2017/08/28 のログ
■ホウセン > 哀れな犠牲者の見立ては、おおよそのところ的中しているが解答が提示されるでもない。
そういった意味合いでは、発情に身を焼かれながら、意地の悪い人外に媚を売る不本意さと、すぐそこにある危機的状況の狭間で葛藤する様は良い肴だ。
しかも、その顛末が屈辱に塗れた口上を述べるという、妖仙の優越感を擽るものであったのなら、余興としては満点に近い。
敬意も好意も払底した投げやりな態度を取られても、眦を吊り上げるようなことはしない。
だが、臍を曲げることぐらいはするという厄介さは、善良な一般市民なら胸を痛めそうな少女の涙目という要素でさえ洗い流すことは適わず。
「気が済んだかと問われれば、今ひとつ雅と艶に欠けておると指摘せねばならぬ所じゃ。
まぁ、跳ねっ返りの気が強い故、頭で考えての俄か作りでは、この位が関の山かもしれぬが。
善い善い、お主のような手合いは、頭ではなく性根に教えてやるのがよかろう。」
不穏な台詞を紡ぐ頃には、彼我の距離は殆ど無い。
路地にへたり込んでいる冒険者をほぼ真上から見下ろしつつ、小さな左手を頭部に差し向ける。
季節柄か短髪になった黒髪に指を這わせて優しく漉いてやり、指先が後頭部に及ぶと、抱えるようにがっちりと保持。
そのまま細腕に膂力を込めて頭を引き寄せ、己の股間へと顔面を押し付けさせる。
未だ、和装に乱れておらず、少し厚みのある布地越しではあるが、そこに何があるかは言わずとも知れて。
殆ど常態の肉棒。
越中褌で締め込んでいる為に、造形も硬さも碌に伝わらないだろうけれども、嘗て其れにどのような目に遭わされたか思い出すのは容易かろう。
「ほれ、ハメ穴奴隷ならばハメ穴奴隷らしく、儂を愉しませてみたら如何じゃ。
甘ぁく淫らかで、恥知らずで度し難い…牝そのものという風情でのぅ?」
――刻み込まれた力関係を思い出すことも。
犠牲者に先んじて、変声期前の少女とも間違えられても不思議ではない声を甘く蕩かして、聴覚へと滑り込ませる。
その片手間で、周囲に吐き散らかしていた煙草の煙を集めて、二つの塊を形成すると口の中で小さな詠唱。
球体だったそれらに四肢が生えると、頭部のない木偶人形へと姿を変え、歩くことも立ち上がることも難しそうな冒険者の両脇に控える。
「路上で愛でてやるというのも一興じゃが、まだ余人に披露するには躾け不足じゃからのぅ。」
”引っ立てよ”と、思考するだけで、煙で作られた式――”煙鬼”――は、少女の体をした被害者を抱え…
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からセイン=ディバンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からホウセンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 娼館通り」にチェシャ=ベルベットさんが現れました。
■チェシャ=ベルベット > 貧民地区にある娼館通り、雑多な建物が並ぶ歓楽街である。
夜も更けて、いよいよ商売の時間となると通りは客引きや娼婦で溢れてくる。
その通りをチェシャも一人じゃまにならない木箱の上から座って眺めていた。
チェシャ、と娼婦の内何人かが通りがかりに声をかけてくる。
それに軽く手を上げて応えるとまた通りの様子を伺うのに戻る。
今日は客として遊ぶ気にもなれず、かといって一人寝は寂しい。
だからいい相手がいたら、一緒に遊んでもらおうかなと待ち構えているのだ。
「とはいえ、ここじゃあ小綺麗な相手は来ないかな……。
富裕地区で待つべきだったか……
いやあそこは警備が厳しいし……」
などとぶつぶつ呟きながら一人頬杖ついて行き交う人々を眺める。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 娼館通り」にリンさんが現れました。
■リン > 通りの向こうから歩いてくるのは顔見知りの藍髪の少年だった。
寄ってくる幾名かの客引きを、すべて愛想よく断っていく。
通りの脇の小箱に座るチェシャに数歩の距離まで近づいたところで、やっと気がついたらしく視線を向ける。
「なんでこんな場所でチェシャは寂しく黄昏てるの?
ははーん、もしや財布でも落としたか?」
わざとらしくバカにしたような笑顔を作る。
■チェシャ=ベルベット > 「ちげーよばーか! 今仕事中なの!
金も興味も無いならあっち行けったら!」
露骨に馬鹿にされると手近なゴミクズを拾い上げてぽんと軽くリンに向けて放り投げる。
運よくぶつかれば儲けものぐらいの緩い投げ方だった。
「ちび小人こそなんでこんなところ居るんだよ。
ちびは大人しくお家に帰ってママにヨシヨシされて寝てればいいのに」
ふん、とつっけんどんな態度を示してそっぽを向いた。
■リン > 「あいてっ。
いやまあ本当はそんなとこじゃないかって思ってました。」
コツンとリンの側頭部に命中した。たいしたダメージではない。
「あんまり仕事熱心な雰囲気でもないけどそれで相手ってつかまるの?
こんな通りくんだりまで来る目的ってそんなになくない?
あとママとは随分昔に縁を切ったよ」
当然の顔をしてチェシャの隣に座ろうとする。
■チェシャ=ベルベット > 緩く投げた玉はうまくリンの側頭部に命中し、それみたことかと
少しばかり溜飲を下げるのに役に立った。
が、しれっと隣に座ろうとするのにうへぇと苦い顔をしながらも
それを邪魔する様子はなかった。
「今はそれほど相手にも金にも困ってないからまぁ適当でいいの。
ほんと、こんな通りくんだりまで来るのはちび小人だけときた。
やんなっちゃうなー商売あがったりだよ。
ふーん、ママ居たんだ。どんな人だった? 美人? おっぱいでかい?」
などとどうでも良さそうに頬杖突いて、自分の髪をいじりながら
リンの”ママ”について尋ねてみる。
■リン > 「誰も来ないよりはマシだろ! 相手してやってるちび小人に感謝なさいよ」
無関心そうなチェシャに、身体を揺らして肩を軽くぶつける。
「ん? どんなって……おっぱいはでかくなかったけど美人だったよ。
慎ましやかでそれでいて芯も強くて、甘やかしてくれるけど
時には厳しく叱ってもくれるし、理想の女性だよねはっきり言って」
母親について問われ真面目くさった調子で人物像について語る。
その後でハッと気づいた様子で「いや、マザコンじゃないからな」と付け足した。
■チェシャ=ベルベット > 「へいへい。ちび小人さまさまですね~。
まぁ誰も来なかったら僕が誰かの客になるだけなんだけど」
肩を軽くぶつけられればくらんとチェシャの体が揺れる。
リンが来たことによりすっかり気が抜けてしまったようだ。
「ふーん、ママって甘やかしてくれるだけじゃなくて
叱ってくれる人でもあるんだぁ。へぇ。
そんなにいい人だったのになんで縁を切っちゃったのさ。
僕、ママって居たこと無いからわかんない」
マザコン? と首をかしげる。どうやらその言葉や概念自体がわからないらしい。
そう言えばリンは呪いや狡い商売などしていなければ
どこぞの仕立てのいい洋服を身にまとった貴族風の少年に見えなくもない。
彼のルーツを知ったことはないし、知る必要もなかったが
なんとなくどうして今のリンがいるのかは気になった。
■リン > 「迷惑になるから。ぼくがいたら」
チェシャの疑問に、とだけ答えたリンの表情は硬く、無そのものだった。
相手に視線を向けないまま、腕を絡めようとする。
「そんなことよりさ、相手になってくれない? 持ち合わせならあるよ。
チェシャがどんだけ取るのか知らないけどさ……」
ため息を一つ。
■チェシャ=ベルベット > 「……そう」
それだけ言って無に陥ったリンの顔をちらと横目で捉える。
この顔は知っている。厄介な古い過去をやれやれと奥から引き出す時、
あるいはそれをどうしても触れられたくない時にとる表情だ。
絡められた腕に視線を移し、再びリンの顔を見る。
そうして思い出したくないものを引っ張り出した時、無性に人が恋しくなるのもわかっていた。
「……いいよ。小人が出せる分だけで今日はいい。
どっか宿に行く? それともその辺の隅っこで済ませる?」
リンの吐いたため息が、夜の空気に混ざればじっと通りに目を移して。
■リン > 「へ、へ、へ、チェシャ様はお優しいこって」
胡散臭い口調を作って軽口を叩く。顔はうつむいていた。
「外よりは宿がいいなぁ。夜が冷える季節になってきたし」
チェシャが頷けば、腕を絡めたままどこか適当な宿へと向かうだろう。
部屋を取り、シャツのまま寝台に身体を投げ出す。
肘を枕にごろりと横たわったまま、何をするでもなくチェシャを見た。
■チェシャ=ベルベット > 貧民地区の安宿に部屋を取り、そこにリンと共に扉をくぐる。
最低限のシーツとベッドは保証されているだけまだましだ。
ごろりと横たわったリンの体の上、そっと覆いかぶさるように体を横たわらせ
相手の脱ぎもしないシャツと自分の衣服のボタンをそっと外していく。
余計な会話は一切挟まなかった。
「キスとかいる? ていうか適当に進めちゃうけど」
慣れた調子で服を剥ぐと、リンの首筋から鎖骨、胸元へと舌を這わせる。
目指す先は、相手の股ぐら、肉槍がある場所だ。
唾液の線がリンの体をつつっと彩り、何の抵抗もなくチェシャの口がリンの肉槍を口にふくもうとする。
■リン > 「仕事がスムーズだな――……っ」
自分と相手の服が脱がされていくのをどこか他人事のように眺め、
舌が身体をなぞれば、声を詰まらせて身震いする。
おとなしくしていた雄茎は、彼に咥えられればそれだけで緩やかに膨らみ、頬の内側をつつくだろう。
「……いつもこんな感じなの? 商売のときは」
身を起こして、口の塞がれているチェシャをどこか醒めた様子で見下ろして
手で髪の毛をなでつけながら、そう言葉を落とす。
■チェシャ=ベルベット > 「んん……っ、まぁそんな感じ。
もたもたしないで手早くしてほしいって相手もいるから」
一旦口からリンの性器を離し、適当に相槌を打つ。
ベルベットのようなしなやかな手触りが髪をなでつけるリンには伝わるだろう。
再び口の中にリンの肉棒を納め、チュッチュッと舌と頬肉を使って吸い付いていく。
睾丸を両手で揉んで愛撫し、頭を上下にゆっくりと振って性器を扱いていく。
「れる……っちゅ、んふ、……一回出しちゃいな」
愛撫の合間にちらっとリンの顔をいたずらげに見上げて笑う。
■リン > 「ふーん、ま、そんなもんか……」
大した感慨もなさそうにそう口にする。
舌と頬に挟まれて責められれば、そう待つこともなく口内で最大に膨らみ切る。
亀頭が硬い口蓋にぶつかって擦れる。
弱いところを細い指に握られて、ぞくぞくとした感触が走る。
「うっ……!」
不意に見上げられて視線がぶつかり、思わずよそに向けてしまう。
くう、と喘ぎを口端から漏らし、撫でる手に少し力を込めて押さえる。
その直後に口の中で滾っていたものは弾け、内頬や喉目掛けて精を熱くほとばしらせた。
■チェシャ=ベルベット > 視線が合った途端、何故かそっぽを向かれてしまうことに
頭のなかで疑問符が浮かぶが、
絶頂する瞬間を見られたくないだけなのだろうと勝手に早合点する。
そうこうするうちにリンのものが張り詰め、口の中で弾ける。
ぐっと押さえつけられ、喉の奥まで性器を突っ込まれれば苦しくなるものの
そこは慣れたものでむせることも無く弾けた精を飲み込んでいく。
「んん、ぐ……っ、んふ、は、ぁ……」
すべての精を飲み込み終え、ぷはっと口を離す。
だが、手はまだ名残惜しそうにイジイジとリンの性器の根本を揺すって。
「ごちそうさまでした、さて、それじゃあ挿れる? それとも挿れられたい?」
ぺろっと唇の端を舌で舐め、艶やかに笑って言う。
■リン > 手で弄くられながら誘うような笑い方をされれば、
精を吐き出してしぼんでいた性器も再びむくむくと硬さを取り戻していく。
僅かに頬を赤く染めた。
「きみの笑い方って魔性だよな……。
んー……じゃ、挿れるほうで」
自分の股座に顔を埋めているチェシャの手を引っ張って向かい合わせて座らせる。
チェシャの下に右手をかけて脱がしながら、左腕を相手の背に回し、首筋に吸い付く。
■チェシャ=ベルベット > 僅かに頬を赤く染めるリンにくすくすと耳元で笑い声を吹きかける。
「別に普通の笑い方でしょ。惚れた君が弱いんだよ……」
ふぅっと熱い吐息を耳に残し、対面に座らせられれば
ニマニマとしながらリンが下の衣服に手をかけるのを手伝って自らも脱いだ。
背に腕を回されれば、こちらも同じように相手の肩に腕を回し
甘く耳朶をかじる。
「ん……っ上手、ヨシヨシ……リンくんは上手でちゅね~」
ついでに相手の頭を撫で、まるで母親のように甘えさせてやる。