2016/12/18 のログ
ハルクラム=メイプル > ハルクラムはこの男がまあ少女趣味はないとは分かったものの、少し心緩みしている所を感じ、何かうまく嵌め込む事はできないかと頭のなかで考え始めた。そもそも彼女は自分は見かけ幼女でも色々なテクニックに関してはそこらの三流娼女には遥かに勝っていると思っている。しばらく歩幅を保ちながら追いかけたのち、こう呟いた。「ええとぉ・・・?あたい位の子供に腕力では勝るだろう部隊長さん?でも性技では勝てないから逃げ腰で、そんなんじゃあ10年たっても一人前の夫にはなれないかなぁ・・・?くふふ・・・まずあたいが本当に少女かもわからないんでしょお?化けの皮はいでみようとしてもいいのよぉ?」 と挑発交えに男を罵るように。「勝利しないの?」(おいでぇおいでぇ・・・)
ハルクラム=メイプル > それでも子供に興味は一切抱かないとしている男を感じ取ったのか、「ごめんねぇ・・・もう強制はしてないからぁ、じゃあねえー」とハルクラム去っていった。「ふみゅう・・・」(さすが、部隊長だけあって忍耐と頑固さは一流なの)
スヴェン > 挑発混じりの言葉に面白いことをいう娘だな、とむしろ感心してしまった
わかりやすくあからさまな挑発に表情が綻んでしまっていたかもしれない

「そりゃあ、娼婦の技術や愛想で飯食ってるやつに勝てるわけ無いだろ
 そもそも、傭兵やってるロクデナシが一人前の夫になんて慣れるもんかよ…
 化けの皮ってのは一寸、面白かったけど、ガキの頃からそんなもん被るより、
 初心っぽく見せたほうが客は喜ぶんじゃねえかな?」

無理無理、勝てないお手上げだよ、と勝利しないのか、と問われれば両手を上げて降参のポーズ

「いや、中々、面白い客引きの仕方だった
 金払いの良い客が付くと良いな、そう願ってるよ」

なんてことはない彼女とのやり取りだったが、ふっ、と楽しげに表情を緩ませながら、雑踏に紛れて消えていった―――

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からスヴェンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からハルクラム=メイプルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 ある娼館の通り」にハルクラム=メイプルさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 ある娼館の通り」からハルクラム=メイプルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 ある娼館の通り」にハルクラム=メイプルさんが現れました。
ハルクラム=メイプル > 夜が近づき、一般の労働者は働くを止め、そのままボロの家に帰るか、稼いだ少量の賃金で日々の鬱憤を吐き出す為酒屋に向かうもする。変わって徐々に現れだすは、夜に営みがある者。ハルクラムは働いている娼館の近くで今日も客引きをするわけだ。その身なりは質素でボロ着、顔には泥に傷もある姿、明らかな奴隷少女だ。

ぽつぽつと通る男女がこちらに気づいては、哀れみか蔑みの目を向ける。時折好色な男が腰に手をやると、ふにふにと体の出来を確かめる。彼女はわざと嫌がる、抵抗するそぶりを見せる。すると男は納得してこれはまだウブな奴だと、嘲笑しつつも導かれて娼館へと誘われていく。

ハルクラム=メイプル > 半刻が過ぎたが、特に変わった客は歩いていない。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 ある娼館の通り」からハルクラム=メイプルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にアラミルさんが現れました。
アラミル > 夜更けの貧民地区、懲りずに今日もまたおきゃくさん兼ごはんさがしをする少女
地区を見回ってみたところ、このあたりが一番娼館が多いことがわかり…それならばここで客引きのように見せれば来てくれる人も多そうだ、と判断して

(焦らなくても、いいけど……。…キモチイイの、結局好きだし…)

お腹は膨れているためどちらかというと快楽が目的である
結局少女は淫魔の端くれのようなもの。そういう行為がたまらないのである

(……前みたいに、いいごはん、こない、かなあ…)

適当な建物の壁にもたれかかり、軽く体を揺らしながら通りを眺めている…

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にハルクラム=メイプルさんが現れました。
ハルクラム=メイプル > あれから約7、8時間たっただろう。夜の歓楽を求める者の足数も徐々に増えていき、今まさにピークといったところ。奴隷少女の姿で、初心のウブな姿で招き入れる作戦は成功しており、彼女が務める娼館「パラノイア」には多くの中年、青年が今日も享楽にふけっている。

「・・・それでぇ、あたいのご飯はいつでてくるの・・・?おかあさまぁ・・・?」

まだ仕事は終わっていないと、母ノティは館の中へ入れさせてくれない。夢魔とはいえ、温かみのへったくれもないボロ着では、このままでは風邪になってしまうくらいに寒いだろう。

アラミル > 体を揺らしていると、なんだか少し前の自分と似たような恰好をした姿が見えて
自分は今の格好で問題はないが今見るとかなり寒そうである

(厳しいところもあるみたい…)

どうやら家…というよりあれは娼館だろうか?に入れてもらえない様子で
特に助ける理由もないため…今は遠目に視線を注ぐだけであるが

ハルクラム=メイプル > どこからか、同情もしくは哀れとみるような視線を感じ、向けられた方へ体を向ける。みると自分よりは少し年上か、同程度の子がいた。

「あれえ・・・あの子も客引きしてるのかなぁ・・・あたいのとこの所属ではないみたいけどぉ・・・」(かわいらしい顔つきなの・・・逸材ではありそうねぇ・・・)

特にライバル意識してるわけではない。あの少女が外見通りの若い少女なら、自分が遥かに長く生きており、若いなりにがんばってほしいとエールを送ってあげたい。

でももしそうでないなら?まだ人離れした妖力を外には漏らしていないものの、何か凶悪な魔力を秘めているのかもしれない。

いずれにせよハルクラムは今日のノルマ時間を達成するまで自分のご褒美は得られないのだ。軽くくしゃみをして、また来る客に演技の潤んだ瞳を向ける。

アラミル > 同じく客引きであろう相手を見つめていると視線が帰ってきた。こんな町なので別に不思議なことは何もないし事実自分もそうなのだがかなり幼い容姿だ

(見た目通りって事も、少ないけどね)

なにせ魔族も潜り込んでいるような町だ。昔から生きているような魔族がこういったことをしていても何も不思議ではない

(……まあ、昔から生きてるなら、なんであんなぼろぼろの服なのか、わからない、けど…)

大体昔から生きているような魔族は強大な力を持っているのがふつうだと少女は思っている
そういった存在がなぜあんな格好をしているのか、はわからないが…

(………んー…)

たまたま満腹で機嫌がよかった。ただそれだけの理由なのだが…ある人に刻まれた物を収容できる印から…大量にもらってしまった衣服、その中でも暖かそうな上着を取り出して
それを持ったまま客引きをしている少女に近寄っていき

「………はい」

近づくことができれば、言葉少なに、だが…上着を手渡そうとするだろうか