2017/07/11 のログ
■イゾルデ >
日も暮れた貧民街を白い装いの少女が歩く
ゴシック基調の服装は若干場違いにも見えつつ、それを意に介した様子もなく街道沿いを歩いてゆく
「怪しげなお店とかはやっぱり奥まったところにあるデスかねー…」
とある魔族から貰った情報
王城の結界を抜ける方法、怪しげな魔具なんかを売るお店が貧民街にあると聞いた
お金ももらったのでやってきてみたのだが…
「なるほど……さては」
立ち止まり、頷く
「──この時間にふつー店は開いてねーデスね?」
キリッとした顔、名推理といった表情を浮かべて
■イゾルデ >
となれば自分程度の魔力では祭りの会場に入れない
というよりは危険が勝ってしまう
入れさえすれば裕福な生活で美味しく育った貴族が……
「…一度潜入してみるデスか」
ヤバくなったら逃げる、というのもアリだろう
…といいつつ、周辺に美味しそうな人間が歩いていないかチェックも欠かさない
■イゾルデ >
「ン?」
ふとみれば、立て付けの悪そうな家…というか小屋に、
まるで場違いな服装の男が入っていくのが見えた
──こんな場所に用の有りそうな身なりには見えなかった
「ふむー…あそこ、さてはお店デスね」
木の陰に隠れるようにして観察
貧民街には如何わしい店があり、貴族の客を取るトコロも多いと聞く
「つまりあそこには性欲旺盛なご飯が…?」
じゅるり
隙を伺って淫夢を見せてご馳走になるのも悪くはない
■イゾルデ >
「──なーんて、イゾルデちゃんはそこまで愚かじゃないデス」
貴族達が利用しているのなら、相応の警護が働いている筈だ
魔族の中でも階級の高くない…しかもまだ幼い自分では危険も付き纏う
「ケンジツケンジツ。
様子見だけしておいて、今日のトコロはご飯は預けデスかね…」
ドコからともなく取り出した乳白色のキャンディーを咥えて、その場に居座った
続いて他にも客らしき者があそこへ入っていったら、いかがわしい店なのは確定だろう
■イゾルデ > 「明日は美味しいご飯が食べれるといーデスけど」
いつの間にか小屋の屋根の上へと移動して、そこへ集う客達の顔をしっかりと視認しておく
どうせ食べるならきれいなほうがいい──
ついでにお金ももらえるなら尚良し、
そんなこんなを考えているうちに、夜は更に老けてゆく
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からイゾルデさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にダレンさんが現れました。
■ダレン > 考え方の相違など、いろいろあって家を出ることにした。
俺は俺でやりたいようにやる。 魔族ってのはそういうものだ。
やりたいことの合わない者と血のつながりがあるからと無理に一緒に暮らす意味はない。
だが、そうなると当座をしのぐ家が必要になる。
とりあえず、手頃な空き家はないかと貧民街の中でも特段ガラの悪いここへやってきた。
人間が相手ならどうとでもなるし、手頃な人間を捉えれば今後の糧になるかもしれない。
■ダレン > 手頃な空き家を探しに人通りのない場所へと向かう。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からダレンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にタマモさんが現れました。
■タマモ > なぜいつも路地裏を歩くのか?そこに路地裏があるからさ。
…と、別にそんな理由ではない。
どの地区であっても、大通りは大通りの良さがある。
その逆で、こうした路地裏は路地裏の良さがあるのだ。
まぁ、後者は主に普通に考えるのとは違う良さという意味なのだが。
とは言え、必ずそうだ、なんて訳でもない。
楽しもうとする相手が相手ならば、それが逆になる事もある。
ぶっちゃけ、なんだかんだ言っても何か起こる時は起こるものなのだ。
それはさて置き、少女は路地裏を歩いていた。
今ならば、楽しみたいなら王城に行けば良いのだが…少女が今の催し物を知るのは、もう少し先なのだろう。