2017/08/27 のログ
■リュシー > だっ、……何す、………さわ、触んな、ッて……ば、
(舐めた真似もなにも、壊れるまで犯されるか、どこぞへ更に売り飛ばされるか、
どちらかの未来しか待っていないと思えば、逃げない者がどこに居るものか。
さすがにここで、そこまで生意気な口を利くことは出来なかったが―――
我が物顔で身体を撫でまわそうとする男の腕のなかで、必死に身を捩って逃れ出ようと。)
きゃ、―――――ちょっ、やだ、なにし、て、やだ、やだああ、っ……!!
(最初は必死に暴れていたから、男の取り出したナイフに気づけなかった。
ばら、とワンピースの生地が綺麗に切り裂かれて足に纏わりついたのに気づき、
大きく目を見開いて、刹那、ひゅっと息を呑む。
高く掠れた悲鳴をあげて、男の手から逃れよう、身を庇おうとしたけれど、
護り切れたものといえば履いていた靴程度か。
靴下さえひどく裂けめをつくられた格好で、両腕で己の身を庇うように抱き、
その場へうずくまって、それ以上の暴虐を避けよう、と)
■ダグラス > 「奴隷なら奴隷らしく、布切れでも着て俺に抱かれてればいいものを」
服を裂かれ、恐怖に身を小さくさせる相手を見下ろしながら言い放ち、ナイフを元の鞘に納めて。
弱弱しい月明りに照らされた相手の背中を見ればムクリと自身の加虐心があおられて。
蹲る相手を両手で抱え込めば近くの袋小路に連れ込み。
「すぐに逃げ出すような雌犬にはまずは首輪をせんとな」
相手を木箱の上に置いて。
腰袋から黒革のベルトを取り出せばそれを相手の首に巻き付け、金具を取り付けてから小さなカギでロックし。
「そいつは竜の皮で作った俺が取り扱う奴隷のベルトだ、並の武器邪切れねぇ。
おまけに仲間や知り合いが見つけた場合、好きにぶち犯していい証明にもなる」
■リュシー > やだ、……違う、ぼく、奴隷じゃ、な……、
や、離して、離せってば、やだあ、っ………!!
(うずくまった体勢から、這いずってでも逃れようと腕を伸ばしたけれど、
抱き竦める腕の力に抗えず、振りほどくことも叶わぬまま、
土地勘のあるらしい男の手で、袋小路へ引き摺りこまれてしまう。
モノのような扱いで木箱のうえへ置かれ、黒い革製のベルトが首へ巻きつけられる。
やだ、と掠れた声をあげて男の手を阻もうとするも、かしゃん、と無情な金属音が響き―――)
……や、だ、冗談、じゃな……、
こん、……こんなの、――――― っ………!!
(巻きつけられたばかりの首輪を両手で掴み、ぐ、と引っ張ってみたが、
当然、少女の力で千切れるようなものではない。
しかし、男が恐ろしげな予告を口にするものだから―――
目の前に居る男の身体を、突き出した両手で押し退けようとする。
もう、裸でもなんでも構いはしない。
とにかく一刻も早く、この男の前から逃れ出なければ、と)
■ダグラス > 「おっと、どこに行く気だ」
渾身の力を込めた両腕で押されれば少し重心が崩れ。
その隙を縫うように逃げ出そうとする相手の手首を素早くつかみ。
再び自分のもとへと引き寄せれば、荷物でも担ぐように肩に抱え込み。
「どこかに行くのは構わんが、まずは立場をわからせんとな」
頭の中でこの辺の地図を思い浮かべ。
裸の少女を担いだまま細い路地を歩き出して姿を消していく。
例え目撃者があったところでこのあたりではいつものこと。
誰も気にすることはないだろう。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/裏路地」からダグラスさんが去りました。
■リュシー > (突き出した両手に、確かな手応え。
勢いをつけて男の傍らを擦り抜けようとしたが―――
あっさり捕らえられ、荷物のように担ぎあげられてしまう。
嫌だ、離せ、とわめきながら四肢をばたつかせたが、抵抗にもならず。
男の肩へ担がれたまま、どこかへ運び去られることに―――――。)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/裏路地」からリュシーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にセイン=ディバンさんが現れました。
■セイン=ディバン > 「……むふん。むふふふふ」
薄暗い貧民地区の路地裏で、一人の少女が笑っている。
手にしているのは金貨の入った袋。ずしりとした重みは、まさしく仕事の報酬というやつで。
「うんうん。冒険者ギルドの仕事も少しずつ信頼を取り戻せてるし。
シーフギルドの仕事も順調。これは言うことなしかしらん」
ホクホク顔で路地を歩く少女。冒険者ギルドでは、
『フタナリ女になって犯されるのに目覚めた変態』だとか。
『男のチンポ漁りに精を出している』だとか言われているが。
仕事の結果で持って実力を示せば、噂は消えていく。
シーフの仕事に関しては、むしろ筋肉の落ちたこの身体の方が仕事がやりやすいくらいだ。
「はっはぁん。さてさて、どこか良いお店で豪勢な食事でもしようかしら」
ずっしり重い金貨袋を手で弄びながら、鼻歌交じりに歩く少女。
警戒心とか危機感とか。すっかりなくなっている状態だ。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にホウセンさんが現れました。
■ホウセン > ”天災は、忘れた頃にやってくる”とは、使い古された格言の一つ。
それは、天敵の襲来も似たり寄ったりのようで、全体的に運が上向いていると、足元にぽっかりと穴が空くのである。
その小さな人外は、上等な着物に袖を通しており、如何にも懐の重さで心配事なんか欠片も無いといった風情だけれども、常に何事もお高い界隈にのみ出現するわけではない。
それはそれ、これはこれと、庶民的な安価で美味な格安店にも顔を出す。
故に、食事を求める両者が出くわすのは――確率的にかなり運が悪いのは否定できないが――必然だった。
「呵々…!どこぞで見た面かと思うたが、お主じゃったか。
何ぞ、上機嫌そうに見ゆるが、その後は息災だったようじゃな。」
辻での出会い頭の鉢合わせ。
第六感が余程鋭敏でなければ、やり過ごすのが不可能なタイミング。
難儀な彼是を課せられている冒険者の顔を見出すや否や、細っこい腰に両手を当てて、偉そうにふんぞり返った。
■セイン=ディバン > るんたた、るんたっ、などとスキップ混じりに目的地たる酒場へと向かう。
曲がり角。右。すれ違う同業に挨拶。曲がり角。左
真っ直ぐ行って。安いけど質の良い料理と酒のある酒場の前にたどり着く……かどうか、というタイミングで。
「……げぇ……。ホウセン様じゃありませんか……。
その節はど~も。えぇおかげさまで楽しくやらせてもらっていますわよ」
まったく意識の外からの声。現れた姿に、嫌悪を顕にしつつ。
一応、挨拶などしてみる。どうにも、以前の一件以来、苦手意識のある相手だ。
■ホウセン > 機嫌の良さそうな表情が、わずか数秒で曇っていく様を見せられれば、常人なら気落ちするところだろう。
然し、この性根の捻くれている妖仙が、自分に向けられる好悪如きで右往左往する筈がない。
否、寧ろ、嫌そうにされればされるだけ、喜色を滲ませてしまう辺り、性質が悪い。
相手と反比例するように、柔らかそうな唇の描く弧が深まる。
「それはそれは何より。
お主に、その体の”使い方”を教えてやった甲斐があるというものじゃ。
ぬ?」
高い声は、どこまでも尊大に。
かつての仕打ちを十重二重のオブラートに包んで当てこすりつつ、怪訝そうに眉根を寄せた。
少女の姿になっている冒険者の周囲を、時計回りにグルリと。
「…また増えておる。
それで”楽しく”とは、アレじゃ。
もう、そういうプレイに没頭しているスキモノという認識をしてしまってよいのかのぅ?」
この人外の素性やら特性を知っているのなら、何について言及しているかは窺い知れよう。
以前の遭遇時よりも、更に数なり効力が増した呪いについての述懐。
悪戯っぽさが溢れていた目つきは、もう何か生温かい視線を生み出す源泉と成り果てる。
■セイン=ディバン > 実際の所、嫌悪している相手ではない。だが、ちょっとした恨みとか。
そういう感情はあるわけで。素直に再会を喜びたくも無いし。
だけど、肌を重ねた記憶を思い出せば……とても。凄い快楽だったのは確かで。
という複雑な心境を気付いていそうなこの相手を睨むものの。少女の女性器は、その記憶のせいで、湿り気を帯びてきてしまう。
「ははははははは。ホウセン様って空気が読めないとか言われません?
……まぁ、お互い健康そうで何よりですけどねぇ。……どうしました?」
含みのある言葉を聞き、乾いた笑いと率直な嫌味を一つ返す。
まぁ、堪える相手でも無いだろうが。そのままグルリと回られれば、怪訝そうに尋ねる少女。
「……楽しく、っていうのはアナタへの嫌味が十割ですよ。気付いてて言ってますよね?
……ちょっと。娘に解呪を依頼したら間違えて呪いが増えただけですっ」
実に愉快そうに。実に楽しそうに言い、見てくる相手に対し、若干の怒りを込めて睨み返すものの。
実際、見事に呪いは増えてしまっているのでどうにも反論がし難い。
だが、呪いが増えたのに関しては事故のようなものなので、そこだけはしっかりと口にしておく。
だが、相手のその瞳を見れば。激しい一夜を思い出してしまう。
そう。この相手にいいように身体を貪られた夜のことを。
■ホウセン > 指摘はごもっともと言うべきものだったが、この妖仙自身に言わせれば”読めない”のではなく”読まない”のだと埒も無いことを囀るに違いない。
どちらにしても、被害を被る相手には瑣末な事柄でしかないだろうけれども。
人が少なくなく、喧騒が精査への多少の阻害要因となってしまうが、目算で三つか四つ。
しかも、如何にもこうにも、見事なまでに色事に連なりそうな呪いばかり。
「呵々!嫌味が言える覇気があるなら十分じゃが…
それ見たことかと言うべきやもしれんな。
折角儂が解いてやっても良いと言うておったというのに。」
生兵法は怪我の元だとか、今更ながらに指摘して傷口に塩を塗り込む。
尤も、頼んでいたら頼んでいたで、どんな対価を求められたか分かったものではないだろうけれど。
懐から煙管入れを取り出し、銀と黒漆で細緻な装飾の施された煙管を手に。
慣れた挙動で煙草を詰め、指先に火気を集めて着火。
唇に咥えて一服すると、緩々と紫煙を吐き出す。
「して、そこまで増えても支障が無いなら、お主の災厄に塗れてのたうつ様を鑑賞するに留めるが…」
そこまでバットステータス目白押しで、良くもまぁ、日常生活を送れているものだと感心半分。
日が落ちても、まだ夏の熱気と湿気を色濃く残した夜風が、ふわりと通りに流れる。
煙管の先から細く立ち上る煙が冒険者の方に押し遣られ、小さな存在の方が風上であることを示す。
麝香めいた紫煙の匂いに混じり、着物に焚き染めた香の匂い、そして花を思わせる甘い匂いが風に乗る。
かつて褥で精臭と共に嫌と言うほど嗅いだ、妖仙の体の匂い。
■セイン=ディバン > 少女とて、それなりに様々な経験は積んでいる。だが、それでも目の前の相手は読めない。そして、良い様に転がせない。
なにせ生きている年数からして桁が違う。少女など、この妖から見れば正に赤子といった所だろう。
ゆえに。この災害の如き相手には、真っ当に刃向かわないのが一番と少女は考える。
「ふん。逆に言えば嫌味くらいしか言えないんですけど。
……それでも、いいんです。これは私の選んだ道ですから。
……解呪も。今は結構です。……今はまだ」
嫌味も効き目がなければ無意味そのもの。少女は溜息を吐きつつ、相手の言葉を受け流そうとする。
実際、呪いが解けるのは喜ばしい。だが、まだそうしたくない事情もあったし、やはり自分で解きたいという思いもあった。
一服する相手を見て、少女も久しぶりに、懐から愛飲の細巻きを取り出し、咥える。
「ほん、っと趣味悪いですね。その内地獄か冥界に堕ちますよ、あなた」
しれっ、と言う相手に、苦虫を噛み潰したような表情で言う少女。
だがまぁ、超越者などだいたいこんな物だろう、とも思う。
人間一人の事情など、瑣末なことでしかない。
そうして、煙が。そして、香と、強く印象に残った『何か』の臭いを嗅いだ時。少女の身体から力が抜けた。
「あ……? はぁっ……!?」
何かをされたか。そう考える時にはもう手遅れ。
少女はそこで思い出した。新たに付随した呪いの一つ。
『一度抱かれた相手の臭い。それに強い発情を覚える』という呪いを。
そして、こちらが風下だと気付いたときには。少女は、路地裏の壁に身を預け、ずるずると座り込んでしまっていた。
既に身体は火が付いたよう。乳首は衣服の下で尖り。股は、先走りと愛蜜で濡れてしまっていた。
■ホウセン > 人外の素性を一部とはいえ知りながら、嫌味を言えるだけでも怖いもの知らずの類であることには違いない。
妖仙にしろ、冒険者にしろ、今の見てくれでは、喫煙という行為は、事情を知らぬ者からすれば不自然に見えてしまうだろうか。
恨み言を軽く受け流しつつ、肺腑に深々と煙を吸い込み、唇と呼気の勢いを調節して宙に輪っかを描いていたのも束の間。
自立するのも侭ならず、崩れ落ちる冒険者の姿を認める。
「ふむ、この国の地獄の概念が、儂らのそれと合致しておるか興味が無いでもないが…
このままでは、お主が淫獄に堕ちる方が早そうじゃな。」
さも一から十まで妖仙が仕込んだかに思えてしまうやも知れぬが、黒ではない。
何やら嗅覚に仕込がされているとは見通したけれども、風が吹いたのは偶然だったし、運ばれた香りに引き金となるものが含まれていたのも偶々。
それでも、積極的に事態を回避しようとはしなかったのを差し引いて、精々が灰色といったところ。
へたり込んだ事で視点の上下が入れ替わり、子供でしかない背丈の妖仙が冒険者を見下ろす。
「どれ、お主も息災で、呪詛を解いてやる必要も無いというのなら、儂は飯屋探しに戻ろうぞ。
なぁに、この界隈のことじゃ、男には事欠くまいよ。
儂が離れれば、何処ぞの女衒なり人攫いなり荒くれ者なりがお主を路地裏なり廃屋なりに連れ込み、それはもう徹底的に可愛がってくれるじゃろう。」
発情している事は火を見るよりも明らかで、当然発言者が見落とす訳はない。
だが、それを汲み取って、上げ膳据え膳と世話してやるような人の善さも持ち合わせていない。
口にした台詞は、大なり小なり誇張が含まれるも、全くの絵空事と切り捨てられる内容ではない。
ここはそういう街で、そういう区画だ。
劣情によって抵抗力が減退した牝が、攫われ、犯され、躾けられ、売られるなんて日常茶飯事。
そんな目に遭うことを想起させるような台詞で、被虐性を擽って。
だが、然し、人間性を剥奪される過程で与えられるであろう苛烈な悦とて、果たして、この人外が与える其れに比肩できるか――
「もし、斯様な境遇が嫌じゃというのなら…何ぞ、儂に言うことがありゃせんかのぅ?」
答えを持つであろう冒険者に、悪戯っぽく問いかける。
苦境から救い上げてやらぬ癖に、こういうところだけは助け舟を出すという悪趣味。
無防備な状態で置き去りにされぬ為という、口実の材料を提供するのだ。
一歩、二歩と歩み寄る最中、足の運びで隠遁の術を発し、二メートル四方ばかりを通行人の意識の外に追いやらせる。
■セイン=ディバン > 恐らく、本来なら嫌味という些細な行為すら、命取りなのだろう。
だが、少女はこの目の前の相手が無意味に人間に危害を加えないことを知っている。
危害を加えるとすれば、自身の愉悦の為。しかも相手を壊さない程度に。
すくなくとも、そう少女は思っている。
「くっ……ぐぅっ……!!
それ、は。まっぴらごめん、ですけどねぇ……」
心臓が暴れまわるかのように跳ね。だらだらと汗が溢れていく。
自身の身体の呪いを忘れていた迂闊さに腹が立つが、それとは別に。
恐らく、こうなることを予想、あるいは期待していたのではないか、という相手の余裕綽々振りも腹が立った。
八つ当たりと言われればそうなのだが。それでも、素直にそう認めたくない部分もあり。
「……それは奇遇、ですねぇ。私もディナーに行こうかと思っていたんですよ……。
……ははははは。そうですね。えぇ確かに。
……………………」
こちらの事情を知った上で、なおそう言う相手。口から出る軽口の言葉は、その威力をだいぶ落としていた。
正直、ここで喰われるかと思ったが、予想に反し相手は場を去ろうとしている。
距離が離れれば臭いによる発情も薄まる。そう思っていたが。最後。
まるで脅すような、しかしてそれは事実そうなるであろう事を口にされれば、少女はギロリ、と相手を睨む事しかできなくなってしまった。
「……ホント。ホン、ットサイテー……。
……アナタ、本当に呪いが解けたら覚えておきなさいよ……!!
……クソッタレ……!!
ホウセン様、私はアナタに犯されたくてしかたありません!
どうかこの淫らで惨めなメスに、アナタ様のお慈悲と子種を下さいまし後生でございます!! ハイ、これで気が済みましたかド畜生!!」
ぎりぎりぎりぎり。歯が鳴るほど食いしばり。それでも、背に腹は代えられぬ、ということで。
実際碌でもない人買いにでも襲われたらことであるのは事実。
しかして素直におねだりもしたくないが……。という葛藤の後。
少女は、それはもう敬意も何も無いおねだりを口にした。見事に涙目であった。