2020/05/03 のログ
アンヤ > 信徒、信者、祈り、詠唱、なんとやら。
負の感情や陰気を喰らわなくても、そこはそれ。
是でも精霊より少しは上位に値する存在であるからして、人々からそんな物を得られれば、それはそれで生きながらえる。
――…なので人に協力するのは吝かではない。

だけども請われずに顔をだすのも好きじゃあない。
天邪鬼、と其処に行き着くことは無いが基本的に良くない存在であるべきだと自分は思う、それに負の感情の方が何倍も祈りより感謝の言葉より甘露である。

なので
負の感情が枯渇するのも困る。
かといって進んで人に協力するのも嫌だ。

「ああ、でも面白い方がよいのう……。」

背筋をぴんっと伸ばして一つ頷く。
気紛れにもし協力してもいい、と思う人間が居たら協力しよう、それがいい、そうだそれにしよう、と1人でぼやいてヘラりと軽薄そうに笑うのであった。

アンヤ > スゥっと軽薄そうな笑みを消して真顔にすると、口の中で舌打ちを一つチッと打ち鳴らしてから、頬杖をつくのを止めてもたれ掛かっていたテラスの手摺から離れると、大きくつまらなそうに溜息を吐き出す。

「是は酒でも飲まんとやってられんな……。」

暇が何よりも苦手な人影はテラスに足を踏み入れた時と同じようにふらりと、テラスを後にする。

ふわりと微かな花の香りを残して。

ご案内:「王都マグメール 王城2【イベント開催中】」からアンヤさんが去りました。