2017/02/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にアランさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にアルマーレさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からアルマーレさんが去りました。
アラン > 「…寒いな」

貧民地区の通り。
既に周囲は真っ暗となり、夜の時間になったこの地区の通りを歩く。
時折吹く風が冷たく、素肌に突き刺さるように痛い。

頼まれた依頼。
とある人物へ荷物を届ける依頼を終え、帰路につくところ。
息を吐けば白い靄へと変わり、見上げれば真ん丸の月が拝める。
真冬の月は、それはそれは美しい。

アラン > 「晴れている時は月が綺麗だなぁ」

月を見上げて、そう呟く。
夜でも空が曇っていれば星々が見えない。
曇っていなくても、周辺に強い光があれば見えないと言うらしいが…
貧民地区は場所が場所のために、照明などもほとんどなく、月を観るには最適であった。

「…さて」

風がひと吹きすれば、それに身を縮める。
寒さには敵わないと思えば、近場の酒場を見つけ其方へ向かう。
酒でも飲めば少しはマシになるだろう。

アラン > 喧騒な酒場へと入れば、一部の客がこちらを凝視する。
『ここでは珍しい』程度にでも思われたのか、こちらに視線を向けても直ぐに仲間との会話へと戻る。
あんまり目立つのは好きではなく、肩を竦めればカウンター席へと着く。

「エールを頼む」

マスターへその様に注文をすれば、手に吐息を掛ける。
あの寒空の下であれ以上、月を見上げていたらどうなっていたかわからず
酒場に入ったことを正解だと思いつつ、頼んだ酒を待つ。

周辺を見れば複数の客ばかり。
一人で飲むのは寂しいとか、美人と飲みたいとか考えつつ、体を温める。

アラン > 「まぁ…いいか」

エールが来れば、それに口を付けて飲み始める。
美人など縁が無いかと諦めれば、そのまま飲み続ける。


身体が温かくなった頃に家へと帰り始める。
月が綺麗だと時折見上げるそれに浸った。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からアランさんが去りました。