2016/08/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にサヤさんが現れました。
サヤ > 時間を問わず様々なものが取引されるマグメールの闇市:
そこで武器を扱う露店の商品を一つ一つ注意深く確認しながら目的の物を探していた。

「売られたとすればここにあると思ったんだけどな……」

以前仕事に失敗し、誘拐された際に紛失した愛刀。
なくした場所を探しても見つからず、誰かに取られたのだろうと考え、盗品も取り扱うこの場所に来ていた。

さほど高級なものではないが故郷から離れたこの地ではなかなか手に入らない一品。
ましてやここまでともに戦ってきた武器であり。
かつ、道を究めたいと考える自分にとって簡単にあきらめるわけにはいかなかった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にカレリアさんが現れました。
カレリア > 「斬る為の剣、ですか…扱いに苦労しそうですわね」

久しぶりの王都の闇市
珍しい物があると勧められ購入した刀を眺める
叩き切るタイプの物ではなく刃は片方、突く斬るに特化してるらしいがそれ以外はよく分からない
鞘から抜き数度振る、どうなんだろうこれは

「作りは良いんですがねぇ、エンチャントの材料にでもしてみようかしら」

鞘に納め周囲を見回しながら歩く
他にも良さそうな品は無いかなと

サヤ > 「やっぱり……無いか」

いくつかの武器を扱う露店を訪れ、訪ねてみてもそれらしいものは見つからず。
落胆したようにため息をつき、人込みから少し離れた場所で木箱に腰を下ろし。
どうしたものかと考えながら人の流れを見ていればふと視界の端に見覚えのある鞘が見えて。

「ぇ?あれって、もしかして」

木箱から飛び降りると急いでそれを持つ相手のそばに駆け寄り。

「す、すいません。その武器、見せてもらってもいいですか?」

カレリア > 「っ…はい?」

こちらに急接近してくる人影に思わず警戒する
場所が場所だけに仕方ない
丁度手に入ったこれを使ってみようかと思ったがどうにも様子がおかしい

「えっと、これですの?」

見せてと言われてはいどうぞというのは油断し過ぎと思うけれど相手は女性
まぁいいかと刀を差し出す
持って逃げられないと良いなと思いつつ

「どうぞ、好きなだけ見てください。
これについて何か教えてもらえれば嬉しいんですけど」

サヤ > 「ありがとうございます!」

一瞬警戒するそぶりこそ見せたものの快く渡してくれた相手に頭を下げて感謝し。
刀を受け取ればなれた手つきで全体を確認し。
鞘から刀を抜けば刀身を月明りに照らして輝きに視線を追わせて。

「やっぱり……」

何かを確信したようにぼそりと呟けば再び刀を鞘に戻しいったん相手に返す。
しかしその目はどこか確固たる意志を持って相手を見て。

「大変ぶしつけなお願いなのですが、その刀、私に売ってはいただけないでしょうか?
先日、いろいろあり、紛失していたその刀を探しておりまして。」

カレリア > 「あら、ご丁寧にどうも♪」

きちんと返してもらえてよかった
動きを見るにこの武器について知っていると思われる
できれば色々話を聞きたいのだが

「…そうですわねぇ、これが貴方の物という証拠は何かありますか?」

真摯な態度と眼を見ればおそらく本当のことを言っていると思える
けれどこの武器は少し気になっているので意地悪な質問を

「それに失礼ですが、貴女にこれを買い戻せますか?」

武器屋で売られている剣に少し値を足したぐらいだったがそれは言わないでおく
どうするのかと首を傾げ相手の反応を伺う

サヤ > 「証拠は……ありません。
ですがその武器は私の生まれ故郷、遥か当方の地でのみ生産されるものです。
当然、扱える人間はこの街だと少数かと思います。」

相手の質問に対し、眉を下げて困ったように視線を落とす。
しかしすぐに取り直し、相手を見てはっきりと言い切り。

「お金も、多少なら用意があります。
おっしゃっていただければそちらの言い値で買わせていただきます」

もともとあまり物欲がなかったこともあり、決して多いわけではなかったが
ここまで稼いだ蓄えもあったため相手の提案に首を縦に振って。

カレリア > 「証拠がないのでしたらダメ…ふふ、嘘ですわよ♪」


あまりいじめすぎるのも悪い
どうにも思い入れも強いようだし、珍しい武器はまた次の機会という事で

「なら食事でもご馳走してくださいます?
その武器のお礼という事で」

刀を再度差し出す
真面目で礼儀正しい相手でなければこうはならなかった
食事の誘いも軽いもので断られればそれはそれで仕方ないと言った雰囲気

サヤ > 「それぐらいでいいのですか!
ありがとうございます!」

相手の提案に思わず表情にも明るい笑みが漏れ。
刀を受け取れば大事そうに抱えて深々と頭を下げる。

「なんでもおごらせていただきます!
何か食べたいものはありますか?」

カレリア > 「え、えぇまぁ…」

一瞬で快諾され少し吃驚
何でもいいと言われれば話も聞きたいので落ち着いた店がいい

「静かな場所で美味しい物がいただければどこでも構いませんわ♪
貴女とお話しもしたいですし」

刀を抱えて嬉しそうな彼女にそう告げ、一先ず歩き始める
こんな場所で目立つのもあれなので

サヤ > 「そうですね。
落ち着いた店となるとこの地区から離れたほうがいいでしょうか。」

刀を腰に差して相手の横を少し遅れて歩き。
落ち着いた店、という要望となれば貧困地区では難しいだろうかと考えて相手に尋ねる。
あいにくと食べ歩きなどあまりしないうえに、この国に来たのも最近とあり、その手の情報には疎く。

カレリア > 「そうですわね、折角なので富裕地区にでも行きましょうか♪」

あそこまで必死になるとわかればよくない事を考える輩も出てくるかもしれない
さっさと抜けてしまおう

「そういえば自己紹介がまだでしたわね
私はカレリア、一応冒険者をしていますわ♪」

歩きながら自己紹介
最近はあまり依頼をこなしてはいないがこれでも一応
冒険者なのでそう名乗っておく

サヤ > 「あ、申し遅れました。
サヤと申します。
未熟者ながら傭兵をしております。」

相手が先に名乗れば、少し慌てて自らも自分の素性を話す。
歩調を合わせ取り戻した刀の柄に手を添わせながらしてに付き添い。

「富裕地区ですか、何か行きつけのお店があるのですか」

迷わずに歩いているため、相手の行先に何か確信があるのだろうと判断して質問し。

カレリア > 「まぁ、傭兵ですか?
という事はこの国には出稼ぎにでも?」

傭兵の異国の剣使い
隣だって歩かれると護衛をされている様で安心感がある

「行きつけという訳ではありませんが、1度か2度来た店がありますの♪」

富裕地区の外れ、思っている店に向かう
創作料理が面白い店で気取っている訳でもないので入りやすい

「あとは人もそこまで入らないんですよね何故か♪」

あまり派手に店を構えている訳でもないので今日も…見回した他の客は一組ほど

サヤ > 「いえ、もともと旅をしていまして。
この国に訪れるまで、戦う以外にお金を稼ぐ方法を知らなかったもので」

相手の質問に答えながら富裕地区の店に訪れ中を見渡す。
なるほど、相手の言うように客の入り自体は少ないようだが、外れの店という感じはしない。

「いい感じのお店ですね。
私はこういったお店をまったく知らなくて」

カレリア > 「旅をですか、私と似ていますわ
やっぱり手っ取り早い方法はそうなりますわよね」

席に着き注文はいつも通りお任せ
この国に来て稼ぐために傭兵に、自分は冒険者を選んだがそれだけの違い

「この国に慣れてない内はこんな場所にまで来ませんしね
所で…その武器について聞いてもいいですか?
こちらの剣とはかなり違いがあるようですが…」

食事が運ばれるまでの暇潰し
気にはなっていた武器について尋ねる

サヤ > 「もちろん、いいですよ。
何からお話ししましょうか……」

注文を相手に任せ、席に座れば相手から振られた話に軽く返す。
武器のことを知りたいといわれると顎に手を当てて少し考える。
腰から鞘を抜いて相手に見えるようにして。

「この武器は刀といって私の故郷で作られる携行武器です。
この国であれば両手剣やブロードソードの中間に位置する武器です。
故郷には名工が作った業物と呼ばれるランクの刀もあります。
基本的には斬撃や刺突を主要な攻撃手段としますが、この刀は同種の中でも実践を意識して作られているので
この国にある似た武器より鎧を着た相手にも有効です。」

カレリア > 「ゆっくりお話しして下されば嬉しいですわ」

ふむふむと頷きつつ説明を受ける
刀…かなり実戦向きの武器らしい

「そんなこと聞くと戦ってみたくなりますわね
見た事もない武器だったので戦う姿にかなり興味がありますわ♪」

職業柄というか、戦いに役立つ知識はできるだけ得ていたい
もちろん実際に戦った感覚も

「と、料理が来ましたわね
では…いただきますわねサヤさん♪」

サヤ > 「いいですよ、今度お時間のある時に戦いましょう」

剣の腕を上げることがこの道で生きるもくてきである以上、戦いを挑まれて断る理由もなく。
両省したところで料理が来れば、刀を邪魔にならないようにどけて。

「はい、いただきます。
ん……っ、これ、おいしいですね!」

手を合わせてから料理を口に運べば思わず目を開き、笑顔をう変えて相手に言い。

カレリア > 「あら♪
それは嬉しいですわね」

思わず口角が上がってしまう
戦闘が好きなのか、それとも強くなりたい?

「でしょ♪
最初に見つけた時は吃驚しましたわ、ここにあまり来る機会がないのが悲しいですわ…」

サヤの口にも合った様で良かった
自分でも思わず食が進む
こんなに美味しいのにあまり来れないのが難点で

サヤ > 「カレリアさんは、結構お忙しいのですか?」

好調に食事を進めながら相手の言葉に首をかしげる。
来る機会ということはお金に困っているわけではないだろう。
やはり冒険者というのも忙しいのだろうかと邪推して。

カレリア > 「忙しいと言うより…現在魔族の国で暮らしているので♪」

後半は気持ち小さな声で囁く
冒険者ギルドでの依頼はそこまでこなしていない
お金が必要な時に依頼をこなしたりするだけで今は席を置いているというだけ

「魔族の国にも美味しいお店がありますのよ?
だからここまで来る機会が少なくなってしまって♪」

サヤ > 「では、カレリアさんは魔族なのですか?」

相手の声が落ちれば自分のそれに合わせて小声で話す。
この国の魔族にたいする感情は知っているが、出身ではない自分にとっては魔族に対してさほどの偏見はなく。

「そうなのですか。
では今度、魔族の国にあるお店を紹介していただけませんか?」

カレリア > 「これでもまだ人間ですわよ♪」

クスリと笑ってしまう
魔族なのかとは面白い事を言ってくれる

「構いませんわ。異国からのお客様なら妙な警戒もされないでしょうし
それに腕に覚えがあればすぐに打ち解けられるかもしれませんわよ?」

実力主義な面もある魔族の国
強く魔族を嫌っていない者であれば紛れるのも難しくない
幸い彼女は魔族に敵対心はない様なので後はその実力で決まるだろう

「良いですわねサヤさん、好奇心も強くて真面目で面白いですわ♪」

サヤ > 「あ、申し訳ない」

まだ人間であるといわれると、申し訳なさそうに軽く頭を下げ。

「では今度、折を見て行ってみます。
その前にもっと力をつけなければいけないでしょうけども」

実力主義と噂される魔族の国。
そこにいつか行くことを誓ったところで食事もあらかた終え。

「常に新しいことにも挑戦していかなければ、上に上がることはできませんから」

褒められると恥ずかしそうに頬を描いて視線をそらし。

カレリア > 「お気になさらず、外見だけで魔族かどうかは分かりにくいですもの」

やっぱり真面目だった
本当に気にしてないと伝えておく

「何なら私が紹介しますわ
これでもかなり顔は広く売っていますので♪」

上に上がる、本当に戦士気質な人らしい
この分だと力をつける為に旅を~の線が濃厚か

「なら、折角この国に来たんですし魔法にも触れる事をお勧めしますわ
使えてそんな力ではありませんし、慣れればいろいろと便利ですわよ♪」

料金をテーブルの上に置き立ち上がる
楽しい食事もできて面白い話も聞けて大満足
あまり長々と付き合わせるのも悪いだろう

サヤ > 「ありがとうございます。
ではその時は連絡させていただきます」

その時は紹介してくれるという相手に対し感謝の意を示し。

「魔法ですか、私の国にも似たような力を使う者たちはおりましたが。
ここの魔法はそれとは少し形態が違うようですね」

実際、仕事でも魔法を使う相手には苦戦を強いられていた。
使えないにしても、研究の価値はあるかもしれないと考えながら相手に合わせて立ち上がり。
相手が自分の分のお金を置くのを見れば慌てた様子で相手を制止し。

「今日は刀のお礼ですので、私におごらせてください」

そういって相手の出したお金をもって相手に押し返し。
さっさと料金を店主に払って店をでて。

カレリア > 「お待ちしていますわ♪」

連絡用の魔法を覚えてもらえればすぐに話せるし
傭兵ならこちらから探す手段もあるにはある

「恐らく技術体系が違うでしょうね、国も違うのですから当然ですわ」

お金を返され思い出す
そういえな彼女の刀のお礼だったと
楽しくてすっかり忘れていた

「ありがとうございますサヤ
ではまたいつか、今度は私がご馳走させていただきますわ♪」

頭を下げ別れを
また会えますようにと小さく呟き通りを歩いていく

サヤ > 「はい!こちらこそありがとうございます。
魔族の国に向かうときはよろしくお願いします!」

挨拶をして去りゆく相手の背中に深く頭を下げて刀を見つけてくれたことに感謝し。
相手が見えなくなってからようやく頭を上げて、また会えることを願ってその場を後にする。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からカレリアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からサヤさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 裏路地」にグローリー・コンフォートさんが現れました。
グローリー・コンフォート > 人通りのほとんどない、暗く薄汚れた路地。
そこを顔の下半分を隠すように布で覆い歩く姿が一つ。
いつものように幼い少女の孤児を探しに訪れ、視線だけを左右に向けながらそういう対象がいないかと探し。

「薄汚れていても磨けば美しくなる原石が落ちているやも知れぬからな。まぁ、貧しい者達の暮らす玉石混合の場所だけに原石を見つけるのは難しいのだが」

虚ろな表情で座りこむ者、こちらを獲物を狙うような目で見る者、卑屈な笑みを浮かべ施しを強請るようにこちらを見る者。
当たりと言えるだけの原石はなかなか見つからず、路地を歩き続けて。

グローリー・コンフォート > 早足にならないようにゆっくりと歩き、左右の路地にいる者達を値踏みするように観察。
その視線に反発する者もいて不思議ではないが、この男に手を出せばそれは即ち死を意味すると、住民達にそれは浸透していて。
隠れて彼を護衛する者達による死の制裁、それは老若男女(幼女は除く)へと降り注ぐ。

「しかし、臭いな。何度通ってもこの匂いに慣れるということは無理そうだ。
いや、最初は吐きそうになったからな。意外と慣れてきているのかも知れぬか。
仕方ないとはいえ、良くこのようなところに住めるものだ」

他に行くあてのない者、様々な事情でここ以外に住む場所がない者達が集う貧民地区。
王都の政治にかかわる者としては出来るだけ規模を小さくしていきたいが、溢れる貧民の受け入れ先を作るのも大変な仕事だけに不用意にそれも行えず。

グローリー・コンフォート > 路地を静かに歩き、暫く進み続けてふと足を止める。
道の隅、目に入ったのは座りこむ二人の幼い少女。
どうやらミレーらしくぴんと尖った犬耳とぺろんと垂れた犬耳をした少女達へとゆっくりと近づいていく。
近づく足音、顔を半分隠した不審な男の姿に震えだすも、逃げるだけの気力も体力もなくその場に座り込む少女二人。
側まで向かい、屈んで視線を合わせれば声をかけ。

「お主達、親は?家族はどうした。いない?ならば何故ここにいる?逃げてきた?何処のどのような連中から…なるほど、娼館か。
なんで娼館にいたのだ…なるほど、つまり、村が山賊に襲われて家族は殺され村人はばらばらに逃げた。運悪く捕まったお前達と他の者は奴隷として売られ…そしてお前達は娼館に売られたが隙をついて逃げた、と」

二人の話を要約すると隠れ里のような村が山賊に襲われ、家族は死んで村人はばらばらに逃げた。運悪く捕まった者は自分達を含めて売り飛ばされ、自分達は娼館に売られたが逃げ出した、ということらしい。

「だが、娼館から逃げてきたのであればお前達を捕まえようと追手が来るぞ?捕まればどのようなひどい仕打ちを受けるか分からぬ。どうだ、良ければ私のところに来ないか?少なくとも娼館で受けたような扱いはせぬし、安心して暮らせる場所を提供してやろう。このまま貧民街の底辺として使いつぶされて死ぬか、怪しげであっても私の手を取るか、選ぶがいい」

娼館の追手に捕まれば見せしめに拷問を受けるかも知れず、場合によってはミレーだからと殺されるかも知れない。
それならばまだ怪しげながらも男の言葉に賭けることにしたのか、二人の少女は男の差し出した手を取って。

「良いだろう、それでは連れていってやろう。私から離れるでないぞ?追手が来ても私が追い払ってやるからな」

正確には彼の護衛達ではあるが、安心させるように笑い。
左右の手で一人ずつ少女の手を握り、歩きだす。
その姿は貧民地区ということもあいまって、人さらいにしか見えないだろう。

グローリー・コンフォート > 向かう先は裏路地を抜けた先に停車しておいた目立たないように装飾をほとんどしていない馬車。
まずはそこまで向かうのが最初の試練、娼館の主や自分を人攫いと勘違いし見咎めた者が来るか来ないか。
今はこちらの手をぎゅっと握ってくる少女達の手を握り返し、良い拾いものをしたと布の下に隠された口元を緩め、その場を後にしていく。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 裏路地」からグローリー・コンフォートさんが去りました。