2016/02/12 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にカレリアさんが現れました。
カレリア > 黒い少女、そう呼べる出で立ちの少女が一人路地を歩く
一見場違いとも言える少女だが貧民地区に来るのはこれで何度目の事か
しかし今日はいつもと違い私用ではなくきちんとした理由があってここに居る

「どこの物好きなんでしょうね、こんなクエストを依頼した方は…」

手に持ったクエストの概要を示した紙に視線を落とす
そこに書かれている内容は貧民地区における警邏、並びに犯罪者の捕獲又は排除…本当にどこの物好きがこんな事に金を出すのか
ハッキリ言って怪しいが正式なクエストなのだから考えても仕方ない
散歩と変わらないのだから手早く終わらせようと路地を進む

カレリア > 「さて…このまま散歩をしていただけで完了してもらえるといいんですが…」

手頃な成果があればいいのだが、それも今は望めない
道すがら誰かが襲われていることもなくかといって自分が襲われる気配もない
平和…貧民地区の路地裏でこれほど似合わない言葉はないのだが、今はそうとしか言い表せない

「反省でもしたんでしょうか…?……いえ、それはないですわね」

そんな殊勝なことが考えられるならそもそも最初から悪事は働かない
つまり…今夜は偶然平和であったのだろう
他の者にとっては幸運だが今の自分には不運としか言いようがない

カレリア > 「ふむ……このままでは埒が明きませんわね」

暫く歩いてみたが何もない、悪漢も危険な者も居らず助けが必要そうな事も何もなかった

「仕方ありませんわね、出直すしかありませんわ。」

ため息を漏らし路地の出口へ向かう
ギルドへの報告を済ませるため、さっさと体を洗いここの臭いを落とすため

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からカレリアさんが去りました。