人だ。
相手を傷つけるような事は...したくない...。

「だ、だいじょうぶ....」

これが精一杯の言葉だった。

ブレイド > 「…そんなら、わかった…言葉に甘える。わりぃな、一晩世話になる」

体格差にもかかわらず、自分を抱えてここまで運んできたのだ
返り討ちにするくらいは容易だろう。
なら、これ以上断る理由もない。

「まぁ、襲う気はねぇが…何か気に入らねぇことがあったら言え」

深く頭を下げる。
人前でフードを外してはなせるのもあまりない機会だろう。
ありがたく、泊まらせてもらう。

ルナシイ > 「...あんまり、物とか少ないけど、ゆっくりして」

絶対安全、とはいかないが...外よりはずっといいはず。
しっかり休んでもらおうと思った。

「わ、わたしこそ...何かあったら...言ってね」

こちらも頭を深く下げる。
フードを外している彼の姿は、カッコいいな、なんて。

ブレイド > 「んじゃ、そうさせてもらうぜ。オレはどこで休めばいい?」

まさか一緒の部屋で休むというわけにもいくまい。
ベッドを占領する気もないし、野宿用の毛布はあるのだから
寝室である必要はとくにない。
室内で横になれるだけでも、だいぶありがたい。

フード付きのマントを外し、装備を外し、荷物を下ろす。
それらを部屋に運ばせてもらおうという算段だ。
軽くなった体で大きくのびをして、ルナシイに向き直る。

ルナシイ > 「...ベットある、よ?」

指で示して教えるが、確実に一人用にしか見えない。
床で寝かせるわけにもいかない。
私は床でも問題ないし...。

「荷物はどこでもいいよ...あ、一階の玄関付近はダメ。」

トラップがあるから。と教えてあげた。
ここは2階...実質1階は使っていないが、広い。十分だろう。

「...ん、なあに?」

向き直られて、見つめる。じーっと。

ブレイド > 「助けてくれたことも、泊めてくれることも、メシのことも…いろいろ含めて感謝する。
冒険者になった初日で死ぬところだった。アンタのお陰で助かった。改めて、ありがとな」

改めて感謝を示す。
武器を外し、自身を晒しての感謝。
意味があるかはどうかは置いておき、ケジメのようなものだ。

「だから、これ以上はダメだ。女…年下かどうかはわかんねーけど
オレよりちっこいヤツを床に寝かせてもおけねぇ。
オレにはこいつもある」

荷物を開けて毛布を引っ張り出し

ルナシイ > 「...私は、ただ...放っておけなかっただけ、だよ」

私にとっては、いつもしていた事。
でも、ここまで感謝されたのは初めてだった。
褒められたくてやってる訳ではない。でも、大体見返りは酷かった。
彼は違う。とても優しい、一人だ。

「...記憶がないから、歳は曖昧。...そっか」

無理に寝かせるのも良くない。彼の自由にしてあげよう。
それでも私だけ寝るのは...と思いつく。

「隣じゃ、ダメ...?」

自分の息がかかるような近い距離でお願いしてみる。

ブレイド > 「…ひっ…く…!?」

近い。
鼓膜を撫でるような声が
この距離でも感じれる体温が
体を硬直させる。思わず変な声が出た。

「隣って…おま、ばっ…さっきオレが言ったことわかってんのか!?」

明らかに挙動不審。
顔だって真っ赤だ。
人と同じ感覚をもっているならわかるだろう。
明らかに照れている。

ルナシイ > 「...どうしたの?」

首をかしげてもっと近づく。
その行動に悪気はなく、一緒にいたいだけ。
びっくりされた様だが、気にせずに。

「うん...。でも...襲わないって。」

大丈夫?と問いかける。
まだ悪い所があるのかもしれない。
優しく手を握ってあげると同時に表情をみる。
顔が赤い。そんなに恥ずかしい事をしたのだろうか?

彼女は気づいていない。
四つん這いで近づいた為に、見えてしまっている。
服の隙間から小さい胸の谷間が...。

ブレイド > 「どう、って、お前…近っ…」

肌が触れそう、息がかかる。
良くない非常に良くない。
男として、よくない。

「ぐ、あ…そ、そうだけど…そうだ、けど…あう…」

ふわっと…柔らかな手。
心臓が跳ねる。
目が合う。
この距離で手を握られてしまえば思考力は失われて言葉を失う。

「おま…みえっ……」

胸元。恩人のそこに視線をやらないように気をつけてはいたものの
見えてしまう。
見えてしまえば…意識はそこに向いてしまう。
男としては、反応してしまう。
大きくなったそれを悟られないように少し腰を引き

ルナシイ > 「近い...?」

私は隣で寝たいだけ...せめて、隣で。
もっと近づき...耳に...そう、耳打ちに近い形でささやく。

「なら...平気...私は信じてる」

安心させるように手を優しく撫でながらもう片手も握る。
目を見ながら、大丈夫、大丈夫...と。

「みえ...なにが...?」

彼は、視線がきょろきょろしている。
どうしてだろう、怖がらせちゃったかな?
そんな少女の思考とは裏腹に、完全に隙間が見えてしまっている。
そんな状態で、壁際にまで迫らせる様な形で近づいている。
襲うつもりはないと言ってもこれでは説得力がないだろう。

ブレイド > 「く、う……わか、った…から…それ、は、まずい…っ」

甘い…少女の声が耳をくすぐる。
ふれあいそうな体、囁く声。
そして、手は両方共握られて、腰を引こうにももはや壁際。
完全に見えてしまっている胸元で視覚を
触れ合う両手で触覚を
囁く言葉は聴覚を
そして、この距離ならば意識せずとも感じる…少女の香りは嗅覚を

味覚以外のすべてが彼女に制圧されている。
逃げ場がないつまりはそういうことだ。
少年の下半身の変化にも気づかれるかもしれない。

ルナシイ > 「まずい....の...?」

くすくす、と笑顔で。
彼の反応が、とても好きになりそう。
私は、近づいてるだけなのに、ドキドキしている様だ。
それは、触っている手から。
見つめ合っている目から...息も荒いのかな?

「あ...私、近づきすぎちゃったかな...ぁ」

もう抱きしめてしまう距離でようやく気付く。
胸が見えてしまっている事や...ブレイドの下半身が変なことに。

ブレイド > 「は、ぁ…ぅ………襲う気は、ねぇけど…これ、は……な…まずい」

ルナシイの言葉に小さく頷く。
くすくすと笑う声がさらに心を乱す。もちろん、息も荒い。顔はもう熱いほど。
それでも目は離せずに、ルナシイが何かに気づいたことすら気づけ無いほどに。

「(我ながらこの状況で襲いかからない精神力は凄まじいな)」

などと、くだらないことを考え精神を落ち着けようとするほどに、彼の精神は落ち着きを失っていた。
黒の衣服を持ち上げ、大きく膨らんでいる箇所にルナシイが気づいたとも思わずに。

ルナシイ > 「くるしそう、に、みえるよ...?」

息が荒い彼に、表情は笑顔。少女自身は心配している。
片手で顔にそっと触れる。とても熱い。
視線は私の胸をずっと見ているが、このまま見せてあげよう。
見えちゃっているなら、仕方ないもの。

「...いっしょに、「寝る」だけだよ?」

我慢できずに、ぎゅぅっとブレイドを抱きしめる。
密着するように、顔の距離はもう、触れそうな位。
背中をさすって...落ち着かせるように。

ブレイド > 「!?」

ふわりと、少女に包まれるように抱かれる。
自分よりも小柄な少女だが…
柔らかな体は女性を感じさせる。甘く感じる少女の香りが脳を焦がす。
言葉を失いながらも、さすがにハッとした様子で目を上げれば
もうその顔は目の前で。

すでに苦しいぐらいに膨れ上がりズボンを押し上げているもの。
抱かれれば言い逃れもできない。

「……わかった…わかったから……うぐ…」

死ぬほど恥ずかしいし、どきどきする。
観念してその場で横たわる。
据え膳を食わねば男の恥だが……そういうことでもあるまい。

ルナシイ > 「かわいい...」

とっさに心に思っていたことを喋ってしまう。
何度でも頭の中で考えるが、私は一緒に寝るだけである。
でも...少し、少しだけ...。

「...ブレイドっ...じつはぁ...」
言葉が出ない。恥ずかしい。
そもそも男性と抱き付いた事が無かった。
一緒にいたいだけと考えているうちに自分で押してしまったのだ。
でもここで止めたら、お互い苦しいと思った。

「...んっ」

どうすればいいか分からない。混乱しながらキスをしてしまう。
一人でした時とは訳が違う。この恥ずかしさをぶつければいいのか。
息が荒くなり、何度か攻める様に、求める様にキスを繰り返す。

ブレイド > 「かわっ…!?ばかいうな!」

幼さの残る顔立ちではあるが、立派な男子だ。
戸惑いはするもののなんとか反論。
…だが…

「なん、だよ…んうっ!?」

次の瞬間、思考は途切れた。
一瞬冷静に戻ったはずなのに一気に吹っ飛んだ。
何かを言おうとしたルナシイを注視していたとおもっていたら…
唇を重ねていた。
何度も…受け止める。
柔らかな唇、熱い吐息。混乱はしているもののそれだけはわかる。
初めてのキスではあるが味などわかるはずもなかった。

ルナシイ > 「カッコいいし...かわいい...」

口を離し、頭を撫でる。獣耳が心地よい。
まるでスイッチが入ったかの様に、トロ顔で見つめる。
ブレイドは優しい人。まだ一日も立ってないけど、分かる。
もう、離さない。私の気持ちが収まるまで。

「んっんっ...ぶれいどぉ...わたひ...に...おひえて...♡」

ブレイドの口に舌を軽く絡ませて、体をすりすりと。
私なりのお礼...のつもり。少し過激なのかななんて。
キスや撫でる事ばかりで、他の事はしていない。
それ以前に、密着されている以外は無防備。
少女は気づかずに、何度も繰り返す。

ブレイド > 「んぅ、く……オレは、そんなつもり…あ、む…」

ピクンと、小さく耳が跳ねるように動き、撫でる手を迎え入れる。
ルナシイの手が触れるだけで、とても気持ちよくて抵抗する気力すらなくなっていく。
優しい少女。人を恐れた少女。
つけ込むつもりなどもちろんなかった。
ゆえにこの状況は予想外で。

「おれ、こういう…の、んっ…はじめてで…」

情けない話ではある。
初めてなりにつたいながらも舌を絡め、体を抱き返す。
胸が、肌が、触れる。
それだけで股間が脈打つどころか射精しそうなのだがなんとかこらえる。
背中に回した手がおそるおそると少女の体を撫でる。

ルナシイ > 「...くすくす。...私しかいない、から、平気、だよ?」

動く耳を優しくなぞる様に。
とても気持ちよさそうな顔が見えて、もっと続ける。
今まで殆ど、接する機会が無かった為に、加減はしていない。
小声で、甘えてもいいよ。なんて事も言ったり。

「ブレイドも、なんだぁ...えへへ♡」

かわいい。もっとその表情を出してほしい。
キスや舌を繰り返し、もっと、もっと。
背中を撫でられて、嬉しくなる。
そのうちに、ブレイドの下半身が硬い事に気づく。

「....ブレイド?...私初めてだけど...こっちも見せて欲しいな♡」

指で下半身を服越しになぞる。

ブレイド > 「そういう問題じゃ…んぅっ!…くぅ……」

耳に触れるルナシイの指が気持ちよくて、つい声が出てしまう。
甘やかな声。甘えてもいいよという甘美な誘い。
小さな少女とは思えないほどに…。
撫でられるに身を任せ、体を密着させる。

「…ん、く…“も”って…お前…」

初めてだというのに、こんなに昂ぶって…
先ほどとは違う、とろけた表情。
改めて見るとどきりとする。
なぞられた下半身がビクンと跳ねる。
表情がそうさせたのか、指がそうさせたのかはわからないが…

「く、見せちまったらその……約束、破っちまうかも…しれねぇ……」

それでも、ルナシイが望むならと、怒張を解放する。

ルナシイ > 「...ブレイドの耳、すき」

私の気持ちが徐々に高まってくる。
キリがないくらいに、上限がない位に。
密着されて、ドキドキしながら。

「...うんっ」

身体が熱い。収まってくれない。
ブレイドを見るたびに、悪化していく。
息が荒くなって、それしか考えられなくなってきた。

「...襲われてるなんて、思ってないよ♡」

私で、いいなら。
人や他の種族も恐れ、同時に嫌われていた私。
でもそれがどうでもよくなる位に...。
ブレイドから離れて、大きく手を広げる。
来てほしいと言わんばかりに。

「それとも...その...私からがいいのかな?」

耳にふーっと息をかけて誘ってみる。

ブレイド > 「ばか、好き…なんてのは……」

軽々しく言うものではない。
好きなやつに言うものだ。とは思ったが…
言われて、悪い気などするわけもなく。
むしろ心臓が大きく跳ねる。高鳴る。
ルナシイに晒されたモノもそれに合わせてピクンと跳ねる。

「やらせてばかりじゃ、わりぃから…ひぇっ!?」

動こうとはするものの、いちいち拙い。
耳に息をふきかけられれば、それだけで声を漏らす。
少女の服に手をかけて、先程からちらちらとみえる谷間の全貌を外気に晒そうとする。

ルナシイ > 「....なんてのは、なあに?」

好きなものは好き、と撫でてあげる。
ブレイドの心臓の音をしっかり聞きながら、もう一度キス。
ピクンと跳ねるモノにも興奮していく。

「かわいいっ...きゃ...見たいのー...?」

ブレイドの手首を掴んで、自分の胸に持って行く。
触って欲しさと、自身の心臓の音を聞かせる。
私だって高鳴っているんだよと言ってるように。

「えんりょ、しないで?」

ブレイド > 「んっ…う…あったばかりの男に言うもんじゃねーよ」

キスを受け止めながら、やや小声で「勘違いしちまうだろーが」とつぶやく。
キスするたびに、先端から透明な液体を溢れさせ
切なげに脈打たせる。

「みたい、っていうか…まぁ…そう、だけどよ…」

言い繕う言葉もみつからない。
掴まれ導かれた手は、ルナシイの柔らかな胸に触れる。
おそるおそる、と言った風に指を沈めながら
熱さを、鼓動を感じる。

「熱く、なってる、のか?」

ルナシイの胸に触れつつ、ゆっくりとルナシイの衣服を剥ぎ取っていこうと

ルナシイ > 「...あったばかりなのに...キスしてるんだよ?」

笑顔で正直に答えながら、キスを続ける。
先端から液体が見えて驚いている...気持ちいいのかなと。

「みえちゃってたし....ねっ?」

手で胸を触られて甘い声が漏れる。
鼓動が早くなり、触って欲しい欲求がもっと高まる。

「うん...あっ...服...そのままでもいいよ?」

別に脱がされたくない訳ではない。
ただ、もう...したくてされたくてたまらなかった。
同時にブレイドのモノも触ってあげようとする。

ブレイド > 「………ちがいねぇ」

ルナシイの言葉に納得せざるを得なかった。
拙いキスも馴染んできたのか、深い口付けの合間にも少女を求めるように舌を伸ばして

「ん、いいのか…なら…」

甘い声が耳に届くたびに、愛しさが溢れそうになる。
この少女が欲しくなる。
つくろうことも、言い訳も、もうできないほどに股間のそれは少女を求めてる。

「脱がせねーと、その…よくみえねぇから…」

下着を脱がせるのも苦労するということかもしれないし
女性器の方の話かもしれない。

「んぅ…!?くは…っ…」

触られると同時に声を漏らす。
初めての感触への戸惑いと、快感から漏れる吐息。
それに習うように、片手を少女の足の間に潜り込ませる

ルナシイ > 「えへへ...」

舌を伸ばしたところで自身の舌を絡ませて。
深く、深くキスをしながら。

「うん、いいよ...」

嬉しい。ブレイドの言葉。行動。
全て嬉しくてたまらない。
ブレイドの下半身を見ても彼も、同じなのだろうか。

「分かった...傷一杯あるけど...気にしないで」

全部見られても...いや見られたいななんて。

「すっごく熱い...硬い...♡」

ゆっくり上下に擦る。
表情をみながらゆっくりと。可愛い...。
彼の手が私にきて...触るのだろうか?
期待しながら続けていく。

ブレイド > 「ん、えと…ルナ、シイ…」

こういう状況で改めて名前を呼ぶ。
なんか、照れくさいが、大事なことのような気がした。
照れ隠しのように再びキスを交わし
服に手をかけ、脱がす。

「傷なんて、気になんねぇ」

少女の股に滑り込ませた手は、下着越しに割れ目を撫でる。
そうしながらも言葉を表すとおりに、服を剥ぎ取り肌が顕になって、傷がさらされるたびに
その体に唇をおとす。

「んぁ…く、動かすの…やば、いって…ふ、くぅっっ…!」

少女の手が動く度に体が震え、込み上がってくるものを我慢する。
果てるのはまだ早い。射精したい…だが…。おそらく先走りでルナシイの手はとんでもないことになっているだろう。

ルナシイ > 「ん...ブレイド...っ」

こちらも返答するかの様に名前を呼ぶ。
私の...すきなひと....。
キスを受けながら、服を脱がされる。
不安はない。彼なら大丈夫。

「ありがとぉ...ひゃんっ...!?」

ブレイドの指が下着に触れている。
これだけで興奮しているのに、さらに感じる。
もう、下着は...糸を引いてしまっているだろう。
身体にキスをされている事もあることだろうか。

「ひゃぅ...すごい...ぬるぬる...」

ドクンドクンと、脈を打っている。
我慢しているのだろうか...と、ある事が頭に浮かぶ。

「...ぶれいどっ...んんっ♡」

抱きしめながら、そのまま顔を下半身に近づける。
貧民地区で少しだけ見た事があった事をしてみたくなったのだ。
...口を近づけ、咥える。

ブレイド > 名前を呼ばれる。
それだけで、体が熱くなって…
自らも服を脱ぎ、肌を晒す。
それなりに引き締まっているしなやかな体。
ルナシイの肌と重ねるように身を寄せて。

「礼なんて…ん、ん…」

舌を這わせ、唇でついばみ
文字通り貪るように、少女の体を味わう。
指に感じる湿り気はさらなる興奮を呼んで
少女の下着をずらすようにして、直接割れ目に指を埋め

「だって…おま、んぇっ!?く、それ…なんっ…く、あぁぁっ!!」

気持ちよかったのだから仕方ない。手を汚してしまうのは。
そんな言い訳をしようとした矢先…
ぬるりと温かい感触。ルナシイの口内で跳ねる。そんなの…我慢できるはずがない。
口の中を満たすように、咥えられてわずか数秒で射精して。

ルナシイ > 「ぶれいどっぉ....」

ブレイドが服を脱ぐ。綺麗な身体。
そのまま身を寄せてくる。
服越しもよかったが、肌はもっと熱い。

「んっんっ....」

ブレイドの口、舌...。
熱くて、美味しい...もっと欲しい...っ。
指で弄られながら、下着をずらされて直接入ってくる。
奥に、奥に...欲しい。垂れてくる位に、中はぐっしょりで。

「ぁ...んぐっ...んんんっ....♡」

咥えた瞬間に、何かドロッとしたものが入ってくる。
濃い匂いで...高まるような味...粘っとしている。
初めて試みた事だったが、出されたものを何とか飲み込んでいる。
口から離すと、飲み切れなかった量が口から垂れている。
表情は誰が見ても、興奮してしまうようなトロ顔で。

ブレイド > 「わ、わり…我慢できなくて……」

ルナシイがしたことにも驚きではあったものの
あんなにあっさりイかされてしまったことが情けなくもある。
精液を飲み込んだというのも驚きはあるが…
トロ顔を見れば、多量に出したにも関わらず萎えることはなかったモノはさらに硬さをます。

「お返し…ってやつ、か…?」

トロトロにとろけているのは表情だけではなかった。
膣内に指を挿入しかき回す。
濡れそぼっているそこを触っているだけでドキドキと興奮が収まらない。

挿入したい、犯したい、ルナシイが欲しくて…たまらない

ルナシイ > 「んっ...ぶれいど...♡」

あれだけ一杯出したのに、むしろ...硬くなっている。
もう一度すればいいのかなと思ったのだが...

「ぶれいどぉ...のばんだよぉ...?」

もう、何も考えれなくて。
指どころかブレイドを見るだけで感じていて。
既に何度も達しかけていた。

「....ぶれいど、ぶれいどぉ...いいんだよぉ♡」

まるで、分かっているかのように。

ブレイド > 「ん…ルナシイ……わりぃ、オレ…もう…」

我慢できるはずがない。
とろとろのわれめから指を抜き、押し倒す。

「『眠るだけ』じゃ収まんねぇ」

上から覆いかぶさるように、ルナシイの足を開き
体を割り込ませて、苦しいくらいに張りつめた亀頭の先端を押し付ける。

抵抗しないようならば…そのまま腰を進めて
ルナシイの膣内を犯すだろう。

ルナシイ > 「えへへぇ....ぶれいどぉ...?」

指の快感を感じながら聞き取る。
その直後に押し倒されてしまう...でも笑顔だ。

「がまんしちゃ、だめ....♡」

抵抗せず、流れる様に足を開かれて。
ここでやめれば、まだ「初めて」は失われないだろう。
だが、ここまでしてくれた、彼に。

「...きて?」

両手を広げて。これからする事を想像しながら。

ブレイド > 「ん、お、おう…っ…!!」

一瞬見とれていた。
始めている女性のそこの艶めかしさに。
興奮を煽るその割れ目に
声をかけられ、ふと我に返る。
そして…

「う、ぐ…あぁぁ…るな、しぃ…っ…」

ヌメる割れ目に押し付けるように…
ルナシイの初めてを奪う。
それと同時に自身の初めてを捧げる。
止まれるわけはない、止まるはずもない。

熱くぬるぬるとした感触、強い圧力
すぐにでも吐精してしまいそうなほどの快感が背中を走る。
尻尾がぴんっと立ち上がり、体を震わせながら腰を打ち付ける。

ルナシイ > 「ぶれいどぉっ....!」

ブレイドの大きいモノが入ってくる。
少しずつではなく、一気に。
痛みと共に快感が走ってくる。

「うばわれちゃったぁっ...あっあっ...♡」

硬く、熱い。打ち付けられて頭の中が快感で一杯になっていく。
入っているだけでも精一杯の大きさ。
すぐに奥をゴツゴツとぶつけられる。
ブレイドの尻尾の様子から気持ちよさが伝わる。
嬉しくて、私も気持ちよくて。他の事はどうでもよくて。
離さない様に足をクロスし、ブレイドの体を固定しようとする。

ブレイド > 「く、あっ…はっ…はぁ…っ…」

言葉にならない快感が体を支配する。
腰が、勝手に動く。
女性の初めては苦痛が伴うと聞いたことはある。
それでも、加減なんてできなかった。

「ルナシイっ…!るなしいっ!!るなっ…しぃ…っ!!」

名前を呼びながら、廃屋に腰を打ち付ける音と、濡れた膣内をかき混ぜるいやらしい水音を響かせる。
奥を突き上げながら、たまらない射精感と、もっと味わいたい欲求。
それでも勝手に動く体。止められない。
両足で固定されれば、本能が…背筋を震わせる。

ルナシイ > 「きもちいいよぉっ...ぶれいどぉ....」

一杯腰を打ち付けられて。
初めてなはずなのに。痛いはずなのに。
快感だけが先行して体が震える。

「ぶれいどぉ...ぶれいどぉ...♡」

名前だけ、家に響く。自身の身体から音が伝わってくる。
息が荒くなり、気持ちよさから口から涎がでてしまい。
もっと、もっと...打ち付けてほしい。

「わたひ、も、だめ...んっ...♡」

一緒に達したい。密着するように深いキスをした。

ブレイド > 「オレ、も…っ…く、ふ…ぅっ」

しっかりと体を押し付けるように
全身でルナシイを感じる。
何度も最奥をゴツゴツと押し上げながら
ルナシイの嬌声が、脳を蕩かす。

「るな、し…ぃ…っ…くぅ…んっ、あ…!」

自ら整っていると評したその顔は甘くとろけていて…
絶頂を伝える声、…それと同時に一番奥…
足で固定されている。故におそらくは彼女が望んでいるであろう
その子宮に…

「射精るっ…!ルナ、シイっ……!!」

自身も伝えながらキスに応え、深く、舌を絡ませながらルナシィの最奥に射精する。
びゅるぅぅっっと、音が聞こえそうなほどに熱く濃い精液を多量に吐き出す。
初めてのセックスというだけあって、なかなか射精が収まらないほどに。

ルナシイ > 「ふぅぁっ....」

全身が快感に襲われる。
ブレイドの肌だけ触れる事でも気持ちがいい。
もうすぐ、来ちゃうんだなと。

「ぶれいどぉっ....ぁぁ.....」

可愛い顔...とろけてる...ずっと見ていたい。
一番奥に出してしまうだろう。私が自然と足で固定しているからだ。
ブレイドも、望んでいるはずだから。

「うんっ...ひゃぁぁぁっ♡」

今までで一番熱くて深いキスを。
ドク、ドクと自身の体に注ぎ込まれる。
暖かい...熱い...私の体では収まりきらない。
それでもだして欲しい。お腹が一杯になるまで。

ブレイド > 「んぅ…んっ、ん…」

求めるように舌を絡め、キスをしたまま腰を押し付け、最後まで射精する。注ぎ込む。
結合部から溢れ出して床に白濁がこぼれても構わずに。

「わり…膣内に……」

ようやく唇を離せば、一言。
お互い望んでいたとしても…外に出す気なんて微塵もなかったとしても
言わずにはいられない。子をなす行為であることには変わらないのだから。
今日始めてあった相手とこんなことになることすら想像していなかったうえに
恋人のように名を呼び合いながら中出しとか、少し冷静になるとちょっと恥ずかしい。

ルナシイ > 「んっ....」

どれくらい注がれたのだろう。
変な気分...と言うよりは気持ちよすぎて、分からなくなったのか。

「...一杯出してくれた♡」

謝ってくれている。
子が出来る行為だから、同意の上でも出来てしまったら。
しかし、少女は笑顔でブレイドの頭を撫でた。
初めて会った相手に、一杯してくれたから。

「大丈夫...♪」

獣耳や触っていなかった尻尾を再度、撫でる。
ぎゅっと抱きしめて、子供をあやすような感じで。
小さい胸に顔を押し付けてあげて。落ち着かせる。

ブレイド > 「ん、ぅ…助けてもらった上にこんなことまで…貰いすぎだ」

ふわっと耳や尻尾を撫でられる。
不思議と…いや当然なのか?いやじゃない。むしろ心地良い。
お互いに脱力した体。
そういえば、自分が行きだおれてろくに休憩していないことに気づく。
それでも、ルナシイから離れるのは、つながっている部分を離してしまうのは嫌だった。
控えめではあるが柔らかな胸包まれる。鼓動を感じながら…

「ありがとな、ルナシイ。お返しが思いつかねぇや」

そうつぶやく。

ルナシイ > 「...そんなことないよぉ?」

さっき乱れていた表情が想像できない程、まったりとした顔。
余程、触り心地が良いのか、と思えるだろう。
それでも抱きしめたままである。
離れたくなかった。むしろ、このまま休んでもいいくらい。

「お返しなら十分、貰ったよ...♪」

貴方自身だよ。なんてセリフはわざと言わなかった。

ブレイド > 「世話になりっぱなしってわけにもいかねぇし、宿も探したほうがいいだろうけど
今日はほんとに助かった…。あ、そういや、痛くねーか?お前も、その…初めてだったんだろ?」

繋がったままではあるものの、体を気遣う。
傷だらけの体…胸やお腹に手を這わす、慈しむように。
恩人に苦痛を与えたとは思いたくはなかったから。
伝わる少女の温もり…ずっとお世話になっていたいが…そうもいかないだろう。

「そうか?ならいいんだがよ」

何かあげた覚えはない。
パン代くらいだ。
でも、食い下がることはしない。彼女がそういうのなら…。

ルナシイ > 「...痛くない。気持ちよかった。...もっといて...ほしい」

正確には、痛かった時はあったものの、快感に感じてしまった。
ブレイドの手が私の肌を触る。くすぐったい。
まだ、触っている手が温かい感じがする。
...もっと居てほしい。短いが、本音であった。

「うん。...ちゅっ」

唇ではなく、耳にキス。
伝わらないと思うが、ブレイドはとっても素敵だよと意味を込めて。

ブレイド > 「長居したら、その…今度こそ襲っちまいそうで…」

今回は同意があったからいいものの
この快感を知ってしまったら
ルナシイの温もりを知ってしまった今は
それが欲しくなってしまうだろう。
そうなれば今度は許可を得ることなく貪ってしまいそうだった。

「んぅ…これも、なんか変な気分だな」

キス。正直コレも初めてだし、慣れない。
でも、なんというか心があたたまる。
キスを受けた耳をパタタと動かして、薄く微笑む。

ルナシイ > 「...いいよ?」

同意の上でも、襲われても。
ブレイドだったら許せてしまうだろう。
私は彼の暖かい声、肌...そして...行為に。

「してる最中に、可愛い顔してた。...今も」

可愛い、もっと撫でてみる。
耳や尻尾が動く姿はとても、素敵。
最初に会った時はかっこよく見えて。
今はその真逆だけど...どっちも捨てがたい。

「えへへ...」

ブレイド > 「もっと警戒しろよ…」

やや呆れ顔。
行き倒れの自分を家で介抱するほどのお人好しなのだから言っても仕方ないことかもしれないが。
それにそんなことを言われたら…
きっとしてしまう。今だって、落ち着いたと思ったのにその言葉だけで昂るほどだ。

「うぐ…なんだぁそりゃ…」

ふかふかと撫でられる。猫毛が柔らかく手をくすぐる。
ぱたぱたと尻尾が揺れ、複雑そうな顔。

「こんな目つきのオレが可愛いたぁ…どーかしてるぜ…」

正直かなり照れくさいが、努めてガラが悪い感じを見せようとする。

ルナシイ > 「わたし、その辺のなら...まけないもん」

にこにこ顔で。
そもそも、私が勝手にしてしまったのだから。
もっと言えばそのまま襲われる事だって考えていた。
...次はもっと強くされるのかな?

「ふわふーわー...♪」

たぶん、一日中触っていられるかもしれない。
難しい顔をしているが、気にしない。

「カッコいいし、可愛い。」

事実をしっかり伝える。本当だからだ。
ガラが悪い感じで見せている事には全く感じていない。

ブレイド > 「そこまで言うなら…もうしばらく厄介になる」

最初はおどおどビクビク…涙目になったり謝ったりだったのに
蠱惑的な顔、とろけ、乱れた顔をはさんでの眩しい笑顔。
たくさんの表情をみた気がする。
出会ったのはほんの数時間前だというのに…。
でも、この少女が笑顔をみせてくれることに小さな喜びを感じたのも事実だった。

「毛が抜けねぇ程度に頼むぜ?」

尻尾も耳もふわふわ猫毛。
髪質も細いのでおそらくは短く刈れば同じような手触りだと思われる。

「一目惚れでもしたか?むず痒いぜ…まったく…」

冗談めかしつつも、悪い気はしない。
と言うか、かなり照れる。
正面から見られないように顔を少しだけそむけた。

ルナシイ > 「うんっ♪」

最初は怖かった。でも助けてしまった。
家に入れてしまった。消さなきゃとも思った。
だけど、彼は優しかった。
他の人から見れば私の行動は異常かもしれない。
それでもいい。今はブレイドが、隣にいるからいい。

「気をつける...もふもふ」

ずーっと虜になっているご様子。
珍しいのか、心地いいのか。それは本人にしか分からないが。

「...そうかも。...ふわわ...むにゃぁ...」

彼のそむけている顔を見ないまま、押し倒してしまう。
どうやら...寝てしまっている様子だ。
もちろん、つながったまま。
警戒心なんてみじんもない。

ブレイド > 「ばかやろう…」

繋がったまま預けられた体。
少し前まで女を知らなかった少年には刺激がすぎる。
なにせ、また固くなってしまったのだから

「……」

さっきの言葉を思い出す『いいよ』という言葉
警戒心のない可愛らしい寝顔を見下ろせば、ブンブンと頭を振って

「寝た子を起こすのは…流石にな」

体を横たえ、ルナシイを抱く。
もちろん繋がったままなので落ち着かないというか動いてしまいたい気持ちもあったが…
それらも我慢して目を閉じる。
王都での新生活…一日目からとんでもないことになったものだと思いながら…
それでも、少年は、少女との出会いに感謝していた。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からルナシイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からブレイドさんが去りました。