2016/05/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 宿屋街」にレスターさんが現れました。
レスター > 貧民地区の中でも更に安宿が並ぶ場所。
正直言えば、屋根と壁がある以外はその辺の裏路地と変わらないような場所。
黒尽くめの男が、そんな場所をゆっくり歩いていた。

「はァ――……ここなら、宿が取れると思ったんだがなァ」

ぼやく声が響いた。本音で困ってる響きでもないが、困ったものは困った。
懐の路銀を確かめる――までもない。ゼロだ。
とりあえず、というように煙草を一本銜えて、火をつける。
その辺りの露天で売ってる“吸えりゃ良い”というレベルの安物。
ちなみに、最後に残った路銀の行方でもあった。

レスター > じりじりと音を立てて短くなっていく煙草。
ふー…と吐き出す声に混じって聞こえるのは、路地の向こうの喧騒。
物取りか、争いか、それともそれ以外の何かか。

「やれやれ、皆、元気だねェ…」

もう少し空腹で無ければ、参加するのも吝かではない。
でも、今はやめておこう。腹は減ったし、争ってるのは多分男同士だ。多分。
だったら――まあ、どっちが死んでもいいか。
そんな風に結論づけつつ、なんとなく足はそっちの方に向かう。
どうせ今夜は野宿確定だ。その前に暇つぶしも悪くない。

レスター > 歩きながら、銜えていた煙草を地面に投げ捨てて、靴先で踏み躙る。
争う声はもうじきだ。

「さて、黙って見物で終わりますように。
ま、死ななけりゃどっちでもいいんだが。」

なんて心のこもっていない独り言を最後に
その足取りは裏路地の中へと消えていった――。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 宿屋街」からレスターさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にレヴィさんが現れました。
レヴィ > 「これで終わりッスね」

大振りのナイフを拭き抜き血を払えば鞘にと納め路地裏から抜け出す。
遠目に伺う様な視線は感じるがそんなものは気にせずに頭の後ろに腕を組めば軽い足取りでその場を離れる。

「こういう時は便利ッスね、本当に」

背後で路地裏に入っていく複数の気配を感じながらも振り返らず。
仕事とはいえ始末した遺体は直ぐにでも身包みを剥がされ身元不明となってしまうだろう。

後始末の必要がない楽さに気をよくして後はのんびりと平民地区に向け足を進める

レヴィ > ギルドを通せない個人の依頼を終えてしまえば気負うものはなく。
しかも前金で報酬も貰っているので後は依頼人の所に文を投げ込むだけ。
これは明日でもいいかと頭の隅に置き迷う様な足取りで何度か同じ道を歩き貧民地区を進む。

「後は面倒ごとなく帰れたらラッキーッスね」

念のためと周囲に気を配り歩く速度を落として

レヴィ > 「一気に行った方がよさそうッスね」

足を止め周囲を見回せば一気に建物の屋根にと飛び上がり。
そこを駈け平民地区へと一気に駆け抜けていく

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からレヴィさんが去りました。