2017/05/15 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にノアさんが現れました。
ノア > 夜が更けてもなお、 灯りの絶えない貧民地区の歓楽街。とある酒場のオープンテラス..... なんて言えば聞こえはいいけれど、 実際には騒がしい店内から避難した客達が椅子やテーブルを外に持ち出しただけ。其の一番隅に、 脚を組んで座る女が一人。

「 はぁ..♡ 」

夜風の当たる即席テラスは、 素面じゃ肌寒いくらいだけれど.. ほんのり酒も回った頬には寧ろ、 丁度良い。今夜もまたいつもと変わらぬ調子で、 すいすい酒を呑み進めていた。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にエズラさんが現れました。
エズラ > 「あ~……ったく、騒がしいっつーんだよ……――」

酒場の奥から、酒の入ったジョッキとつまみの載った皿を抱え、表に避難してくる男が一人。
今日の仕事は場末の売春宿の用心棒――であったのだが、交代要員が遅刻したものだから、解放されたのはこんな時刻。
酒でも食らってから帰らねば――結局、いつもとそんなに変わらぬ思考で、しっぽりと飲っていたのだが――流石に騒がしすぎる。

「……んん?」

そして適当な席を探していると、表で酒を飲む者達の中に、ふと気になる姿を見つけた。
美味しそうに酒を嗜む女の前まで来ると、不躾にその姿を見つめる。

「ん、んん?なあ、お嬢さん――どっかで会ってねぇかな、オレ達――」

初対面の時と随分出で立ちが違うのだが――
その風貌には、見覚えがあった。
ついでに――その、肢体にも。