2017/06/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にノアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にウィルバーさんが現れました。
■ノア > 王都貧民地区の、 闇市。様々な店や露店が建ち並び、 色んな意味で賑やかな通り。果物や野菜、 盗品の宝飾類や怪しげなお薬まで.. 商品の幅も多岐に渡り、 今夜も なかなか盛り上がっている。
「 ............... 」
そんな通りを楽しげに、 緩やかな歩調で歩く。時折客引きの声に脚を止め、 興味深げに商品を眺めてみたり。
■ウィルバー > 突如、短いスカートを背後から捲りあげる、何者かの手。
闇に潜む生き物は、文字通り薄暗がりの中から”親友”の姿を見つけると喜びのあまりセクハラを行ってしまう。
「かわいいかわいいお嬢さん、一人かい?」
闇の生き物は、セクハラを働きながら満面の笑みを浮かべていた。
手には露店で買ったのか、食べかけのリンゴ飴をもっていた。
喋る間も時折ガリガリガリガリと齧っている。
「お、早速着けてくれてるんだ。 いやあ、嬉しいねえ。」
金色の瞳は、耳元で輝く石を見つけるとやっぱりリンゴ飴を齧りながら、声を弾ませていた。
■ノア > どうせ盗品だろうに、 やたらと高い宝飾類.. しかしながら凝ったデザインや希少な宝玉やらに、 すっかり目を奪われていると
「 ─── ?! 」
前屈みでアクセサリーを眺める女のスカートが、 突如捲り上げられて。一瞬 面積の少ない白いレース地が露になり.. 慌てて掴んだ裾を下ろし、 振り返って睨み付けるも
「 ちょっと、 何す ── っ、 もう.. 」
犯人の顔に、 貴方だったのね と.. 気の抜けた溜め息を溢す。スカートの中を見た露店商は、 思わぬ光景に隠す事なく へらへらとニヤけ顔。つん と露店に背中を向けて、 視線は貴方と 貴方の持つ飴へ。
「 見られちゃったじゃない.. バカ。ん、 そうそう... どう、 似合う ? 」
水色の大花柄と合わせたアクアマリンを指先で揺らし、 漸く にこりと笑みを見せ。やっぱり飴が気になって、 あん と口を開けて強請ってみたり。
「 で..... 先生が、 こんな所でお買い物 ? 」
■ウィルバー > スカートの中は、純白であった。
うん、やっぱり可愛い…などと思っていると、睨み付けられてしまった。
「おお、怒った顔も可愛いな。」
すぐに気の抜けた顔へと変わってしまう彼女の顎を掴んで、誤魔化す様にキスをしようか。
露天商のにやけた顔に、僕は早まったことをしたかと少し後悔。
やはり、人気のない所に先に連れ込むべきだったかと、自分が意外に独占欲の強いタイプだったことを今更に思い出していた。
「ごめんごめんって。 とってもよく似合うよ。 流石ノア。
…あ、食べる?」
耳元のアクアマリンが揺れると、僕もだらしない顔をしていた。
可愛い口が開くと、欠けたリンゴ飴を口の中へと近づける。
「僕はどこでも買うし、何でも買うよ? 先生だからね。
それよりノアこそどうしたんだい? こんな危ない場所、可愛い娘が一人で来るような場所じゃないと思うけど。」
もう片方の手は、手持ちぶたさになっていた。 仕方がないので、ノアのお尻を摩ろうと。
■ノア > 「 んん、 だか ら..... こんなとこで、 恥ずかしい事しないでっ.. 」
人前で下着を晒されたり、 唇を奪われたり.. 相変わらず何処までも自由奔放な貴方に、 つん と唇尖らせる。耳飾りを似合うと言ってくれたり、 飴を差し出されると 結局は.. ほんの少し、 機嫌も戻ってしまうのだけれど。ぺろ.. と一舐めしてみても、 中の林檎には届かない。今度は控えめに開いた口で かじり付き.. かりかり、 しゃくしゃく。
「 あたしだって こーゆートコ、 結構来るのよ ? 色んなモノも買えるし、 色んな話も聞ける し......... って、 もぅ.. だか ら、 だめっ。」
貴方の問いに答えるも、 尻を撫でる手のひらに眉を下げ.. 困り顔のまま、 ずり上がってしまわぬようスカートの裾を握った。衣服越しに むにむにと触られる尻は当然、 後ろの露店商に丸見え。やっぱり へらへらと、 スケベ心を隠さないニヤけ顔。
■ウィルバー > 「いや、頭ではしたら駄目って分かってるんだよ? でもね、もう一人の僕が耳元でやれって囁くんだよね。」
当たり前だが、不機嫌そうな彼女を前に、懸命の弁解をしていた。 焦っているのが普段より早口な所から分かるかもしれない。
が、直ぐに機嫌を直したようで僕はほっと安堵していた。
彼女がリンゴ飴と中のリンゴを齧っている間、ずっと口元で棒を持っていた。
「そうなの? 僕で良かったら簡単に用意出来るんだけどね。 ああ、面白い話があったら逆に教えてよ。
内容次第では報酬も払うからさ。」
…僕が喜ぶのか、店主を喜ばせているのか分からなくなってきた。
彼女の身体を触っているのにも関わらず、微妙な気分になってきた僕は腰に手を回し、人気のない通りへと連れていく。
「とりあえず、この辺なら大丈夫かな。 所でさ、今から妙なこと聴くんだけど…。」
薄暗く、他に人が来れる隙間もない狭い路地裏に連れ込んでから、僕はリンゴ飴を食べている彼女の顔をじっと見つめ、
暫し空を見上げたり、溜息を付いたりしてから改めて口を開く。
「あのさ、ノアは僕にして欲しいこととかってない?」
この間から色々考えてみたが、答えは出なかった。
新しい関係を作るに当たり、今までとは違うことをすべきなのだろうかと考えたのだが、こういうことはあまり経験がなかった僕は
どうすればいいのか結論が出ずにいたのだ。
「あんまりこういう経験なくてさ。 ほら、僕も一応吸血鬼でしょ? だから僕の感覚で色々やると今までとあまり変わらない気がするんだよね。」
■ノア > 「 だったら得意の魔法とやらで、 もう一人のウィルバー縛り付けといてっ 」
弁明する気があるのか、 そもそも本当に悪いと思っているのか.. 子供みたいな言い訳を口にする貴方に、 つん と悪戯に返し。面白い話に関しては、 貴方から報酬を貰うつもりもなく。一緒にお酒を飲んだりした時にでも、 あれば話すだろう。腰に回された手に抱き寄せられながら、 ふらりふらり.. 導かれるまま共に歩き出し
「 .........ん、 なぁに ? 」
連れ込まれたのは狭い路地裏。何が大丈夫なのか、 何故空を見上げているのか、 どうして溜め息を溢すのか。これでもかと頭上に疑問符浮かべ、 ゆるり と首傾げたまま続く言葉を待った。すると..
「 .....っ、 そんなコト考えてたの ? 先生って、 何でも難しく考えるのね。」
思わず、 くすりと吹き出した。可笑しそうに肩を震わせながら、 貴方の顔を悪戯な琥珀色が覗き込み
「 んー、 ウィルバーにして欲しいコト ? お洒落なパーティー会場もいいけど、 たまには安酒場で二人とも べろんべろんになるまで呑んだり。初めて逢った時みたいに、 選びっこしながら買い物したり。夜の海も、 あの時は結局行けなかったから 今度行こ ? あとは、 んん..... 」
悩む貴方とは違い、 次々と要望を挙げ、「 ぁ 」と 何か思い付いたように瞳輝かせて
「 あと、 魔法 ! 魔法教えて♡ 」
ここ最近 女が気になって仕方ない "魔術" について、 其の専門家である貴方に教えを請う。魔術のマの字も心得ていない初心者にとって、 なかなか贅沢過ぎる先生ではあるけれど..
■ウィルバー > 「いや、こいつがなかなかの強敵でさ。 いつもノアを見るたびに犯せ犯せって言うんだよね。」
ツンとそっぽを向く彼女に、軽く頭を下げている僕であった。
が、やはりもう一人の僕はなかなか強敵であった。
彼女の腰に回った手は、抱き寄せるだけでは飽き足らず脇腹や腹の辺りをねっとりとした愛撫に近い手つきで触っていた。
「笑わないでよ、結構悩んだ末の結論なんだから。」
噴き出す彼女に口を尖らせるが、琥珀色がこちらを見上げると、思わず瞬いていた。
「ああ、そんなことでいいのか。 いいよ、それならお安い御用だね。」
彼女の口から聴かされた要望は、依然となんら変わりが無かった。
僕だけが考えすぎていたようで。 僕は全身から力が抜けていくのを感じた。
「いいよ。 まあ、魔法って実は感覚のものだから教わるよりも練習した方が早いんだけどね。
ちょっと手を貸して。」
どちらかの手を借りると、手首や腕を両手で掴んでから、どこに力を入れるか等を口と身振り手振りで伝える。
僕の説明は理論よりもむしろ感覚的な内容が多く、だいぶ噛み砕いたものであった。
「ざくっと言うと、力のかけ方だね。 今まで使ったことのない神経とか使う感じだね。
…今の手順通りだと風が出てくると思うよ。 威力の程はわからないけど。」
と、僕が先に片手だけで教えた手順で風を起こすと、ノアのスカートが捲れ上げる程度の風が足元から巻きあがった。
■ノア > 「 もぅ.. だったらこの手、 物理的に縛り付けておいてっ 」
脇腹を撫で回す手のひらには 擽ったそうに身を捩りつつ、 何とも強引な解決案を口にする。ひっ叩く訳でも無理矢理突っ張ねる訳でもない為、 本気で怒っていないのはバレているかもしれないけれど..
「 そ。そんなコト "が" いいの。」
何だか気の抜けたような貴方の様子に、 くすくすと肩を震わせたまま.. 新しく出来た店や、 気になるけど行った事のない酒場の話をしたり。貴方にして欲しい事、 貴方としたい事を、 楽しげに話した。やがて 宮廷魔術師による、 贅沢な指導が始まると.. いつかの授業中、 爆睡していた助手とは思えぬ真剣な態度で聞き入り。一瞬スカートが捲れ上がっても「 もぅ.. 」と ほんの少し文句を言うだけで、 しっかりと集中した。すると..
「 ん..... こう、 かな.. 」
教えられた通りに力を入れてみると、 手首から流れる温かな何かが 手のひらへと伝わり.. 其処から放たれるのをイメージしてから、 こもる力を解き放つと ──
「 ..................... 」
何も、 起きなかった。もしかしたら、 虫の吐息くらいの風は出たかもしれない けれど.. 静かな、 とても静かな、 数秒の沈黙。
「 何事 も..... 初めは皆、 こう.. だよね ? 」
■ウィルバー > 「いや、無理だよ!? ついでに言うと、切ってもまた生えてくるからね。」
手荒な解決策を言われると、僕は目を見開いていた。
いきなり何を言うんだ、この娘は。
まあ、まるで反省していない手は、彼女が本気で嫌がってるわけでもない様子に気をよくし、大胆にもスカートの中に手を入れる。
純白の布に包まれた臀部を、まずはハリを確かめるように手全体で揉んでいく。
「ううん、そんなものなのか。 まあ、僕もノアと居るだけで楽しいからそれでいいのかなあ。」
なるほど、となるとまた二人で行くような場所を探すとしようか。
この間のロッジもいいかもしれない。 その時は可愛い水着姿が見れるだろうか、と僕の頭の中は忙しく動き始めた。
「ああ、そんな感じだね。」
腕や手首を掴んでいるので、彼女の中の魔力が流れていくのを感じた。
不完全とはいえ、体が眷属化しているのも僅かながらに助けになっているだろう。
「初めてにしてはよくできてると思うけど。
具体的な現象は起きてないけど、手首までちゃんと流れていたよ。
実感あるかな? あとは、それを繰り返すことかな。
一日に何度か繰り返せば恐らく、体が覚えるよ。
それに、ノアの身体は半分僕の魔力が混じってるからね。
使い始め出したら身につくのは早いと思うし、魔力の量も一般の人よりは多いよ。
まあ、ホントは後何回か眷属化させてくれた方が早いんだけど、ノアが嫌がるうちはいくら僕が噛んでも無駄だからね。」
手首や腕を触り、魔力が流れた場所を指で示しながらの説明。
あとはセンスではなく、ひたすら数だと伝える。
他の人はともかく、僕の授業は割と単純で、ちょっとスパルタかも知れなかった。
「…とまあ、出張授業はこれ位にして、とりあえず授業料もらっていい?」
今日教えることは全て伝えた僕は、スカートの中から声を出していた。
今は純白の下着を見上げている所である。
彼女の許可が出れば、大事な所を隠している白を捲った後、とりあえずと、太ももから血を要求するだろう。
■ノア > 絶対反省してない、 そもそも悪びれてもいない、 そんな貴方の様子に ジトりと目を細めつつも.. やっぱり、 無理矢理に手を引き剥がす事もなく。水着姿を想像されているなど露知らず、 楽しげに話し続けていた。そうして始まった初授業、 最初の挑戦は失敗に終わった けれど..
「 ほんと ? 途中まで出来てた ?? 」
特別講師の貴方の言葉に、 表情も ぱぁ と明るくなって。とにもかくにも回数をこなす事だと言われ、 これから毎日練習しようと熱い気持ちを胸に.. じぃ と手首を見詰めていた ── が、
「 .........って、 授業料取るの ?! 」
見下ろせば、 魔術師としての貴方へ抱いた尊敬も一瞬で ふっ飛ぶ光景。今こそ巻き起これ突風、 邪なる者を吹き飛ばしたまえ。
「 てゆーか... どこから話し掛けてんの、 せんせ..... ─── 血、 欲し ぃ.. ? 」
吸血鬼事情はよくわからないけれど、 足りてなかったりするのだろうか.. もしそうなら、 と
「 足りてない なら..... いい けど、 」
数歩後退り 建物の外壁に背中を預けてから、 こく.. と小さく頷いた。