2020/05/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城地下【イベント開催中】」にマデリンさんが現れました。
■マデリン > 休息を許されたのは、ほんの数刻のことだった。
そもそも、暗くてジメジメしたベッドすら無い石造りの小部屋で、
後ろ手の拘束すら解かれず転がされていただけなのだから、休息になる筈も無い。
時間だ、とか何とか口々に言いながら、数人の兵士が部屋へ踏み込んできて、
己の意思など無視して左右から腕を絡ませ、吊り上げ、引き摺るように連れ出そうとする、
彼らを睨みつける己の顔色はきっと、不自然なまでに赤みを残しているだろう。
浅く乱れ切った息遣いも、申し訳程度に薄物で覆われた肌の火照りも、
明らかに、搾取された余韻を、ダメージを丸ごと残しており。
「や、………む、り、もっ、無理だ、って、ばか………っ、
こ……れ、いじょ、イジられ、ても………っ、
なん、にも、出ない、ってぇ、えっ―――――っ、っ、」
抗う声も掠れがちで、兵士たちの下衆な笑い声に掻き消されてしまうほど。
いやいや、搾れば出るだろうよ、だとか、勝手なことばかり。
自力で行使出来ないとは言え、爪や髪のひと筋さえ、魔力で錬成された器であるから、
当然、これだけの小柄であっても、驚異的な量の魔力を搾取出来るのは道理。
暴れようと、身を捩ろうと、連れ出されて運ばれる先は、悍ましい魔導機械の置かれた大部屋なのだろうが――――。
■マデリン > 闇雲な抵抗はどれも意気込みのみで終わり、再び繋がれるのは新たな機械。
身体のあちこちへ装着される部品、猿轡は煩い喚き声を封じるためか。
ともかくも、そうして、搾取の時間はまた始まるのだった、と―――――。
ご案内:「王都マグメール 王城地下【イベント開催中】」からマデリンさんが去りました。