2017/10/20 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にイグナスさんが現れました。
■イグナス > 貧民地区、ぶらついていて迷った先に辿り着いたのは、古びた教会だった。
貧民地区の片隅で、中は手入れをされておらず、人が誰も来なくなって久しい、そんな場所。
ギイときしむ扉を開いて、ステンドグラスから差し込む光だけがある。
「………あんまりガラじゃあ、無ンだがな。」
内部に入りながら、巨躯の男はぼやいた。神なぞに縋る趣味はない。
それでもその厳かな空気に、ほうと息を吐く。
古い埃の香りが漂ってる、少しかび臭いながらも歴史を感じさせるやつだ。
こういう場所は涼しくて、心地よく――あれだ。
「昼寝とかにいいかね、うん。」
実に不埒に紡げば、やはり放置されっぱなしの木製ベンチにぎしりと座る。
ちと狭いし壊れそうだがよかろう。…でも横になるには少し、小さいか。