2016/11/21 のログ
■シンシア > 「思い詰めないでね?」
何かあったのかと、勘ぐるくらい。今まで聞いたことない発言に驚くばかり
重ねた手を軽く引っ張り、ちゃんと聞いてほしくて
「ソルの大事な人とか、近い人になにかあったの?
一人で守りきれないものがあるなら、私も協力するから、妹も頼ってよね?」
このまちの風潮からして、絶対の安全もない
自分でも危険を感じることは過去にもあったことを覚えてるから
「もちろんよ、でも剣士同士って、喧嘩にになったら変そう
ソルは、かわいいこ子の方が似合いそうだけどね」
彼の酔いの軽口か本音か、区別はつかないけど
頭を撫でられて金髪が月明かりに揺れる
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にシンシアさんが現れました。
■ソル・グラディウス > 「…あぁ」
酒のせいで少し素直になってしまったのか、自分でもその発言に驚き頭を抱える。
心が折れないように誰にも頼らないように強く、少し乱暴だが優しく振舞ってきた。
しかし、自分も人間だ。疲れないはずもなければ弱音を吐きたくなる時はある。
それを看破して無理をするなと告げる彼女に感銘を受け、瞳が揺れる。
重ねた手を引っ張られ、ちょっと驚きつつもしっかりと彼女の話を聞く。
「いや、単なる日ごろの疲れだ。ベッドで寝ればすぐに取れる。
…でも、何かあったらお前を頼らせてもらう。覚悟しろよ、シンシア」
頼りがいのある彼女の言葉に頷いてそう返す。
そうそうないと思うが本当に手を付けられなくなったら彼女を頼ろうと心の中で決める。
「あぁ…ちょっと前に魔剣持ちの女性と戦ったんだが…ありゃあ痛かった。
…俺のタイプは強くて頼りがいのある女性なんだがな。あぁ、美人・可愛い前提でな。」
頭を撫でつつ、自分の発言に対して軽く返す彼女を見つめる。
月明りに揺れる金髪が美しく、その姿に見惚れながら…
酔いのせいだろうか。
少し素直になって彼女を求めるように顔を近づけ、その唇に自分の唇を重ねようとする。
■シンシア > 「そう、一人で生きてる気にならないで」
彼にも人間関係があるように
自分にも向けた言葉だけど
少し強めに告げる
なんだか今夜の彼の様子が違うから
「強いって力だけの強さじゃないでしょ
ソルのタイプ通りなら闘技場の女闘士になっちゃうよ」
顔が近づけば驚きながらも、そのまま重ねることになって
■ソル・グラディウス > 「わかったよ。妹よ」
強めに告げた言葉に笑顔で返す。
自分を気に掛けてくれる人物が居ることが嬉しく、酒の勢いもあってついつい素直になってしまう。
「あぁ…筋肉モリモリのマッチョウーマンは…
嫌いではないが、添い遂げる相手としてはあまり気に入らないな」
そう笑いながら返せば口づけを交わす。
舌は入れず、唇のみを重ねる濃厚なキス。
アルコールと自分の匂いと熱い唇の熱を彼女へと伝え、両手を彼女の背に回し、ぎゅっと抱き着く。
温かい自分の体で相手を包み、夜風から守るように体を密着させる。
そのままキスを続け、数秒後に唇を離す。
■シンシア > 「ほらね、頼れる強いキレイって揃うと、そーなるよ」
女闘士に差別的なつもりはないけど
思い浮かんだのが、そのイメージだっから
笑って返す
長く感じる口づけを受け入れてると
体は暖かく、こちらも日頃の疲れがあれば
その体温に逞しさに、リラックスするように体を預けたままで
離れると視線が合い、照れてしまうように俯いて
■ソル・グラディウス > 口づけを離せば、リラックスしたように体を預ける彼女を見下げる。
逞しい腕と体温で彼女の、女性の体を抱き寄せる。
身体に当たる女性の柔らかさを感じ、少し熱っぽい雰囲気を漂わせる。
「…突然、悪かった。」
ハッと我に返り彼女から腕を解けば少し距離を置く。
いきなりこんな事するなんて酔っていると頭を抱えれば、何とか落ち着くために深呼吸を繰り返す。
酔って火照った体を収めるために夜風に当たって月を見上げる。
月を観ていれば自然と落ち着きが戻ってきて、彼女をチラッと見る。
■シンシア > 「今夜、うちくる?」
不安定なのか、このままほっとけないような気になる
静かに誘うと言うより、目を離しておけないもいう感覚
謝る様子に首を降って
■ソル・グラディウス > 「……いいのか?」
彼女の言葉を聞き、ドキッとする。
願っても無い言葉で少し嬉しくなり、それを表に出さないよう必死に隠しつつそう聞く。
「それじゃあ、お邪魔させてもらう」
謝る様子に首を振る彼女にそう告げれば、立ち上がって尻をぱんぱんと叩く。
座った彼女を立たせようと手を差し伸べ、そのまま彼女の家へと向かうだろう―――
■シンシア > 「酔っぱらいを一人にするのは、危険だからね」
心配しての言葉なら素直に聞かない気がして
冗談ぽい理由をこじつけて返す
立ち上がることに共に並び、手を差し伸ばされたら
その手をとって、ニッコリ微笑み返しながら
共に帰路へとついていく
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からソル・グラディウスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にアンブロシアさんが現れました。
■アンブロシア >
貧民区の裏手に酔いつぶれたように壁に背を預けてもたれかかってる人影がある。
元はベージュ色なのか薄汚れて色合いの判らないボロボロのローブを全身包み込む
よう確りと着込み、フードも口元辺りまで深く被り、一見して傍目から見れば
浮浪者にも見えかねない姿を晒している。
――しかしそれは人ではない。
ローブを着込んだ人間に擬態したモンスター。
深く全身を隠すようにしているのは中に蠢く触手達が零れ出ない為であり、
ヒトかと油断して近づいてくる人間に襲い掛かる為の罠でもある。
そんなモンスターは今宵の初冬並みの寒さに動きが鈍くなっており、普段ならば
足代わりの触手を引き摺り彷徨うのだが寒さで身動きが取れない状態になっている。
故に動かずじっと出きるだけヒトが通りかかりそうな場所でじっと獲物が近づいてくるのを待っているのだ。
ずる……ずる……ずずずず………
それでも耳を澄ませば聞こえるほどの小さな小さな音が響く…
ローブの中で蠢き獲物を待ちわびて昂ぶる触手達が絡み合う音が……。
■アンブロシア >
耳障りな音も路地のあちらこちらから聞こえる喧騒で掻き消され、ヒトに擬態した魔物に気がつくものはいない、
壁にもたれかかった人影を心配するものもいない……。
しかし寒さで動きが鈍ったモンスターが効率よく獲物を襲うにはただただ大人しくその場で獲物を待ち受ける形の
狩猟方法しか取る事が出来ない。
時折通りすがりの酔っ払いが手を振り、挨拶をしてくる、その時にだけ緩慢な動作で薄汚れたローブの隙間から
束ねた触手をはみ出させ、五指の如く伸びながら左右に触手を揺らし袖を揺らし、手を振る真似事をしてやり過ごす。
無視をすれば相手も首を傾げるだけで済むが、反射的な動作で手を振り替えしてるモンスターに其処まで知性はなかった。
……ぼたぼた……ぼた……
手を振り終えたタイミングで触手達の身体から滲み出た粘液が勢い良く地面に落ち、糸を引きながら地面に小さな粘液の水溜りを
生み出す。
薄暗くなければ、モンスターとばれてしまうだろう…
しかしモンスターは其処まで気がつかず、薄暗さが味方してか、気がつくものはいない。
■アンブロシア >
……ずる……ずる……ずるずる……
何時よりも重たく感じさせる何かを引き摺る重たい足音。
ナメクジのように何かが這いずり進んだ痕を残して、ボロボロのローブを着込んだ人影は壁に身体を押し付けるようにして進んでいく。
治安の悪い地区、騒がしすぎる喧騒、ヒトに擬態したモンスターは貧困地区の奥の奥へ消えていくのだった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からアンブロシアさんが去りました。