2017/09/09 のログ
ご案内:「貧民地区 大通り」にチェシャ=ベルベットさんが現れました。
ご案内:「貧民地区 大通り」にシュカさんが現れました。
■チェシャ=ベルベット > 貧民地区にも大通りと呼ばれる場所はある。
富裕地区や平民地区にあるような表立って活気のあるような清潔な場所ではないが
貧民地区で何か行動を起こすならまずはここを通るだろうという場所。
主人の耳目となるための諜報を一仕事終えたチェシャは
なんとはなしに貧民地区の大通りに繰り出した。
貧民地区の娼館でこの後遊んでもいいし、もしくは何かもっと情報を娼婦たちから得られるかもしれない。
あるいは怪しげな露店を冷やかして、中には少数あるであろう掘り出し物を探しても良いだろう。
そんな風にしてぶらぶらと通りを歩いて行く。
向かいから来るスリなどに気をつけていれば、ここも案外悪い場所では無い。
そういえば以前あった赤髪の用心棒のことを少しだけ思い出した。
こんな通りであの赤髪を見かけたらきっと目立つだろうなと内心思いながら。
■シュカ > 夜の貧民地区は相も変わらず陰鬱とした空気に包まれていたが、それでこそのこの場所である。
怪しげな店の立ち並ぶ通りを歩きながら、時折客引きめいた女性の声に、ひらり、と手を振ることで返事とし、
脚を止めることがないのは目的があるからか。
「やっぱ、業物といや、この辺かねえ」
目的は刀である。
帯刀としているものが痛んでいる、というわけでもないが、この国のカタナというものを見てみたいという単なる興味でもあった。
なるほど、並ぶ店はイワクツキもあれば、どこで手に入れたのか、なかなか面白いモノを売る店もある。
つい足を止めたのは、何のことはない、甘ったるい香りのする菓子を売る露店だった。
「なんだこりゃ?」
思わずまじまじと見つめる先。
赤やら緑やらの透明の飴がコーティングされていて、中身はどうやら果物らしい。
リンゴっぽいもの、イチゴっぽいもの、ほかいろいろ、というそれを物珍しげに眺める赤毛の男など、
このあたりの、ましてやこのテの露店を覗く人物としては不釣り合いで、目立つかもしれない。
■チェシャ=ベルベット > ふと視線を巡らせた先、甘い匂いに誘われて見つけたのは菓子を売る露店である。
甘ったるくゴテゴテした派手色の菓子が並ぶ台を、なんと先日会話した
あの赤毛の男性が覗いているではないか。
一瞬見間違いかとも思ったが、あの燃えるような赤毛はなかなかお目にかかれない。
二度見て、相手が間違いないことを確かめるとそっと彼の背後に忍び寄る。
足音と気配を殺し、菓子に目を奪われている男に
そっと後ろから耳に息でも吹きかけてみようか。
「おにーさん、何見てるの?」
相手の反応に関わらず、にっこりと笑って手を後ろに組んでみたりする。
■シュカ > 露店の店主が言うには、お目当ての娼婦へのプレゼントに最適、という菓子らしい。
確かに、見た目は少々毒々しい色ではあったが、薄くコーティングされた甘い飴と、中身の果物の酸味を考えれば、
なかなかの菓子だと納得したわけで、
「んじゃあ、おっさん、こいつをくれ。そっちの小さい一口で食えるやつ」
指さしたのは、ブルーベリーか何か、小さめの木の実に飴がコーティングされたもの。
掌に納まるくらいの透明な袋に入れて、リボンまで掛けてくれたのには、さすがに苦笑いを浮かべてしまう。
そもそも、ここで食う気なのだが、店主の好意を無碍にするのも気が引けて、その無骨な店主が器用にリボンを結ぶのを眺めて…―――。
「ぅおぉぉぉい…―――っ?!」
―――いたら。
思わず店主も何事かと顔を上げるような、素っ頓狂な声を響かせ、吐息が掛かった耳を手で押さえ、慌てて背後を振り返ると。
「………お、おまっ…」
久しぶり!とかいう声をかけるより早く、文句の一つも、と開いた口が、
その笑みを浮かべる姿に言う気が削がれたように、がっくり肩を落とす。
「しかし、ま、ナンだ。久しぶりだな、チェシャ。元気そうで…あぁ、顔の傷もねぇようで何よりだ」
耳を押さえた手を離し、代わりに自分より小柄な相手の顔を覗き込むように身を屈めて。
何時ぞや出会ったときは、剣呑な空気の中で、頬を殴られた後だったから、それがないなら、安堵したように表情を緩ませ。
そうしていれば、無事にラッピングが終わりました、とばかりに店主が声をかけるから、
「おう、どーも。…ほれ、チェシャ、やる。再会を祝して、だ」
ピンク色のリボンが袋の口を結んで、ひらひらしたそれ。何ともメルヘンなそれを受け取っては、すぐに相手へと差し出し。
■チェシャ=ベルベット > 大仰に驚いたシュカにけらけらと腹を抱えて笑う。
よほど相手の反応が面白かったらしい。
「あははは、お兄さん今の声、すごかった~。
うん、久しぶり。えっと……シュ、シュカ? だっけ?」
名前を覚えるのは不得手らしく、名前を呼ぶ際ちょっと言いよどんだ。
顔の傷を気にかけて貰えれば「まーね」と、なんでもないような返事。
客に殴られるのなんて、日常茶飯事らしい。
と、そんな風に話しているうちにシュカからぽんと差し出されたのは
透明な袋に入った飴をコーティングした小さな菓子。
ご丁寧にリボンまでついていて、
目の前の男がそんなものを自分によこすことに訝しげな顔になる。
「なぁにこれ。お兄さんこんなの食べるの? 意外に子供っぽいんだね」
ありがとうと、受け取ったそれをためつすがめつ眺めながら
口の端でにやにやと相手をからかうように笑う。
折角包装されたリボンをさっさとその場でしゅるりと解き、
中の菓子を一つ摘んで口に放り込む。
甘ったるい飴の味と、噛めば果物の酸味が感じられてそこそこ美味い。
「ふぅん、なかなかいけるじゃん。
お兄さんも食べる? はい、あーん」
まさか自分のために買ったわけじゃないだろうし、
そうなるとシュカも食べたかっただろうからと
もう一つ袋から飴を取り出して、相手の口の前に差し出した。
■シュカ > 笑っている。しかも、腹を抱えて。
…文句を言わなかったことを、今更後悔しているような、半目になってその様子を眺めては、ごっほん、と取ってつけた空咳ひとつ。
「すごくねぇ。全然、まったく、ちっともすごくねぇ。…つか、そうそう、シュカ様ね、シュカさーま」
不本意ながら、素っ頓狂な声を上げた自覚から、半目のまま全否定。
ついでに、名乗りはしたものの、どうでもいい敬称もつけておく。
ほれ、とそのまま差し出した菓子の袋。
透明な袋だから、中身のドギツイ色は見えてはいるが、艶やかな飴だから、見ようによっては綺麗なものだ。
「さあ、なんだろ、コレ。飴だろ、多分。中身は果物みたいだけど。
子どもっぽいって、お前なぁ。…じゃあ、子どもだから、ハイ、あーん」
相手の表情と言葉に、やれやれ、とばかりに首を竦めて呆れた表情。
だが、子どもっぽい、と言われれば、それはそれ、乗っかるように、口を開けてあーん。
相手のあーん、とほぼ同時に、雛鳥宜しく餌付け待ち。
そのまま口へと一つ放り込んでくれれば、それを咀嚼し。
かりっとした薄い飴の外側と、中から溢れ出す甘酸っぱい果汁に、おお、とちょっと感動。
なるほど、これなら娼婦のおねーちゃんたちも絶賛だろう、と納得しながらも、
思考と行動は別物、距離が削がれたことをいいことに、相手の華奢な身体に手を回そうと、腰へと手が伸びて。
■チェシャ=ベルベット > 「はいはいシュカ様ね。面倒だからお兄さんでいいよね」
相手の表情がおかしかったのか、まだくすくすと笑いながら肩を震わせている。
大の男が素っ頓狂な声を上げ、全力でそれを否定しているのが
面白くてしょうがないらしい。
「んん~おっきな子供ですね~お兄さんいくつですか~?」
からかうように生意気な口を叩きながら、
餌付け待ちの雛鳥のようなシュカの口にぽいと飴を放り込む。
相手がその味に舌鼓を打てば、もう一口自分も菓子を口にする。
と、彼の手が自分の腰へするすると伸びてくれば
「えっち」
などと言いつつしかし、嫌では無さそうに抱き寄せられる。
にやにやとあまり上品ではない笑いをしながら、
シュカの体に擦り寄るとそっとその耳に囁いた。
「前会った時は、おあずけだったもんね。
お兄さん時間ある? 今晩買ってくれない?」
艶やかな声音で男娼としての仕事を囁く。
■シュカ > 「ちょ…扱いが雑じゃね、それ」
面倒だから、な発言に思わずツッコミ。
とはいえ、己も大概名前を呼ぶことをしないから、相手のことを言えた義理でもないが。
「えーと、俺はにじゅう…って、おいおいおいおい!ジョーダンだろ、ジョーダン。そこはスルーしろよ」
年齢を答えそうになったが、漸くそこで己の悪ノリの悪影響に首を振ってツッコミその2。
ちなみに立派な大人ですし、と言わなくても解ることを、一応念押ししておいて。
も1コ、とついでに飴の菓子を強請りつつ、腰を抱いてしまえば、冷かすような声にも悪びれることなく、
「まー、男は10人いれば、10人えっちですし」
そこもけらりと笑って肯定し。
華奢でしなやかなその身体は腕を回してもよくわかる。
暢気にその腰から臀部辺りに手を回そうとしたところで、囁く声に思わず手が止まって。
ついでに、目を瞬かせては、驚いた様子を見せてしまう。
「いいね、そーいう風にストレートに言われるの、嫌いじゃねえし」
確かに彼の「仕事」は知っている。
知った上だとしても、そういう言葉に劣情が刺激されないとは言えず、むしろ腕に抱く華奢な身体を想えば、獣欲が擡げてくる。
ちゃらけて軽口叩いていたのとは異なり、口許が弧を描くと八重歯が覗き。
ともすれば、肉食獣のそれみたいな表情で頷けば、腰を抱いたまま歩を進めようと促す。
さすがにここは人目もあろう。とはいえ、自分がこのあたりの地理に明るいわけでもないから、相手の歩みに合わせる算段で。
■チェシャ=ベルベット > 「お兄さんにじゅう、かー。もうちょっと若いのかと思ってた」
相手が悪ノリで歳を暴露しそうになったところにふふっと笑う。
確かに見てくれは立派な大人の男だが、どうにも話し方と言い
性格といい、大きな子供のようなところがあると思う。
「ふーん、じゃあ僕もえっちでいいや。
お兄さんの逞しい腕に抱かれたら、なんかちょっとドキドキしちゃった」
リップサービスなのか本気なのかわからないような口調で
もう一つ菓子を指先でつまみ、相手の口に放り込んでやる。
相手がその気になって返事をすれば、それじゃあと腰を抱かれたまま
貧民地区の安宿へと向かう。
あまたある宿の中でも比較的手が行き届いていて入りやすい場所を選んだ。
しばし歩いた後、たどりついた宿で
慣れた様子で宿の主人に鍵をもらいシュカの手を引いて部屋に案内する。
貧民地区で仕事をする時はたいていこの宿だった。
部屋の中には清潔なシーツが敷かれた二人並んで寝られそうなベッドがひとつきり。
あとは調度品のたぐいはまったくないシンプルな部屋だった。
チェシャは部屋に入るなり躊躇なくベッドに飛び込んだ。
ごろりと転がって、片手に菓子をつまみ
「それじゃあしよっか」
とさっぱりした調子でにやりと笑う。
■シュカ > 「いや、正確には25…って、いや、それ、子どもっぽい、を裏付けようとしてねぇか?」
実際、相手がこちらを本当に子どもっぽいと思っているなどとは思いもよらず、
若い、という言葉の裏を読んでは、立派な大人だぜー?などと胸を張るが、さほど様になってはいない。
腰に腕を回したまま、相手の言葉に、軽い口笛ひとつ。
「さすが、お前さん、慣れてンな。客が喜ぶことを口にできるってのは才能だ」
かり。
口の中に放ってもらった菓子を噛みながら発した言葉は、正直な感想。
確かに彼の仕事からすれば、その台詞など特に意味を成さないのかもしれないが、
客側の己からすれば、ますます劣情が煽られるというもの。
この辺りは、娼館も多いから、こうして少年の腰を抱いて歩いていても、視線を集めることはさほどなく、
相手の案内のままについてきた宿まで来ると、へぇ、と興味深げに目を細める。
腕から離れてベッドへと行くさまを眺めると、
「ビジネスライクってのも悪くねぇけど、…まぁ、可愛い声でも聞かせてもらいましょーかね」
至極あっさりとしたその様子に、軽く笑い、得物を二口、手にして壁へと預け、ベッドへと膝を突く。
軽く沈むそれに重心を預け、片手を耳傍に突いて上体を支えつつ、開脚を促すように、そろりと手が太腿を撫ぜ。
そのまま、ゆると覆いかぶさるようにして唇を奪うのは、菓子が咥内へと含まれた後。
唇を割って、舌先を侵入させ、その飴を求めるみたいに、深く口付けを交わす。
飴がなくとも、互いに食べてきた飴菓子の所為で、咥内は甘ったるいし、その唾液も正しく甘露である。
拒む様子がなければ、そのまま片手は下肢へと伸ばし、付け根の部分を、やや無骨な手が布越しに無遠慮に揉み扱き。
■チェシャ=ベルベット > 「可愛い声? んんー、出せるかどうかはお兄さん次第、かな」
これまた小生意気なことを口にしつつ、シュカの大きな手がそろりと太ももを撫でれば
促されるままに足を緩く開いていく。
そのまま覆いかぶさるような相手のキスに応じ、侵入してきた舌先を受け入れ絡め合う。
口内にはまだ含まれたままの飴があり、それをいたずらするように
互いの舌先で持て余す。
甘い甘い唾液を飲み込み、相手の歯列を舌でなぞりながらキスを交わす。
シュカの片手が早速と付け根を衣服越しに揉みしだけば
くふん、と甘い声が漏れてしまう。
少しこの相手を、侮っていたかもしれないと思うほどの慣れた手つきだった。
「ふ、っ……お兄さん、慣れてるね……
女の子も男の子も分け隔てなく可愛がってます、って言う感じの手つき
いやらしいなぁ……」
キスの合間にからかうようにそんなことを言ってのける。
実際はどうだかわからないが……。
相手が自分の下肢を揉みしだいている間、こちらは相手の衣服に手をかけ
上着から徐々にはいでいく。
次はズボンを、というところでにやりと笑い
「はい、足上げて。脱ぎ脱ぎしましょうね~」
などと子供に親が言うような態度で笑ってズボンのボタンを外しにかかる。
また、器用に自分の衣服もはだけさせていく。
ただし焦らず、かといって焦らさないような手際で。
ある程度相手の衣服を剥いでしまえば、
その逞しい腹筋に手を伸ばしそっと撫でるように手のひらを這わせる。
■シュカ > 「なかなか言うねえ」
くっつと喉奥で軽く笑い、目を細める。
頑張りますかね、などと軽口叩いてはいるが、開脚したのを視界にとらえると、
重心を移動させて、軽く沈み込むベッドの上、相手の脚の合間へと身を進める。
柔らかな唇を堪能しながらも、互いに舌先を絡め合えば、ぞろりとした感触に背筋が痺れるような快感が走り、
それは怒張を更に熱く滾らせるには十分なほど。
それに追い打ちをかけるみたいに、甘ったるい呼気を零すから、顎先を引いて、僅かに唇が触れ合うくらいの距離にて、
「はは、褒め上手だな、チェシャ。ま、俺は慣れてるおねーちゃんもおにーちゃんも、美味しく頂く性質なだけ」
謙遜というより事実ゆえに、そこまで言うと、ちゅ、と最後に甘く啄むような口付けを落とし、
僅かに身体を動かし、脱がしてくれるその動きに合わせ。
ゆる、ゆる、と快楽の炎を炙るみたいに、決して強くはなく、かといってただ撫ぜているだけでもなく、
脚の付け根のモノへの愛撫は程よく焦らすには程よい強弱。
やや筋肉質な素肌を晒し、相手の指先が触れてくると、は、と息を短く吐いて、
さて、と更なる刺激と、下肢の解放を期待したのもつかの間、思わぬ言葉に、
「………お前なぁ。その口、塞いじまうぞ」
思わずがっくりと肩を落とし。何とも可愛いんだか、可愛くないんだかなその言葉に、予告めいた台詞を吐いては即実行。
唇を塞ぎながら、こちらは焦らされるのはキライ、とばかりに、肌蹴た服から覗く胸元へと手が伸び、
そのまま肌の感触を確かめるみたいに一撫でしてから、的確に胸の突起を摘まみあげる。
軽く、痛みと快楽の狭間程度に、否、どちらかと言えば軽い苦痛を与える程度の強さなのは、散々揶揄された仕返しめいて。
先ほどまで嬲るように布越しとはいえペニスへの刺激を与えていたのとは打って変わって、
執拗に胸への刺激を続けるのは仕返しに違いなく。
■チェシャ=ベルベット > 「悪いね、生意気な口で……んっ」
ともすれば言い返したくなる様子で口を開き、
そこにシュカの唇が塞ぐように覆いかぶされば生意気な言葉も出ない。
肌蹴た衣服の隙間からシュカの手が己の胸の先端に伸びてくれば
少しだけぎくりと身を強張らせた。
が、それも一瞬のこと、絶妙な力加減で先端をつままれれば
んん、と身を捩らせて眉をよせる。
「ちょっと、んんっ……お兄さっ、ん……
胸、そんな、強くこすっちゃやだぁ……」
どうやら胸の感度も良好なようで軽く痛みを感じる程度の刺激に
はぁ、と熱い吐息がこぼれ落ちる。
ペニスに与えられていたとろ火で炙るような刺激とは違う、
仕返しめいたその手腕にちょっと唇を尖らせて、
しかし快感を堪えるように文句を言う。
「口で言い返せないからってっ……
そーやって仕返しするの、ぁ……大人げないと思いますけどっ……」
シュカが己の胸をじっくりと虐めている間に、自分は相手の腹筋から
股座の間へと手を伸ばして、その付け根にあるペニスへと指先を這わせる。
細くしなやかな指が下着越しに相手のペニスを撫でさすり
こっちも負けまいと、幹に指を絡ませ上下に扱き始める。
■シュカ > 「ま、それも可愛いンだけど」
結局。
生意気なのも、可愛い、という言葉に落ち着いて。
だからこその、そういう言動とは違うところを見たい、という欲望が擡げるわけで。
執拗に胸の突起への刺激に終始しながら、身を捩る姿を見れば、すっと双眸を細める。
が、勿論、指先の動きはそのまま。
「ヤだ、じゃねぇだろ?
…はは、チェシャ、お前さん、ほんとに可愛いな。そんなに虐められたいわけか」
きゅ、とややきつく指先に力を入れて、胸の突起が形を歪める程度に摘まみあげた後、
大人げない、との事実の指摘に、爽やかに、且つ笑顔で頷きながらそんな呟きひとつ。
「へぇ…お前さんも十分慣れてンな…。っ、…自分ので慣れてンのか、それとも客のか。
…後者だとすりゃ、少し妬けるね」
怒張に伸びてきた手のしなやかさと動きに、僅かに息が弾む。
体型に見合うだけのサイズのそれを扱かれるたび、ひくり、と浅ましくそれはしゃくりあげ、更に質量を増す。
このまま相手を組み伏して無理やりにでもそのナカを犯したい衝動に駆られるも、
大人げない、などと言われた手前、ちっぽけな理性とプライドがその衝動を食い止めていた。
「とはいえ…あんま焦らすのも身体によくない。………つーことで、チェシャ、ほら、オネダリしてみ?」
あくまで口調は相手を想って、なモノだが、その実、当然自分本位の話。
このまま手淫で達するなんてことは、男のプライドが許さない。
ここは大人の男の沽券に係わる問題、となぜか壮大な話しが脳裏で繰り返されているが、
ともかく、この可愛らしい小生意気な少年との攻防は今しばらく続く。
果たして大人のプライドは守れたのか否かは…二人だけが知るところ………―――。