2017/01/12 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にチェチリアさんが現れました。
■チェチリア > (貧民街を周ってみて意外にも発展していることに少々落胆しながら)でも、無料で食事にありつけるというなら多くの人が集まるはずだわ……食事だけでなく女にもね(含み笑いをしながら炊き出しの場所に見当ををつけていく)……まずは人を集めなければ。さて、どうしたらいいかしらねえ(考えつつ貧民街を歩けば、修道服姿の彼女に野卑な言葉が投げつけられる。そのまま誘ってしまおうかとも思うが、まずは修道院長に報告しなければ、とその場を去った)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からチェチリアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区酒場」にリリアさんが現れました。
■リリア > (魔族と言えども、結局集団に混じって生きている以上ある程度の金は必要なのである。そして、金を得るにはどうするか・・・それを得る手段は結局のところ人と一緒だ。働くか、奪うか。そして、この吸血鬼は今宵は働く方を選んだ。とはいっても、あくせく働くのは趣味ではない。たまにはそういうことをしても面白いかもしれないが・・・基本は自由人である。冒険者として、時折面白そうな仕事があったらそれを請け負っていい感じに仕事して、報酬を得る・・・そんなそこらの冒険者と然程変わらぬ事をして資金をえている。そして、冒険者としての仕事の特性上、仕事をこなせば腹も空く。結局、魔族と人間 なんて種族の違いはあっても根本は一緒なのである。
そんな訳で、腹をすかせた吸血鬼が一匹、からんからん・・・と酒場に入店し、ウェイターの案内で1つの席につく。)
とりあえず・・・ワイン貰える?後・・・この首刈りうさぎのシチュー、ってやつ。外、結構冷えたし温かいのが欲しいわ。
(そうウェイターの子に告げれば深く席に腰掛け息を吐く。――人であれば、これだけでも事足りるかもしれない。けれど、自分は吸血鬼であり、夢魔。人としての食事だけでは少々物足りない。やはり・・・血液。精液や愛液まで頂ければ尚良し。それも頂きたいのだ。そして・・・その上質な血液や精液を蓄えているのは、といえばやはり常に戦いで資金を得ている冒険者が多い。そんな理由でこの酒場に訪れた。強く逞しい勇士。そんな相手を見定め、魅了し・・・その血をデザートとして頂きたい。 ・・・しかし、勇士を夢見る駆け出しの少年少女の血や体液もあれはあれで甘くて美味しいものだ。見た目や言動も可愛らしく、たっぷり愛でてみるのも一興だろう。そのどちらかを見定め、食後のデザートとして頂きたい。
料理が運ばれてくるまでの間わいやわいやと賑やかな酒場にのんびりと目を走らせ、美味しそうな勇士、可愛らしい駆け出しの子。そんな自分の目に叶うだけの 美味しそうな子 がいないかどうか頬杖をつきながら探してみせて)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区酒場」にシエルさんが現れました。
■シエル > それなりの歳の男性と一緒にいる少年。
夜もいい時間ではあるが、その男性…有り体に言って父親なのだが、と仕事の付き添いである。
多少の荷物を抱えていたものの、父親の言葉でそれを店主に預けた。
何事か会話し、最後に一つ頷く。
「上に別で部屋をとってあるから、寝ていていいぞ」とのお言葉。
父親は最後にシエルの頭をひとつポンと叩いて、店主と二人で店の奥へと消えていった。
はふ、とため息を一つついて周囲を少しキョロキョロ。
酒の匂いと、ガヤついた雰囲気にアテられそうで若干の苦笑をもらす。
そのまま部屋に引っ込もうか、そう考えながらテーブルの間を歩き…
以前であった少女にまだ気づいた様子はなく、そのまま近くを通りすぎようとする…。
■リリア > (とりあえずざっ、と酒場を見回してみるが、第一印象では自分の目に叶う子はいなかった。力強さを感じる子もいるし、立派に鍛えられた身体を見せびらかすように上半身を露出している勇士もいる。けれど、いまいち食指が動かない。どうせ食べるなら見た目にもこだわりたい。悪くない、はいても 美味しそう、と思えるだけの勇士は今はまだこの酒場に見当たらなくて。
そして、かつて 痕 をつけた少年。彼が近くを通ったならば、多くの人間が行き来する酒場でありながら彼に目が止まった。)
あなた・・・。
(すいっ、と通り過ぎた彼の姿に一瞬、記憶が蘇る。あの時・・・ 痕 をつけた彼・・・彼、ではないだろうか。果たして彼は自分の事を覚えているだろうか。其れは定かではないが、自分の記憶には彼の姿は存在している。がやがやと賑やかな酒場であればその喧騒に消え去ってしまいそうな音の少女の声であったが・・・それは彼に届くだろうか。)
■シエル > わいわいがやがや。
夜も深まる中、そこに安寧を求めるのか騒ぎを増していく店内。
ムッキムキの男性がいたりして、うわぁ、って顔をしつつも歩いていく。
少女に気づかず、他所に視線を向けたまま近くを通り過ぎ……。
「…?」
2、3歩歩いてから何か声がしたような気がして足をとめた。
呼ばれたような気がする。
その声の主を探してキョロキョロと周囲を見回して…。
何となく見覚えがあるような銀髪が目に止まって、戻ってくる。
「…えと…?」
そう言いつつ、少女の様子を見ようとする。
呼んだのはこの人だろうか…?
■リリア > ――そう、あなた。
(そして、彼が足を止めこちらを向いたのなら くすり と温和な笑みを浮かべよう。相手の警戒心を削ぎ落とすように、優しげな優しげな笑みを。籠に閉じ込めてひたすら可愛がり、愛でてきたペットに向けるような・・・優しげな笑みを。)
少し、お話しませんか?生憎、一人の身で・・・一人酒、というのも寂しいものだから
(ね? とにこり、と笑みを浮かべて彼を隣の席に誘惑しよう。一人での食事は寂しいから。だから、少し相手をして欲しい・・・そんなありふれた誘惑で彼を誘う。温和な笑みで、その下に隠す下心を覆い隠しつつ・・・。その心が望むのは寂しさの穴埋めではなく。綺麗な顔をした彼の身体、そのものである。)
■シエル > ?という表情を浮かべていたが、座ったままの女性が優しそうな笑顔を向けてきた。
その笑顔に、まだまだ歳若い少年はどきっとしてしまう。
何かを思い出しそうだったけれど、それは照れと動悸に紛れてしまった。
「えっ、その。僕ですか?……あの、そんなにお酒飲めませんけれど……。」
隣席に誘われ、えぇと…と戸惑う。
何故こんな美人が自分をそう誘うのだろう? 冒険者でもないのに、ととりとめのない事ばかりが浮かぶ。
その為、少女の下心には全く気づく様子はない。
しばし迷っていたものの、寂しい、という言葉に絆され、
「それじゃあ少しだけ」と言って少女の隣に腰掛ける。
注文を取りにきたウェイトレスに、少しどもりながらホットミルクを頼んでおいた。
■リリア > (優しげな笑顔と、優しげな言葉で近づき相手に自分を意識させ、虜にする・・・それはこの吸血鬼の常套手段である。特に、彼のような可愛らしい子が相手となれば気分も乗るというもの。強く逞しい勇士が相手であればアプローチの仕方を変えることもあるが・・・それはそれ。彼のような純粋で可愛らしい初心な子が相手であれば、そうやってアプローチするのが吸血鬼の接触の仕方である。・・・しかし、全てが全て演技かというとそうではなく。正直に言うとこちらもきちんとした 私 である。彼のことを可愛らしい、と。話をしたい・・・というのは本当ですもの。)
ふふ、構いませんわ。私は話相手が欲しかったのですもの。
(――少し乗ってきたらカルーアミルクとかカクテルとか。なんかそういう飲みやすい奴を飲ませてみましょうか、なんて事を企みつつ戸惑いを覚えている様子の彼を 可愛い、なんて思いつつ迎え入れて。
そして、彼が席につき、ウェイターからホットミルクを受け取ったなら)
――乾杯。
(と、グラスをかちん、と合わせ乾杯の音頭を求めよう。ホットである以上、彼のグラス、というかカップは熱いかもしれないからこちらが合わせる形で。 ・・・そも、乾杯するようなカップではないけれど、そこはそれ。最初ぐらい、そういうのをやってみせてもいいでしょう?)
■シエル > 届けられたミルクのカップは想像通り少し熱く。
外で手を冷やしてきた少年にとってはすぐさま持とうとはなかなか思えなかった。
そこで乾杯と言われてグラスとカップを合わされると、少し恐縮した面持ちで頷く。
「乾杯、です。…でも、よかったんですか?
僕、冒険者でもないので面白い話も持ってませんけれど…。」
持ち手がぬるい温度になれば両手で包むように持ち、
少しだけ息を吹きかけてから口に含んだ。
ホットミルクの温かさと甘さにほうっと安心した表情を浮かべる。
「…あ、ここにはちょっと父親のお仕事の手伝いで。」
後で泊まるんです、と聞かれてもいないのに話していく。
場の持ちを考えたのか、冒険者ではないからと言った上で理由を言ったのか。
ミルクの温かさと、ちょっとの照れで頬は少し赤くなっているかもしれない。
…まだ思い出してはいないものの、少女が以前に出会った時よりは少したくましくなっている様子ではある。
年頃の男性故か。女性にも少しなれたからか。少年なりに身体を鍛えているのか。と言った所ではあるだろう。
■リリア > 構いません。別に冒険者じゃないといけない、なんて決まりもないし冒険者じゃないと面白い話がない、という訳でもないの。 あなたにとっての日常、つまらない話が私達にとって非日常で、刺激的な話だったりするのだから。
(だから、いいの。優しげな声でそう告げる。冒険者としての日常は冒険の日々。けれど、彼のような商人や町人達の日常を私達は知らない。彼がどんな話を持っているかは生憎分からないが、彼らの世界は私の知らない世界だ。それはそれで面白い話もあるだろう。――例えば、交易の為に街から街を渡り歩く、とか・・・その最中で盗賊にでも襲われてそれをどうにか対処する話、だとか・・・あとはこんな客がいた、こんな商品を入荷した、こんな変な人がいた・・・彼らにとっての日常が私達の日常でもあるか、というとそうではないだろう。)
へぇ、お父様と。・・・私はお父様とは何年も会ってないなぁ。
(グラスに口をつけ、ワインで喉を潤す。アルコール度数はそれなりに高いはずであるが、少女はそれによって紅くなったりだとか、そういう様子は見せず。至って平常のように見えるだろう。
領地を飛び出した時を最後に家族とはもう何年も会ってない。当時は母の尻に敷かれていた父であるが・・・あれから巻き返しでもあっただろうか、なんて少しばかり思い出を振り返りつつ。)
――少し前よりたくましくなりましたね。
(前より肉付きがよくなり、筋肉が付いている様子が見えれば善き哉善き哉、とばかりに頷いて。少し身体つきは男らしくなった。けれど、まだ子供らしさ・少年らしさ、そして可愛らしさ。そういうものから脱却は出来てないようである。未成熟の中から覗く成長の兆し。そういうものを微笑ましそうに眺めて。)
■シエル > 「へぇ…そういうものなんですか…。」
少女の言葉に少し感心をした様子。
肯定する優しい声に警戒心は更に緩んでいく。
そう言われて、父親と街中でギルドや酒場に訪ねていった話を少しだけするだろうか。
大体は荷物や手紙などを一緒に届けに行く役目。それで、父親の背中を見ているという事。
「そうなんですか? …じゃあ、たまに会うと喜ぶかもしれませんね。」
喧嘩だとか仲違いだとかそういう言葉は使わなかった。
少年なりの気遣いなのかもしれない。
平然とお酒を飲む様子に感心しつつ、自分もミルクを口に。
身体が温まり、指先までポカポカとしていくようだ。
けれど、次の少女の言葉にえ?と少し驚いた様子。
「…えっと…? その、僕と会ったこと…?」
不思議そうな様子である。
以前の記憶…たやすく魅了されていったそれを呼び起こせば、
また前と同じように少年を魅了する事ができるかもしれない。それも、ごく簡単に。
■リリア > えぇ。そういうものなんです。だから・・・色々聞かせて?
(そして、緩んだ警戒心から彼があんな思い出、こんな思い出を話していけばくすくすと楽しそうな微笑みを浮かばせながら彼の話を聞くだろう。気分は旅行から返ってきた弟の土産話を聞く姉である。父親の背を追いかける年若い少年。それが自分に色々な話しを聞かせてくれる。それのなんて可愛らしいことか。話の節々から熱を感じれば、少女は楽しげに話を聞くだろう。)
では、次はその背に追いつき、追い越さないといけないですね。ふふ、次に会う時は今度は貴方自身が商談をする話を期待しているわ。
(さて、その次がいつになるかは分からないけれど、そんな言葉を彼に投げよう。少年少女というのは成長の、可能性の塊である。それが次にあった時どうなっているか・・・それは吸血鬼の愉しみの1つである。願わくば、自分の予想を超えた成長を見せてくれれば嬉しいし、楽しい。)
えぇ、あるんですよ。あなたは・・・ちょっと覚えてないかな。
(少しだけ寂しそうな笑みを見せよう。記憶がないことへの罪悪感と、自分への印象を強く焼き付ける為に。・・・まぁ、記憶を奪っていくのは少女自身であるのだが・・・あまりはっきり覚えられているのも面倒くさいが故に。ある程度の記憶は血と一緒に頂いていくことが多い。彼が覚えていなくてもそれは仕方のないことであるのだが・・・それがあたかも 彼が忘れてしまって、少女だけが覚えている。 そう彼に誤認させるように誘導する。 前と全く一緒、というのもつまらない。ただ、吸血鬼は自身の欲望が命じるままに彼の身体に触れていく・・・。)
ねぇ――シエル。
(かつてあの夜覚えた彼の名を耳元で吐息を吹きかけるようにして彼に声をかける。蠱惑的な・・・甘い、女の声を彼の耳元で囁いて。)
私、嬉しかったわ。あなたがあの時言った通りに逞しくなってくれて。あの時と比べて随分しっかりした身体になってくれて。
(顔を寄せ、腕を彼の腕と交差する程に近づけながら彼に言葉をかけていく。あと僅かでも動かせば吸血鬼のゴスロリ風味のドレスに包まれた肌に、胸に触れてしまいそうな程に近づいて、酒気を纏った甘い吐息を、声を彼に纏わせ、痺れさせていこう。)