2016/10/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にリンさんが現れました。
リン > 「ここも外れか」

手にしていた小さな紙片を破いて捨て、
かろうじて形を残していたボロボロの椅子に腰掛ける。
尋ね人は相変わらず見当たらない。
なかなかこの国を離れられはしない。

脇に置いた呪いの楽器のケースが不満そうにカタカタと鳴る。

リン > 荷物から小瓶に入った酒を取り出して一口含む。
このあばら家に寄り付こうという人間は少ないらしく、静かなものだ。
慌てて発つ必要もないし、ゆっくりしていってもいいだろう。

うるさいバイオリンは足で小突いて黙らせる。

リン > やがておもむろに立ち上がる。
また明日頑張るとしよう。
……《アクリス》に与える餌も、どこかで算段をつけなければならなかった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からリンさんが去りました。