2016/09/11 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にレーシアさんが現れました。
レーシア > フードを深々と被り、人通りのない路地裏を緩やかに歩く。
軽く空を見上げてから、前方に視線を投じた。
やる気を毛程も無くしてそうな衛兵に社交用の笑顔を向け、通り過ぎる。

「――面白くも何ともないなぁ」

ただ道を道なりにそぞろ歩いていたって、鬱屈とした気分は晴れない。
どこかで一発、事件でも起きてくれたなら。
あるいはバッタリ知り合いに出くわすとか――後者はあまり好ましくないかもしれないが。

レーシア > でもこんなところを彷徨く知り合いなんていただろうか。いやいたかもしれないが、思い出せない。
ピタリと足を止めて困ったように頭掻く。
折角こんな、面白そうな所に来ているのだ。暇潰しが出来るならそれに越したこともない。
視界の端には娼館か、そんな雰囲気の一軒が見えるが、興味はない。

「……困った困った」

また歩き始める。
とりあえず適当にぐるぐる回って何か見つけてみよう。話はそれからだ。

レーシア > ぐるぐると辺りを回ってみたが、面白そうな何かは見つからなかった。
どころかむしろ、酔っ払った衛兵に目をつけられてしまう始末。

嘘を織り交ぜた言い訳で適当にこなした後、さっさとその場を後にした。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からレーシアさんが去りました。