2017/11/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地」にボブさんが現れました。
ボブ > 『おらっ! この野郎っ!!』
『ふざけてんじゃねぇぞっ!! 死にてぇのかっ!?』

(そんな複数の男たちの声が夜の貧民地区の空気に響き渡るとある貧民地区の広場。
そこへと視線を向けていけば、一人の褐色の肌をした男対複数の貧民地区の男たちが殴りあいのケンカをしていて…
……いや、ケンカという代物にもなっていないのか、褐色の肌の男はただただ回避に従事していて、自ら攻撃に移る事はしていなく)

「落ち着けって! 別にこっちが悪いって事は謝るから、とりあえず冷静になって落ち着けよ」

(褐色の肌の男は殴りかかってくる男たちを宥めようと攻撃を回避しながらハンドシグナルで落ち着けっという
仕草をしてみせながら話をしていくが自陣営が複数、相手が一人という状況下から男たちのヒートアップは止まらず、
1対多数のダンスパーティーが繰り広げ続けられていて)

ボブ > (ひたすら攻撃を避け続ける褐色の肌の男に対し、怒りの感情を滾らせていた男たちも息が上がって疲れてはてて、
徐々に攻撃の頻度が下がってくると褐色の肌の男も少し身体から力を抜いてみせていって)

「まぁ、ちょっとそちらの会話に酒場で割り込んだだけじゃないか?
その時の俺の一言が気に食わなかったのは悪いとは思ってるが、殴り合っても後々後悔を残すだけだろ?
別の酒場に行って、俺の事なんか忘れるくらい飲んでくれよ」

(酒に酔った状態で数え切れないくらい攻撃の空振りをし、つかれていた男たちの一人の手に奢りの酒代を渡していく男)

『はぁはぁはぁ……きょっ、今日の所はこの辺で勘弁しといてやらぁっ!』

(顔中を汗だくにさせながら、男が手渡した金をギュッと握り、捨て台詞を吐いていけば男たちは広場から立ち去っていって)

「ふぅ~……やっと大人しく帰っていってくれたか。
俺がマジで対応したら半年はベッドで寝たきりだろうからな、金で問題解決できて良かったな」

(広場の片隅に置かれている木箱に腰を下ろし、無事に問題解決できた事に安堵し、男は星空を見上げる余裕すらみせていて)

ボブ > 「さてと……あいつらはあっちの道を行ったよな…
なら俺はこっちの道を行けば次の酒場で出くわす事も無いだろうな」

(男たちが立ち去ってから、広場で時間を潰していた男。
道でバッタリって事も避け、更には男たちが向かった方向と逆の方向の道へと向かい、男自身も飲み直しとばかりに
酒場へと向かい、広場からその姿を消していった)

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地」からボブさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にルージェナさんが現れました。
ルージェナ > 夜の貧民地区を少女が駆ける。
ミレー族の中でも獣の要素を多分に継ぐ身体は幼いわりに素早く、しなやか。
しかし所詮10歳そこそこ。
息が切れてきたので後ろを振り返ると追っ手は角を曲がる前で姿が見えず、これ幸いと建物と建物の隙間に入り込んでいった。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…」

まだまだ奥まで行けそうなので進んでいくと四方を壁で囲まれてはいるものの少し開けた場所に出た。
この場所を知っている者もいるのだろう。
いつのだか分からない食べ残された硬いパンや、毛布の切れ端がある。
少女がミレー族だからという理由で捕えようとしてきた男たちはもう通り過ぎたろうか。
そうでなくては、万が一ここに気付かれれば今度は袋のネズミとなってしまうので困る、だけでは済まないのだけれど。
どっちにしろ休憩したいし、時間も置いたほうが良いだろうと、壁に寄りかかり座り込んだ。

「はぁ~あ……こーなるから、お母さんはルーを村で生んだんだぁ…」

退屈だけど平和な生活だった過去を思い、少女はぼんやり。
色々思い出して潤んでくる目をゴシゴシと手の甲で拭った。
ポジティブ少女もたまにはホームシックにかかるのである。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にミレイさんが現れました。
ミレイ > (静かな通りがやけに騒がしい。……そうなる事そのものは特段珍しくも無いとは言え騒ぎが耳に届けば興味を惹かれる事だってあるのだ。今宵発生したのは、どうやら、追いかけっこの部類らしい―――己の潜んだ壁の前を幾人かのグループが通り過ぎて行くのを最後尾まで見届けると、別の角をするりと曲がる)
こーんばんわ。……ふっふっふー……何かお困りだったりしないかなー?
(彼女からみれば唯一の退路になるだろう路地から身を覗かせたのは、覗いた直後はマントに包まれた謎の影。声をかけた直後にフードをばさりと勢い良く後ろに落とすと夜影に銀髪が淡く煌く事となる。……浮かぶ表情は、同情するでもなく、単なる笑み。嗜虐すら含まぬ好奇心のソレを場違いに浮かべていた)

ルージェナ > その気配に全く気付かなかった少女は、突然聞こえた声に肩をビクッと竦ませ、そして顔を上げる。
拭いきれなかった目元の潤みは残っているけれど、本格的に泣く前だったため顔がぐちゃぐちゃ――ということもなかった。
声の主は自分より少し年上の、どこか禍々しくも不思議な雰囲気を纏った少女。
ぐず、と鼻を鳴らして彼女の後ろを見た。誰もいない――と思う。

「お困り…? ルーは…悪い人に追いかけられてたの。だれか…いた?近くに」

目の前の彼女は自分を追い駆けてきた人ではないから、警戒心は皆無である。
たどたどしく状況を説明し、不安げな視線をまだ向こうの路地へと向けていた。

ミレイ > 近くに、は、どーだろうなぁ……むこーのほーに何人か走ってくトコまでは見たよ?
(返す声音も暢気さを保った代物で、むこう、のジェスチャーは壁に向かったもの。要するにこの路地を一団は通り過ぎたと示す心算なのだが己が目撃した集団と彼女の言う“悪い人”が同一であるかの確証までは無かった)
それにしても、キミみたいな子が、あんな感じの連中に追っかけられてたなら物騒だなぁ……奴隷にする前に“味見”されちゃってそーだもの
(無造作に彼女の方へと近寄りつつ、潤んだ瞳から這い滑る形で胸元へ、そのまま腰を通り過ぎて太股……ふさふさとした毛並みの良い尾まで至ればそのまま尻の方を覗くような目線の動き。ミレー族でこの容貌となれば一攫千金を夢見る者が追っても不思議とは思えなかった)

ルージェナ > 「ほんとに?良かったぁ」

よくよく考えてみれば確かに彼女が“彼ら”を見た確証はないのだけれど、少女は安堵した。
小さくても野生児なので体力はある。
ここに来るまでに上下させていた肩も落ち着いて、呼吸もほぼ普段通り。
こっちはこっちで自分のことで精一杯だが、相手もマイペースな調子なのできょとんと目を丸くする。
ただ、値踏みするような視線を受けても少女は気にならないらしい。
そもそもまだ幼さ全開の肢体であり、魅惑的とはお世辞にも言い難いのである。
王都で過ごして十数日。へにょりと耳を垂らし、ちょっとお疲れ気味に。

「やっぱりルーみたいな子は奴隷にされちゃうのかぁ。
 でもルーは皆をさがさなくちゃいけないし、奴隷にされてる場合じゃないからがんばらなくちゃ」

その『奴隷』を見つけるのが自身の目的だけに。
お尻に付いた砂を払いながら立ち上がるとぺこりとお辞儀し。

「ルージェナ、デス。よろしくおねがいします」

突拍子もなく自己紹介。

ミレイ > みんなをさがす……ルーは誰かを探しにきたの?
(己の方はと言えば幼身も性愛の対象になる身の上、呼気の乱れから探るような視線の矛先は、となれば着衣の乱れだったのだ。座り込む彼女の傍まで至ると覗く太股へと露骨な視線を向けていた……のだが、あっさり立ち上がってしまったものだから、続く自己紹介とあわせてぱちぱちと目を瞬かせて)
あ、ボクの名前はミレイだよ。……奴隷になったら何かと不便だろうからねー……所有者が決まるまではお外にも出られなくなるだろうし、後は“味見”次第では……そのまま仕込まれちゃったり?
(完全なる裏家業で生計を立てる身の上は、その辺りの倫理観が歪んで居る。……が、無垢げな彼女が粗野な男の手で暴かれると言うのも面白くはない。―――ちらりと路地入り口に視線を向けたのは“追っ手”の確認の意味もあったのだが、どうやらこの一角は再び静寂を取り戻した様子だった)

ルージェナ > 「うん。家族の皆。ルーの村はね、かくれて暮らしてたんだって。
 でもたぶん見つかって、皆いなくなっちゃったから…」

また思い出し、しゅんと俯いたが田舎者な少女としては、相手の発言に興味津々。
すぐに顔を上げて好奇心丸出しの表情へと移り変わる。
ミレー族という立場上あまり目立つ行動は出来ないし、どこかで情報収集するのも一苦労。
こうして偶然出会った人と話すことくらいしか王都の知識も入ってこないのである。
理解しているのかいないのか、たぶんしていないんだろうといった様子だが。

「へえぇぇ???ミレイは奴隷のことにくわしいの?」

男たちが戻ってこないうちに借りている安宿―ボロい宿だがミレー族の自分を宿泊させてくれる場所―に
戻るべき頃合いなのだろうが、せっかくの出会いと話題に少女の足はまだ、動かず。

ミレイ > ……ふぅん……それで、ルーは村の皆をさがしてるの?んー、詳しい!って言えるほど、専門家じゃないけど一応、奴隷になったミレー族の子、とか知ってる子はいるし……どーゆー所に集まりやすいーとかも、心当たりは一応あるけど……ここより危ないよ?
(何せ彼女が無策で飛び込めば自ら商品に名乗りを上げに行くようなもの。向けられくる好奇心の無防備さもくすぐったさを覚えるほどの純真さなのだから、ついつい口元が緩んでしまって)
……ふふー……それでも、って言うなら、ルーが捕まっちゃったら真っ先にされそーなコト、教えてあげよっか?
(彼女の安全を鑑みるのならば送り届けるなりする局面だろう。しかし……それだけでは勿体無い、なんて思い始めたものだから、にんまりと口元を緩ませつつ……目線をかいくぐるように伸びた左手は彼女の腰元付近へと伸び、あわよくばそのままスカート裾を捲り上げるような悪戯を仕掛けて)

ルージェナ > 「ほんとに!? えっ、あっ、だいじょーぶ!
 ルーね、耳と尻尾が隠れるおようふく買おーと思ってるんだ。
 でもまだお金ないからお金稼ぐの先なんだけどね」

重要な情報を知っている人物に巡り会えたのだから目が輝かないはずもなく、気分はちょっと急いている。
無計画という名の計画を披露し、本人的にはバッチリとでも言いたげに満面の笑み。が、

「んぇっ?」

何?と聞く間もなくひらりとワンピースのスカートが捲られ、飾り気のない白いショーツと肉付き薄い太腿がチラリ。
何せ尾てい骨から尻尾が生えているのでショーツは浅いものしか穿けず、薄い腹もついでに見えたかもしれない。

「わーっ!パンツ見えちゃうってばー!」

追われてる身だというのにいつもの声量で騒ぐと、捲れるスカートを両手で押さえ。
田舎者だがパンツ丸見えが恥ずかしくないほど野生児ではない様子。

ミレイ > お金かぁ……ルーが稼ぐーってなると結構むつかしそー……あはっ、見えちゃうよーに捲ったんだもーん
(首尾よくスカートを捲り果せば飛び込んでくる可愛らしい光景に頬が緩もうとのものだ。ふわりと捲ったその裾を堪能できたのも僅かの事、手が翻った布を抑えてしまえばあっさり目隠しされてしまった)
それに、ね?……奴隷になったら、パンツどころじゃないんだよぅ?
(言いつつ伸びた手指はワンピース胸元へ、その淡い隆起を掌で撫でるようにしつつ……ワンピースの留め具でも探るように細かく指が這い踊る。逆手側は再度スカート裾に潜りこむ隙を伺うようですらあって)
……お洋服を買う前に、お洋服、没収されちゃうかも?