2017/01/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にプラセルさんが現れました。
プラセル > 薄手のショールを肩に羽織り、賑やかな往来から少しばかり逸れた路地を歩む少女が一人。
何処へ、と向かう先を決めていないだろう事は歩みの鈍さや、唐突に角を曲がる事でも明らかで。

「―――……、」

折角の休みだと言うのに、相も変わらず予定がない。
それは己の身分が理由、と言うよりは今の性分の方が大半の理由を占めてしまうのだろう。
そろり、と溜息にも似た吐息を逃がして。