2016/07/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にシェリルさんが現れました。
シェリル > 娼館をはじめとするいかがわしい店の立ち並ぶ一角。
灯りも乏しい裏路地に、その場に似つかわしくないドレス姿の少女がひとり。

「襲うなら、もう少し相手を見極めないと……」

取引のある娼館に足を伸ばしたその帰り。あからさまに怪しい男たちに裏路地に引き込まれて、少女は怯えた様子を見せるどころか、呆れたように溜息をひとつ。
取り囲む男達を蔑んだような目で眺めて、屠殺するとしますかと男達の価値を軽く見積もると決め。
ずるりと、周囲の空間から湧き出した触手が湿った音を響かせながら男たちに襲い掛かる。
俊敏な動きを見せる触手は即座に男たちへと絡みつき、自由を奪い。口元を塞ぎ、声を奪う。
悲鳴らしきものが漏れたのも一瞬の早業。

「それでは、この子達の餌にでもなってもらいましょう」

こちらを得物と見て脅しにかかっていた男たちが自分たちの立場を理解して表情を恐怖に染め行くのを眺めて、クスクスと愉し気に笑いを忍ばせ。
その恐怖の表情を堪能し終えると死の宣告をし。それと同時に、触手たちが消化液で血肉を溶かし啜り、先端の顎で貪り、密着する肌から精気を奪う。無数の触手が、それぞれの形態に応じた捕食手段でもって、男たちの命を貪り消費していく。