2017/06/12 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 魔族の集うサロン」にハルクラムさんが現れました。
ハルクラム > ――ハルクラムの住む貧民地区の裏通りを進めば、一件の扉、その向こうに伸びる地下階段を
降りていけば、一つのサロンがある――いずれもこその地区でひっそりと暮らす魔族達の交流場所である。

「んーーぷはぁ!!おつかれさまー、ふへーこういう葡萄酒もあるんだね、おいしいよぉー」

がっつりとビールカップのお酒を呑んで少し酔っている感じのハルクラム。能力をあまり出さぬまま人間界に
過ごしている魔族が来る性質上、そこまで高い品は無い。しかしここであれば魔族の国から取り寄せられた、
魔族には口に合うだろう凝った品もあるのだ。

「先日はほんとくったくたぁ…いっぱいお腹にしてもらったんだけどね、腰がんがん揺らされて、
 床に叩きつけられてほんと乱暴なお兄ちゃんだったわぁー…
 んー、あ、うんーそれもそうだけどぉ、やっぱり最近は良いあたいの従者が欲しいんだよねぇー。
 そうそう、見習いの淫魔ちゃんがいいかなぁ?いっぱい教え仕込んで、二人でハーレムプレイとかも男に
 やッてみたい感じでねぇーー」

と、のんびりな口調で自分のやりたい欲望を喋っている――はものの殆ど周りの魔族、そこには同胞もいるだろうが
頷くものの手を貸すほどの者はいない所か。

しばらくカウンターで農家の事、または夜の営みの事をやり取りしているハルクラム

ハルクラム > 時折こう男女構わず居るサロン内では、ハルクラムにもいわゆるナンパはある。

『ここ狭いからさ、ちょっとあっちの部屋でいちゃいちゃしようぜ』

しかしハルクラムはそうお腹もすいていないし、ならばわざわざ性の交渉のような誘いには乗る必要もなく、

「おつまみもほどほどにしますのー、あんまり摂ってもまた太っちゃうのー」

それはともかく、彼女は今何が欲しいかというと、一緒に遊べる人――彼女からすればよく教育できるおもちゃ、
される側からしたらご主人様だろうか。もう82年生きたハルクラムなので、従者の一人二人はほしい所なのだろうか。
自分の家には母のノティしかいないわけだが、あいにく母は何をするにもだらしない、子供の世話はお世辞にも悪い人
だという。ハルクラムはあたりを見渡して、

「んー、誰か文字書きのうまい人とかいないー?あたい小さい字は読めないからぁ、大きく、大きく、えっちな子募集!
 って感じでチラシ作って欲しいのーー」

えっちな子、ではあまり来なさそうか…――遊び半分で来る人間の女の子が来るか、ほんとの淫魔系が来るかだろうか
周りの同胞はとりあえずこの地区の辺りにでも貼っておこうと、協力はすることにした。尚出費はハルクラムが持つらしいが。

ハルクラム > そろそろチラシのデザインもできたところで、サロンは閉店の時間のようだ。あとは出版屋に刷り込をいくらか頼めば、明日
の朝にこの地区辺りにチラシを貼っていけばいい。

「ふあぁ…酔った酔ったぁ…ちゃんと家に帰らないとぉ…」

酒は強いハルクラムとはいえ、結構酔っている。隣にいた男が家まで送ろうかと声を掛けてくれたから、おんぶされて
帰ることになった。食事のことはまた明日と…、帰り際からぐっすりのハルクラムであった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 魔族の集うサロン」からハルクラムさんが去りました。