2017/02/02 のログ
アラン > 「……」

空に手を伸ばし、指を突き立てる。
視界に浮かぶ月を指でなぞれば、掌に小さな魔法陣を作り出す。
青く輝く魔法陣。それを目を細めて眺め、月と重ねる。

「魔術か…」

小さくそう呟き、魔法陣を消し去る。
綺麗な月と夜風に吹かれ、少しばかり昔のことを思い出していた。
月夜の日、静かだと感傷に浸ってしまう。

アラン > 「…フッ、らしくないか」

小さく笑えば、立ち上がって大きく伸びをする。
感傷に浸るなどキャラではないと首を振れば、服の汚れを払う。
その瞬間、夜風が強く吹き、体を冷やし始める。

「さっぶ!…家帰るか…」

上腕を擦り、そう呟けば家へと帰っていく。
冷えた体はすぐには温まらず、少し苦戦したとのこと。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からアランさんが去りました。