2017/07/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にノアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にノアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にノアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にノアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にノアさんが現れました。
ノア > 貧民地区の安酒場は、 今日も今日とてお祭り騒ぎ。カウンターで呑気に一人、 酒を呑んでいたのだけれど.. 酒瓶の割れる音がゴングとなり、 店内にいた酔っ払い達が一斉に暴れ始めて

「 あぁ、 もうっ.. 」

露骨に眉間に皺寄せ、 ワイングラスを手に立ち上がる。騒ぎが落ち着くまで潜っていようと考え、 ひょい とカウンターに腰を乗せ乗り越えようとした が ──

『 どこ行くんだよ姉ちゃん... 』

泥酔した客に手首を掴まれ、 カウンターの上から無理矢理引きずり下ろされると

「 離して。」

手にしていた真っ赤なワインを、 顔面目掛けてぶっかけた。

─── 其れからは何がどうなったのか、 女自身あまり覚えてはいない。とにかく今、 揉みくちゃな大乱闘に、 何故か女も巻き込まれていた。非力ながら唯一泥酔していない為、 身軽さを生かし.. 今のところ、 何とか無傷。

「 あた、 し..... 関係 なくな いっ.. ?! 」

ノア > 武器の代わりに女を捕らえ 思いきりぶん投げようとする者が居れば、 女を投げ付けられた者は また、 其の女を投げ返し。酒臭い男達の中 ふらりふらり、 華奢なピンヒールは情けなく よろめいて..

( ─── ぐらんぐらん する。)

激しく揺さぶられている内に、 女自身も酒が回っていく。不機嫌極まりなく眉間に皺寄せていた女も次第に、 とろん.. と虚ろな表情を浮かべ

「 も..... やめよー よ.. 」

完全に、 酔っ払いの仲間入り。足下も覚束かず ふらりと よろめいた、 丁度其の時.. 女の頭上を何処からか放られた椅子が掠めて、 他の誰かに直撃。一人ダウン。そんな事も気付かない女は何とか踏み留まり、 疑問符浮かべながら振り返ると.. 華奢なピンヒールが誰かの脚の甲に鋭く刺さり、 二人目ダウン。

「 .........ん ? 」

よくわからない内に、 女の回りで筋肉隆々な男達が倒れてゆくけれど.. とにかく喉が渇く、 酒が足りない。辛うじて立っているテーブルの上、 酒瓶を見つけ口を付けるが..... 割れていて、 底抜けだった。

『 オイ、 姉ちゃん... 』

どさくさに紛れ絡む男の手に肩を掴まれると、 酒瓶に口を付けたまま振り返り.. ぐさり、 三人目ダウン。

「 .....ん ?? 」

こんな調子で ふらりふらり、 一人の女が大乱闘を掻き乱し.. 数分後、 最後まで店内に立っていたのは 戦意などまるで無い女、 ただ一人だった。

「 ん ??? 」

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にウィルバーさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にフェゴールさんが現れました。
ウィルバー > 何気なく寄った安酒場。
店に入るなり、騒然とした光景に面食らう。

店のあちこちで倒れている酔っ払いと、その中央で立っているチャンピオン。
ん? あれって…。

「ノア?」
阿鼻叫喚の地獄絵図の中、とりあえず知った顔の元へと歩み寄る。
途中、転がっているオジサマ達を踏まない様に気を付けて。
とりあえず、お尻を触ろうと手を伸ばす。

フェゴール > (先に男性が入っていく姿が見えた。飲酒は少しはするが、酒場というものは、食事も普段は家でメイドさんが作ってくれるので何気にあまり入る機会もない。興味半分で店内に足を踏み入れれば。その雑多な光景に少し眉をしかめた)

『この辺りのビアホールは乱雑としているものだ……』

(スタスタと、倒れているおじさんを踏むのにも意に介さず。駆け寄る男性、一人立っている女性。どちらもあまり気に留めた様子もなく、カウンターの前に進めば)

『……フルボディの赤ワインと何か摘まむものを……』

(おじさんを踏んだまま。注文した。)

ノア > 「 .........えっ、 と.. 」

とにかく喉の渇きを癒したくて、 割れていない酒瓶を探していただけ.. なのに。気が付けば、 あんなに騒がしかった店内は静まり返っていて。まさか其れが自分のせいだとは露とも思わず、 ふらりふらり.. カウンターへ戻ると

「 ん、 ウィルバー.. 奇遇ねー 」

いつもより、 更に緩い口調。鋭い目元も とろんと細め、 ふわふわと微笑んでいた。酒に酔い注意力散漫となっている為か、 尻へ伸びてくる手にも気付かぬまま。ひょい とカウンターのスツールに腰掛けると、 無意識にスーパースルーをかました。

「 マスター生きてる ? お代わり。」

カウンターの奥に居ると思われる店主へ、 赤ワインを注文。新たに入店した客は、 視界の端に捉えたものの.. 特に気にする事なく、 気怠げに頬杖付いた。

ウィルバー > 「流石だね、ノア。 僕が挙げたアイテムなしでもケンカに勝ってしまうとは。」
終わってからやってきた僕には経緯が見えてない。 見えたのは一人立ち残っていたノアの姿のみ。
故に、ノアが勝者と勝手に判断。
こんなに強かったかな? と少し恐怖を感じるが、
ノアがスツールに腰掛けると、隣へと腰かける。

「あ、僕も同じものを。 で、勝利の秘訣はなんですか?」
店主、やばかったらどうしようね。
等と考えていると、僕の後からやってきたと思われる客が一人。
見慣れない恰好をしているなと、視線を向ける。

フェゴール > 『………ふむ……』

(どうもボトルで注文した場合、こういう気軽なお店は店員が注いでくれるわけではないと理解する。仕方ないと自分で注いでワインを一口、テイスティングするように口に含んで)

『…………まぁ、呑めなくはないか。』

(また少し眉をしかめたけれど。あまり味に我儘を言う気はないようでもう一口。運ばれてきた大き目な腸詰めもナイフとフォークで一口食べて。)

『ジャンクフード、という具合か……まぁこれはこれで……』

(軍帽はカウンターに脱いで置き。ブツブツ批評しながら食べていればふと男性の視線に気づいてそちらを見た後に。奥の女性の方に視線が行く)

『ふむ……・』

(腸詰を咀嚼しつつ首を傾げる。女性の方から、何というか知っている匂い。というか魔力の残り香を感じる。色々混ざっていて特定はできないけれど、共通の知人でもいるのかな?と。けれど、じぃっと女性の方を見ながら仏頂面でモグモグしているだけだ。食べながらしゃべるのは良くないと。)

ノア > 王国のものとはまた違う、 軍服姿の少女。素面であれば チラリと二度見くらいはしただろうか.. ふわふわと酔いの回った女は まるで気にも留めず、 お客が増えて良かったね マスター..... 程度のお気楽さだった。 まさか、  ─── 今、 数個のスツールを挟んで座る少女が "魔王な奥様" などとは.. 知る由もなく。

「 ケン、 カ.. ? 秘訣 ?? 」

たった数分で大乱闘を終わらせた礼のつもりか、 無事生存していたマスターが持ってきたのは やたらと上等な赤ワインだった。呑んでたのコレだっけ.. ? と首を傾げつつ、 二人分のワイングラスに其れを注いで

「 そんなんじゃないってば.. うん、 多分..... ん、 どーしてこーなったんだっけ... ま、 いいか。はい、 乾杯♡ 」

あまり覚えていないし、 思い出せないし。考えるのも諦め、 グラス同士を軽く合わせようとした.. 其の時、 彼越しに見えた美しい翡翠色が目に止まる。

「 ............... ? 」

仏頂面な気もしないでもない、 けれど.. 目が合ってしまったなら、 ゆるり と首を傾げるように会釈。緩やかに波打つ髪や長い睫毛に、 綺麗.. などと、 呑気な感想抱きつつ視線を向けた。

ウィルバー > 「え、どうみてもケンカでしょ? てか、こんな人数相手に勝てるんだねノアって。
僕よりもケンカ強いんじゃない?」
差し出される上等なワインも、彼女の格好よさを示すのに十分であった。
ううん、僕がノアに圧倒される日がやって来ようとは。

「乾杯。 あ、それはそうと、渡したアイテム使ってみた? 多分、今のノアには便利だと思うよ。」
グラスを合わせ、お高いワインを口にする。 喉をたっぷりと潤してから、送った品の事を思い出した。

「あの人、ノアの知り合いかい?」
なんとなく、互いの視線があった気がして、小声で問いかける。
よくよく見ると、軍帽を脱いだ女性からは相当量の魔力を感じる。
そして、その中にあった事のある魔力も少し混じっている気がした。
なんとなくだが、ややこしくなりそうな気もした…。

フェゴール > (胸元から取り出した、潔癖そうなシルクのハンカチで口元を拭い。フォークを片手に天井を仰ぎ、目を閉じる。)

『……【Analysis】……』

(ポツリと呟くとそのまま数秒。制止し。その魔力の残り香を分析。香りが少ないので少々時間はかかるが)

『察するに、セイン=ディバン……それとピング殿か?……』

(目を閉じたままポツリと呟く。もう一人くらい共通の知人がいる気がするが、情報量が少なすぎて拾いきれない。
つまるところ、最近接触したか、より深く接触したかという程度の推測はできる。分からない方が、接触量が浅いか、だいぶ前かということだろうと)


『ノア殿と言ったな?……合ってはいるか?』

(目を開いてはっきりと問いかける。もう一人の男性の方にも「いや、初対面だ。」と律儀に答えて)