2016/06/12 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にクロイツさんが現れました。
■クロイツ > 日も暮れた頃の時間、ぼろ屋の並ぶ一つの建物から眠そうな顔で外にと出れば大きく背を伸ばし欠伸を一つこぼす。
眼をこすりながら周囲を見ればこの辺りに住む他の住人が見え笑みを浮かべれば軽く手を振る。
「や、おはよ。良い夜だね」
少年の言葉に周囲からはそれを聞きなれた様な苦笑や笑い声が聞こえる。
平民地区にあるねぐらに比べれば隙間風も酷い場所ではあるがここはここで悪くはなく、こうやって身なりや柄も良くはないが話せばそれなりに楽しい先客もいる、そして……
「それじゃちょっと出かけてくるね。もしかしたら数日戻らないから泥棒が入らないか見といてね。食料なら好きにしていいからさー」
近所の住人に告げればぼろ屋に背を向けて路地裏にと繰り出す。
それなりな報酬さえ払えばきっちりと留守を見てくれる何気に義理堅いご近所に感謝しながら面白い事を探して路地裏を目的無くぶらぶらと歩く)
■クロイツ > 「あ、今日はここでやってるんだ」
裏路地をいくつか渡り歩き角を曲がればおいしそうな匂いと沢山の人。
近づいてみれば炊き出しをやってる様子にここでご飯を食べていこうと炊き出しに並ぶ列の比較的短いもに並ぶ。
「今日はどんなメニューなんだろうなー」
平民地区に行けば普通に食べられるだけお金はあるが炊き出しは食堂とは違う意味で美味しく、メニューも決まってはいるが量もある。
早く順番が来ないかなと楽しみにしながら少しずつ進んでいく列に続く。
■クロイツ > 「やっと順番がきたよー」
それなりな時間を待てばやっと来る順番。
近づけばそれがジャガイモを焚いた匂いだと判りお腹が音を立ててしまい少し恥ずかしそうにする。
炊き出しをしている女性から沢山スープの入った器を受け取れば笑顔で礼を告げて列を離れる。
器を手に人の少ない場所を探し、置かれている廃材に腰を下ろし美味しそうに食べ始める。
■クロイツ > 「ふぅ、ご馳走さま」
ゆっくりと味わうようにイモのスープを食べ終えれば器を返却し路地裏の散策にと戻っていく。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からクロイツさんが去りました。