2017/06/01 のログ
ノア > 無理矢理に泣き止んだ少女は、 何だか物凄く帰りたそうで..... 女は戸惑い、 困惑し、 何より心配し.. て、 いたのだけれど

「 ン..... なんだ、 びっくりした。久しぶり、 てゆーか.. いい加減やめて、 その呼び方。」

知り合いの登場によって、 数秒後には ── 女の情緒が、 崩壊する事態に。

「 ?! 」

涙に濡れた琥珀色では、 目の前の少女をまともに映せず.. 視界もぼやけたまま真っ直ぐに貴女を、 貴方を、 見詰める。

「 意味、 わかん なぃ..... っ 」

女は明らかに怒っているし、 苛立っているし、 泣いている。両手でケープを掴む姿は、 端から見れば娼婦の言う通り.. 少女を虐めている風に見えるかもしれない。

「 なん、 で... 」

其の変わり様や、 原因は勿論..... 何より一番、 女が聞きたいのは ──

「 .....なんで何も言ってくんないの ?! あたし、 その程度 ? 馬鹿..... ほんと、 むかつく.. 」

何故すぐに明かしてくれなかったのか、 ということ。まして娼婦の彼女は知っていて、 自分は何も知らずに.. きっと彼女が現れなければ、 そのまま別れていたのだと思えば尚更悔しくて..

「 なにが.........

  なにが "久しぶり" よ !! 」

路地裏に響く、 穏やかではない女の声。本当なら、 張り手でもかましてやりたいところだけれど.. 自分より華奢な少女の姿に騙され、 手も振り上げられず。せめてもと、 ケープを掴んだまま ぶんぶんと前後に揺さぶった。

セイン=ディバン > 『え~、かっこよくてイイと思うけどね~。
 いけ好かない貴族やバカ男共に痛い目を見せるあたしたち女の希望の星の白蛇ちゃん、って』

娼婦は女性に親しげに話しかける。その間に少女の呼吸は落ち着き。
なんとか平静を取り戻していたのだが。

「……へろ~」

事情を把握したであろう女性の目に涙が浮かんでいたのを見て、少女は情けなく挨拶をした。

「いや、うん落ち着け、落ち着いて? ノア。
 怖い、怖いから」

感情が昂ぶっているのが見て取れたため、少女は女性をなだめるようにする。
声こそ少女特有の軽やかな声だが、話し方はすっかり元通りだ。

「……あ~、あ~あ~、わかった。わかったよ。話すから。
 その。話もするし、改めて謝るよ。こっち、こっちこい。
 おいクソビッチ、お前後で覚えておけよ」
『知らねぇやい。そういう女性への態度がバチあたる原因じゃんか。
 もうセインの相手なんかしてやんないよーだ』

首ががっくんがっくんと揺れながら。少女は相手を落ち着かせようと語りかけ、その手を握ったかと思えば、路地裏の奥へと女性の手を引いていく。
すれ違う時、娼婦に凄むが娼婦は当然怒り心頭であった。まぁ、悪気があったわけでもないので仕方ないことだが。

「……ふぅ。えっと、スマン。その、正直に言ったら嫌われそうで。言えんかった。ゴメンナサイ。
 え~っと、ちょっとしたしくじりでな。こんな身体になっちまった。
 その。ゴメン、本当にごめん」

人の来ない、路地裏の一番奥で、少女は女性へと振り向き、素直に謝った。というか、言い訳らしい言い訳すら思い浮かばない。

ノア > ケープを掴み、 華奢な少女の身体ごと割りと激しく揺さぶって。そんな光景を見ていた娼婦はケタケタと、 愉しげに笑っていたけれど..

『 .....え、 白蛇ちゃん.. マジ ?! 』

揺さぶり攻撃の直後には、 細く小さくなってしまった貴方の身体に.. ぎゅぅ、 と抱き付いていた。こんな状況でなければ絶対に、 こんなお喋り娼婦の前で貴方に抱き付いたりしないだろうけれど..... そんな事考えられない程に もう、 我慢なんて出来なくて。手を握られると、 まだまだ不服そうに.. 其れでも、 説明を求める為一旦深呼吸。

「 .........ん、 」

其のまま路地裏の裏の裏の、 奥の奥の奥へ.. 人の来る気配のない場所までは、 大人しく手を引かれ共に歩いた。着いたなら、 話は別だけど..

「 ..................... 」

取り敢えずは、 貴方の言葉を黙って聞き。途中で口を挟みたくなっても、 ぐっと堪え.. そして、

「 嫌われそうで、 って.. 人の気持ち 女のフリして盗み聞きしてた癖に、 よく言うじゃない。それに、 ちょっとしたしくじりって..... "ちょっとしたしくじり" でこんな風になった奴、 見た事ないしっ.. 」

次々と出てくる、 怒りや悔しさに荒っぽくなった言葉の数々。しかしながら..

「 .........むかつ く.. 」

再びぎゅぅ、 と抱き付いた姿は.. 何とも弱々しい。本当は、 物凄く逢いたかったから.. ずっと、 甘えたかったから。

── ひとつ残念なのは、 逆転した身長差とヒールのせいで貴方の頭が胸元辺りだという点か。

セイン=ディバン > まるで子供がお気に入りのオモチャを振り回すかのような勢いで揺れる頭。少女もされるがままだったが……。

「わぷっ……。う、ん。
 ん~……」

いきなり抱きしめられれば、やや苦しそうな声を上げるものの。状況が状況なので、少女はとりあえず抱きしめられたまま、相手の背中を撫でるのみであった。
そして、人のいない場所へとたどり着けば、まずは謝罪と言い訳をし、相手の様子を伺う。

「……別に、盗み聞きしてたわけでもないし、女のフリをしてた訳でもねぇ~っつ~……。会話の流れでそうなっちゃっただけだろ。
 まぁ、結果としてそういう結果になったのは悪いと思ってるよ。すまねぇ。
 ……うぐ。その、アレだ。運と、相手が悪かった」

怒りを隠さず、的確に痛い所を突いてくる相手の言葉に反論はするものの、頭を下げ謝罪をする少女。
どうしたものかなぁ、と悩んでいれば……。

「んむっ……。……ゴメン。
 でもまぁ、オレのみっともない泣き姿をみたから帳消しにしてくれ。
 ……うん。それで、だ。実は困ってることがあるんだけど、聞いてくれるか?」

抱きしめられ。女性の胸元へと顔を埋めながら。少女は何度も何度も謝罪をする。悪いと思っているから。でも、微妙に素直になりきれない部分もあって、複雑だ。
そのまま、少女は女性へとちら、と視線を向ける。女性は気づくだろうか。抱き合った互いの腹部。そこに、何か。当たる堅い感触があることに。
そう。愛しい女性に抱きしめられ。少女の股間についたままのペニスは、その存在を大きくし始めていたのだ。

ノア > 変な感じがする。今目の前に居るのは紛れもなく女が想いを寄せる相手なのに.. 琥珀色に映るのは愛らしい容姿、 耳には少女の声が聞こえるのだから。其の違和感にも少しずつ慣れてきた.. というより、 もう気にしない事にした頃。思い出す、 数分前までの自分。

「 あんなの..... 盗み聞きと一緒っ.. ! 」

何を話しただろう... ほろ酔いだったのもあって、 色々と恥ずかしい事を口にしていた気がする。考えれば考える程、 悔しくて恥ずかしくて..

「 魔王だか彼女だか遊び相手だか、 誰にやられたのか知らないけどっ.. "女遊びが過ぎてバチが当たった" んでしょ ? も..... ざまーみろっ 」

先程娼婦の口からだだ漏れた情報を口にすると、 つんと唇尖らせた。もうとっくに酔いは覚めてしまったというのに、 頬は赤く染まったままで.. とにかく、 こうしてまた逢えた。何かあったとはいえ、 取り敢えず生きてる。生きていればきっと戻れる、 例え戻れなくても構わな..... いや、 戻ってくれたなら其れが一番だけど。女もここ数日、 色々と起きていて.. 余計に逢いたかったから、 ただただ抱き締めていたけれど

「 ...............なぁに、 こんな時に..
  ぇ..... これ... 」

何か、 困っているという少女の声。何かと聞く前に、 腹部に感じた熱は.....

「 .........だっ て... 女の子、 って.. 」

思わず身体を離し、 遠慮なく手を伸ばした。其処には布越しとはいえ間違いなく "貴方" の熱と形が在り.. 困惑に揺れる瞳で、 貴女を見詰めると

「 これ、 苦しぃ..... ? 」

セイン=ディバン > 「わ、わぁわぁ。わかったわかった、落ち着け!!」

相手の言葉に、少女は落ち着くように、と言い。自身もほんの少し前に聞いた相手の気持ちを思い出し、若干の赤面をする。

「う、む。何だ。まあ、迂闊だったよ。ホント」

詳しくは話したくないし、話せない。よもや、とは思うが。自身がその事実を話した結果。この女性が危険に晒されるかもしれないのだ。
少なくとも……色々と解決するまでは、話せない部分もやはりある。

「……。うん、まぁそういうことだ。
 ついでの呪いってやつで、発情と……その、自分でしても、イけない、ってやつでな。
 って、はおぉっ!?」

説明をしているうちに情けなくなってきて泣きたくなるが。
そこは堪えてがんばって説明をしていたのだが。急に股間を掴まれれば、悲鳴を上げてしまう。

「……うん。情けないことに、かなり辛い。
 ……再会してこんなこと頼むのはかっこ悪いんだけどさ。
 その、楽に。してもらえると、嬉しい」

もう本当に情けなくて死にたくなったけど。そうお願いした。
正直、発情の効果はだいぶキている。このままでは数日中に、人を襲いかねないからだ。

ノア > 赤面されてると、 本人を目の前に口にしてしまったアレコレを鮮明に思い出し.. つられるように女も、 頬を真っ赤に染める。貴方が詳しく話さないのには、 当然不満もあるけれど.. きっと、 何か訳があるんだろうと。今はただ、 信じる事しか来ない。

( .........逢えたんだもん、 )

これ以上言及する事も咎める事も、 そんな資格もない。女は襟を軽く引き上げ、 口を閉ざした。

「 呪い ? 」

( .....っ、 なんだそっちか.. )

貴方が自身を情けなく感じている間にも女は、 其の言葉に ぴくりと密かな反応を。貴方の事とわかれば、 其の内容に耳を傾けて..

「 えっ、 と......... 何てゆーか、 多分.. 相当おっかないよね、 その相手。」

ある意味えげつない、 呪いの内容。愛する人をこんな風にした相手はきっと、 とてつもない強者なのだろうと.. 表情ひくつかせ。

「 いいよ、 楽にしてあげる。てゆーか... 今日あたしに逢えなかったら、 誰に頼むつもりだった訳 ? 」

ほんの少し拗ねたように意地悪な質問を付け足しつつも、 即答で。貴方が辛いならと.. 当然のように頷いた。すると先程よりも低く、 貴女の前にしゃがみ込み

「 ......... 」

衣服の留め具を外せば、 何度も其の身に叩き込まれた貴方の欲棒がある筈。ただ、 其の他は ? 内心では、 緊張しながら.. 少しずつ、 器用に貴女の服を脱がせてゆき

セイン=ディバン > 女性の赤面は、更に少女も赤面を強くする。むず痒い空気。どうにも。この女性の前では弱さをさらけ出してしまう。

「あぁ、えっと……すまん。細かいことは聞いてくれるな。
 お前を危険に晒したくない。……勝手で悪いんだが」

女性の尋ねる内容に、歯切れ悪く返す少女。本当に申し訳なく思っているからだろう。表情は明るくない。その間に、相手の反応に何か気づいたのか。首をかしげ相手をみれば。その瞬間。何かに気づいたように。

「いや、誰にも頼まないつもりだったんだけどさ……。
 ……それ。首のキズ……どうしたん?」

しゃがみこむ相手にそう尋ねつつ。衣服を脱がせられれば、そこに下着はなく。屹立したペニスと……蜜を溢れさせる女性器が見えることだろう。
女性を見下ろすようにしながらも、その二つの性器が相手の視線に晒されれば、まるで見た目どおりに。少女は顔を隠し、恥ずかしがる。

ノア > 「 勝手だって、 知らずに好きになったと思ってるの ? ん.. わかった。」

深刻そうに、 女の身を案じるような言葉を口にした貴方。其れほどの危険へ飛び込んでしまう貴方を、 無性に引き留めたくなるけれど.. 貴方が待てと言うのなら、 信じて待つだけ。考えれば不安で泣きたくなるから、 出来る限りいつもの調子で返した。すると、

「 .........ん、 ネコに噛まれて.. 」

襟の詰まったハイネック とはいえ、 しゃがみ込んだ事で隙間から見えてしまったか.. 治りかけの傷痕を指摘され。表面上では慌てる風でもなく再度襟を引き上げながら、 女もまた 本当の事など言えずに ── 誤魔化したくて、 貴女の衣服脱がせてしまえば

解き放った下半身には 男の貴方が雄々しく存在し、 其の更に下には.. 少女の貴女もやはり、 存在していて。苦しそうな貴方を早く楽にしてあげたいと思うけれど、 其れは..

( どっち ?! )

一体どちらに奉仕すれば良いものか.. 真剣に悩む女。当人に聞けば済む話だけれど、 何だか今にも泣き出してしまいそうな姿を見てしまっては.. 聞くに聞けず。何より "ネコに噛まれた発言" の後は、 あまり間を空けたくなかったから..

「 .....っ、 」

こうなったらどっちも攻めてしまえ ! と.. 太く逞しい欲棒を撫でるように柔く扱き始め、 同時に其の下へ.. ちゅ、 とリップ音を立て口付けた。

「 .........ん... たってる の、 つら ぃ.. ? 」

欲棒を握る右手は動かしたまま、 唇も秘裂に触れるか触れないかの近さで尋ね.. そんな距離で問い掛ければ時折唇が触れ、 吐息も掛かることだろう..

セイン=ディバン > 「……ははは。やっぱりオンナには敵わないな」

申し訳なさそうに言った少女のことばに対して、しれっと強かなことを言ってくれる女性。
やれやれ、と苦笑いしながら、少女は少し首を振るが。

「……そっか。そりゃまた。随分気性の荒いニャンコだこと」

質問に対して帰ってきた返答を聞き、少女はそれ以上の追及をすることをしなかった。
女性の様子に何か変なものを感じたし。感じたからこそ。何か怖くて。聞けなかったのだ。

「う、ん、あっ……!!
 はっ、あぁ……!!」

僅かな間。その女性の生み出した間は何を意味するものだったのだろうか。
少女はそう考えたが、女性の攻めが始まれば、これも見た目どおり。
可愛らしい喘ぎ声を上げ始めてしまう。

「んぅ……だい、じょう、ぶ。
 ……って、か。もう、ノアの中に、入りたい……。
 あ、あっ!! そこ、息、ひゃうっ!!」

か細い声で返事をしつつ、おねだりをするものの。女性器の近くで喋られてしまえば、息が触れ、腰とひざがガクガクと震え始める。
瞳は潤み、そのまま、背中を壁に押し付けるようにしてズルズルと座り込んでしまい。
潤んだ瞳で女性を見る姿は、女性の知る、少女の過去の姿であるところの男の姿からは想像できないであろう。

ノア > 「 ン、 まぁ.. ね。」

"気性の荒いニャンコ" について 其れ以上言及されなければ、 女も口を開かなかった。あの夜、 未来を夢見た二人には 今.. あまりに問題が多すぎるから。貴方の事だけでも大ゴトなのに、 自分の悩みなんて口にしていられない。 其れに何より.. あまり、 知られたくなかった。つい先程苛立ったり悔しがったり、 あれこれと問い詰めた女も正直に言えば.. 正体を明かせなかった貴方の気持ちが、 わからないでもない。だからそう、 短く返すだけに留めて。

「 .........っ、 」

想いを寄せる相手に奉仕するのだって当然、 恥ずかしかったりするもので。室内でもないこんな路地裏では、 只でさえ恥ずかしさも増すというのに..

「 .....ん、 っ.. 」

此処に居るのは紛れもなく、 愛する貴方。容姿は完全に、 年端もいかぬ愛らしい少女。身体が覚えてる、 貴方の欲棒。蜜に濡れる女性器もまた、 存在している。掛けられる言葉は、 貴方のもの。頭上より聞こえるの声は、 甘く幼い嬌声。

「 なん、 か..... すごぃ、 イケない こと.. してる 気が、 する... 」

壁に凭れた少女が崩れ落ちると、 汚れる事なんて構わずに地に膝を付き追い掛けて.. 先走りを塗り広げるように、 右手は上下に扱く動きを速めた。左手の指先は、 攻め慣れない女性器を秘裂に沿って滑らせ。くちゅくちゅと淫靡な水音を.. 辺りに響かせた。そんな事をしていれば当然、 女だって平気じゃいられない。丈の短いスカートの中は疼き、 無意識に内腿擦り合わせていて

「 あたし も..... セイン、 と.. 」

繋がりたい、 けれど.. こんな身体になってしまった貴女は果たして、 其れだけで満足するのかと..... 自分に、 貴方を楽にしてあげる事が出来るのかと... 不安げに、 最後まで言い切れず。

セイン=ディバン > 「……ま、気をつけときなよ。
 この都にゃあ、色々といるからさ。例えば……『病気をうつすネコ』、とか」

女性の様子に、少女は深く追求することはせず。それだけを口にした。
意味は……当然、ある。女性の首のキズ。それが、二本の牙で噛み付かれたように見えたからだ。考えすぎかもしれない。だから、半分ブラッフ。半分は、多分そうじゃないかという予測。
……吸血鬼。吸血種。人生においてそうそう出会う類の種族ではないが。魔王様に出会う人生もある。もしかしたら、という思い。

「んあっ……あぁ……っ!!」

路地裏での行為。経験がないわけでもないが、この女性相手だと初めてな訳で。
……その状況が、少女の身体をいつも以上に反応させていた。

「ハハハ、幼い少女を犯して、って?
 ノアって、女相手もいけたっけ……?」

余裕なくした言葉のまま、座ったまま、相手の奉仕を受ける。男性器を扱かれ、女性器を弄られ。
普段の快感に、余分なものを足され、少女の体はすぐさま熱を帯びてしまう。

「……ん、うん……。
 好きに、していい……ノアのしたいように」

もはやぐったりと身体を投げ出したまま。少女はそう告げる。
小声で、そうしてくれたほうが、俺もキモチイイから、と言い。
内心では、相手がどう感じさせてくれるかを期待してしまっている状態。
限界は近く、ペニスは震え。女性器はひくつき、分泌された蜜は尻肉までをべったりと濡らしている。

ノア > 「 んっ..... 」

鋭くて、 困る。今はどういう訳だかあどけない少女の姿をしているけれど、 女はいつだって貴方には敵わないと思ってしまう。だから余計なボロが出ないように、 唇は唇で、 塞いでしまおうと顔を近付ける。

( .........どう しよぅ、 )

喘ぎ声を漏らす唇を柔く食むように口付け、 いちいち敏感な反応を見せる身体を傷付けないよう丁寧に弄りながら.. ふと、 女は気付く。優しくて男らしくて、 ちょっぴり意地悪な貴方が大好きなのに.. 今 ── 目の前で弱々しく震え、 幼さ残る声で艶やかに喘ぐ貴女を.. 堪らなく、 可愛いと感じてしまっている事に。

「 女の人とも..... ある、 けど.. どっちかっていうと、 いつもされちゃうばっかりで... 」

少女が淫らになればなる程、 自分がそうさせていると思えば思う程、 悪い事をしてしまっているような.. 妙な背徳感に、 ぞく と欲情し。普段は貴方に鳴かされてばかりの女だけれど、 今宵は...

「 .....ねぇ、 セイ ン.. きもちぃ ? 」

まるで媚薬でも漏られたかの様に、 とろんと妖しく目を細め.. 貴方の先走りと、 貴女の蜜に、 すっかり指を濡らしながら囁いた。そして、 好きにしていいと許可を得たなら..

「 こっち... 上手に出来なくて、 ごめん.. けど、 こっちなら..... きっと少しは、 楽にしてあげられる から.. 」

一方は上手く出来なかったと溢しつつ、 貴女から離した手はスカートを捲り上げ.. 紐をほどき黒いレースをはらりと地面に落とすと、 弄られてもいないのに蜜を漏らした秘裂が露になった。投げ出された少女の身体に跨がると

「 セイ ン.. どんなあなたも、 大好 き... 」

ここだけは、 元の貴方のまま。逞しい欲棒の先端に くちゅ.. と自ら秘裂あてがい、 甘い声でそう告げてから

「 .........っ、 んぁ.. ん、 んっ... ! 」

初めはゆっくりと、 そして最後は一思いに腰を落とした。路地裏には少女と女、 二人の声が響いて

セイン=ディバン > 「……ぬむっ……。……困ったとき、キスでごまかすのはオレから学んだの?」

その反応だけで。何かを確信してしまった少女。追求はしない。しないけど。そう考えながら、キスを受けとり……。

「ま、何も言わないけどさ。困ったら、オレの家に来い。
 匿う位は出来るし……」

一応。女性のパートナーとしての男性役を自認しているからか。
少女はそう言うだけにとどめておいた。女性だって一流のシーフだ。
少女があれこれ言わずとも。自分で判断し、行動できるだろう、という思いもあり。

「……あぁ、なんとなく判るけど。
 んくっ……ノアに、ご奉仕したいって女はわんさかいるだろうから」

所謂、年下女性をひきつける魅力、とでも言えばいいか。しかし、今現在は、少女が攻められ……、しかも、主導権を握られている状態。
いつもと反対の立場に、悔しさと同時に未知の快楽を覚えてしまう少女。

「……あっ、は、ぁぁ……。
 う、ん? ……モチ。気持ちいいに、決まってる」

率直に尋ねられれば、珍しいな、と思いつつも率直に答える少女。
実際、既に達してしまいそうだし。何よりも、この女性のおかげでしばらくは欲求を抑えられる、という安堵と感謝もあり。
すっかりと、身を委ねてしまっている。

「……うぅん。全然、気持ち、よかった、し。
 ……ん、ん。オレだって。愛してる、ノア」

謝るのはこちらのほうだな、と思いながら。少女は女性に跨られる。
一瞬、人が来るかも、と不安にもなったが。愛を囁かれれば、どうでもいいか、と。
流されるままに、女性に挿入の全てを委ねていく。

「あっ、あぁ、あ……。
 ん、ふ、あ、ぁっ!!」

ずぶり、と。女性の胎内へと導かれる感触。嬉しさと悲しさの入り混じった感情に包まれながら。
少女は、女性に甘えるように、身体の昂ぶりを沈めてもらったとか……。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からセイン=ディバンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からノアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にタマモさんが現れました。
タマモ > とん、とん、とん、と屋根伝いに今日も移動をする少女。
なのだが、今回は別に帰り道のショートカットと言う訳でも無い。
残ったこの地区に、式の目となる子蜘蛛を持ってきたのだ。
ある屋根の上で足を止めれば、それを合図にしたように、肩から子蜘蛛が飛び降り、かさかさと物陰に消えていった。

「やれやれ、やっと終わりじゃのぅ…?
後は任せても大丈夫じゃろう………よし、今日はこれで自由じゃ!」

はふー、と深く息を付き、ぐーっと伸び。
今回は珍しく、もう一人の式が居た為にそこまで用事に時間を割く事はなかった。
これからの気晴らしを考えながら、目立たない路地へと屋根から飛び降りる。
さすがに、屋根からのアクロバットシーンを周りに見られたら目立ち過ぎだろう。
そして、路地から改めて大通りへと姿を現わし、散歩を開始するのであった。

タマモ > 今のところ、まだ空腹と言う程ではないが…微妙に小腹が空いているか。
ならば、何か食べ物を探すのが良いかもしれない。
…だが、例の酒場は今は駄目だ、またマスターに取っ捕まって店員をやらされる。
どうやら、前のあの一件で味を占めたのか、あの後に一度行った時に再び賭け事をさせられた。
まぁ、圧勝だったので別に良いのだが…リベンジをしようとして、再び惨敗していた連中は可哀想なものである。

「あれは、妾も楽しいから良いんじゃがのぅ…弱い連中ばかりでは、見ていて可哀想でならん」

ふむ、と思い出すような仕草。
懐からサイコロを取り出し、指先で軽く弄る。
行くにしても、また次の機会だ、うん。
という訳で、適当に何か食べれそうな物を求めて歩き続けて。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にシエルさんが現れました。
タマモ > こうして歩いていても、間違いなく目にすれば、その時の店員と分かるだろう。
狐の耳はともかく、この数の尻尾を持つ者はそう居ないのだから。
とはいえ…さすがに、三度やられる為に挑戦はしてこないだろう。
三度目も惨敗とかしたら…余りにも哀れ過ぎる。

とりあえず、こうして歩いてはいる。
食べるものを探しているという、目的もある。
だがしかし、どこにあるかなんて分かってる訳がない。
歩む先はどうしても、適当になってしまっていた。

シエル > 貧民地区の辺りをとっとこ歩いていく少年。
傍には父親らしき人影が一緒に歩いている。

少しの間歩いてはいたが、やがて宿の近くまで来ると父親がそれを指さす。
そして何事が話し合い、大き目の肩下げカバンを受け取るとそこで別れた。
カバンを下げるとゆっくりとした歩調で歩いていく。
宿へ向かっている様子…。

ふらついていたりする様子はないが、気配には疎いようだ。
ひょっとしたらぶつかってしまうかもしれない。

タマモ > あれやこれやと考えながら、歩き続ける少女。
それなりの気配やら、怪しい、珍しい物音等には敏感なのだが…普通過ぎたのか、気付くのに少々遅れる。
~ながら、なんて事をしているのだから、反応も微妙に遅れ…
ふらついていた少年にぶち当たる、いい角度で。
衝撃自体はそんなに大きなものではないが、気を抜いていたならば倒れてしまうかもしれないか?

「………うん?」

かくん?と首を傾げる少女。
当のぶつかった本人は、平然としたものである。
これでも一応は、人間と比べたら頑丈な方なのだ。…怒られている時の拳骨等は別だが。

シエル > 「…っ!? っ、と…?」

どすっ、という音と衝撃。
お互い大柄でもない故そこまで強い衝撃ではなかった。
が、思わずといった様子でバランスを崩す。

ふらついた少年はわ、わと小さな声を上げつつケンケンするように小さくよろめき…。
何とか倒れずにこらえきった様子。
はぁ、と大きく息を吐いてすぐにぶつかった相手の方へと顔を上げる。

「あの、すいません。大丈夫…です、か?」

相手はほぼ動かなかったから自分より大柄な、
有り体に言って成人男性などにぶつかったと思っていたけれど。
しかし目線の先には少女と言ってもいい姿。
思わずといった様子で近寄って、再度「ごめんね、大丈夫?」と心配そうな声をかけた。

タマモ > 何事?と思い、向けた視線の先には少年…人間のようだ?
よろめいて、よろめいて…あ、持ち直した。
とりあえずは、あれだ、転ばなくて良かった、みたいな?

「うむ、妾は何ら問題無いぞ?
むしろ、お主が大丈夫か?思いっ切りたたら踏んでいたようじゃが…何か落としたりはしておらんか?ん?」

よろめいた自分より、平然としていただろうこっちを心配している少年。
何だろうか、無駄に人が良さそうな雰囲気を感じる…いや、まぁ、その通りなのだろうが。
なので、逆にこちらからも問うてみる。
近付いてきたので、どうなのじゃ?と、体を少し屈めて下から覗き込むように上目使いで見上げてみた。

シエル > 大丈夫?と心配してみたものの、返ってきたのは妙に尊大な印象の言葉だった。
よく見れば着ている服装も変わった感じだし、耳や尻尾が生えている…。
純粋な人間ではないようだけど。

「あ、うん。大丈夫。お互いケガとかしなくてよかったかな。」

微笑を浮かべる少年は純粋に相手の心配をしていた様子。
ほっと胸をなでおろしたような印象を与えるだろう。
けれど、上目遣いで来られると内心で「かわいいな」とか思ってしまったのか。
少し照れ臭そうに視線をそらした。割とバレバレな様子ではあるだろう。

で、「ごめんね。」と再度謝り、さて宿へ向かおうと……。

タマモ > ちらりと見える少年の視線は、真っ直ぐに瞳を…ではなく、自分の姿を見ているか。
まぁ、人間でないのだ、珍しくはあるだろうし、よくある事なので気にしない。

「ふむ…そうかそうか、それは良かった。
何か事があってしまっては、大変じゃからのぅ?」

うんうんと頷き、その様子を見詰め続けた。
照れ隠しに視線を逸らした様子には、くすりと笑ってみせる。
と、謝罪の言葉と共にどこかへと向かおうとする少年。
その先を見れば、宿。
ふむ…軽く考える。

「のぅ、お主、そこの宿の宿泊客か?
そうであるなら、せっかくじゃ、連れて行って貰えると助かるのじゃ。
ちと小腹が空いてな、ちょうど食事処を探しておったところでのぅ…そこの宿なら、あるんじゃろう?」

まぁ、宿なのだから食事をする場所はあるだろう。
なのだが、食事だけの為に宿に入るのも少々気が引ける。
この少年が客であるならば、同行して食事だけでもあり付こうとかどうとか考えた。
というか、考えたというか思いっ切り言っている。

シエル > 少年の視線は純粋に興味や好奇心が見え隠れしていただろう。
奇異や嘲りを含んではいない。
少女がこくこく頷いて同意を示せば、年相応の笑みを浮かべている。

「そうだね。君がこけたりしなくてよかった。」

と告げて、踵を返そうとした矢先。
駆けられた言葉に首から上だけを少女に改めて向けた。
言葉にはこくっと一つ頷いて、人の好さそうな笑みを浮かべたまま。

「うん。そうだよ。部屋はもうとってあるから…父さんの名前でだけどね。
1階に酒場か食堂みたいな所があるから。じゃあ、一緒に行こうか。

…あ、僕はシエルっていうんだ。」

特に拒む理由もなくあっさりと承諾して見せる。
多少迷惑をかけたとでも思っているのか。
それとも単に人がいいだけか。
無警戒な様子で少女を案内しようと歩き始めていく。

すでに扉の見えている宿だ。
到着し、中に入ればそれなりのざわつきと、酒と香辛料の匂いが漂っているだろう。
冒険者姿、娼婦姿、給仕などなど。
貧民地区にしてはそれなりに綺麗な宿兼酒場である。

タマモ > 少年の言葉を聞き、やはり、少々人が良過ぎるのやもしれんな、と思う。
正直者が馬鹿を見る、そんなタイプっぽい。とか失礼ながらも考えてしまっていたりも。
まぁ、表情にそんなものは浮かべず、笑みを浮かべたままなのだが。

「うん?父さん?…は、今は居らんようじゃな…一人でとは、無用心じゃのぅ。
おぉ、それは助かる、それではよろしく頼むぞ?
………おっと、妾の名はタマモじゃ」

何と無く予想をしていた回答を聞きながら、父と呼ばれる者の姿を探してみるが…当然居ない。
性格面がこうなのに一人にするのは…余程心配せずとも済むような人間なのか、単に何も考えてないのか。
それはともかく、承諾されたのだからと少年の後ろを付いて宿へと入る。

うん、まぁ、普通に酒場っぽいようだ。
案内をされながら、そんな酒場の様子を眺めている。
自分は同行者だ、席とかは少年に任せよう。
…さすがに、ど真ん中みたいな目立つ席は勘弁して貰いたいが。

シエル > 少女の内心を知ってか知らずか。
案内するように歩いていく姿は特に迷いもない。
貧民地区の雰囲気にも慣れているように見えるかもしれない。

「はは。僕一人なら確かにそうだけど。
父さんはさっきまで一緒だったんだ。父さんは別に用事があるんだって。」

地区の様子などには慣れているのかもしれない。
が、高位の存在や他種族に対する警戒は薄い、という印象。

よろしく、タマモちゃん、と言いながら壁際の席の一つを示した。
ど真ん中の騒がしい席を選ぶ性格ではなかったらしい。
すぐに給仕の娘がやってくると、僕はホットミルクをと告げる。

「何食べる?」

おすすめはありますか?と給仕の娘に声をかける。
魚よりは肉料理がおすすめ、との事。
何を注文するのかな?という表情で少年は見ている。

タマモ > 「ふむ…宿に入ったとて、安心し切るものでもないじゃろう。
いつどこで、何があるか…まぁ、そんな事を言っていては、何も始まらんか、うむ」

まぁ、その何があるか的なものが、今まさに目の前にあるとは言えない。
実際に自分が言うように、心配ばかりでも何も始まらないが。

少年が指定したのは、壁際の席。…うん、目立たないのは助かる。
自分の姿がそれなりに目立つんじゃ?とかは言わないように。
と、給仕の娘には、自分もホットミルクを頼んでおいた。

「こういう場所は、やはりお勧めとするものが一番じゃ。
………一応聞いておくが、辛くはないんじゃろう?
あ、後、量が多かったら…頼むぞ?」

肉料理、まぁ、量的に少々多いかもしれないから保険を。
注文を終えれば、後は待つだけなのだが…ただ待つのは苦手だ。
という訳で、さっそくと隣にちょっかいを出す事にした。
さっきの反応が面白かったのか、軽く身を寄せてみたり、といった感じに。

シエル > 「僕一人ならもう寝るだけって感じだったからね。」

確かにそれはそうなんだけどね、と若干の苦笑を浮かべて見せる。
貧民地区にいるのだから、多少の警戒心はあるのかもしれない。
あまり見えないだろうが。

「じゃあ、肉と野菜の煮込みを。もし使ってたら唐辛子はなしで。」

1人前お願いします。と少年が告げると、給仕の娘は笑顔を浮かべて去っていった。
自分の分はミルクだけなのだが、少女が不思議に思う前に口を開くだろう。

「食事は父さんと済ませちゃたから。もし食べられなかったら食べるよ。
…え、ど、どうしたの?」

と笑顔を浮かべるものの、少女が身を寄せてくればわかりやすく困惑した。
やはり年ごろの少年は女性が間近にいるとドギマギしてしまうものである。