2023/06/24 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城/中庭」にトレイルさんが現れました。
トレイル > (渡り廊下から出て、少し歩いたところにある中庭。
夜だが城から漏れる灯りで人の影が出来る程度には明るいそこの
日中ならランチボックスを広げて和やかな昼食を取れそうなテー
ブルに、突っ伏すようにしている男の姿があった。
溜まりに溜まった書類仕事がようやく終わり、帰宅しようと仕事
部屋を出て歩いていたが、軽い立ちくらみを感じて中庭で一休み
をしようと椅子に腰かけた瞬間、ぐったりとテーブルへ上体を預
けるように身を投げ出す体勢になってしまった)

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、もぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ
仕事が多すぎるぅぅぅぅぅぅぅぅ……もっと書類仕事の出来る人
材を集めてくれればいいのに、片付けても片付けてもわんこそば
みたいにお代わりの書類がきて、6日間も城から出られないってど
ういうこと……?しかもあちこちおかしな書類が多いのは本当に
辞めて欲しい……訂正する方の身にもなって欲しいよ」

(不正をしたり仕事を適当にしてミスだらけの書類を作らないま
ともな文官、というのが城には少なすぎるのでは?もうちょっと
誠実に仕事に向き合う人材を補充して欲しいと、切に願ってしま
う。けれど、王族や貴族に言われてしまえば逆らうのは難しい為
に、不正がしたくてしている訳でもミスをしたくてしている訳で
もない同僚がいるのを知っているだけに、上の腐敗をどうにかし
て貰えないとどうしようもなく。
それを言う相手も訴える相手もおらず、寧ろそれをしたら自分の
首が飛んでしまう。場合に寄っては物理的に。そう思うとどうし
ようもない、と深くため息を零してしまう)

トレイル > 「そもそも、一人の人間に割り振る量じゃないよ。
書類の中身をチェックして、数値のチェックをして、以前の資料と
照らし合わせておかしいところがないかを確認して、問題があった
ら前の部署に戻しに行って説明して。
素直にミスを認めてくれない人もいるし、説得するのもまた時間が
かかるし、ああいうのって責任者に渡して割り振り直して貰うって
出来ないのかな。
しかも、実家の爵位を持ち出すのまでいるからややこしいし。
そもそも実家を継げないから文官をしてるんだろうに、実家の名前
を出しても意味ないだろうに……あー、思い出すと腹が立つ」

(自分もまた三男で実家を継げない為に文官になった口で、その際
に実家の名前を出すな使うな、と厳命されている。
文官の仕事にいちいち身分を出していたら仕事が進まないというの
に、それを持ち出す輩のなんと多いことか。
もっとも、それをした文官はのちのち実家に報告されて、実家から
のお咎めがくることもあったりするので、こっそりざまぁみろと
想っていたりする)

トレイル > 「……そういえば仕事を押し付けてくる奴
ってどうにかならないかな。
見たら分かるだろ、こっちも仕事を抱えていて忙しいって。
それなのにこれもお願い、って無茶いうなっていうんだよ。
忙しいんだって、見て分かるだろって、寧ろ同じ立場だろって。
それなのに手伝えとかこれしてとか、何を考えてるんだ?
自分が忙しいときにそれを言われたらどう感じるかくらい想像して
ものを言えっていうんだよ。
忙しくなかったら手伝うけど、忙しいんだから無理に決まってる
だろうに……本当に何を考えてるのか、訳が分からないよ」

(書類を左右に積んで必死で捌いているのが見て分かるだろうにそ
れでもこれも、と言われると殺意が湧いてしまいそうになる。
もちろん、表情には出さないもののごめんなさい、と言うと不機嫌
そうになってなんで出来ないのかをしつこく聞いてくるのは何なの
か。忙しいって言ってるだろうが、分かってくれよ、とは言えない
ので申し訳なさそうにするしかないのだけれど。
手が空いていたら手伝ってあげるけど、忙しそうにしてるの分かる
だろうに……本当に疲れる)

トレイル > (ぶつぶつぶつぶつ、ぶつぶつと。
まるで心の澱みを吐き出すかのようにテーブルに突っ伏した状態で
恨み言を呟き続ける。もちろん、誰にも聞かれないように小さな声
で、である。
普段の疲れなら、こうしてる間に眠気が襲ってきたりするのだが今
日は疲れすぎてて眠れないようで、疲労で立ちくらみがしたという
ことは眠るのではなく、家に帰って横たわったら気絶に近い形で意
識を失ってしまいそうだ。
明日は貴重な休みなのだけれど、恐らく、夕方近くまで眠り続けて
しまって、起きても身体がだるくて動けない感じになるだろう。
それでも、休まないよりはマシなので、少し休まった体に鞭打って
立ち上がり、城を出て自宅へと戻っていった)

ご案内:「王都マグメール 王城/中庭」からトレイルさんが去りました。