2016/12/13 のログ
ご案内:「貧民地区 /漁港」にノアさんが現れました。
ノア > 桟橋の先端で独り、薄灰色のローブに全身をすっぽり覆い膝を抱え。聞こえるのは波の音と、其の波と風に揺られて軋む漁港の音くらい。静かな夜の漁港で酒瓶片手に、真っ黒な海を眺めていた。

「 ............... 」

やさぐれてる訳でも悩んでいる訳でもないけれど、たまには一人静かに飲んでみようかなんて思い付き.. 飲み姿も気にせず、ぐいっと酒を煽る。人目がないのをいいことに、割と男らしい飲みっぷりで。

ご案内:「貧民地区 /漁港」にイルマさんが現れました。
イルマ > 薄手のローブを羽織っただけでは、少し物足りなかったらしい。
海風にそっと身体を震わせながら訪れた漁港には、待ち人の姿はなかった。どうやら急用が出来たらしく、書置きを残して帰ってしまったらしい。

時間を無駄にしてしまったことに不満を露わにしながら歩いていると、桟橋の先に人影を見つけた。
ローブに身を覆っている為、誰であるかはわからないが――シルエットからは女性のように見える。
そっと歩み寄り、背中に柔らかな声をかけた。

「………そこ、寒くないですかね?」

ノア > ( 思ったより うま.. ♡ )

夜風、ましてや海辺であれば、なかなかの寒さではあるけれど.. そんな事よりついさっき盗んだ酒が、意外と美味しかった事に上機嫌。

そんな中、遠くに誰かの足音を感じ.. 其の音が近付くと同時、掛けられた声に適当な冗談を返す。

「 寒いなんて言ってらんないよ。これから仕事、あたし漁師なのー

.....って、イルマじゃんっ 」

言いながら顔だけ振り返れば、薄紫色の髪をふわりと風に広げながら.. 思わぬ友人の姿に吹き出した。

イルマ > 返される冗談、その声に聞き覚えがあった。
あれ、と思う間もなく振り向く彼女。友人の顔であることに気づけば、ぷっと此方もつられるように噴き出す。

「なぁんだ、ノアじゃん。いつから漁師に仕事替えしたのさー。アタシの一番のお得意様がいなくなるんだけど」

あくまでも冗談を返しながら、隣いい?と問いかける。答えを待たずに彼女の隣に座った。
特に許可を得るでもなく距離を詰めてくっつく。

「夜の海を見ながら酒盛り?」

ノア > 「 だって "海の女" とか.. なんかカッコよくない ? 」

ふは と笑って返しつつ、隣に座る貴女の為にほんの少し横にズレて。互いの体温を感じられる程にくっ付いたなら「 そうそう.. だいぶ集まったから、今度持ってく 」なんて、ほんの少しだけ仕事の話。続く問い掛けには、片手の酒瓶掲げて見せて

「 そ。毎晩飲み歩いてるから、たまにはこーゆーのアリかなーと思って.. まぁ、超寒いんだけどね。けどコレ、適当に取(盗)った割には美味しぃの♡ 飲む ? 」

聞いたことのない名の酒をラベルが見えるよう差し出して、ゆるりと首傾げた。

イルマ > 「カッコいいけど、潮風とか髪に悪そうね」

女海賊には確かに憧れる。
ローブだけでは心許なかったが、側に体温を感じられるならだいぶマシになった。互いの体温を分け合うようにしっかりくっついて。
「わかった、待ってるね」なんて短く言葉を返し、掲げられた酒瓶を見る。

「やっぱり寒いんじゃん。……あ、じゃあ飲ませて♥」

問いには頷き、嬉しそうな笑顔を浮かべる。
桟橋の先、二人身を寄せ合うようにして酒盛りの様子…

ノア > 漠然と憧れを口にしたら返ってきた現実的な問題に「 .....そうなの ?! 」と、慌てて長い髪を纏めローブにしまった。

仕事の話なんかは互いにすぐ終わらせ、今はただ涼しげな顔立ちの貴女が可愛らしく笑う姿に表情弛ませた。酒瓶を手渡すと、隣の肩に こてんと頭を預け..

「 .........あの、さ.. 」

視線は真っ黒な夜空と真っ黒な海の境目を探しながら、ずっと聞きたかった事を.. ゆっくりと、話し始めた。

「 あれって、夢じゃないんだよね..... あの指輪、まだ持ってる.. ? 」

イルマ > 「たぶん…?」とこちらも自信無げな様子。だがローブの中に髪を仕舞い込むのを見て満足そうに頷いたりする。
仕事の話をさっさと終わらせて二人身を寄せ合う。けどもう少し確かな温もりが欲しくて、彼女のローブの中に潜り込もうともぞもぞ身じろぐ。

「……指輪か。持ってるよ。……えっと、これでしょ」

鮮やかな赤い石が嵌った指輪を懐から取り出し、手のひらに転がして見せた。
夢じゃない、と確かめ合うように一度頷く。

ノア > もぞもぞと身じろぐ貴女の目的に気付けば、ローブの端を広げて招き入れ。同時に自分もドレスの胸元から同じ物を取り出して、見せ合う。

「 イルマも持ち歩いてたんだ..... こんなの捨てちゃえばイイのに、なんか見張れてる気がするってゆーか.. 持ち歩いてるから、見張れてる気がするのかな。捨て方もわかんなくて... 」

そしてもう一つ、不気味な程美しい鱗も一枚手のひらに乗せ..

「 あと、これ.. 多分あの女のだと思うんだけど......... ねぇイルマ、あの女の顔思い出せる... ? 」

あんな目に遭って相手の顔を思い出せないなんて、自分がどうかしてるのかと.. 自信なさげに、弱々しい声量で問い掛けた。

イルマ > 自分の身に着けていたローブを畳んで、二人で一つのローブを分け合う形。
素肌をくっつけ合って先程より互いの体温をしっかり感じながら、胸元から取り出された赤い指輪を見た。

「……ん、うん。なんか、捨てる気にならなくて……つい、こうして持ち歩いてるんだよね…」

もう一つ、出てきた美しい鱗。
一枚しかなかったそれは彼女の手に渡っていた。それをマジマジと見つめながら…

「……ごめん。結構、曖昧というか。…思い出せないや。…変、だよね。あんなに怖かったのに…」

申し訳なさげな声。ノアは?と友人の顔を見た。

ノア > 女二人くらい すっぽり覆ってしまえる程、大判のローブの中.. 寒さと、不安とか恐怖とか、そういうものを全部紛らわせたくて貴女に擦り寄った。

「 あたしも.. 正直、全然思い出せない。された事とか、声とか、言葉とか..... 忘れたい事は全部覚えてんのに、顔だけは思い出せなくて... 」

申し訳なさそうな声に、自分も同じだと正直に答え。指先で鱗を摘まみ上げれば、月を透かして見て..

「 指輪なんて寄越して、何なの.. 」

イルマ > 二人とも決して大柄ではないから、大判であればすっぽり覆ってもらえる。
浮かんだ不安、恐怖諸々を消そうとするかのよう二人擦り寄って温もりにホッとする。

「……ノアも、か。……やっぱアタシたち、あの女に何かされたのかな。…記憶、のことで……」

目覚めた時に合わせて手紙が届いたのも、また気になる。同じように鱗を、透けて見える月を見上げて…

「……でも、怖かったけど。あぁいうことをノアとやるのは、別に……嫌じゃないかな…?」

ご案内:「貧民地区 /漁港」にノアさんが現れました。
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ご案内:「貧民地区 /漁港」からイルマさんが去りました。
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ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にサーリットさんが現れました。
サーリット > 「はぁ~…。」

平民区にある安宿が埋まっていた。
富裕区の宿なんて高くて泊まれないし、やれやれという気分でやってきた貧民区。
とりあえず宿を決めちゃいたい。んで、荷物だけでも預けたいなー、と思いながら通りを歩いていく。

ここならば多少は衛兵の目があるだろう。
…その人が真面目に仕事するかは別として。

「…案内できる人がいればなぁ。」

と思わず本音をぽろり。
周囲を見回し、ある程度の警戒を持ちながら歩いていく。
弱そうには見えるだろうけれど旅慣れた風情。

…尤も、その辺で男をとっている娼婦姿の女性に目を奪われたりはしているのだが。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にアラミルさんが現れました。
アラミル > 「ぁ……」

旅人の行く先…小さく声を上げる少女が通りの、何かの建物の壁に寄り添って視線を向けている
今日も今日とて変わらぬ…貧民区にはそぐわない、どこかの令嬢のような姿でごはん兼お客さんを探していたのだが
この貧民区には珍しい、綺麗な肌と、コントラストを描くような鮮やかな薄紅の髪を揺らす姿をみつけてしまい

(……めずらしく、おいしそー、な、ひと…)

どうやらこの地区の人物ではないらしく、きょろきょろとしながら何かを探すように歩いているようで
こういった人なら波風も立ちにくいだろうと判断した少女は…

「……こんばんは、おねー…さん。何か、探し物…?」

話しかけられる距離に近づけば、見た目通りの可愛らしい声で話しかけようとするか

サーリット > ここにしようかな?
とそんな感じで傍らの宿を見上げる。
扉から内装をちらり…とした瞬間少し後ずさりした。

「…こんなトコだからしょうがないって言っても。」

もうちょい掃除しようよ、と思ってため息。
振り返って歩みを進めようとした先に、やけに可愛らしい少女が近づいてきた。
可愛らしい顔立ちに、その衣服。
どこかのご令嬢?と思うけれど、こんなところで何してるんだろうという疑問も沸く。

「こんばんは。うん、ちょっと今日の宿をね。
やー、あんまりお金なくてさぁ。」

と微笑を浮かべて応対。
言わなくてもいい事まで言ったけれど、お金目当ての人もいるかもしれないし、
と思ったからいいかと気楽に考えて相手の様子を伺っている。

アラミル > 「宿…。泊まる、ところ…?」

相手の返答を聞き、不思議そうに首をかしげながら

「…あそこは…いつも騒がしくて、くさい…から、やめておいたほうが、いい…かも?」

と、お姉さんが後ずさりし、遠慮した宿を指して

「……一応、ここはよく、歩いてた、から……できるだけ、綺麗で…安いところ、知ってるけど…」

相手の目的がわかれば、交渉事が苦手な少女でも、やることは単純だ

「……案内、する。から……いっしょに、わたしも一晩、買って…?」

微笑みを返しながらそんなことを告げる。実際、彼女はある出来事があるまでここに住んでいたようなものである。こんな地区でも少しは見栄えのいい宿を知っている、とアピールして
そっと寄り添うように近づけば下から見上げるように視線を向けて精いっぱいの誘惑を

サーリット > 騒がしくてくさいと聞いて、あぁうん、と半眼になった。

「あれはないねー。私これでも女だし…。」

やれやれとため息をつきながら、少女の言葉を聞いている。
なるほど、と頷いた。
綺麗な格好もお客をとっているのなら納得はできる。
できるのだけれど…。

「…えぇと…。それは嬉しいんだけど…私、今あんまりお金ないよ?
案内賃くらいなら何とかできるけど、君を一晩買うって言っても…。」

それに女同士だけど大丈夫?と付け加えて。
魅力がないとは言わない。
体質に色々と問題もあることだし惹かれないわけではないが…どうにも迷っている様子。

下から見上げるようにしてくる潤んだ目にぐらりと揺れかかるも、いやいや、と軽く首を振って。
脈はありそう、というのがわかるかもしれない。

アラミル > どうやらこちらの正体を看破するような能力は特に持ち合わせてはいない様で。安心して、次はどうしようか、と思案する
実のところ、感覚では大体わかっているものの厳密な貨幣の価値については少女はまだそれほど学んではおらず
悩んでいる間も、うんうん、と相槌を打つのは忘れないようにしながら

そしてようやく頭の中でこうしよう、とまとまって

「え、っと……。あなた、の…町でのごはん、2回分くらいで、いーよ……。案内賃も、いっしょで」

価値がわからないなら相手に委ねよう、と。あなたにとってこれは安く映るか、高く映るか…は少女の賭けだ

「……性別、関係、ある…?、私は、あなたに…一晩、買ってほしい、の…」

ぼそぼそとあまり抑揚がない声だが寄り添うようにしたまま更にアピールを重ねていく
上から見下ろせば…今日の服装は、胸元の大きく開いた黒のチュニックワンピース、その上にコートを羽織っている状態で。下着などつけていない彼女の素肌が目に入ってしまうかもしれない

サーリット > うぅん、と考えながら自分の荷物の中身を思い返す。
卸していい素材や、手持ちの現金などを加味。
で、計算しつつも少女の言葉を聞いてさらに迷い始め…。

「ご、ごはん2回分かぁ…。」

それくらいならいいかな…と理性がぐらつく。
娼婦という事は一晩そういう事で。
勿論それに魅力を感じないはずもなく…。

少女のアピール、そして視線を誘導されて。
見下ろした先の白い肌…服の合間からちらりとピンクの何かが見えたような気がして目を瞬かせた。
頭の中が沸騰したように理性が負けてしまい…。

「ま、まぁそこまで言うんなら…いいかな?」

と誘いに乗ってしまう。
あなたがいい、という言葉に負けたように。まるで童貞男子である。

アラミル > どうやら、自分の拙い交渉でもなんとか誘惑に成功したようだ、と少女は内心で何か少し喜びのようなものを感じる

「……うれしい……。いっぱい、きもちよく、する…から…」

それもあってか相手の承諾の言葉を聞くと、ついつい頬が緩み、白い花が咲くような笑顔を浮かべて微笑みかける

「……え、と。…先に、泊まるところ、よね……こっち…」

相手のそこそこ多い荷物をみやって。先に案内したほうが人目にも付かずにいいだろう、と。実際、この周辺ではよくある客引きなので誰も今のところは気に留めていない様で
動きやすそうな相手の服のすそをちょいちょい、と引っ張って誘導し始めようと
抵抗なくついていけば…確かに、この地区にしては綺麗といえる建物が見えてくるだろうか

「……前、に……ここから、でてきたひとが、安くていい宿って、言ってたから…だいじょーぶ…と思う…
……どこで、きもちよく、すれば、いい…?やっぱり、宿の、なか…?」

指をさして相手にもわかりやすいようにしながら、どこで契約を果たそうか、と訪ねて

サーリット > 花のような笑みを見ると、ついついこちらの頬も綻ぶ。
交わした内容には反した綺麗な笑みに見えるけれど…。
そこはそれ、相手の魅力なのだと割り切った。誘惑には負けてしまったのだけど。

裾を引っ張られて案内されれば、確かに貧民区にしては良さそうな宿が見えてくる。
おお、と声が漏れてしまうのは仕方のない事だろう。
これはいい買い物だったかもしれない…と内心で感謝を捧げ、

「え、えと。そうだね、とりあえず中かな?」

場所が場所故に宿の部屋ならそういう事をしても気にする人はいないだろう。
可愛らしい少女の、積極的な発言にドギマギとして少しどもりつつ答えてしまう。
発言や奔放な立ち居振る舞い、それにどこか妖しい魅力を感じてしまいながら、
案内されて宿の中へ。

一部屋を一晩分、という形で前払いを済ませる。
…外観に反して確かに安いと感じる価格であった。
これから空いてない時はここに来ようと思いながら、部屋の鍵を受け取る。
番号を確認し、少女と連れ立つようにして部屋へと移動を始めよう。

アラミル > 宿のマスターが何か訝しげな視線を少女に向けていたことには…少女は気にもせず

「…わかった。じゃあ、なかで、いっぱい、ね…」

くす、と…緊張していそうな相手にいたずらな笑みを向けて
貧民区の住人からは外観が綺麗で、どこか敬遠されがちなためいつも1部屋くらいなら空いているだろうこともマスターから教えてもらえるだろうか

「じゃあ……。どうしよ…先に、お金貰っても、いいんだけど…」

なんだかこの人は信用できそうだ、と先程からの態度から判断し、あとでもいいよ、と付け加える。たぶん、あの品物を売りに行くのだろうことも予想できたから

「………もうちょっと、かな……」

言ったあと、何度か深呼吸をして。これからすることは最近よく失敗していること。その緊張をほぐすためなのだが…相手から見れば先ほどまでのは虚勢で、今はこういった行為に緊張しているように見えるかもしれない

サーリット > くすっという少女の笑みにどきりとする。
悪戯っぽいというか小悪魔的というか、どうにもそういうのには弱そうだ。

いつも空いているならそれはいい事を聞いたとばかりに少し足取りも軽くなる。
部屋を空けて中へ入ると少女を招き入れる。
質素ながらよく手入れされた部屋は居心地も良さそうだ。
…若干ベッドが広めなのはご愛嬌だろうか。

「あ、いや、先に払うよ。それくらいはね。」

すっからかん寸前だけど、それは明日荷物の中から換金すればいいだろう。
そう思いながら、荷物から財布を取り出す。
中からご飯2回分…より僅かばかり多めの金額を取り出して少女に差し出す。

「…どしたの?」

自分の方が緊張していたけれど、緊張させちゃったのかな?と
お金を差し出したまま小首を傾げる。
大丈夫?と心配そうな眼差しで声をかけるのも忘れない。

アラミル > 自分の予想とは違い、払ってもらえるようだ。色を付けてもらえたようだが…相場もよくわからず

「…こんなに、いっぱい、……うれしい……」

ただ、また仕事がうまくいっている喜びからまた満面の笑みを向けて、それからお金を受け取り…そごそごそとしまって

「ううん、なんでも、ない……」

いけない、ここまできて相手に何か悟られるのはまずい、と慌ててぱたぱた手を振って誤魔化しながら…若干広めのベッドへと向かって
そして何度か息を整えた後


「早速、しよっか…。おねえ、さんは……する、のが好き…?される、のが…すき…?」

豪奢なドレスをふわりと浮かび上がらせつつ、ベッドに腰掛ける
どっちでもいいけど、と言いつつ…フリルスカートをゆっくりと上へ上へ…下着を見せつけようとするようにたくしあげていく

サーリット > 「うぅん、少ないけど。」

身体を売るという職業に払う対価というのは安いと思わない。
それがこの値段であれば破格もいい所だと感じてはいる。
それで買ってしまう事に少し罪悪感を感じないでもないけれど…。

「あ。…えと。」

ベッドへ向かう少女へと視線を奪われる。
自分も移動し…その言葉に先を想像して若干顔が赤くなっていく。
同時にするするとスカートをめくる姿に視線を誘われて…徐々に興奮が高まっていく。
白い肌。女性の下着。動悸が早くなり…自然、ズボンの股間辺りが持ち上がっていく。
するのとされるの、答えに詰まっている姿は隙だらけにも見えるだろう。

アラミル > 相手の言葉に、これは少ないのか、と…後で数えて、大体これくらいだ、というのを見ておけば後々のこういったことにも役立てるだろう、と心に留めて

「ぁ……、おねーさん、そういう……」

そして、相手もベッドへと近づき…自分に興奮…ふたなりであることには驚きを示すものの、都合がいい、と内心では思っていて
答えに迷いつつも…素人の彼女から見ても、今の相手は無防備で

「……あァ…やっと……すき、みせて、くれた……。だいじょーぶ……やさしく、するから、ね……」

たくしあげるのを途中でやめて、抱き着くように体を寄せ…。
次の瞬間、ぐん、と少女の気配が暗く、鋭いものに変わる…その直後、少女の体から薄桃色の煙がぼふ、と排出されて
それは2呼吸ほど吸ってしまえば常人には強烈な媚薬と麻痺の効果を与えるもの…
これを使い、ごはん…精気を食べるのが彼女、である

「きいた、かな…?」

放ったあと…力が抜け始める体で…相手にその毒が効いたかどうか、観察する…

サーリット > 「え?……あ!いや、これは…その。まぁ…」

興奮が高まって出てしまった生理現象。
少女の視線の先に留まってしまったのを慌てるようにして。
けれど、それは一晩一緒ならバレてしまうのは当たり前なのだし…とも戸惑っていると、
少女から抱きついてくる。ふわりと微かに少女の匂いを感じた、と思った瞬間であった。

「…え?」

何か言い様のない変化を感じた。
そう思った瞬間にぽふりと桃色の煙が沸き起こった。
無論、対応などできるはずもなく…。

「は、…あ…?……なに…これ…。」

ずる…と力の入らない両腕で少女を抱えたまま、ベッドに倒れこんでいく。
身体が上手く動かない。しびれたようになっている。
けれど…。

「はっ…はっ…。」

熱い。体が熱い。
頭の中がぐちゃぐちゃになってしまったように。
けれど身体が動かず、もどかしい感覚に囚われる。

アラミル > 「……あ、は…ごめんね、おねーさ、ん……わたし、…人間じゃ、ない、の…」

どうやら首尾よく効いたようで…おいしそうなごはんができあがったみたいだ、と少女の体に久方ぶりの興奮が宿る
言葉とともに…アラミルが押し倒すような形になったまま蠱惑的な瞳で見つめて

「大丈夫…、気持ちよく、するのは…ほんとだから……じゃあ、邪魔なもの、ぬい、じゃお…?」

痺れ、という効果はすぐに抜けるだろう。しかし体の内部まで入った媚薬は相手の性感の炎に油を注ぎ続けて…自分ではどうしようもないほどに昂らせてしまうだろうか
言葉とともに…相手の衣服を脱がそうと手を動かして。すぐに罠にかかったごはんの…おいしそうな肉棒を露わにしてしまうでしょうか


「それじゃあ…最初は、おくち、で……♪」

服を脱がせることができたなら…体をずらし、ぬらぬらと唾液で光る口内を相手に見せつけるようにしてから…もどかしいほどにゆっくりと、肉棒を口内に収めていこうとするだろうか
口の中は熱く、溶かされるようで…そんな中、舌は蛇のようにうねり、先端に絡みついて…

サーリット > ヒトではない。
それを聞いても、もうまともな判断ができなかった。
欲しい。
とにかく快楽が欲しい。
媚薬に理性を溶かされ、茫洋となった視線が、少女の蠱惑的な眼差しと交差する。

気持ちよくしてあげる、と聞けば少し安心したようにも見えるかもしれない。
動けないまま、ただ息が荒くなり、頭の中の熱量だけが暴走していく。
下衣を脱がされれば、熱く真っ赤に勃起した肉棒が昂ぶる熱量を視覚的にも伝えるだろう。

「…ぁ!は、あぁぁ……。」

そんな肉棒を、見せ付けられた淫らな口内へと導かれれば快楽の声をあげてしまう。
ゆっくりと、溶かすようにしゃぶられていく。
媚薬で高まった性感にそんな事をされてしまってはひとたまりもなかった。
あっという間に瞳は潤み、表情は恍惚のものへと変わっていく。
もっと、もっと、というか細い声を無意識に出してしまうだろうか。