2015/12/01 のログ
マルクトピ > 「んっ…!」

気合はともあれ、受ける威力は見た目相応のもの。
それでも彼女は一度よろけそうになっては足を踏み直し、確かにクラウディアの一発を3つ。受け止める。

「……ふぅ~、確かにお受け取りしました~。見た目相応な、”ふつー”な一撃でしたね~。」

大した威力も受けず、大金を受け取ったからか上機嫌に残酷な感想を返すと、
これで、終わりでしょうか~? とクラウディアに尋ねる。

クラウディア > ふー………
(3回パンチしたあと、余韻を取り去るように手をプルプル振る。
 やってやったぜ、みたいなどや顔だった。)

見た目相応か…そっか…
(無慈悲な回答に、露骨にテンションが下がる。
 しょんぼりした顔で、相手の問いかけに頷いた。)

も、もう少しこう、痛かったとか、そういうのはないのか?
あとからダメージが来る、みたいなやつ…
(必死に相手におねだりする。 もちろんただのお子様パンチにそんな威力はないのだが。)

マルクトピ > 「う~ん……ないですねぇ~。」

あまりにも無慈悲。 ばっさり。 取り付く島もない。
むしろ眉尻を下げて ごめんなさいね~ と謝ってくる/追い打ちをかけてくる始末。

「あ。でもでも~、きっと、もう数年もすればとっても強い”一発”になると思います~。
 勢いも、姿勢も良かったですから~。」

そして、クラウディアの事情を知らないからこそ彼女は慰めの言葉で締めくくった。

クラウディア > ないかあ~。
(相手の口調につられて自分ものんびりした感じになるが、
 悲しみレベルは非常に高かった。 しかも謝られた。
 もと冒険者のプライドはただでさえ粉々になっていたが、
 粉末状にすり潰される感じである。)

そ、そうな、もう数年すればな……。
と、ともかくありがとうな…。 さすがやられ屋さんだな、
ちゃんと見るところは見ているんだな。
(優しい彼女の言葉に、力なく笑うしかなかった。
 それでも元気を取り戻して、彼女の観察眼を褒める。)

マルクトピ > 「こうして過ごしていると、本当にいろんな人に出会いますから~」

今では武神と呼ばれた方にもご利用していただいたこともあるんですよ~。
と、楽しそうに頬に手を当てて笑う。 クラウディアの心情に一切気づくこと無く、笑みに笑みを返す。

きっと、この調子だとこちらが怒っていても笑みを浮かべていそうだけれど。

「それではまたのご利用、お待ちしてますね~。
 しばらくはこの国に滞在してますので、ストレスがありましたら、ぜひご利用ください~」

そう言ってやわらかな表情のまま、ひらひらと手を振って去っていく。

どうやら河岸を変えるようだ。
ゆらゆらふらふらと、『やられ屋』は歓楽街の方面へと歩いて行った……。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 浮浪街」からマルクトピさんが去りました。
クラウディア > まあそりゃあそうかもしれんなあ。 武神…
(この世に武をもって名を成す連中はたくさんいる。
 自分だって名前を何人か聞いたことがある。
 まあそれはともかく、だ。)

おう、お疲れ様。じゃあ俺も引き上げるか…
(パワーも技術もなくなっている。自分はただのお子様だ。
 まあ、変化や死に強いのを「ただの」と言っていいのかはわからないが。
 ため息を一つつくと、酒場に戻っていった。)

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 浮浪街」からクラウディアさんが去りました。