2023/05/07 のログ
ご案内:「王城2 大広間」にツァリエルさんが現れました。
■ツァリエル > 王城は今日も今日とて享楽に耽る、酒池肉林とも言える宴を催している。
夕暮れが過ぎ、夜に差し掛かる頃になっても王侯貴族たちの宴は終わらない。
むしろそこに渦巻く淫蕩な熱と、裏側ではびこる権謀術数、あるいは企みや情報戦はますます過激になっていく。
ツァリエルはしばらく王城にて過ごしてはいるものの、いつになっても
このような場所にはなれることが出来ないでいる。
帝国や辺境のミレーや人種の違う奴隷を連れてきては、
戯れに貴族たちと交わらせたり、宴の余興と称して卑猥な衣装で踊らせたり。
豪勢な料理も酒も、自分には馴染まなかった。
早々に理由をつけておいとましようかと思っていたが、それも
自分を擁立する貴族にとってはマイナス点になるらしく、下々のものに見張られているらしい。
結局この場を抜け出せず、やや疲れた面持ちで、唯一風の当たるテラスに避難していた。
涼しい風が吹き抜ける、よく手入れされた庭園が見える。
ここでならあの熱狂から自分の身を守れる気がした。
ご案内:「王城2 大広間」からツァリエルさんが去りました。