2020/06/04 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城 中庭」にギュンター・ホーレルヴァッハさんが現れました。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > 夜の帳が支配する王城。とはいえ、悪趣味な王侯貴族達に取っては夜になってからが一日の始まりとも言えるのだろう。
そこかしこの部屋では。或いは、趣味の悪い魔力収集を行っている地下では。ハイブラゼールもかくやという様な宴が繰り広げられているのかも知れない。
一方、夏の訪れを感じさせる様な色合いの植物が咲き乱れる中庭は至って静かなもの。
その一角にある東屋に腰掛ける少年も、至って静かに――
「……何というか、邪道ではあるが反乱軍だの盗賊団だのの味方になってしまいたいな」
もくもくと紫煙を吹かし、疲労の滲む表情で静かに物騒な事を呟いていた。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > 内心思う所は在るにせよ、一応は王国の支配者層に位置する立場にあっては、連日連夜意味があったり無かったりする会議だの談合だの打合せだの夜会だの。そういった諸々に参加しなければならない。
最近は休暇を取る余裕も無く、そろそろ社交スマイルで表情筋が固定されたのではないかと思う程に笑顔を振りまく日々。
「……久し振りに、王都のカフェとやらにも行きたいんだがな…」
王城で甘味が食べられない訳では無い。
しかし、民草に交じってのんびりと菓子に舌鼓を打つ時間くらいは欲しいなと溜息を吐き出す。
最近は夜遊び――と言う名の同胞が開く淫蕩な宴――にも顔を出していない。色々と欲求不満だろうかと、甘ったるい紫煙と共に溜息を吐き出した。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > 兎も角、まだ仕事が片付いた訳では無い。
深々と溜息を吐き出すと、紫煙を燻らせたまま少年は立ち去っていくのだろう。
ご案内:「王都マグメール 王城 中庭」からギュンター・ホーレルヴァッハさんが去りました。