2016/12/11 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にアンセルさんが現れました。
アンセル > 貧民地区の一角にある店、食料から道具までなんでも扱う店から外へと。
森ではどうしても手に入らない物を手に入れるには街に来るしかなく。
平民地区の店では相手にしてもらえない、下手をすれば言いがかりをつけられる恐れがあるために貧民地区へと。

森で奪った不要な荷物や苦労して狩った獲物を二束三文で買い叩かれ僅かなゴルドを手にして。

「安物があればいいが……」

先ほどの店では売った金額では買えるものなどはほとんどなく。
それならばと広めの路地に並ぶ露店で必要なものを探すように眺めて歩く

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にシャルレさんが現れました。
シャルレ > 日当たりのいい屋根の上。白い猫が伸びてお昼寝をしてた

三角の耳をピクンと動かし、長い尻尾の先だけたまに、動く
静かな貧民地区なら、高い建物もなく屋根の上なら日陰になることもほとんどない
あくびをしながら金色の瞳が開くと、ちょうど露店のなかを黒い人影が動いてるのが見えた

アンセル > 何軒かの露店を眺め歩き、そんなに珍しいものではないはずだと次の露店に。
そこに乱雑に置かれる商品を眺めていれば探し物、薄汚れてはいるが万能ナイフを見つける事が出来る。

「これはいくらだ?」

手に取れば刃には錆が浮いているのが見て取れるが気にもせず店主へと。
その高すぎる値段に慣れない様子で交渉を行う。
誰かに見られるなど平民地区であれ貧民地区であれ変わらず、あまりに気もせずに

シャルレ > 人と違う匂いがする…でも人っぽい
露店での買物など珍しくもない光景だけど
伸びをしながら起き上がれば、足音もなく屋根から伝い降りてくる

買物をしてる相手の後ろにチョコンと座れば
じーっと見つめる、それから

「にゃーん」(ねぇ、ねぇ)

猫のままでは人の言葉は、話せなく、それでもなんとなく鳴きかけてみた
無視されるのも慣れてる、でも人は撫でてくれるのも知ってるから

アンセル > 何度か交渉をするも相手も獣人が相手となれば値切るつもりなどない様子
仕方ないとナイフを諦めて店を離れようとすれば後ろから聞こえる鳴き声。
下がるのを止めて振り返り視線を下げれば一匹の猫が視界に入る。

「猫にも俺は珍しいか?」

答えなど帰ってこないのは判っているはつい話しかけてしまい。
確か動物にはこうする…のだったなと身を屈めて撫でようとする。
距離が近くなれば僅かに血の匂いを感じさせて

シャルレ > 腰をかがめて手を伸ばしてくれる

やっぱり、人の手は好きと…撫でてくれる手に頭を擦り付けながら
白い毛並み腰を持ち上げて背中おしりまでと
体を擦り付けたあと

香るのは血の匂い、昔にかいだことのある
身にしみてる匂い見た感じ怪我をしてるようには思えなかったけど
心配するように伸ばしてくれてる手をざらついた舌で舐めてみる

「にゃーぉ」(どこか怪我してるの?痛いとこあるの?)

指を舐めても血の味はしない、怪我したのはここじゃないのか…

アンセル > 小動物に触れるのは初めて
力具合が判らずおっかなびっくりと本当に軽く頭を撫でれば擦りつかれる事に驚き
こうして欲しいのかと猫に擦りつけられるように背中からお尻までと撫で

ほんの少しだけ胸が軽くなるような気持ちになり
撫でる手を舐められ何か食べ物の匂いでもしたのかと、舐めると汚いというように手を引っ込めて

「どうした…?さすがに猫の言葉は判らないな」

狼や犬ならわかるのだが猫はと困った笑みを見せて
血の匂いは衣服や身体に染みついたもののようで

シャルレ > 体を撫でられる、人の手とは気持ちがいいもので
目を閉じて気持ち良さそうに小さく鳴く

「にゃーん」(気持ちいいー)

舐めてた手が引っ込められて、少し残念に思う
ただ猫の表情には出ることもなく
しゃがんでる相手の周りを撫でられなくなったかわりに
体を擦り付けながらぐるっと周り

少し離れたとこで振り返り…鳴く

「にゃーん」(こっちきて)

露店の多いとこは人の目もある、路地裏の人気のないとこに連れていこうとしてるけど…

アンセル > その姿様子から猫が喜んでいるのは判る。
こうして相手が何であれ喜んでもらえるのであればうれしくなる。

もっと撫でてやりたいとは思うが野生の動物は他の動物の匂いが移れば群れには戻れなくなる
それを身をもって知るだけにこれ以上は撫でないようにとするが…
周りを回りながら擦りつくのまでは邪魔をし切れず

満足したのかと離れていく猫の姿に腰を上げて
去ろうかとする所に鳴き声

どうやらどこかに案内したいように見えて
人に誘われるならば今は警戒をする、だが猫ならばあんな思いをすることもないと思い猫について歩こうと

シャルレ > 時々、後ろを振り返りながらついてくる様子を見て
少し前をスタスタ歩く

通りから少しは言った路地裏
貧民区では、通りじゃないとこでも物はかえるけど…

通りから隠れたとこで足を止めて
振り返り、相手が来てる目の前で

ポンと光が弾けたように姿を変えて…見せたのは小柄な娘。
ニコニコと目の前で笑いながらフードをかぶって頭の白い耳を隠した

「おにーさん、こっち」

角を曲がったとこは、屋根もない地面に物を広げた露店が、数件あるとこを教える
通りの商人とは違い、種族関係なく、ブツブツ交換もできるし、お金にもできる
アンダーグラウンドな世界の一部。

アンセル > こんな路地裏に何があるのか
それが判らないままに猫に連れられて後を歩く

歩き通りから見えなくなる場所で猫が足を止め振り返る
その猫から光がはじけた様に姿が変われば驚きを見せ
その小型な少女がフードをかぶる姿をただただ茫然と見て

「あ…あぁ……」

まさか自分と同じようなものだとは思っていなかっただけに思考が追い付かないまま呼ばれるままについていき
その先にもある露店があることを教えられ、通りとは違う雰囲気の店を眺める

シャルレ > 「ここの人たちも、どこからか逃げてきた人が多くてね」

地面に広げてるのは中古のものばかりだけど
道具や材料や素材なもの…食べ物以外なら、中古品で探せば見つかるだろう

「ここなら、おにーさんの買いたかったのあると思うよ
 あっちの通りよりは、安いと思う」

どの人もフードをかぶってるけど
種族はわからない、長い爪の人もいれば魔族かなと思うし
フードが膨らんでる人がいれば獣人かなとも感じる

グレーな世界の露店たち、獣人と姿を晒してたとして隠してても
同じ扱い、相手に血の匂いがしたから狩りか襲うことをする人かと判断し
肉などもココなら喜んで交換してくれる、数すくない貴重な食料だから

「食べ物と交換もしてくれるから、お兄さんのほしいもの手に入るかも
 あ…私、そろそろ帰らないと…また、撫でてね、おにーさん」

説明してると時間を知らせる鐘の音が聞こえる
隊舎で手伝いの時間だと、気づけば…再び姿を白い猫にかえて
瓦礫から屋根に伝い上り、屋根の上を走って離れていく

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からシャルレさんが去りました。
アンセル > 「なるほどな。こんな場所もあるのか」

何度か寝床にしたことがある場所ではあるが裏にはこんな場所があるのは初めて知り
猫改め少女の言葉に納得をする

「そうだと助かる。人の世界を少し学んでないと困るものを覚えてな
安いなら節約も出来るな」

おそらくは人の目に触れたくないものが多いのだろう
どの店の店主もフードをかぶっているのを見るが仲間と見れば気にもしない

「食べ物とか?それなら次からはここに持ち込むか。
……そうか、助かったよ。またな」

鐘が聞こえたと思えば帰るという少女
案内してもらった恩があるだけに呼び止めもせず
猫にと姿を変えて去っていく姿を見送り
見送り終えれば探し物を見つけるために露店を眺めていく

アンセル > その後いくつかの探し物を見つける事が出来、それを購入して森へと帰っていった
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からアンセルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にアラミルさんが現れました。
アラミル > 久しぶりにやってきた貧民地区…どこか、彼女にとっては懐かしい空気を感じつつ、裏路地を歩く

(この辺に多いって、聞いた、けど…)

今日の目的は…ごはんももちろんだが、それは先日たくさんいぢめられてしまったことでそこそこには満たされている
なので、目的は路銀である。もちろん、バフートに行く手段は確保できているため焦る必要はないが…
しばらく表面上は人間として街を歩いてみて、やはりお金があれば交渉事もうまく進む、と判断した彼女は…娼館が多いこの地区で無許可ながら娼婦の真似事でもしてみようとしているようで
先にお金を貰ってしまえば後はふつうにごはんとして食べればいい

(……襲われることも、多い、し…たぶん、食いついてくるごはん、も…いる、はず…)

と考えながら今夜は少々装いを変え、胸元が大きく開いたワンピースとチュニックを身にまとい、足元までしっかりとこだわったコーディネートで
貧民地区では非常に浮くが…ぼろ布よりは客が取れるだろう、と思いつつ、ごはん兼お客を探して路地を歩いている

アラミル > (きょうは、だめ、かな…)

特に誰も…おいしそうな人が見つからず…今夜は仮の寝床へと、帰っていく少女であった

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からアラミルさんが去りました。