2016/07/11 のログ
シェリル > 女の子とかだったら、可愛がってから放してまたの機会をと見逃すのもありだったが。
見た目からむさ苦しい男たちが相手では、己自身が手を出す気にもなれず。餌として処分するのがいいと、あっさりと命を奪う。
蹂躙され、命を奪われゆく姿を眺めて浮かべるのは嗜虐の表情。
ここで見事な気概でも見せて抗ってくれれば、それはそれで素晴らしいというのに。口元を自由にさせてみれば、耳にする事ができるのは命乞いの声か悲鳴かの二択。

「つまらないわね」

もう少し、人間の魂の輝き的な何かを見せてくれれば成長を期待し、見逃すのもやぶさかではないというのに。
一方的に蹂躙し、自己の優越を愉しむ。それは気持ちいいが、満足感が足りない。
場末のチンピラ程度にかける期待が過大であったかしら、などと残念だとばかりに低く吐息を漏らす。

シェリル > 逆に自分を蹂躙するような猛者でも出てくれば、それはそれで愉しめそうなのにと多少の残念さを伴いながら、次第に小さくなる男たちの声と動きを眺め。

「ごちそうさまでした、と」

地面にわずかに残る血なまぐさい染み。それだけを残して、男たちの痕跡が消え去るのを見届けると、くるりと踵を返して裏路地を出ていく。
蠢く触手の群れは、その動きに連動して空間の歪みへと姿を消していき。
少女の姿が消えた後には、静かな裏路地が残るのみ。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からシェリルさんが去りました。