2017/01/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/裏路地」にディン・タウロスさんが現れました。
ディン・タウロス > (金がない訳ではない、けれども昔は良く利用していた娼館を久しぶりに訪ねようと貧民地区でも特に治安が悪く、危険地帯になっている裏路地に脚を踏み入れて。路の片隅に転がる物乞いや、こちらの隙を伺っている浮浪者。そういった類のものを目の端に入れながら悠々と路地の真ん中を歩いている)

「相変わらず、時化た場所だな。まぁ、こういうところにある娼館だから安く利用出来てたんだよな。駆け出しの頃は本当に良くお世話になったもんだ。何回か病気になったのもいい経験、だったと今なら思えるな……さて、あの娼館はまだ残ってるかね」

(こんなところにある娼館に所属している娼婦がきちんと健康管理なんてされているはずもなく、数回ほど病気を貰い七転八倒したのもある意味いい思い出と言えなくもなく。触手が宿るようになってはそういう病気とは無縁になっていたが)

ディン・タウロス > (娼館を目指して裏路地を歩いていけば、後の方から足音が聞こえてくる。こちらをまっすぐに狙って動いているその足音に苦笑いにも似た笑みを口元に浮かべ、こちらに衝突する寸前に身体を横に動かし、ぶつかってきた男の背中をぽんと叩き、あるモノを仕込みつつ衝突を避けて)

「おいおい危ないな、ちゃんと前を見て歩いてくれよ?じゃないとぶつかるところだったぞ?足音が聞こえてたからぶつからずにすんだけどな。ま、次からは気を付けてくれよ?俺みたいに穏便に済ます奴ばっかりじゃないんだからな」

(言えば片手をひらひらとさせて笑いながら男から離れていき、再び娼館をめざし、こっちだったかなと首を傾げながら歩いていく。ぶつかりかけた男、後ろから刃物で襲いかかるつもりだった強盗、は舌打ちをしながら裏路地の狭い道に入りこみ……そこで突如として口から血を吐きのたうちまわりだす。血の中には細かい触手が混ざっており、びちびちと跳ねていて)

「馬鹿だなぁ……ここで人を襲っておいて、見逃して貰えるなんてそんなことある訳ないのに…本当に馬鹿だな。まぁ、思わぬところで餌にありつけて良かった良かっただな」

(背中をたたいた瞬間、触手を男に産み付けておいて。その触手に男の身体の中を食い荒らさせたというだけのこと。ごろつき風情が裏路地で死んでも、それを細かく調べるなんてこともなく、朝になれば身ぐるみを剥がれた哀れな死体が川に浮かぶだろう)

ディン・タウロス > 「ありゃりゃ…折角見つけたと思ったら建物だけか……潰れてるとは思わなかったな……娼館でも潰れることってあるのか。残念だけど仕方ないか…」

(建物を見つけまだやっているだろうかと思えばそこはもう別の店になっており、娼館ですらなくなっていて。残念そうにしながら、裏路地を出てその場から立ち去っていった)

ご案内:「王都マグメール 貧民地区/裏路地」からディン・タウロスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にクルエルさんが現れました。
クルエル >  
「───は」

ふと目を覚ます、硬い床だ
牢屋の中だと思ったが周囲の建物の隙間から見える空には月が見える

「……あぁ、そうか。
 あの男はちゃんと外に連れ出してはくれたんだな…」

牢屋で四肢を落とされて、此処に運ばれてぽいと捨てられたようだった
あの時は灼けるような痛みに襲われていたが、
今といえば傷口はすっかり塞がって出血も痛みもない

重傷が癒えるには数日かかることもある
不死身かつ不滅には間違いないが、時間がかかってしまう

「この分だと自分の足で人間の国を出れるのは数日後か…やれやれ」

クルエル >  
スラムの裏路地…
人気が余り感じられないし、さてどうしたものか
牢屋の中では落ちる水音を数えてきたが、星でも数えてやろうか

ふと、自分の股間からどろりと垂れるものを感じて手をやる

「うわ、随分と出したなあの海賊の男…。
 まったく、魔族でなかったらどうなっていたかわからん」

指先に糸を引くそれを確認し、自分のお腹をむぎゅっと抑えてみるとぶびゅる、と音を立てて小さな入口から吐き出される