2016/06/26 のログ
ラナルエリア > 「~♪」

鼻歌らしきものを歌いながら、入店していくものが一人。
薄紫色の髪に白いワンピースに黒いコートに身を包んだ女性のようだ。

ちなみにこの女性は、依頼をしてきたようだが、
盗賊退治の依頼をしていて、盗品を持って帰るというシンプルなものだ。

「じゃあ、取り返したから報酬頂戴ね。」
盗品らしきものを置くと、女性は壁に寄りかかり報酬を待つであろう。

「~♪」
そしてまた何か鼻歌を歌う。

リリア > (からん、と入店を告げるベルが店内に響き、一人の女性が入ってくるのが聞こえる。ちらり、とそちらに視線を一瞬寄越し)

・・・この間の。

(なんか、すごいお金持ちだった子だ。確か。正直、仕事なんてしなくてもお金別に困らないんじゃないかな、ってレベルの。鼻歌を歌う彼女を椅子に寄りかかりながらちらりと視線で追って。特になにをするのでもなく、再び待機に戻るだろう。机に両の肘をつき、指を組み、手の甲に顎を乗せて料理とお酒、まだかなぁ・・・と。)

ラナルエリア > 「~♪」

何か少し視線感じたのか、そちらをみると
見覚えのある子がいた。

しばらくすれば…報酬を貰う彼女がいた。
そして何を思ったか、貴方の所へ向かい…

「相席いいかしら?」
笑顔でそういい始めた。

リリア > ――どうぞ。

(す、と片手で席を示し、その要望を受領した。まぁ、別に断る理由も特にないし相席くらい構わないだろう。)

・・・貴女、仕事なんてする必要あるんです?あれだけお金に余裕があるのならもう無理に働く必要ないんじゃなくて?

(娯楽のついでで、というのなら分からなくもないが一晩の為にすさまじい量のゴルドを提示した彼女だ。家庭が複数年単位で賄えそうなレベルの。それだけの金持ちなんだから、態々冒険者、なんて仕事しなくても問題ないのではないか、と思う。どうして貴女は仕事をしてるの?なんて、根本的な部分を尋ねて。)

ラナルエリア > 「ん?知りたいかしら?」

確かに金持ちであるなら、わざわざ冒険者なんてしなくてもいい。
だが、彼女には理由があった。

「たまに殺してもかまわないっていう【盗賊】や【山賊】の討伐依頼あるでしょ?
それらから血を拝借しちゃったりしてるのよ。
だからと言って干からびるまで吸い付くしたら怪しまれるから
こう少しずつね…♪」
貴方だけにこう聞こえるように
そして話を続ける。
「たまーに…女山賊や女盗賊いるじゃない?
あれの場合は別の意味で美味しく頂いちゃうの♥」
別の意味で、異様に引っ掛かるが…
気になるなら聞いてもいいし、聞かなくてもいい。
「あ、そうだ。あのときは名乗れなかったわね。
私はラナルエリアよ♪」
目の前の彼女はそう名乗る。どこかで聞いたことあるかもしれないし
魔族の貴族関連に通じているなら、答えへたどり着きやすいかもしれない。

リリア > ・・・なるほど。血の確保は私達にとっては死活問題ですからね。

(吸血鬼もたまーにイライラしている時とかに八つ当たりをしにいくこともあるが、依頼として受けることは稀である。まぁ・・・ぶっちゃけイライラしてるだけあって生け捕りとかそんなめんどくさいことしたくないし、襲撃する時はそれこそ骨だけ残して後は全部喰らい尽くす勢いでいくからして。
彼女はそういう戦闘、で血を喰らうことがメインであるらしい。まぁ、この吸血鬼もそういうのは嫌いではないが少女の魔力の確保源は主に情愛。性交。――そんなものである。夢魔として精を喰らい、吸血鬼として血をいただく。夜が明ければその記憶すらも頂いていく。そんな通り魔のような手段で頂いていて。
別の意味がなにを示すかはなんとなく想像ついてるので特に聞かなかったそうな。)

ラナルエリア・・・では、ラナ、と。

(貴族とか、社交とか、腹の探り合いとか・・・そういうの、めんどくさい と、嫌い家を飛び出した吸血鬼にそんな貴族の繋がりとかそんなもの知っている訳がなかった。名乗られたとしてもそこからどこどこの家のだれそれ、なんてものに結びつくわけもなく。ただ、あれだけの資金を持つ子であるから貴族だろうな、とは想像していたけれど。)

あぁ・・・そういえば私の名前はまだでしたっけ? ――リリア、と申します。以後、お見知り置きを。

(と、柔らかく微笑んで彼女に挨拶をしよう。彼女と同じく吸血鬼もそこそこ有名な貴族の息女――なお家出娘、である。ただ――ほぼその手の社交界には一度か二度しか顔を出さず、速攻で帰ったので一応貴族の子女と言えば子女だが、知名度はかなり低いだろう。それでも知っているといえば彼女は相当顔が広いことの証明にもなるだろうが。)

ラナルエリア > 「ラナかーそう呼んでくれると嬉しいわ♪」
余談ですが、彼女自身は血よりも女性探しがメインだったりしますが
血も吸血鬼にとって大事ですが、むしろ女性の愛液も欲しいのです。

「リリア…んーちょっと待ってね。」
名前を聞いて、そういやそんな貴族がいたような?
社交界に出たことはあるが、早く一人いなくなった気配はあったが
この子だろうか?うーん…。
質問してみようか?

「リリアちゃんって社交界に出たはいいが速攻で帰ったりするタイプ?」
答えへ導けるかしら?

リリア > では、そのように。

(――ちなみに私はどちらでもいけます。老若男女、お構い無く。外観か、魂か。どちらかが美しければ美味しくいただけますとも。――いくら外面が美しくても魂が醜いのはノーサンキューですが。)


――えぇ。だってめんどくさいではありませんか。面白味もないですし、態々参加する意義が見えませんわ。

(にっこり、ととても良い笑顔でそう応えたそうな。相手が人間であれば多少は隠そうが相手が魔族ならば別に隠す必要もない故に問われれば応える。 ――ふっくらと腹を膨らませた外面が醜い者。笑顔は綺麗だが、その奥に淀んだ魂を潜ませるもの・・・少女にとってみればそれはこの世で最も毛嫌いするもの達である。それこそ、中には外面も、魂も美しい者も混じっているだろうがその大多数が少女が 醜い と判じたものである。そんなものに何故態々媚びへつらわなければならないのか。それに嫌気がさして、ヴラクリヤの白銀の姫は早々に社交界に背を向けた。)

ラナルエリア > 「あー…帰った子を見かけた気がしたけど、貴方だったのねー。」
と、なれば答えは見つかった。
この子はヴラクリヤの子だ。

うーん。買ったときにいたした時に
愛液も頂くべきだったかしらーと
よからぬ事を考えながら。

あ、余談だけど、私は見た目がいい子が好みよ。
でも流石に魂がこう…嘔吐物以下の匂いがしそうなのは遠慮しますが
山賊程度ならまだ小悪党程度だしいけちゃう。

「まぁ、リリアちゃんの気持ちは分からなくもないけどね。」
見た目は綺麗でも、魂が嘔吐物以下の匂いがしそうなのもいるし
そういうタイプほど、邪悪だったりする。
流石の私もこういうのはノーサンキュー。

リリア > ・・・よく覚えてますねぇ。私その手のモンスターハウスに出たの2度くらいですよ?

(当時挨拶にきたぶt・・・太ったおじ様の名前と顔すら最早忘却の彼方だというのに、彼女は壁の花だった自分のことをまさか覚えている貴族がいるなんて思いもしなかった。 ――ヴラクリヤの娘、なんて最早姉しか認知されてないと思っていたけれど。

これでも、美しさを愛で、自らの美貌に絶対の自信を持つ吸血鬼である。それの選定基準は魂と外観。ちょいブサでも魂が美しければ愛でるが。ただ――魂が美しくないものは問答無用で処断である。賊だったならば――義賊であれば可愛がる。生きるため、家族の為・・・そういう誰かの為に、であればからかって遊ぶ。自らの欲望の為、犯し、殺し、奴隷にして売り払うような畜生であれば処断。選定基準としてはそんな所であろうか。)

それに・・・束縛されるのはあまり好きじゃないんです。私は自由でありたくて。

(だからこうして家を捨て、一人自由気侭に冒険者稼業で生きている。時に人をからかい、人を愛で、時には鬼として人の前に立ちふさがる。自らの魂が命じるままに自由気ままに好き勝手に生きる。それがこの少女の在り方で。)

ラナルエリア > 「可愛い女の子に関してはバッチリよ♪」
ある意味変な才能であるが…。
好みであれば壁の花であれば、愛でるやつだ。

「あー分かるわ。」
私はそういうのはあんまりないから…
実際貴族のしがらみってやつは厄介だ。
それがあんまりない私の家は幸運かもしれない。

「それで冒険者してるわけね。」
貴族の家を捨て自由を選んだ目の前の少女。
その生き方を否定するつもりはない。

「ちなみにリリアちゃんのお姉様よりもリリアちゃんの方が私的に好みかしらね♪」
明るい調子でこう話す。笑顔で話すが
きっと心のそこからだろう。

リリア > まぁ、私の所は教育とか戒めとか厳しかったですからね・・・

(貴族とはかくあるべし。吸血鬼たるもの誇りある行いを。支配者として、力なきものを導け・・・etc 家の無数にある方針を押し付けられ、それを準ずることを求められ正直・・・家うっとおしかった。それもあって、家を出て冒険者としてやっていくことを決めた。なんだかんだで割りとその手のことに理解ある家族で良かった、と思う。・・・優秀な姉がいたから、かもしれないけれど。)

あら、ありがとうございます。嬉しいですわ。

(にこり、と笑って彼女の褒め言葉を受け取ろう。――そうして、談笑を続けていればやがて少女の注文したワインと料理が運ばれてくる。それを受け取り、彼女も杯でも持っていれば乾杯でも交わし酒と料理を楽しんでいくだろう。それもなくなってしまったのならば・・・ひらりと手を振って また、と別れを告げ――。)

ラナルエリア > 乾杯をし、料理を楽しんだら…

「ふふ、またね。」
去ろうとする貴方を手を降って見送り…
貴方だけにしか聞こえない声で…

「食べちゃいたいぐらい好みよ♪ふふふ♪
機会があったらあの時の夜みたいにやっちゃう?」
すっごくこっぱずかしいことを平然と
言いやがります。この魔族。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区酒場」からリリアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区酒場」からラナルエリアさんが去りました。