2020/09/30 のログ
■シュバルト > また読書の再開。
アロマキャンドルに火を点す為に置いた小説に手を伸ばすと、栞を挟んでいた場所から小説を読み直す。
お話は有り触れた実らぬ恋の物語、騎士と姫が其処に騎士に憧れるメイドが居て、姫に憧れる従者が居て、そこで発生する殺人劇と勃発する戦争。
著者は無名ではないが、有名でもない。
何か色々と手広く書いている印象がある人物らしい。
著者近影的な挿絵があったが、何ともかんとも。
さて足を組みなおす。
片足の膝の上に片足を乗せて王城にあるまじき座り方ではあるが、客が来ないのだから仕方がない。
こない客に緊張しても仕方がないと一つ大きく溜息を吐くのであった。
にしても、同業者の部屋にも誰か入室した気配がないが、宴の方は大盛況で此方に足を運ぶ暇などお歴々にはないのだろうか。
誰も来ない時間が只管に過ぎる。
そのうち読む小説が無くなり、タイミングよく今宵の宴の終了を告げる使者が訪れる…。
ご案内:「王都マグメール 王城/客室」からシュバルトさんが去りました。