2017/01/15 のログ
ラティ > 「……おっさん、もう一杯な」

片手を上げて、恐らくは年嵩であろう店主に声をかける。どうやら耳が遠いらしい。
伝わったのを確認してから、片足を抱え込む体勢で椅子に乗せた。
だらしない格好だが、注意する者もいやしない。

「ひっさびさにー……明日は遠出してみっか」

どこに行くかは気の向くまま。王都を出てから追々決めれば良いだろう。
そんな大雑把な考えは、不思議でもなくいつものことだった。

ラティ > 「まぁ……この一杯を飲んでから考えるのも悪くねぇ」

テーブルに置かれた新たな一杯を手に、ふふっと笑い声をあげた。

その後一杯、二杯と酒の量が増えていっても、酔っ払った素振りは見せず。
やがて店を出る際も、まるでしらふであるかのようにしっかりした足取りであったとか――

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からラティさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にエルフリーデさんが現れました。