2017/08/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にロズワールさんが現れました。
ロズワール > 日も暮れ、屋台で店を出す商人や、盗品目的で買い物を楽しむ客たちで溢れ返った貧民地区の大通りをキョロキョロしながら歩き回る白髪の少女。

今日ここを訪れた目的は、ある魔導士の情報収集だった。
ロズワール一族の過去や、自分が起こした一族殺しのことを嗅ぎまわっている魔導士は貧民地区にいるというある筋からの情報をもとに訪れたものの、それらしき人物は見当たらない。
ガセネタだったのかもしれないが...念のため、もう少しだけ情報を集めるか。

「それにしても個々の商売は悪徳だねぇ...、こんな魔道具に1万の価値があるわけないのに」

たまたま視界に入った魔道具店。
店、と言っても屋台のような簡易的な建物の前に適当に並べられた魔道具。
どれもイリヤの店でなら1000ゴルドもしない値段で買える品物ばかりだった。

ロズワール > 「なかなか...情報収集も楽じゃないねぇ...」

大通りをうろつく商人や旅人、他の情報屋への聞き取りをすること早1時間。
歩き疲れたイリヤは、大通りの脇に設置されたベンチに腰掛け、あくびを漏らす。
この街にイリヤのような少女が来るのは珍しいことらしく、イリヤにちょっかいを出そうとする輩が何人もいたが、華麗に無視を続ける。

そのうち、大通りの人行きも減っていく中、情報収集に飽きたイリヤは退屈そうに人の流れを見つめていた。

「何か、面白いことでも起これば、ねぇ...」

ロズワール > 「眠くなってきたし...、そろそろ帰ろうかなぁ」

ベンチから立ち上がり大きく伸びをすれば人の流れる方へと歩き出す。
結局、有力な情報を得ることはできなかったが、ここへは今後も通い続ける所存。
もし自分の過去を探る者がいるならば、何とか対処しなければ。

こうして、白髪の少女は大通りから去っていった___

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からロズワールさんが去りました。